かなり大きな発見をした。でも、いまは言えない。
さすがにコレをネット上にアップしてしまうと、たぶん釣れる魚が激減すると思う。
そう思えるくらい、自分のなかでデカい発見をしてしまった。
もくじ
【釣行記】津久井湖釣行。今後のバス釣り人生を左右する重大なポイントを発見したかもしれない
ここ最近は津久井湖がアツいらしい。
50アップが連発&アベレージ大量水揚げ!…といったカンジで、いい思いをしているアングラーが目立つ。
しかし、個人的にフィーバー中のフィールドにはあまり興味がない。「いつもの津久井湖」で釣ることをステータスにしているからだ。
などと言いつつ、途中で「やっぱ濁っているときに来ればよかったよぉ〜(涙)」と考えることもあった。性格が捻くれすぎてて困る。
ただ、年間釣行の8割は「釣れない津久井湖」を相手にすることになるため、タフなときにも釣れるウデがあったほうが、通年をとおして満足度が高くなるとは思う。
僕は、ほかのアングラーのようにひと月に何度もレンタルボートに乗れない。せっかくの1釣行を大切にしたい。
それはさておき、この釣行で大きな発見をした。
具体的にどんなことなのかはまだ秘密だが、自分のなかの”レンタルボートの釣り”が大きく変わる予感がする。
大まかなことだけは後述するけど、より確実なものだとわかったら今後、当ブログで紹介しようと思う。
今回のテーマ:立ち回り・ライトリグの練習・確率論
「つまらない舞台俳優というのは、稽古・本番中でも”課題・新たな目的”を持ち込まない人種のことをいう」
これは僕がプロ俳優時代に学んだことなのだが、バス釣りの釣行においても通ずると思っている。
趣味においてはなかなかストイックな考え方だといえるが、なにも考えないよりはいいのかな、と。
ということで、今回の釣行に持ちこんだ課題は以下の2つ。
●立ち回りの改善
●ライトリグのトレーニング
●「オリキン式 確率論」を意識してみた
スピニングのトレーニングで感じる「津久井湖ブームの残骸」
ライトリグのトレーニングを行った。
見えバス(小バス)はフィネスルアーにも怯えていた。小型ワーム・虫系ワームが着水しただけで一目散に逃げていく。
ここ最近の津久井湖ブームで相当叩かれているのだと知る。
昨今の津久井湖ブームの影響は、なんだか考えさせられるものがある。
自分の釣りにどうライトリグを取り入れていくべきなのか、あるいは取り入れていいのかどうか、よくわからなくなってしまった。
フィネスリグを使い、見える小バスを必死になって追いかけている自分。
ふと客観的になり、自分がボウズ回避の欲望に飲まれているということに気がつく。
そういうことをやっているときは楽しいんだけど、その反面、どこか心苦しさもある。
脳からドーパミンが出ているのがわかるし、「本当はオレがやりたいのはこんな釣りじゃない」と訴えかける本心を誤魔化している自分もいたり。
他人に認められる釣りではなく、他人に勝つ(あるいは負けまい)とする釣りでもなく、自分を喜ばすために生きた方がいい。
まぁ結局は自分が楽しむためにライトリグの練習をしていたのだが、さすがに行きすぎた食わせの釣りまで手を出さなくてもいいんじゃないか…と思うこともあった。
そのままライトリグを継続するのは罪悪感があったので、いつもの「巻いて・撃って」のスタンダードな釣りに切りかえることに。
(エスケープツインばっくり食べている30cmくらいのバス)
アベレージサイズを2本(30cmくらい)釣って終了。
津久井湖ガイドの方もアベレージ数本くらいとのことで、状況はややタフだったようだ。
ともあれ、エスケープツインのビフテキ、テキサスのフリッピング…という、いつもの僕のスタイルで釣れたのはめっちゃ嬉しい。バルキーワームで釣れると満足感◎。
タフななかでも、立ち回りやエリア選定さえしっかりしていれば、王道スタイルで釣れるんやなぁと痛感した。
ライトリグを出せば釣れるというワケでもない。ここがバス釣りのオモシロイところでもあり、難しいところでもある。
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立ち回りを大きく変えてみたら大きな発見があった
一般的なレンタルボートの立ち回りは、「釣れるエリアを特定し、午後からはそのポイントに時間をかける」というのがセオリーだと思うが、どうも上手くいかず。
ということで、立ち回りを大きく変えてみたところ、今後を左右するレベルの発見をした。
もしかしたらエキスパートには当たり前な内容かもしれないが、自分のフィッシングライフを大きく変えるポイントになる…と思う。
【関連記事】
1DAYアングラーが日本のメジャーフィールドで安定した釣果を出すための方法についての考察はこちらで読むことができます↓
難しく考えすぎず、まずはシンプルな立ち回りをする
核心的な部分はまだシェアできない。
しかし、それでは読者さんをタイトルで釣っただけになるので、「これだけは絶対にハズしてはならない」という部分だけを書いておきたい。
大まかに挙げると、「魚が濃いエリアで釣りをしよう」ということと、「動きすぎず、キャスト数を増やそう(確率をあげよう)」ということ。
至って当然のことなのだが(すみません)…実際にフィールドに立って釣りをしてみると、これがまたなかなか実行できない。
釣りの最中、余計なことや小難しいことばかりに気を使ってしまいがち。
たとえば、
●こっちのルアーのほうが釣れるんじゃないか
●色がどうたら
●ほかのアングラーはあっちで釣った
●ここは水温がどうの・あっちに比べたらうんぬん
●水の色が〜
などなど。
魚を探すためのマインドと、釣るためのマインドは違う。
ものすごくシンプルに考えたほうが良いんだなと。
「ルアーの種類・カラー・アプローチ」は、釣れるであろう魚がいるポイントを発見してから考える要素。
「水温・ベイト・地形」は、ルアーに反応する・ヤル気がある魚を発見するために考える要素。
釣りをしている最中は、どちらもいっしょくたに考えがちだった。
サカナを釣るための釣りと、サカナを探す段階の釣りは、同じようでいて実はかなり違うのだと再確認。
オカッパリでは、目の前に居るであろうサカナを「どう食わすか」の釣りになりやすい。
とくに小規模の野池の場合、サカナを探すための釣りかたやマインドが身につかない。どうやって食わすか…のアプローチ面ばかり考えてしまいがちだ。
レンタルボートの釣りでは、それだけに偏っているとよろしくない。
ただ難しいのは、マッチしたルアーじゃないとチェイスすらない、という部分。
ある程度は「釣れる確率が高いルアー選びとアプローチ」が定まってないと、そもそもチェイスすらない。
バイトが見込めるであろうルアーを使って、スピーディにエリアを回るのがいいですな。
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野池の釣りは「管理釣り場(閉鎖水域)」。ボートとはいろいろ違った
オリキン式「能率化メソッド」を実行してみた
折金一樹氏の著書「オリキン式 バス釣りを能率化する68のメソッド」には『確率論』が紹介されている。
この本を読んでから、自分の考えかたがかなり変わった。
津久井湖や野池などさまざまなフィールドで試してみると、ぶっちゃけほかのアングラーに買ってもらいたくない…と感じてしまうほどである。
キャスト数と、”分母”を意識できているか
著書内では「具体的にどのくらいのバスが居て、どのくらいルアーを投げればヒットするのか。自分のキャスト数を数えろ」と書かれている。
僕はいままでキャスト数がめちゃくちゃ少なかったため、釣れる確率の”母数”そのものが少なかった、ということに気付かせてくれた。
たとえば、「このエリアには魚が居そうだからスローダウンしよう」というとき、これまではキャスト数が10~20回くらいしか刻めていなかったことに気づく。
しかも、1エリアあたりにかける時間が極端に短い。30分くらいだった。30分くらい投げたら「このエリアはダメっぽい」と素早く見切っていた。
僕のホームである”野池のおかっぱり”では、1エリアに対して10~20回くらい投げれば結論が出るため、へんな癖が身に付いていたんだと思う。
今回の釣行では、”いいエリア(釣れる確率が高いであろうエリア)”でキャスト数を増やす、という努力をしてみた。
具体的な数としては、30分で30キャストくらい(ワームの釣り)で、1時間あたり60キャスト前後。
1時間(キャスト数60回)ほど投げて、チェイス1回、ノーバイト。
後ほど入りなおし、アプローチを大きく変えてみたところ、30回くらい投げたら食った。
1/60でチェイスが一回あるなら、より正確なアプローチなら1/30~40くらいで食うんじゃないの…みたいな感じ?
なるほど、上手いアングラーはこういうことを頭のなかで計算しているのか、と学ぶことができた。
「オリキン式 バス釣りを能率化する68のメソッド」は、バスを釣るための確率をあげるには有効なアプローチを数多くこなすことが大事だ…と学ばせてくれる。
初級者アングラーには全くおすすめできないけれど、中級者くらいの人で上達をしたい人なら絶対に読んでおいたほうがいいと思う。釣りの考えかたがめっちゃ変わる。
でもなぁ、個人的にはあまり声を大にして紹介したくないんだよなぁ。自分だけの良書にしておきたい…。
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まとめ:【釣行記】津久井湖釣行。今後のバス釣り人生を左右する重大なことを発見したかも/ オリキンの「確率論」を試してみた / 津久井湖ブームの残骸
この度の津久井湖釣行では、大きな収穫があった。
釣果自体はパッとしないものでだったが、得られたものはデカい。
「最近、釣果がイマイチなんだよなぁ」というときは、過去の失敗行動をかえるための工夫をしてみたり、新たなメソッドを取り入れることでマンネリが打破できる。
今後も自分なりの課題を持ってバスフィッシングに取り組んでいきたい。