ノリーズ「バイトバスリキッド”エビ”」
ノリーズプロスタッフの伊藤巧氏の「タクミ漬け」がキッカケとなり、一躍ブームになったのは記憶にも新しいです。
現在、伊藤巧氏は当アイテムを使いつつ、アメリカのトーナメントで活躍中。
一生、心の中にしまってスモールマウス釣りでいい思いをし続けようと思いましたが、今日言います。
僕はスモールマウスはECOGEAR AQUA熟成シリーズにアクアリキッドとバイトバスリキッドエビを7:3の割合で漬け込み、ほぼ誰も食わせられないデカスモールを釣りまくってます。 pic.twitter.com/KijQotxIxj— Takumi Ito 伊藤巧 (@takumi_no_oheya) July 21, 2021
個人的には「さすがにプラシーボ(思い込み心理)とかビジネスでしょ。フォーミュラーとか信用できない」などと疑っていたのですが、ミーハーな心が僕の購買意欲を刺激してきたので、つい購入しちゃいました。
実際に1年くらいかけて試し続けてみたので、インプレを紹介します。
もくじ
【1年使ったインプレ】ノリーズ「バイトバスリキッド”エビ”」を試し続けた結果…
普段使っているワームにノリーズ「バイトバスリキッド”エビ”」を使用しつつ、仕上げはダイワのアミノパウダーを添加。
この組み合わせで、だいたい1年くらい試してみました。
結果としては、「使ったほうがいいと思う。使わないよりは使ったほうがいい」というなんとも曖昧な結論に至りました。
ワームオイルのメリット:アングラー側のモチベーションをあげる
正直なところ、ワームオイルを使ったら釣果が倍増した!とは思えません。
ただ、アングラー側のモチベーションがアップするのはメリットかなと。
無臭・プラ臭のするワームを「この匂いじゃ釣れる気がしねぇ」なんて思いながら使うよりも、「うわぁw匂いすげぇw釣れそう!」と思いながら釣りをしたほうが集中しやすいんですよね。
たとえば、ズーム「ブラッシュホッグ」などのアメリカのワームは、購入時のままだとプラ臭がキツくて釣れる気がしない。
そこでワームフォーミュラーの出番。無臭・プラ臭をいいカンジに消し去ってくれるので、釣れる気がアップ!
メンタル的なモチベーションが上がったためなのか、「バイトバスリキッド”エビ”」を導入する前にくらべると、釣れる魚が増えたように思います。
「バイト率があがった」というよりも、ワームに対する信用度(コンフィデンス)があがった感じです。
プラシーボ効果かもしれませんが、釣果が伸びたという事実はウソではない。これだけは確かです。
匂いそのものがバイト率を上げているのかは定かではありませんし、釣果に影響しているかというと、はっきりと断言することはできません。
ただ、「アングラー側のモチベーションがあがる」「釣りにたいする集中力があがる=結果、釣れる魚が増える」というメリットを得られたのは紛れもない事実です。
しかし、ノリーズ「バイトバスリキッド”エビ”」を使い続けることで、いくつかのデメリットも感じました。
手間がかかる。実践投入までにひと手間…。
「新しいワームを買うごとに、パッケージから出してオイルつけ。そのあとにパウダー処理」というプロセスは、はっきりいって面倒でした。
話題のワームを買ったぞ!すぐに使おう!…なんてふうに思うことがあっても、「あ、ワームオイルに浸さなきゃ」という感じで、使うまでにひと手間かかる。面倒クサイ。
ただ、もし釣れる確率が1%でも上がるのなら、やる価値はある。
メンタル的なモチベーションが1%でも上がるのなら、やる価値はある!
…というように自分を鼓舞しながらメンドクサイ手間をかける。これで準備は万端だぞ!といった具合に。
購入当初はワクワク感があったのですが、長く使っていると「めんどくせぇなぁ…もうワームオイルいらないんじゃないの?」と思うことがあったのはここだけの話です。
費用がかかる
ノリーズ「バイトバスリキッド”エビ”」は1本あたりの量が少なすぎるので、やたら費用がかかります。
1本でちいさなタッパー2個ぶん。さすがにコスパ悪すぎでした。
ということで、当然ながら「使いまわし」をするようになるのですが、何度も使いまわし続けているとだんだん減ってきます。匂いのつき具合も弱くなってくる。
「バイトバスリキッド”エビ”」は、ワームオイルのなかではコストパフォーマンスは悪いほうかなと。
以前使った「至上爆釣液」のほうが容量タップリなので、がっつり使える。
釣果的にもそれほど変わりないように思います。
匂いフェチにはたまらない、超いい匂い
ただ、「バイトバスリキッド”エビ”」のいいところは、いい匂い♪という部分です。
個人的にエコギア系ワームの匂いがめっちゃ好きなので、エスケープツインに添付されているオイルを他のワームにも使えたらいいのになぁ…という夢を叶えてくれるスグレモノでした。
この匂いを嗅ぎたいがために購入し続けた、というのが本音だったりします。
フォーミュラー無添加のアメリカンワームに「バイトバスリキッド”エビ”」を使うだけで、なんだか釣れる気がするフシギ。
コスパ重視なら「至上爆釣液」
匂い重視・伊藤巧ファンなら「バイトバスリキッド”エビ”」
といった感じで使いわけると楽しめるんじゃないでしょうか。
個人的には「至上爆釣液」のほうが安くて効果もあるのでお気に入り。
コスパ◎のワームフォーミュラー、「至上爆釣液」のインプレ記事は『ワームオイル(フィッシュフォーミュラー)とパウダーを使用してから釣れる魚が増えたけど、どうせステマだとか言われるので秘密にしておきます。』で読むことができます。
【1年使ったインプレ】ノリーズ「バイトバスリキッド”エビ”」を試し続けて思ったホンネ|まとめ
ノリーズ「バイトバスリキッド”エビ”」を試し続けて思ったホンネは、以下のとおり。
●アングラーのモチベーションを上げてくれる効果を得られた
●結果的に、釣りに集中しやすくなり釣れる魚が増えた
●コスパ悪し
●「ワームを漬ける」という手間が面倒
●エコギア系の匂いが好きなら、買い
「オイルに漬けたらバイトが増える!」というよりも、結果的にアングラー側のメンタル的なモチベがあがり、釣りに集中しやすくなって釣れる…といったところでしょうか。
コスパが悪い、手間がかかるなどのデメリットはありますが、プラ臭が強すぎて釣れる気がしないワームを”エコギア臭”に変えることができるのはメリットだと感じました。
昨今の日本製ワームにはすでにフォーミュラーが添付されていることが多いので、あえて本品を使う理由はないともいえます。
しかし、アメリカンワームや中古ワームなどのプラ臭が強い(あるいは無臭の)ワームには、フィッシュフォーミュラーをおすすめしたいです。