【1ヶ月使用インプレ】レイドジャパン「グラディエーターマキシマム 72MH+”バルトロヒート2”」は、『ゴリラ』みたいなロッドだと思う

レイドジャパン「グラディエーターマキシマム 72MH+”バルトロヒート2”」

1ヶ月ほど使ってみたのでインプレしてみる。

総括すると「ゴリラ」みたいなロッドだな、と。

【1ヶ月使用インプレ】レイドジャパン「グラディエーターマキシマム 72MH+”バルトロヒート2”」。気持ちいいロッドじゃ

「グラディエーターマキシマム 72MH+”バルトロヒート2”」を、関東のメジャーフィールドや小規模の野池で使いまくってみた。

主なセッティングパターンとしては以下のとおり。

※筆者の身体データ

身長:175cm
性別:男
筋力量:ベンチプレスMAX70~80kgくらい
年齢:30代
性格:あまのじゃく


【パターンA】

リール:シマノ「20メタニウム HG」

ライン:シーガー「フロロマイスター 12/16LB」

ルアー:5gフリーリグ、5~7gリーダーレスダウンショットリグ、1/4~3/8ozラバージグ、4~5インチシャッドテールワーム、1/4~1/2ozスピナーベイト・チャターベイト、1/2~5/8ozクランクベイトなど

総評

タックルバランス:★★★
汎用性:★★★★
キャストフィール:★★★

【パターンB】

リール:シマノ「SLX MGL HG」

ライン:シーガー「フロロマイスター 16LB」

ルアー:7gテキサスリグ・リーダーレスダウンショットリグ、1ozの羽根モノなど

総評

タックルバランス:★★★★
汎用性:★★★★★
キャストフィール:★★★★

【パターンC】

リール:ダイワ「20タトゥーラSV TW(103SH 7.1)」

ライン:シーガー「フロロマイスター 14LB」

ルアー:1/2~5/8ozスピナーベイト、3/8ozフットボールジグなど

総評

タックルバランス:★★★★
汎用性:★★★★
キャストフィール:★★★

【パターンD】

リール:ダイワ「17タトゥーラSV TW 7.3R」

ライン:シーガー「フロロマイスター 14/16LB」

ルアー:4.8インチスティックベイト、1/2~1ozトップウォータープラグ、1/2ozスピナーベイト、1/4ozラバージグ+4インチチャンクワーム、7gリーダーレスダウンショットリグなど

総評

タックルバランス:★★★★★
汎用性:★★★★
キャストフィール:★★★★

【パターンE】

リール:アブガルシア「レボ X」

ライン:バスプロショップス「エクセル 14lb(日本換算:16~18LB)」

ルアー:1/2~3/4ozスピナーベイト、1~2oz大型トップ、3/8ozフットボールジグなど

総評

タックルバランス:★★★★★
汎用性:★★
キャストフィール:★★★★★

わかったこと・感じたこと

実際に「グラディエーターマキシマム 72MH+”バルトロヒート2”」を1ヶ月ほど使い込んでみてわかったことは、以下のとおり。

わかったこと・感じたこと

●汎用性が高い

●遠投性能◎

●感度◎

●しなやかなのにフッキングが決まる

●軽い!疲れにくい

●キャストフィーリング最高(ティップ〜ベリーがしなやか)

●小場所では使い勝手が悪い(取りまわし△)

●合わせるリールを選ばない(言いかえると”ベストが決まらない”)

●底物・カバー撃ち専用ロッドとしては、ティップが柔らかすぎるかも?

●ファイト中に猛烈なトルクが発生

●羽根モノ・スイムベイト・シャッドテールに良し

●1/2~3/4ozのスピナーベイトなどの巻物全般に良し

●5~7gテキサスリグ・リーダーレスダウンショットリグ・フリーリグに最高

●1/4ozラバージグによし。それ以上はややダルい

バルトロヒート2は「汎用性の化け物」みたいなロッド

バルトロヒート2は、巻物・ハードルアーからワームまでめちゃくちゃ幅広く使えるロッドだ。

たとえば、3/8~3/4ozのスピナーベイト、チャターベイト、バズべイトなどのシングルフック系ルアーが非常に使いやすい。

リトリーブ時にもティップが力負けすることなく、スムーズに巻いてくることができる。

シングルフッック系ルアーだけに留まらず、1/2~1ozのトップウォーターやクランクなどにも◎

ヘドン「ザラスプーク(約18g)」や、メガバス「ポップマックス(14g)」など、中型トップにも使えるので、おかっぱりバーサタイルの1本として非常に重宝する。

底物・撃ち物系ロッドとしても◎

また、巻物・ハードルアーだけでなく、テキサスやリーダーレスダウンショットリグ、ラバージグといった底物・撃ち物系ルアーへの適性も高い。

たとえば、5~7gシンカーをセットしたフリーリグは、しなやかなティップを使って繊細に操作することが可能だ。

ティップがややソフトでありながらも、操作するときに不快にならない”張り”がもたされている。

繊細なティップでありながらも、ときには濃いめのカバーから強引にハングアウトさせる…というような使いかたもできる。

全体的に、柔軟でありながらもブランクスの奥底にブレない”芯”のようなものを感じる作り。

ハードルアーからソフトルアーまで幅広くこなせる、超バーサタイルなロッドに仕上がっていると思う。

取り回しは△ 小場所では”長さ”がネックになりがち

「グラディエーターマキシマム 72MH+”バルトロヒート2”」は、ロッド長が7.2フィートとややロングレングス。

そのため、木々が生い茂るフィールドでのオカッパリには不向き。

キャストするとき、アングラーの頭上や左右に木々などの障害物があると、ロッドを振りにくくなりがち。

そのようなシーンではショート・ミドルレングスロッドのほうが取り回しがよく、キャストを決めやすい。

しかし、”バルトロヒート2”は7.2フィートという長さが障害となりやすいため、小場所での使い勝手はビミョー…。

おかっぱりで藪漕ぎしながらピッチングを繰りかえすようなシーンでは、はっきり言って使いずらい。

ただ、これは7.2レングスのロッドならどんなものにでも当てはまることだ。

バルトロヒート2だからこその要素とはいえないし、購入前から想定していたことでもある。

わかっていたことなので、個人的にはあまり不満を感じにくい。

小場所での取り回しは、アンチ”バルトロ”のほうが上。

ミッドカバーには△?ややソフトなMH(ミディアムヘビー)

前述したが、レイドジャパン「グラディエーターマキシマム 72MH+”バルトロヒート2”」は穂先がやや柔らかい

そのため、ミッド〜ヘビーカバーに撃ち物系リグをブチ込んでいくような釣りには不向きだと感じる。

MH(ミディアムヘビー)パワーがそもそもヘビーなカバー撃ち向きとして使えるものではないけれど、バルトロヒート2は他のMHロッドに比べ、ややソフト。

キャストや繊細な操作をするのに役立つソフトティップは、カバーの奥の奥で使うと障害になりやすかった。

テキサスやリーダーレスダウンショットリグ、フリーリグ、ラバージグなどの撃ち物系ルアーを快適に扱うなら、オープン〜ライトカバー周りで使いたくなるロッドである。

ミッドカバーへの適性は「アンチ バルトロ」のほうがシャッキリ感があって使いやすい。

”バルトロ ヒート2”は「ゴリラ」みたいなロッド!?

普段は、しなやかでマイルドなティップ〜ベリー。

その使用感は「柔軟・ソフト・よく曲がり、キャストがビシバシ決まる」といったフィーリングだ。

しかし、ひとたび魚を掛けると、ブランクス全体に猛烈なトルクが発生する。

操作・キャスト時は、ティップからベリーまでがフレキブルに曲がり、強い負荷がかかるとベリーが機能しはじめる。

ファイト中、バスの急な走りにもティップ〜ベリーが追従し、それでいてバットが魚の暴れを抑制してくれるため、バラシも少ない印象だ。

そういえば、このロッドで掛けた魚はなぜか暴れにくいと感じた。

バスを不用意に暴れさせない「適度なしなやかさ」があるからなのかもしれない。

45cm前後のバスを何本か釣ったが、カバー周りから一気にゴボウ抜きできるパワーがあった。

魚体サイズがアンダー45cmなら、ほぼ一方的に主導権を握れるロッドだ。

普段は穏やかで平和主義な性格をしているが、怒らせると怖い。

バルトロ ヒート2は「ゴリラ」みたいなロッドだと思う。

【関連記事】

「バルトロヒート2+5gフリーリグ+フロロ12ポンド」で45cm釣ったときの話↓

まとめ:【1ヶ月インプレ】「グラディエーターマキシマム 72MH+”バルトロヒート2”」は、ときには繊細に、ときには剛健な『ゴリラ』ロッドだと思う

レイドジャパン「グラディエーターマキシマム 72MH+”バルトロヒート2”」を1ヶ月ほど使い込んでみたので、体験談をインプレしてみた。

使えば使うほどオモシロいロッドなので、いつもコレ握っちゃう。オカッパリでなんでも使えるのでめっちゃ便利!

旧バルトロ(アンチ バルトロ)はやや硬いフィーリングで個人的にはイマイチでしたが、『ヒート2』はめっちゃしなやか。

アメリカンロッドやロードランナーなど、「曲がる・トルク!」みたいなロッドが好きな人なら気に入るかと思う。

【関連記事】

”バルトロヒート2”の初回インプレはこちらで読むことができます↓

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MHロッドの用途についての解説記事はこちらで読むことができます↓

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