バス釣りでクランクベイトやバイブレーションを使う時につきものなのが、「根がかり」。
とくにバス釣り初心者だと、クランク・バイブレーションの根掛かりの多さにウンザリしてしまうこともあるかと思います。
根がかりのデメリットは金銭面だけでなく、環境破壊にも繋がるため、できるかぎり回避した!
そこで今回は、「根がかり」をしないために行える対策、外しかたについて書いていきます。
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もくじ
- 1 クランクベイト&バイブレーションで根掛かりが多いときの対策。外し方と、根掛かりさせないコツについて。
- 2 トレブルフック系ルアーの根掛かりが多いときの対策
- 3 1:フックサイズを落とす
- 4 2:ダブルフックに変える
- 5 3:ハイギアのリールを使う
- 6 4:ルアーリトリーバー(根掛かり回収機)を使用する
- 7 5:根掛かりしにくいクランク・バイブレーションを使う
- 8 ルアーを根掛かりをしないためのコツについて
- 9 少しでも引っかかったら、それ以上食い込ませない。
- 10 ルアーを泳がせるコースとレンジ(水深)を意識する。
- 11 クランク(バイブレーション)が苦手とするスポットで使わない。
- 12 クランク・バイブレーション(トレブルフック系ルアー)の根掛かりの外し方
- 13 (行けるなら)巻き取ってきた反対側に立ち、軽く揺すってみる。
- 14 軽くテンションをかけて、急速に緩める。
- 15 まとめ:クランクやバイブレーションの根掛かりは、しっかりと対策をとることで回避できます
クランクベイト&バイブレーションで根掛かりが多いときの対策。外し方と、根掛かりさせないコツについて。
トレブルフック系ルアーの根掛かりが多いときの対策
クランクベイトやバイブレーションなど、トレブルフック系ルアーの根掛かり対策は、以下のようなものになります。
1:フックサイズを落とす
2:ダブルフックに変える
3:ハイギアのリールを使う
4:ルアーリトリーバー(根掛かり回収機)を常備する
5:根掛かりしにくいルアーを使う
おすすめの根がかり回収機(ルアーリトリーバー)は「【ルアーリトリーバー5選】ルアーマン必携!人気・定番のルアー回収機まとめ」で読むことができます。
1:フックサイズを落とす
トレブルフック系ルアーで根掛かりが多いときにまず試したいのは、「フックサイズを小さくする」というもの。
買ったときについているトレブルフックを小さいものに変えるだけで、クランク・バイブレーションの根掛かりが減ります。
フロントフックのみを1サイズ小さなものに変えるだけでも、十分な効果を感じられるでしょう。
コスパ◎のおすすめ交換用フックは「【コスパ最強フック】ウミボウズ「トレブルフック」は高級フックを買う気がなくなる神フックでした【2ヶ月使用インプレ】」で紹介しています。
2:ダブルフックに変える
「フロントフックを小さくしても、根掛かりが減らない」という場合は、思い切ってダブルフックに変更してみるのもアリです。
フロントフックをダブルフックにすることで、トレブルフック系ルアーの根がかりは激減。
とくにバイブレーションの場合、フロントフックをダブルにするだけで見違えるように根がかりが減ります。
ただし、クランク・バイブ共にフロントをダブルフックにするとフッキング率は落ちる点には注意。
フッキング率をとるか、根掛かり回避率をとるのか、事前に意識しておきましょう。
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3:ハイギアのリールを使う
ハイギアのリールを使うことで、ルアーを巻き取る際に感じられる情報(巻き取り感度)が増えます。
巻きとり感度があがると、「ルアーが何かに当たったときにすぐ気付ける」というメリットが生まれます。
「巻物ルアーを使っていると、気がついたら根掛かりしていた」という方は、ハイギアのリールを使用してみるのも良いでしょう。
ちなみに、ローギアのリールを使うと、巻き取り感度が低いため、水中でルアーがどうなっているかの情報を得られにくくなりがち。
ルアーがなにかに当たったことを気づきにくいのです。天候が荒れたときなども、巻きとり感度が著しく低下します。
リールのギア比に関しては個人の好みもありますが、もしローギアで巻物をしていて根掛かりに困っているなら、7:1以上のハイギアリールを使ってみるのも有効な方法です。
4:ルアーリトリーバー(根掛かり回収機)を使用する
オカッパリ・レンタルボート共に、クランク・バイブレーションで釣りをするアングラーなら必ず用意しておきたいのが、「ルアーリトリーバー(根掛かり回収機)」です。
クランクベイトは障害物に当てることが多いので、根掛かりがふえるやすいルアーです。
そのため、簡易的なものでもいいので、ルアーレトリーバーは常に持っておきたいところ。
(画像:筆者のYouTube動画より)
根掛かりが多いポイントで釣りをするなら、「ルアーリトリーバー(根掛かり回収機械)」はクランカーの心強い味方となってくれます。
たとえば、僕がよく使うのは以下のアイテムです。
●ワイヤータイプのルアー回収器↓
当アイテムのレビュー記事は「根掛かり回収率ゲキ高!ダイワ「ルアーキャッチャー」が優れている3つの理由」で読むことができます。
また、最近ではランディングネットの先に取り付けるタイプも出てきています。
オカッパリアングラーはランディングポールに取り付けるタイプを選んでみても良いでしょう。
ランディングネットを持っている人は、↓コレをバッグに忍ばせておくだけで安心感が全然違います。
さらに、こういうタイプも人気です。
確か田辺哲男氏も愛用していた根掛かり回収機。
レンタルボートに乗る人や、容量の大きいバッグを使うオカッパリアングラーなどにおすすめです↓
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「人気の根がかり回収機まとめ」はこちらで読むことができます↓
5:根掛かりしにくいクランク・バイブレーションを使う
根掛かりが多いなら、「根掛かりをしにくいルアー」を選ぶのも対策の1つです。
クランクベイト・バイブレーションには、根がかりが多いものや少ないものまでさまざまです。
たとえば、バイブレーションは水平姿勢で泳ぐものよりも、頭さがりの姿勢で泳ぐもののほうが根がかりがしにくいです。
障害物にあたったとき、ヘッド部分が根がかりをガードする役割になってくれるからです。
ボトムで立ち姿勢になるものも◎
(オカッパリアングラーに人気の、レイドジャパン「レベルバイブ」)
もし根掛かりに悩まされているなら、「根がかりがしにくい」と評判のルアーを選ぶことをおすすめします。
【関連記事】
野池のオカッパリで超使いやすいおすすめルアーは「【野池におすすめのルアー38選】オールシーズン対応!バス釣りのオカッパリで実績あるルアーまとめ」で読むことができます。
ルアーを根掛かりをしないためのコツについて
根掛かりをしないためのコツは、以下のようなものです。
●少しでも引っかかったら、それ以上食い込ませない。
●「ルアーを泳がせるコース」と「水深(レンジ)」を意識する。
●クランク・バイブレーションが苦手とするスポットで使わない。
少しでも引っかかったら、それ以上食い込ませない。
もしなにかしらの障害物にルアーが根がかってしまったら、まずは「リトリーブ(巻きとり)を停止」させることが大事です。
とにかく、それ以上ルアーを障害物に食い込ませないように!!
少しでもフックを障害物に食い込ませないためには、「根がかりに気付き、まずはリトリーブを止めること」がコツです。
その後、後述する「根がかりを外す方法」のテクニックを実行していきます。
ルアーを泳がせるコースとレンジ(水深)を意識する。
ルアーをキャストする前に、「泳がせるコースと水深」を意識することでも根がかりを減らせます。
まずはクランクやバイブレーションを投げる前に、「このコースを通したら根がかるか?」と確認。
そして、「水深どのくらいを泳がせると根がかりするのか?」もしっかり把握する。
ルアーを投げるまえに”泳がせるコースと水深”を意識するだけで、想定外の根がかりを減らすことができます。
「これ以上攻めちゃうと、さすがに根掛かりがヤバそう」というような予感を感じたら、根がかりしにくい他のルアーに変えてみるのもアリ。
クランク(バイブレーション)が苦手とするスポットで使わない。
そもそも論になってしまいますが、クランクやバイブレーションなど、「トレブルフック系ルアーが苦手とするスポットで使わない」というのは、根がかり対策の基本です。
クランクベイトはカバーに強いルアーですが、バイブレーションはめちゃくちゃ弱い。
たとえば、霞ヶ浦には「ネットで包まれた石(通称:たまねぎ)」がたくさん沈んているスポット。
こういうポイントではバイブレーションを使うのはリスキー…。
(画像:K.IMAE Top Secret)
トレブルフック系ルアーはネットにめちゃくちゃ弱いです。
「たまねぎ」などの引っかかりやすいものが沈んでいるポイントでは、フック剥き出しのバイブレーションは控えましょう。
根がかりしやすいポイントでクランクやバイブレーションを巻きたいなら、ダブルフックにするか、「攻めるなら表層〜中層までにする」といった意識を持つことも大事になります。
クランク・バイブレーション(トレブルフック系ルアー)の根掛かりの外し方
クランクベイトが根掛かってしまったときの外し方は、以下のようなもの。
●(行けるなら)巻き取ってきた反対側に立ち、軽く揺すってみる。
●軽くテンションをかけて、急速に緩める。
(行けるなら)巻き取ってきた反対側に立ち、軽く揺すってみる。
もしルアーを巻き取ってきた反対側まで動けるなら、根掛かってしまった反対側からラインを軽く揺すってみます。
リトリーブしてきた真逆の方向に立つことで、ルアーの食い込みが緩む可能性があります。
オカッパリなどの遠投時には行えないテクニックですが、もし岸際で根掛かってしまったのなら、反対側まで行ってルアーを軽く揺すってみましょう。
軽くテンションをかけて、急速に緩める。
もし沖側でルアーを根がからせてしまった場合、「軽くテンションをかけて、瞬間的に緩ませる」といったテクニックも有効です。
ルアーが根掛かってしまったら、ラインに軽くテンションをかけつつ、テンションがMAXになったところで「パンッ!」と緩ませるようなイメージです。
テンションの緩急で根がかりを外すテクニックに関しては、ジャッカルプロスタッフの秦拓馬氏の以下の動画が参考になるかと思います↓
※6:20辺りから。再生すると6:20から視聴を開始します※
まとめ:クランクやバイブレーションの根掛かりは、しっかりと対策をとることで回避できます
クランクベイトやバイブレーションなど、いわゆる「トレブルフック系ルアー」は、根掛かりがつきもの。
しかし、事前にしっかりと対策をとっておくことで、根がかり率を減らすことができたり、スムーズにルアーを回収できたりします。
クランク・バイブレーションで巻物の釣りを楽しむときは、根掛かり対策をしっかりと把握しておくのが、巻物ルアーを楽しむためのコツ!