テキサスリグやラバージグなど、いわゆる「撃ち物・底物系」と呼ばれるルアー。
一般的にはH(ヘビー)タックルを選ぶ人が多いかと思いますが、アプローチやフックの選び方によっては、MH(ミディアムヘビー)のほうがマッチすると感じます。
もくじ
底物ルアーにおけるMHタックルの優位性
5~10g程度のフリーリグやリーダーレスダウンショットリグ、テキサスリグ、フットボールジグ(ラバージグ)。
これらはどんなフィールドでも使用頻度が高いリグです。
ただ、上記したリグはヘビータックルだと操作がアバウトになりがち。
ミディアムヘビーのほうがキャストを決めやすく、ティップにも繊細さがあり、魚とのファイト中にもクッション性があるためバレにくいと感じます。
個人的には、「本当はMHで扱いたいルアーだが、カバーが多いからHを使う」という基準でやむを得ずHを使う…なんてこともある。
底物系ルアーは、HタックルよりもMHタックルのほうが繊細な操作をしやすい。
より繊細なアプローチが可能になるからです。
亀山ダムのスーパーロコが勧める「MHタックル」のメリットとは
(画像:ルアマガ+「亀山湖のスーパーロコ・城ノ上巧のでかバスハンティング理論」より)
ノリーズのプロスタッフである城ノ上巧氏は、「フットボールヘッド7g+バルキーワーム」という”ちょいヘビー”なセッティングに、ロードランナーLTT680MHを使っています。
以下、ノリーズ公式ユーチューブチャンネルより、城ノ上氏のコメント引用↓
フックは細くなればなるほど貫通力があがる
その分、柔らかい竿が使える
柔らかい竿を使うメリットは、繊細なアクションが可能になるという部分
(引用:LureNEWS TV「亀山湖でロクマル登場!デカバス捕獲の切り札ビッグエスケープツインで攻略」8:46~辺りからコメント引用 )
↓再生すると上記コメントあたりから観ることができます
底物系の釣りでは、ヘビータックルよりもミディアムヘビータックルのほうが、細かな操作を行いやすい。
たとえば、ボトムカバーにスタックした際、リグを揺すってハングオフさせたり、リグの移動スピードを抑えたり。
「シェイク→ハングオフ」という動作をするとき、ヘビーロッドだとティップの反発力が強すぎてしまい、リグがハングオフしたときに移動距離が長くなりやすく、ストライクゾーンをすぎてしまうことも。
たいして、ミディアムヘビーロッドだと、カバーを舐めるように操作することができるので、バスのストライクゾーンが狭いような”タフ”な状況でも一役買ってくれます。
細かな操作をするには、HよりMHタックルのほうが優位になりやすい。
【関連記事】
ノリーズ「ロードランナーLTT 680MH」のインプレ記事はこちらで読むことができます↓
MHでデカバスの上顎に太軸フックを貫通させるためのコツ
ビッグエスケープツインのようなバルキーなワームを使うには、フックが太軸になってしまうため、MHロッドを合わせにくいのがネック。
太軸フックを確実にバスの上顎に貫通させるには、それ相応のパワーが必要となるため、MHだとパワー不足になりがち。
そのため、多くのアングラーはビッグエスケープツインのようなデカいワームにはHタックルを使います。
しかし、リューギ「ダブルエッジ」を使うことで、通常ならHタックルを選ぶセッティングであってもMHタックルを選ぶことが可能になる…と城ノ上氏は語っています。
底物ルアーの釣りをアップデートさせるためにも、「あえてMHタックル」なセッティングテクニックは身につけておきたいと感じさせます。
底物ルアーにおける「MHタックル」の優位性|まとめ
ヘビーカバーが少ないフィールドで5~10gテキサスリグなどの底物ルアーを使うには、HよりMHのほうがストレスが少ないように感じます。
MHは繊細な操作がしやすく、それでいてHよりもキャストを決めやすい。
また、3/8~3/4ozのスピナベやバズ、チャターベイト、1oz前後の羽根モノなどにも使えるので、実はめちゃくちゃ使い勝手がいいんですよね。
バス釣りをより楽しくするなら、MHタックルは1セットは組んでおきたいところです。
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