上記のような疑問を感じている人もいるかと思う。
今回は「おかっぱりで持ち歩くのに適しているヘビーロッドの選び方」についてお話していく。
個人的な体験談や失敗談をふまえて書いた記事なので、これを読んで頂ければヘビーロッドの用途や基礎知識はしっかり学べると思う。
記事後半では、「ヘビーロッドの大まかな種類・用途」を解説しているので、ロッド選びの参考にしてみてほしい。
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もくじ
- 1 【初心者向け】おかっぱりのヘビーロッドの選び方と、Hロッドの種類について。
- 2 選ぶときは「用途と、使用する環境」から逆算していくと迷いにくい
- 3 通う釣り場の環境によってもベストなヘビーロッドは変わる
- 4 「用途、目的、使用するフィールドの環境」を考慮すると失敗しにくい
- 5 おかっぱりで便利に使えるのは「ヘビーバーサタイルロッド」
- 6 ヘビーロッドは「〇〇専用ロッド」の分類が多いので注意
- 7 後から変えられる部分と、変えられない部分がある
- 8 ヘビーロッドの種類、分類。バリエーション例
- 9 1:ヘビーバーサタイル(汎用性の高いロッド)
- 10 2:ワームの扱いに適したヘビーロッド(カバー打ち含む)
- 11 3:ラバージグを快適に扱うためのヘビーロッド(ジグロッド)
- 12 4:ビッグベイトなど重量級ルアーを快適に扱うためのヘビーロッド
- 13 5:フロッグ用のヘビーロッド
- 14 6:フィネス特化されたヘビーロッド
- 15 7:ヘビーカバーの”奥の奥”を狙う、フリッピングロッド
- 16 【初心者向け】おかっぱりのヘビーロッドの選び方と、Hロッドの種類について|まとめ
- 17 ●ヘビーバーサタイルロッドはオカッパリで超オススメ
【初心者向け】おかっぱりのヘビーロッドの選び方と、Hロッドの種類について。
オカッパリ用のヘビーロッドの選び方として基本になるのは、「どんなルアーを使って、どんな釣り場で釣りをするのか」というもの。
例えば、テキサスリグやラバージグのカバー打ちをメインに行いたいのに、ビッグベイト・マグナムクランク用のロッドを選ぶと失敗しやすい。
バス釣りの陸っぱり用ヘビーロッドを選ぶときの目安は、
・どんなルアーをメインに扱いたいのか?
この2点を考慮することが、おかっぱりでヘビーロッドを選ぶときの基本になる。
選ぶときは「用途と、使用する環境」から逆算していくと迷いにくい
ロッド購入前は、欲しいロッドのイメージを固めておくと、理想と現実のギャップに苦しむような失敗をせずに済む。
例えば、「〇〇の釣り場で、〇〇なルアーを投げるのに適しているロッドが欲しいなぁ」くらいの簡単なイメージでも十分。
ヘビーロッドを選ぶ際は、「やりたいこと(用途)、使用する環境」から逆算していくと、自ずと選ぶべきロッドが絞れてくる。
通う釣り場の環境によってもベストなヘビーロッドは変わる
陸っぱり用のヘビーロッドを選ぶときは、通う釣り場の環境に合わせた選択をしたい。
例えば、障害物も何もない皿池タイプの野池で使うなら、(ルアーにもよるが)ヘビーはヘビーでもティップまでガッチガチの強いものを選ぶ必要はない。
逆に、木々がたくさん沈んでいるようなカバーだらけのフィールドで釣りをするなら、ロッド全体にそれ相応の強さが求められる。
このように、一口に「ヘビーロッド」といっても、使用する釣り場の環境・用途によって、マッチするロッドは変わってくるのだ。
「用途、目的、使用するフィールドの環境」を考慮すると失敗しにくい
メーカーによって、ヘビーロッドは様々なタイプが発売されている。
そのため、おかっぱり用にヘビーロッドを選ぶ際には、「用途、目的、使用するフィールドの環境」を明確にしてから購入するのがおすすめだ。
●用途、目的を明確にしておく(どんなルアーを投げたいのか?など)
(下限と上限の重さは明確にしておく)
●どんなフィールドで使う予定なのか?
(カバーの多さ、足場の高さなどを考慮する)
おかっぱりでヘビーロッドを選ぶ際には、この2点を意識すれば、購入で大きな失敗はしない。
おかっぱりで便利に使えるのは「ヘビーバーサタイルロッド」
おかっぱりでは、持ち歩けるロッドの本数やルアーに限りがある。
そのため、もし陸っぱりで便利なヘビーロッドを探しているのなら、1本で色々な釣りができる「ヘビーバーサタイル」と呼ばれるロッドを選ぶのがおすすめだ。
もしインターネットでヘビーロッドを探すのなら、「汎用性の高い」とか、「ヘビーバーサタイルモデル!」といった言葉が使われているロッドを選ぶと、購入で失敗しにくい。
ヘビーバーサタイルなロッドなら、おかっぱりでも幅広いシーンで対応できるので、1本持っておいて損はないだろう。
選び方がよくわからないのであれば、「ヘビーバーサタイル」と呼ばれているモデルを選んでおくと、とりあえずカバー打ちもビッグベイトもこなせるので便利。
オカッパリで使いやすいヘビーロッドをまとめた記事を作成したので、よかったらこちらも参考にしてみてください↓
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ヘビーロッドは「〇〇専用ロッド」の分類が多いので注意
一口に「へーロッド」といっても、様々な専用ロッドが販売されているので、購入前は注意しておきたい。
例えば、ビッグベイトやマグナムクランク専用とか、ジグ・ワーミング用のカバー打ち専用ロッドとか、濃いカバーをピッチングで狙うフリッピングロッドなどなど、色んなタイプのヘビーロッドが存在する。
(各種の釣りに向いたヘビーロッドの種類と解説は、記事後半に書いてあります)
バス釣り初心者の場合、メーカーが記載する説明文の意味を理解できず、適当に買って失敗…といったトラブルも起こりがち(体験談)。
用途と目的、メーカー記載の文章を読み解く能力がないと、「おかっぱり用で何でも使えるようなヘビーロッドとして買ったのに、実際に使ってみたらテキサスリグがすごくやり辛い…ジグ専用じゃねーか…」みたいな失敗をしやすい(これも失敗談)。
おかっぱりに使える便利なヘビーロッドを探しているのなら、「今検討しているヘビーロッドはどんな釣りに向いているのか」という点をしっかりチェックすること。
そして、メーカーの説明文をしっかり読み解く意識を持っておくのがおすすめだ。
更に、スペックだけを重視せず、口コミやインプレ記事などを参考にしながら自分に合うロッドを探す…という手法をとると万全・安全である。
…ということで、僕のブログを端から端まで読んでみてください(笑)
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後から変えられる部分と、変えられない部分がある
ヘビーロッドはそこそこゴツいロッドなので、どうしてもロッドの先が下がりがちになる(先重り)。
ロッドバランスは後で調整できるのであまり気にしなくてもよいと僕は思っている。
後から変えられることは。あまり気にしなくてもいい気がする。
それよりも、「後から変えることができない仕様」が、自分と合うかどうか確かめることのほうが優先。
「用途と使用する環境、フィーリング、好み」に合ったものを選ぶことが、おかっぱりのヘビーロッド選びで失敗を避ける方法である。
【関連記事】タックルバランスの重要性と、調整法について書いた記事はコチラからチェックできます↓
●メインに投げるルアーウエイトはどの程度のものなのか?
→「用途、使いたいルアーの重さ」を考えてみる。
●下限と上限(投げられるルアーの重さ)は、どのくらいが使えそうか?
→「適合ルアーウエイト」をチェックする。
●グリップを握ったときに、手に無理がないか?
→力が入れやすそうなグリップか?握ったときのフィーリングをチェック。
●ロッドブランクの特性(もちもちでしなやか、シャキッとして金属質…など)は自分好みか?
→直感的に「なんだか投げにくそう…」と感じたら、再検討する。
おかっぱりのヘビーロッドを選ぶ際は上記したことを意識すると、購入に失敗する率がガクンと減る。
ヘビーロッドの種類、分類。バリエーション例
前述したが、ヘビーロッドには様々なタイプのものが存在する。
この項目では、「ヘビーロッドの大まかな種類の分類と用途」を書いていく。
これからヘビーロッドを使ってストロングな釣りをしたい人や、カバーフィッシングにチャレンジしてみたい人などの参考になると嬉しい。
ヘビーロッドの大まかなタイプを挙げると、以下のようなものになる。
【ヘビーロッドのバリエーション例】
1:ヘビーバーサタイル。
重いルアーなら何でも使えちゃうロッド。
2:テキサスリグなど、ワームの食わせの釣りに適したもの。
「カバー打ちロッド」と呼ばれるタイプのロッド。
3:ラバージグをカバーにぶち込んでいく用の、穂先までガッチリしたもの。
「ジグロッド」と呼ばれるタイプのロッド。
4:ビッグベイトなど重量系ハードルアーに適したもの。
「ビッグベイト用」「大型ジョイントベイト、スイムベイト用」などと記載されるロッド。
5:冠水植物などにフロッグを絡めるためのロッド。
「フロッグ」が快適なロッド。
6:ライトルアーの扱いに適した、バットがヘビーなもの。
「カバーベイトフィネス」などと記載されることが多い。
7:超ヘビーカバーに特化した、フリッピングロッド。
テキサスリグやジグを、非常に濃いカバーにブチ込んでいくための専用のロッド。
こんな具合に、一口にヘビーロッドといっても、その種類はとても多い。
「どんなフィールドで、どういったルアーを投げたいのか」によって、バス釣りの陸っぱりで選ぶべきヘビーロッドのモデルは変わってくる。
1:ヘビーバーサタイル(汎用性の高いロッド)
「バーサタイル」とは、バス釣り用語で『幅広い・汎用性が高い・用途が広い』などの意味で使われる言葉。
ヘビーバーサタイルロッドは、中・大型のハードルアー(ビッグベイト含む)から、ワームを使ったカバー打ちまで、ロッドにパワーが必要になる釣りに対応する器用なロッドだ。
しかし、なんでも扱える分、何かの釣りに特化するような専門性は薄い。
ビッグベイトの扱いにはSBロッド(スイムベイトロッド)に劣り、カバー打ちではワーミング特化ロッドに劣る…といった、ある意味”中途半端”なロッド。
何かに特化した釣りをしたい人にはおすすめできないロッドだが、もしオカッパリで便利なヘビーロッドを1本だけ持ち歩きたいなら、ヘビーバーサタイルロッド以上に優れたモノは無い。
もしおかっぱりで、「重いルアーを何でも使える様な便利なヘビーロッド」を探しているのなら、ヘビーバーサタイルなロッドを選ぶのがおすすめだ。
以下の記事にヘビーバーサタイルに使いやすいロッドをまとめておいたので、よかったらこちらもチェックしてみてください↓
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2:ワームの扱いに適したヘビーロッド(カバー打ち含む)
テキサスリグやフリーリグ、リーダーレスダウンショットリグなど、主にワームを使った釣りをしていくヘビーロッドも存在する。
「カバー打ちロッド」「カバー周りでのワーミングロッド」「ピッチングロッド」などと呼ばれることもある。
ピッチングロッドの特徴としては、以下の通り。
→ワームの食い込みが良く、ピッチングもしやすい作り。
●ピッチングが快適に行える長さ。
→オカッパリなら、大体6.10~7.2フィートくらいのもの。
●カバーからバスを引っ張り出せるパワーがあるもの。
端的に言うと、「カバー周りでワームを食い込ませる能力が高いロッド」といった感じだろうか。
【関連記事】テキサスリグ専用ロッドについてまとめた記事は、こちらから読むことができます↓
●ヘビーバーサタイルなロッドと、ワーミング特化ロッドの違い
ヘビーバーサタイルロッドとの違いは、「ワームの釣りに特化された作りになっている」という点。
ヘビーバーサタイルロッドは、トレブルフックを載せたハードルアーを使うことも想定されているため、ある程度のしなやかさ(ノリの良さ)もある。
しかし、ピッチングロッドは「食い込ませ、自ら掛けて、引き抜く」という目的を主として作られているものが多い。
障害物を打っていく「カバー打ち」を専門にした釣りをしたいなら、ピッチングロッドは最高の相棒となってくれる。
が、もしハードルアー(ビッグベイト、ジョイント型スイムベイトなど)を使う予定があるのなら、ピッチングロッドはあまりおすすめできない。
●ワームを使ってカバーを打つなら、食い込みが良いピッチングロッドが最適
もしカバーなどで、テキサスリグや直リグ、フリーリグなどソフトルアー(ワーム)をメインに使うロッドを探しているのなら、このタイプのロッドを選ぶのがおすすめ。
穂先がガチガチだとワームを食わせこむ際にバスが違和感を感じやすいため、食わせる時間が短くなってしまいやすい。
なので、テキサスリグやフリーリグなどでヘビーロッドを使うなら、穂先がややソフトであるロッドを選ぶのが一般的だ。
具体的には、例えば以下の記事でインプレしているようなロッドが「ワーミング系ヘビーロッド」に当たる↓
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3:ラバージグを快適に扱うためのヘビーロッド(ジグロッド)
ラバージグ専用ロッド(ジグロッド)は、重いジグを快適にピッチング・キャスティングすることができ、フッキングをしっかり決めることを主軸に作られているのが特徴だ。
ラバージグには、根がかりを防止するためのブラシガードがついていたり、フック自体も大きい。
ロッドにある程度の硬さがないとフッキングが出来ないため、「ジグロッド」と呼ばれるタイプのロッドは、穂先までガッチリしたタイプのものが多い。
また、ラバージグは「トレーラー」と呼ばれるワームをセットして使うことがほとんどなので、ルアーの重量が増える分、ロッドにもそれ相応のパワーが求められる。
ラバージグを打ち込んでいくための専用ロッドが、「ジグロッド」と呼ばれる。
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●ラバージグを専門的にやり込むなら、ジグロッドがおすすめ
ラバージグを中心におかっぱりでヘビーロッドを扱うなら、以下のような特徴のモデルを選ぶのがおすすめ。
●ティップまでしっかり強さがあるもの。
●ルアー重量が1オンス近くでも、快適にピッチング&フッキングできるもの。
●ジグをヘビーカバーに絡めていける強さがあるもの。
ラバージグは重くなればなるほどフック軸が太くなり、フッキングするのにロッドパワーが求められる。
そのため、テキサスリグなどに向いている先調子のものだとフッキングパワーが足りないこともある。
ジグロッドを選ぶときには、穂先もパワーがあるモデルを選ぶのが良い。
ちなみに、ラバージグも使えるヘビーバーサタイルなロッドをまとめた記事は、こちらからチェックできます↓
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●ガッチガチなら良いかというと、そうでもなかったりする
しかし、ジグの重さやフック軸によっては、テキサス用ロッドと併用することもできるので、一概に「ジグ=穂先もガチガチのロッド」がベストとは言い切れない。
1/4〜3/8オンスくらいのラバージグならMH〜Hくらいのテキサスロッドでも普通に使えてしまうので、使うジグのウエイトとフック軸に合わせて穂先(ティップ)の強さも検討したい。
1/4~3/8ozくらいのラバージグなら、ヘビーバーサタイルロッドでもピッチング(ワーミング)ロッドでも、普通に扱えることがほとんど。
パンチング、超ヘビーカバー、カバーに1/2オンス以上のジグを打ち込んでいく…こういった釣りならティップまで強いモデルを選びたい。
●ジグロッドは汎用性が低い
ちなみに、マグナムクランクなどのトレブルフック系のビッグルアーを扱うときには、穂先がガッチリしたジグロッド系を使うとハジかれてしまうこともある。
掛けれたとしてもバレやすくなったりするので、おかっぱりをジグロッド1本でバーサタイルに使おうと検討している人は、特に注意してほしい。
もしおかっぱり用で何でも用ヘビーバーサタイルのロッドを選ぶなら、「ジグロッド以外」のものを選ぶことをおすすめする。
ジグロッドは専門性が高すぎるロッドなので、オカッパリでバーサタイルに立ち回るには、あまりおすすめできない。
以下の記事にカバー打ちに関する基礎知識をまとめていたので、よかったらこちらもチェックしてみてほしい↓
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4:ビッグベイトなど重量級ルアーを快適に扱うためのヘビーロッド
ビッグベイトやスイムベイト、ジョイント型ビッグプラグ、マグナムクランクといった大型ハードルアーの扱いに長けているのが、「ビッグベイト専用ロッド」。
「ビッグベイト用ロッド」「SB(スイムベイト)ロッド」などと呼ばれることもある。
シマノやダイワなどのロッド品番の後ろに「SB」と記載されている。
大きめの3本針をバスの口に掛けやすいようにするため、ワーミングロッドやジグロッドとは違い、ややしなやかに作られているのが特徴だ。
●大型ハードルアーをメインにするなら、SBロッドがおすすめ
ビッグベイトを快適に扱うなら、ティップからバットまでしなやかなモデルを選ぶのがよい。
ビッグベイトはほとんどの場合トレブルフックがついているので、穂先がガチガチだとバスのバイトを弾いてしまいやすい。
「自ら掛けていくジグロッド」と違い、ビッグプラグの釣りはどちらかというと「乗せていく」タイプの釣り。
なので、ビッグベイト用ロッドを選ぶなら、ファーストテーパー〜レギュラーテーパー(スローテーパー)のものが良い。
5:フロッグ用のヘビーロッド
太いフックを二本搭載したフロッグ使って、カバーに絡めながらもしっかりとフッキングすることを目的として作られたのが、フロッグ専用ロッド。
フロッグの釣りは、ピッチングだけでなくサイドキャストやオーバーヘッドを使用するということもあり、全体的にしなやかなロッドのものが多い。
フロッグの釣りは多くの場合、カバーや障害物に絡めていくアプローチが主となるため、カバーからバスをブチ抜けるだけのパワーが必要なのだ。
●フロッグのフックサイズによっては、M~MHでもOK
フック軸が細くてコンパクトなフロッグならML〜Mくらいのロッドでも十分。
しかし、大きめのフロッグを障害物に絡めていく使い方をするなら、レギュラーテーパー〜スローテーパーのしなやかなヘビーロッドがおすすめだ。
●フロッグロッドは、ロッドワークさせやすい作りになっている
また、フロッグは自らがロッド操作をしなければアクションしないため、ロッド自体にある程度しなやかさがあるのが良いとされている。
ティップがガチガチのものよりも、ルアーをアクションさせるのにしなやかさがあると扱いやすい。
●ピッチングロッド、ジグロッドでも代用が可能
フロッグの釣りは、テキサスリグのように魚に食わせこませる釣りではなく、ジグロッドと同じく「掛けていく」タイプ。
なので、カバーを攻めるワーミング用ロッドや、ジグロッドを代用として使うこともできる。
ただ、フロッグを快適にスキッピングキャストさせていくなら、フロッグロッドが良い。
「しなやかさが必要で、尚且つ自ら掛けていける力が強いロッド」が、フロッグロッドに求められる能力。
【関連記事】フロッグゲームを始めるために必要な知識などをまとめました↓
6:フィネス特化されたヘビーロッド
最近は「ベイトフィネスリールを使って、ライトリグをヘビーカバーに入れていく」といったカバーフィネススタイルもメジャーになってきた。
フィネス特化されたヘビーロッドの特徴は、「穂先がかなりしなやかで、なおかつヘビーパワーもある」といったもの。
近年では、食い込み能力に長けている「ソリッドティップ」が採用されているヘビーロッドも増えてきた。
ソリッドティップなのにヘビーパワー…みたいなモデルは、ほとんどの場合は食わせ込み重視のロッドであると思ってもらって良い。
●ソリッドティップは、案外汎用性が高い
ソリッドティップが搭載されたヘビーロッドの中には、意外と汎用性が高いものも存在する。
「ベイトフィネス〜Mくらいの釣りはフィネス特化されたHロッド」で行い、それ意外はバーサタイルなHロッドで行う…という2本体制で望めば、案外使い勝手が良い。
【関連リンク】軽量ルアーをカバーにブチ込むヘビーロッドについて書いたインプレ記事↓
7:ヘビーカバーの”奥の奥”を狙う、フリッピングロッド
木々が生い茂っているヘビーカバーの”奥の奥”を打ち込む際に使用するのが、「フリッピングロッド」と呼ばれるヘビーロッド。
主に、ヘビーシンカーをセットしたテキサスリグや、重いラバージグを使用してカバーを打ちたいときに使用するロッドだ。
かなりのヘビーカバーからバスをブチ抜くことを想定して作られているので、全体的にパワーがあって硬いロッドのものが多い。
↑写真のような、木々が水中に倒れ込んでいるようなスポットの、”奥の奥”を狙いたいときに使用する。
オカッパリでは上記のようなシーンで釣りをすることは少ないが、山間部の野池などでは意外と登場シーンが多いロッドだ。
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【初心者向け】おかっぱりのヘビーロッドの選び方と、Hロッドの種類について|まとめ
「おかっぱりのヘビーロッド選びで大切になるポイント」と、「ヘビーロッドの種類」について、僕個人の体験や失敗談を含め解説してみた。
●用途、使用する環境を明確にしておく。
→使うルアーはどんなものなのか?(ルアー重量のメインと、下限と上限の把握)
→使用するフィールドはどんなところなのか?(カバーの濃さや量、広さなど、)
【ヘビーロッドのバリエーション例】
1:ヘビーバーサタイル。
重いルアーなら何でも使えちゃうロッド。
2:テキサスリグなど、ワームの食わせの釣りに適したもの。
「カバー打ちロッド」と呼ばれるタイプのロッド。
3:ラバージグをカバーにぶち込んでいく用の、穂先までガッチリしたもの。
「ジグロッド」と呼ばれるタイプのロッド。
4:ビッグベイトなど重量系ハードルアーに適したもの。
「ビッグベイト用」「大型ジョイントベイト、スイムベイト用」などと記載されるロッド。
5:冠水植物などにフロッグを絡めるためのロッド。
「フロッグ」が快適なロッド。
6:ライトルアーの扱いに適した、バットがヘビーなもの。
「カバーベイトフィネス」などと記載されることが多い。
7:超ヘビーカバーに特化した、フリッピングロッド。
テキサスリグやジグを、非常に濃いカバーにブチ込んでいくための専用のロッド。
ヘビーロッドには色んな種類があり迷ってしまいやすい。
初心者のうちは知識と経験がないのでロッド選びで失敗をしやすいが、その確率を減らすテクニックは存在する。
この記事がバス釣り初心者の人や、おかっぱりでヘビーロッドを選びたい人の参考になると嬉しい。
●ヘビーバーサタイルロッドはオカッパリで超オススメ
オカッパリの釣りでは何かに特化されたヘビーロッドではなく、「ヘビーバーサタイル」と呼ばれるタイプのロッドを選ぶと、より面白い釣りをすることができる。
ヘビーバーサタイルロッドは、ビッグベイトからスピナーベイト、ラバージグやテキサスリグなどなど、ヘビーロッドで扱うことが多いタイプのルアーを一通り何でも扱えてしまうので、1本持っておくと便利なロッドだ。
ヘビーバーサタイルロッドが気になった人は、以下の記事におすすめのヘビーバーサタイルロッドと、その選び方をまとめておいたので、よかったら参考にしてみてほしい。
【もっとフィッシングライフを楽しむ&上達するなら!】
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