『タックルバランス』を意識するだけで釣れる魚が増える!タックルバランスの考え方(基礎知識)。ロッドとリール組み合わせ、リール重量とロッドの関係など。

「何かこのロッド、使っていて気持ちよくないんだけど…」

「口コミでは〇〇って言われていたのに、使ってみたら全然ダメ…」

プロのセッティングを真似してるんだけど、何だか微妙…」

いざタックルを購入して実際に使ってみると、上記のような悩みが出てくることもあります。

上記のようなアンマッチが起こる場合、もしかしたら「タックルバランス」が悪いからかもしれません。

自分に合わないタックルバランスで釣りをしていると、キャストが決まらなかったり、バラシが多くなるといったトラブルが生まれる可能性も。

そこで今回は、僕個人の体験から来ている、「最高のタックルバランスを構築するための基礎知識(考え方)」について書いていきます。

この記事に書いてあることを意識して頂ければ、タックルバランスで悩むことは減るかと思います。

もくじ

ロッドとリールのバランス取りについて。リール重量とロッドの関係について。

前提として知っておきたいこと

タックルバランスを決めるときに大事なのは、以下のようなものです。

●ロッドとリールの自重

●ロッドの長さ

●使うルアー

上記3点をしっかり意識するだけで、自分にとって最適なタックルを構築することができます。

●適切なタックルバランスを求めるには

一般的な「適切なタックルバランスの考え方」は、以下のようなものだと言われています。

※ベイトタックルの場合を例にします※

●長いロッドには重いリールが合う。
●短いロッドには軽いリールが合う。

●長くて強くて重いロッドには、重いリールが合う。
●短くて弱くて軽いロッドには、軽いリールが合う。
●長くて強くて”軽い”ロッドには、軽いリール”も”合う。
●短くて強いロッドには、重いリール”も”合う。

●ヘビー系ロッドには、大口径スプールを搭載した重いリールが合う。

●ライトパワーロッドには、軽量でライトなリールが合う、

一般論としては上記のような感じで、大体これで合っていると思います。

が、個人の体格や好みや考え方、スタイルによってもタックルバランスの選び方は変わってくるため、上記した一般論はあくまで「目安」でしかありません。

また、スピニングタックルの場合、タックルの重心が下部になることもあって、上記のような一般論が当てはまらない場合もあります(軽いロッドに重いスピニングリールを載せても合うことも)。

自分にあったタックルバランスを求めるには、「ロッドとリールの関係性」と、「ルアー(スタイル)とのバランス」について学んでいくのが大切だと僕は考えます。

「ロッドの長さ」に合わせた、リール重量の選び方

もし使うロッドが既に決まっているのであれば、「ロッドの長さ」に合わせて「リールの重量」を選んでいくとスムーズです。

ロッドの長短で選ぶべきリールが変わる

ロッドが長くなるほど、キャストの際に手元に負荷がかかるため、キャストが不安定になります。

短いものと長いものでは、振りかぶり(テイクバック)の幅が変わる点も注意。

(画像:筆者のYouTubeチャンネルより

同じ振り幅でロッドをテイクバックすると、ロッドが曲がりやすいのは長いロッドで、短いロッドは曲がりにくいです。

ロッドの長短によって、ベストバランスのリールの重さは変わってきます。

ロッドとリールのバランスを考えるときは、

●しっかりロッドを曲げられるリール重量を載せる

●キャストの際に、リールの重さが障害とならないものを選ぶ

この2点を意識するのが基本となります。

【関連記事】

●【初心者向け】野池のバス釣り。ロッドの長さの選び方

●【バスロッド長の選び方】オカッパリのロッドの長さは、ポイントまでの距離感で決める。

●【初心者向け】おかっぱりのロッドの長さは、6.5フィートくらいが使いやすい理由

「ロングロッド(長いロッド)」に合うリールの重さについて

長いロッドには、重いリールを

「長いロッド」には、『重量があるリール』を載せると良いバランスになります。

ロッドの特性として「長ければ長くなるほど、手元にかかる負荷が強くなる」といったものがあります。

そのため、長いロッドに「重いリール」を載せると、ロッドを振りかぶった際に”てこ”の役割になり、手元がブレにくくなるのです。

●手元がブレないリトリーブは、たくさんのメリットを生む

手元がブレなくなると、キャスト精度が上がります。

また、ルアー巻き取り時に生まれやすい「ロッドティップの揺れ」も抑えることができます。

ロッドティップが揺れすぎると、ルアーが不自然に動きがち。

しかし、手元が安定することでルアーが違和感なく動いてくれるようになり、「バスに余計なプレッシャーを与えずに済む」といった効果も生まれます。

手元がブレなくなると、ロッド自体の反発力をしっかり利用してキャストできるようになるため、飛距離もアップします。

「ブレない手元」は、バス釣りを行う上でたくさんのメリットを生み出してくれるのです。

以下の記事に、巻物におすすめのベイトリールをまとめておいたので、良かったらコチラもチェックしてみてください↓

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軽量なロングロッドの場合は?

もし使うロッドが長くて”超軽量”なら、必ずしもリール重量を重くする必要はありません。

近年では7フィート前後のやや長いロッドでも、100g前後といった超軽量の物も増えてきました。

もし使うロッドが「軽量なロングロッド」であるなら、リール重量が軽くても”てこ”の役割を果たしてくれることも。

ロッドとリールのバランスを取るときは、「ロッドの自重」と「リールの自重」を考慮していくのが大切です。

ロングロッドに合わせるリールの一例

これは僕の個人的な体験談が含まれている意見ですが、例えば、シマノ「ゾディアス 1610M」なら、メタニウムMGL(175g)よりも、メタニウムDC(195g)の方が、キャストを行いやすい(ロッドを曲げてキャストしやすい)と感じます。

さらに、20gを越えるやや重いルアーを投げるのなら、スコーピオンMGL(210g)やバンタムMGL(215g)など、やや重いリールの方がロッドブランクを気持ちよく曲げられます。

ロッドが長くなり、重いルアーになるほど、手元にかかる負荷が強くなる。

そのため、7f前後(あるいはそれ以上)のロッドを使うときは、リールに重量があった方が気持ちよくキャストできます。

近年では6.10フィートのやや長いロッドが主流になりつつありますが、長いロッドに200~220g前後のリールを載せることで、キャスト時にブランクスが良く曲がるようになってくれます。

ちなみに、ロングロッドの「先重りを改善するには、以下の記事が参考になるかと思います。

ロングロッドの「先重り」が気になる人はチェックしてみてください↓

【長いロッドには重いリールが合う:まとめ】

●7フィート前後(あるいはそれ以上)の長いロッドには、「重いリール」が合う傾向にある。

●長いロッドを使うときは、手元にブレが生まれやすい。

●長いロッドには、そこそこな重量のリールを載せるとキャストが安定する。

●超軽量の長いロッドは、軽いリールとの相性が良い。

※ピッチング・フリッピング専用ロッドには、そこそこ軽量のリールの方が疲労感を軽減してくれます※

「ショートロッド(短いロッド)に合うリールの重さについて


短いロッドには、軽量なリールを

6フィートを切るような「ショートロッド(短いロッド)」の場合、リール重量は「軽量なもの」が合う傾向にあります。

ショートロッドに載せるリール選びは、前述した「長いロッドには重いリールが合う:まとめ」に書かれていることと『逆』だと思ってもらうとわかりやすいです。

一応、再び説明すると、

【ショートロッドに合うリール】

●ショートロッドは”てこ”の原理が生まれにくい(手元にブレが生まれにくい)。

●リール重量は軽いものでも構わない。

●使うルアー自体が、”操作系”の物が中心となりがちなので、軽量リールが合う。
→トゥイッチ&ジャーク時の疲労軽減。

※グラスロッドなど、超しなやかで”よく曲がる”ブランクの場合、リールには重さがあった方が良い。

こんな感じです。

ショートロッドは振り抜く速度も上がるため、手元が重いとリール重量が障害となってしまい、シュパっと気持ちよく振り抜きにくくなりがち。

ノリーズ「ロードランナー」や、Gルーミスなどのアメリカンロッドの場合はその限りではありませんが、近年の軽量なショートロッドの場合は、リール重量は軽い方が快適だと感じることも。

短いロッド(6フィートを切るショートロッドなど)には、大体150g~200gくらいの軽量リールが合うと僕は考えます。

5.6~6フィートくらいのショートロッドを使うときは、「リールは重すぎず、かといって超軽量でもありすぎず」というのが僕個人の意見です。

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軽量リールは「操作系の釣り」と相性が良い

ショートロッドは、トップやジャークベイト(ミノー)といった、操作系の釣りに使われることが多いレングス(長さ)です。

そのため、トゥイッチやジャーク時の疲労を軽減してくれる、150~195gくらいの軽量リールがマッチすると感じます。

重いリールでトゥイッチやジャーキングをし続けると疲れやすいですが、軽量リールだと疲労感が激減。

「軽量リール+ショートロッド」という組み合わせは、全体のタックルバランスが良いだけでなく、実用面においても良い効果をもたらしてくれるナイスバランスなのです。

トップウォーター専用ロッドの場合

トップウォーター専用ロッドは、「しなやか(グラスロッドも含む)、尚且つロッドの自重も重く、長さも短い」といった特徴があります。

ロッド自体は短くても、「自重が重くてよく曲がる」という特性があるため、手元がブレやすくなる傾向に。

そのため、ある程度リールの自重があったほうがキャストを決めやすい。

トッパー(トップルアーを専門にする方々)の多くが、アブの5500Cなど超重いリールを好んで使っているのは、「手元のブレを抑える、キャストを決めやすい、オシャレ」といった要素が関係しているのかもしれませんね。

トップ系タックルのバランスに関しては、個々人の趣味性が強く反映される部分なので、コレといって決まりや正解、ベストが存在しない感じです。

ショートロッドに合わせるリールの一例

例えば、シマノ「ゾディアス 158ML」に載せるなら、07~20メタニウム(175g)が気持ち良いと感じます。

17タトゥーラSV TW(200g)や、ジリオンSV TW(195g)あたりも気持ち良いですが、トップ系ルアーやジャークベイトを長時間使うなら、175gくらいのリールが快適。

以下の記事で紹介している「バーサタイルモデル(汎用機)」であれば、だいたいどんなものでも合うカンジ↓

ショートロッドとの相性が微妙なのは、カルカッタコンクエスト200や、アンタレスDC MDなどの、スプール径が大きくて重いリール(トッパーは除外します)。

ショートロッドで使うルアーは軽量なものが多いため、重くてスプール径が大きなリールとは相性が良くなかったりします

【ショートロッドに合うリール:まとめ】

●ショートロッドでビシっと振り抜いてキャストを決めていくなら、軽量リールの方が快適に感じやすい(ロッドの素材と弾性にもよります)。

●トップやジャークベイト(ミノー)を中心に使うなら、軽量リールの方が疲れにくい。

●ショートロッドに重いリールは、アンバランスになりがち。
※グラスロッドなど、超しなやかで”よく曲がる”ブランクの場合、リールには重さがあった方が良い。

リール重量に合わせてロッドを決める

もし先に使用するリールが決まっているのであれば、リールに合わせてロッドを選んでいくのも良い方法です。

軽量なリールに合うロッドは?

軽量なリールに合うロッドは、「軽量なロッド」と「ショートロッド(軽量なら尚よし)」です。

細かな操作を行うスタイルには、軽量なリールを載せると疲労感にも貢献。

例えば、

●スピニングロッド

●ベイトフィネスロッド

●MH~Hパワーのカバー打ちに使うロッド

など、細かな操作を行うロッドには、軽量なリールが合う傾向にあります。

シェイクやピッチングなど、手首に負担がかかり続けるような釣りには、軽量ロッド&軽量リールの組み合わせが良い感じ。

●軽量リールの組み合わせ例

例えば、ダイワ「スティーズSV TW(160g)」なら、ダイワ「ファイアウルフ(6.10フィート、自重112g、ミディアムパワー)」のような、軽量な作りのバーサタイル系ロッドに。

シマノ「ゾディアス1610M」など、一般的なバーサタイルロッドなら、近距離から遠投までバランス良くこなせる、175g~200gくらいのリールを。

シマノ「20メタニウムMGL」や「メタニウムDC」、「SLX MGL,DC」なども合う。

シマノ「アルデバランBFS(130g)」のような軽量ベイトフィネスリールの場合、エクスプライド164BFS、ゾディアス1610MLなど、軽量でありながら、パワーが弱くて長いロッドにも合います。

カバー周り用のタックル例としては、シマノ「ゾディアス1610H」には、07~20メタニウム(175g)など。

7.6フィートのフリッピング用タックルなら、175g~200gくらいのリールを(フリップ動作が多いなら軽量なものを。ピッチングも使っていくなら、やや重めのものを)。

重いリールに合うロッドは?

重いリールに合うロッドは、超大まかに言ってしまうと、「強いロッド」です。

※トップウォーター専門の”トッパー”の人たちが重いリールを使っている理由については、前述したので省略※

しかし、ロッド素材やロッド重量によっては当てはまらないので、必ずしも「重いリール=強いロッド」が当てはまらないので注意。

あくまで指標として考えていきます。

●重量級リールの用途を理解すれば、合わせるロッドも決まってくる

そもそも論になりますが、「重いリールは、重いルアーを投げることに向けられて作られていることが多い」という部分も見逃せないポイント。

重いリールはスプール径が大きく、ラインキャパも豊富である傾向にあります。

そのため、重量級リールとの相性が良いのは、重いルアーを投げるのに最適化されている「強いロッド」となることが多いです。

近年では、6.5フィートのH(ヘビー)パワーでビッグベイトを扱う人もいたり、8フィートのXXH(ダブルエキストラヘビー)で6ozのビッグベイトをブン投げる人もいたりします。

重いルアーをブン投げる「ストロングなスタイル」には「重いルアーを投げることに特化された重量級リール&ヘビーなロッド」が合います。

●あえて重いリールを載せることで得られるメリット

シマノ「カルカッタコンクエストDC100/200」の愛用者として知られる田辺哲男は、重いリールを使うことで得られるメリットについて以下のように語っています。



「最近の丸型リールは軽くなってきているんだけど、丸型リールの最大の特徴はギアが大きいこと。つまりトルクがあるってことなんだよ。

大型ギアと、その精度を保つためのゆがみのないフルメタルボディーとなれば、その分自重も増えるけど、逆にキャストするときは安定する。

ベイトの場合はリールが軸になるから、ある程度の重さがないとちゃんとキャストできないからね。

その違いを知りたいならロングロッドに重いリールと軽いリールをつけて、ジグでもなんでも同じ重さのルアーを投げて比べてみるとわかるよ。

リールが軽いと力で無理やり投げようとするから、ヒュッと空を切る音がする。

ウェイトのあるリールをつけたらルアーの重さがしっかり乗ってインパクトの瞬間にロッドの反発力ではじき出すようにキャストできるよ。

俺が言うタックルバランスっていうのはそういうことなんだよ」

引用:釣り人社「田辺道場 NEXT STAGE」164頁より

中弾性のしなやかなロッドに、220gを超えるやや重いリールを載せるのが田辺スタイル。

「巻物をする際には、リールに重量があったほうがリーリングが安定する。しかもキャスト精度も上がる」と田辺氏は語っています。

実際、しなやかなで良く曲がるロッドに220g以上の重いリールを載せると、キャストのテイクバック時にルアーウエイトを感じやすくなります。

意図的に自重のあるリールを選ぶ」というテクニックは、タックルバランスを検討する上で大事なポイントになると言えます。

重いリールを使用したタックルの一例

例えば、シマノ「カルカッタコンクエスト200(240g)」のようなリールの場合、以下のようなロッドが合いやすいです(シマノロッドで例えるなら)。

●ゾディアス 172MH,172H

●エクスプライド 173MH-LM,173XH,176H,176H-SB,1711XHなど

●スコーピオン 1703R,1704R,1752R,17113Rなど

●ワールドシャウラ 1785RS,17114Rなど

などなど、「長め、強め」なロッドに向いていると言えます。

6.5フィートくらいのH~XHパワーのロッドにも合います。

※魚種によっては(沖釣り、ジギングなど)6.5フィートくらいに300gくらいのバランスで釣りをすることもありますが、この記事では特殊な釣りは除外しています※

●ロッドパワーが弱くても、重いリールが気持ち良く感じることも

例えば、ゾディアス1610Mや172MHなど、そこまで強くないロッドでも、210gを越える重めのリールを載せることでキャスト感が上がります。

ロッドが長くなるとキャストの際に手元がブレやすくなりますが、リールに重量があることで手元が安定。

ロッドパワーが弱かったとしても、やや重いリールを載せることでテイクバック時にルアーウエイトを感じやすくなります。

ロッドをしっかり曲げながらキャストできるようになると、「キャストを決めやすい&手元がブレない」といったベストなバランスになることも。

補足:マメ知識

シマノ系のロッドはやや硬く作られているものが多いです。

「ロッドが硬すぎてキャストが決まりにくい」と感じている人は、リールの自重を増やしてあげることでキャスト感が改善する場合もあります。

バス釣り初心者の方は、リールの重さが195g~210gくらいのものを選ぶのがおすすめ。

リールの用途を理解することで理想のバランスに近づく

リールはただ重ければ良いというわけでもなく、かといって軽すぎても微妙です。

また、リール自体の用途・方向性もタックルバランスを決める上で重要な要素になってくるため、リール選びには注意が必要になります。

以下の記事に「ベイトリールの用途についての解説&ジャンル別にまとめたオススメリール」をピックアップしておいたので、よかったら参考にしてみてください↓

【関連記事】

「釣り人」の体格やタイプを基準にした、タックルバランスの選び方

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釣り人の体格、キャストのタイプによってバランスは変わる

最適なタックルバランスは、「体格(身長、筋肉量、性質、好みなど)」によっても変わることも。

例えば、大柄なアメリカ人にとっての”ベスト”なバランスと、小柄な日本人にとっての”ベスト”は、随分違います。

(画像:KVD Instagramより

アメリカ人は体格そのものがデカく、しかも筋肉量もあるので、7~8フィートのロングロッドを片手でブン投げたりする人もいたり。

僕のような一般的な日本人体格の場合(175cm、中肉中背)、重くて太いロングロッドを1日中振りまわすのはシンドい。

なので、ベストなタックルバランスを選ぶには、「釣り人の体格・筋力」を意識することが大切になります。

キャストの”癖(タイプ)”を基準にする

「ロッドを振る速度(スイングスピード)」によっても、ベストなタックルバランスが変わってきます。

釣り人には、スイングスピードが速い人と、遅い人がいます。

例えばノリーズのプロで言うと、伊藤巧氏はスイングスピードが速いのに対し、田辺哲男氏はかなり遅め。

「どちらが正解か、どちらが良いのか」ではなく、キャストの癖は、個人の好みやスタイルに寄るところが大きいのです。

ロッドとリールのバランスを検討する際は、「自分のスイングスピードは速めか遅めか」を理解してみると良いでしょう。

大まかな傾向を言うと、スイングスピードが速い人は、全体的に軽量な構成のタックルが合いやすく、遅い人はやや重めのタックルが合いやすいように感じます。

スイングスピードによるタックルバランスの違い

大まかですが、スイングスピードが速い人の場合は、

●軽量ロッドに軽量リール

●やや長いロッドでも、そこそこ軽いリール

といった、全体的に軽量な構成のタックルが合う傾向にあります。

並木敏成氏、金森隆志氏、川村光大郎氏、ジャッカルプロスタッフ系などの「スイングスピードが速い系」の方々は、軽量なロッドと軽量なリールの組み合わせが多い印象です。

田辺哲男氏のように「スイングスピードが遅い人(ゆったりめ)」の場合は

●軽量ロッドにやや重めのリール

●しなやかでトルクフルなロッド+中重量なリール

●やや長いロッドでも、やや重めのリール

とった、全体的に「スロー、重め」なタックル構成だったりします。

アメリカのトーナメンターや、ストロング系アングラーなんかは、スイングスピードが低速〜中速の方が多い気がします。

こんな感じで、個々人の「スイングスピード(キャストの癖、好み)」によっても、ベストなタックルバランスは変わってきます。

ちなみに僕はスイングスピードは速い方ですが、低弾性〜中弾性のもっちり&しなやか&トルクフルなロッドが好きなので、やや重いリールを好んで使います。(”重い”と言っても200g前後ですが)。

打ち物系・操作系の釣りをするときは、大体175g以下のリールを選んだりします。

好みのタックルバランスを構築する

ルアーを投げる感覚(キャストフィール)の好みは、個人によってかなり違います。

軽量ロッドに軽量リールを使って、素早いスイングでシュパッと振り抜くのが好きな人もいれば、重いロッドに重いリールを載せて、ズシッとモチッと投げるのが好きな人もいたり。

そのため、タックルバランスを検討する際は、「自分がどんなキャストフィールを好むのか」と逆算していくと、ベストなバランスを見つけやすくなります。

何にせよ、どんなタックル構成であっても「しっかりキャストを決める」という最終目的は変わらないので、自分に合ったスタイルとタックルバランスを探っていくことが大事です。

補足:プロのタックルを真似したときの失敗談

これは僕の体験談ですが、ノリーズ代表の田辺哲男氏の熱狂的な信者だった時期がありました。

その際、「ロードランナーにカルカッタコンクエスト100DC」という田辺氏の組み合わせを真似したところ、僕自身にあまりにも合わなかったため、さすがに断念した…という失敗談があります。

プロや有名人のタックル構成を真似するのは大事なことですが、プロが選んでいる組み合わせが、必ずしも自分に合うとは限りません。

「好きなプロのタックル構成を真似したけど、なんだか微妙なんだよね」と感じたら、真似を一旦止めて、『自分にとってのベスト』を模索していくのが大事。

まとめ:タックルバランスを決めるときは、「ロッドとリールの自重、ロッドの長さと素材、使うルアー」を考慮して選ぶ

自分にとっての「ベストなタックル」を使うことで、バス釣りはもっと面白くなります。

ロッドとリールのバランスを整えてあげるだけで、「いきなりキャストが決まるようになる」みたいなミラクル現象も出てきたりするので楽しいですよ。

最適なタックルバランスを選ぶときは、

●ロッドとリールの重さを考慮する。

●ロッドの長さとパワーに合ったリールを選ぶ。

●「どんなキャスト感が好きなのか?(何を重視するか?投げ感か?疲労軽減か?など)」と自問自答する。

●プロのタックルセッティングを参考にしてみる。
→あくまで「目安」として。合わなかったら改善しましょう。

上記のポイントを目安にすると、あなたにとっての「気持ち良いタックルバランス」を導き出すことができるでしょう。

「何かこのロッド(リール)、使っていて気持ちよくないんだけど…」

「口コミでは〇〇って言われていたのに、使ってみたら全然ダメ…」

こんなことでお悩みなら、一度『タックルバランス』を見直してみてはいかがでしょうか。

補足:ロッドの「先重り」を簡単に解消する方法

ロッドによっては、重心がグリップより前方になる「先オモリ」が発生することもあります。

先オモリがあるほど手首に負担がかかったり、キャストを決めるのが難しくなるなどのトラブルも起こりやすいです。

ソルト・淡水とわず、簡単にロッドの先重りを解消する方法を書いておいたので、よかったらこちらも参考にしてみてください↓

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