【初心者向け】ベイトフィネス用タックルの組み方。ロッド、リール、ラインの選び方。バスプロが語る「ベイトフィネスの必然性」とは。

ベイトフィネスタックルを組みたい!」

「ベイトフィネス用のロッド・リール・ラインの選び方がわからない…」

上記のようなことでお困りなら、当記事がお役に立つかもしれません。

この記事では、「ベイトフィネスタックルの選び方」を紹介していきます。

もくじ

「ベイトフィネス」とは?バスプロが語る「必然性」について

トップトーナメンターから一般アングラーまで、幅広く浸透した「ベイトフィネス」スタイル。

ベイトフィネスの定義は個人によってさまざまだと思いますが、一般的には以下のようなものがベイトフィネスだとされています。

●スピニングタックルで扱うような、軽量ルアーをベイトタックルで扱える

●スピニングタックルよりも手返しが良いキャスト効率にすぐれる)

●スピニングタックルよりもキャスト精度を保ちやすい

●スピニングタックルよりも太いラインでライトリグを扱える

スピニングタックルで扱うレベルのルアーを使うことができ、それでいてキャストアキュラシー・効率性にすぐれ、さらにラインブレイクのリスクも減らすことができる。

これがベイトフィネスのメリット。

バスプロ・江口俊介「ベイトフィネスは必然的に生まれた」

画像:ジャクソン公式ユーチューブチャンネル「本当に『ベイトフィネス』って必要?」より

ベイトフィネスの使い手、JBTOP50プロ&レイドジャパンプロスタッフ・江口俊介氏は、ベイトフィネスタックルの有効性について以下のように語っています。

以下、江口氏の動画よりコメントの要約引用です↓

トーナメントシーンにおいて、ベイトフィネスが生まれたのは必然。

スピニングだとハイテンポなリズムでライトリグを撃ち込むことができない。

たとえば、ライトリグでのアシ撃ちは、「数打ちゃ当たる」的な要素が強く、的確に良いスポットを撃っていかなければならない。

そうなったとき、スピニングよりも展開が違うし、手返しも違う。

みんな、わかりやすいストラクシャーを攻めるが、密度がないストラクチャーほど魚はスレてしまう。

そういったシーンでは、スピニングで使っていたルアーをベイトタックルで使えるのは、すごく便利。

(引用:ジャクソン公式ユーチューブチャンネル「本当に『ベイトフィネス』って必要?」より

ベイトフィネスタックルでは、やや太めのフロロカーボンをセットして使うのが基本となります。

スピニングよりも太いラインを使えるため、スピニングでは攻めにくかった障害物(カバー)まわりでライトリグを使うことが可能になります。

また、スピニングタックルにある「ラインを指に引っ掛け、ベイルアームを返し、キャスト後にベイルアームを返す」という動作がなくなるため、キャスト数も増やすことができます。

ベイトフィネスタックルは、他のアングラーが攻めきれなかった「隙間」を埋めるため、トーナメントアングラーに必然的なものとして生まれたフィッシングスタイルだといえます。

ベイトフィネスタックルを使うメリットなどについては、以下の記事でくわしく書いているので、よかったらこちらも参考にしてみてください。

ベイトフィネス用ロッドの選び方。パワーと長さは?

スピニングタックルで扱う軽量なルアーも投げることができる、ベイトフィネスロッド。

ベイトフィネス用ロッドを選ぶときに気をつけたいポイントを書いていきます。

ベイトフィネス用ロッドの長さの選び方

ベイトフィネス用ロッドの長さには、さまざまなものがあります。

ベイトフィネスの釣りのキモである「軽いルアーをしっかり投げて、ライトリグを繊細に操作する」という部分を生かすには、6.3~6.6フィートくらいの長さがベストです。

ベイトフィネスロッド選びのコツについて、レイドジャパン代表の人気アングラー・金森隆志氏は以下のように語っています。

(画像:レイドジャパン公式

以下、金森氏の著書金森隆志の岸釣りQ&A50 パート2」からの引用です。

ひとつはキャスト精度が高く、ピシッと投げられるロッドを選ぶこと。

ピッチングやサイドハンドのようなコンパクトに振るキャストが決まりやすいロッドです。

さらに縦の操作性が高く、フッキングも高い貫通性でビシッと決まることもマスト。

そこから導き出される具体的な長さとしては、マックスで6フィート5インチまでで、それよりも長いと、最初に書いたデメリットばかりが際立ってしまう。

(中略)

つまり、キャスタビリティと操作性を上げるには短いほうがいいんですが、逆に短すぎるとバランスが悪くなる。

そこで、トータルでベイトフィネスを考えたときに収まりがいいのが、6フィート3インチから6フィート6インチまで。

(引用:内外出版社「金森隆志の岸釣りQ&A50 パート2」157~158頁より

ベイトフィネスロッドは、ピンポイントにしっかり決められる長さでありつつも、繊細な操作をおこなえるものを選ぶのがベストだといえます。

アクション(パワー)は「L~ML」が基本

ベイトフィネス用ロッドのパワーは、基本的には「L(ライト)〜ML(ミディアムライト)」パワーとなります。

ベイトフィネスのLパワーロッドで扱えるルアーは?

L(ライト)パワーのベイトフィネスロッドでは、以下のようなルアーを扱うことが可能です。

●2~5gシンカーのダウンショットリグ
●1.8g程度のジグヘッドワッキーリグ
●1.3~2.2gのネイルシンカーをセットしたネコリグ
●ワームの自重が5g前後のノーシンカーリグ
●5~9gの小型ハードルアー(シャッド、スモールクランク、小型ポッパーなど)

一般的なLパワーのスピニングタックルで扱うようなルアーなら、どんなものでも扱えます。

フィネス系リグからシャッドまで使えるので、「スピニングタックルの代わりとしてベイトフィネスタックルを組みたい!」という場合は、L(ライト)パワーロッドを選ぶのがいいでしょう。

ベイトフィネスのMLパワーロッドで扱えるルアーは?

ML(ミディアムライト)パワーのベイトフィネスロッドでは、以下のようなルアーを扱うことが可能です。

●5~7gシンカーのダウンショットリグ(ヘビダン)
●3.5g程度のジグヘッドワッキーリグ
●1.8~3gのネイルシンカーをセットしたネコリグ(スナッグレスネコリグ含む)
●ワームの自重が7~10g前後のノーシンカーリグ
●7~12gのハードルアー(シャッド、クランク、ポッパー、ジャークベイトなど)

MLパワーで扱えるルアーは、Lパワーよりも1段階ほど強くしたようなイメージです。

カバーの中にリグを入れこむ「カバーベイトフィネス」や、「スナッグレスネコリグ(カバーネコ)」、「吊るし(スモラバちょうちん釣り)」など、パワーが必要になる釣りに使われることもあります。

ベイトフィネスタックルにおける「L(ライト)」パワーロッドの用途

ベイトフィネスロッドのLパワーは、オープンなエリアから、ややカバーがある場所(ライトカバーまわり)で使用していきます。

ややオープンな場所で、沖のブレイクやボトムカバーを探ってもOK。

たとえば、ネコリグをちょっと沖にあるブレイクに投げて、ネチネチと探ってみたり。

霞ヶ浦などに点在する「杭」などのピンスポットを、ダウンショットでしっかり誘ってみたり。

使い方的には、スピニングタックルとほとんど変わりません。

霞ヶ浦の杭や水門、消波ブロック(手前)ならLパワーで問題ありません。今のところ。

上写真のようなスポットの、「手前側」を攻めるのにもベイトフィネスタックルが役に立ちます。

ネコリグやノーシンカーなど、引っ掛かりにくいリグを手前に撃ち込んでいくようなスタイルならLパワーを使っていく。

中央の太い幹の「手前」はLパワー。幹より「奥」はMLパワー…と使いわけるとイイカンジです。

幹より奥側を撃つなら、「MLパワー+フロロ12ポンド」というセットを組むか、「Lパワー+フロロ10~12ポンド」というセッティングのほうがトラブルが起きにくいです。

カバーの”奥”を撃つなら、Lパワー+フロロ8ポンドだと結構リスキー。

ベイトフィネスタックルは、Lパワーといえども、スピニングタックルよりも太いラインを使えるのがメリット。

障害物まわり(カバー)にライトリグを打ち込んでいけるのが嬉しいポイントですね。

ベイトフィネスにおける「ML(ミディアムライト)」パワーロッドの用途

ML(ミディアムライト)は、主にミッドカバー攻略に使うことが多いです。

たとえば、そこそこ濃いカバーの手前から真ん中あたりや、スモラバのちょうちん釣り(吊るし)、スナッグレスネコリグで乱杭や倒木のなかをしっかり探る…といった感じですね。

また、ややオープンなエリアでも使えます。

霞ヶ浦などにおおくみられる護岸や杭を撃っていったり、オープンエリアの沈みモノ(障害物)やブレイクなどを探るのにも使えるため、汎用性が高いのがメリット。

もし、「LとML、持っていくならどっち?」と聞かれたら、僕のなら絶対にML(ミディアムライト)を選びます。

オープンエリア、杭打ち、護岸撃ち、水門、ライト〜ミッドカバー撃ち、小型ハードルアー(シャッド、小型クランク、~3/8ozスピナーベイト)などなど、1本で幅広く対応できるからです。

一般的なMLパワーのバスロッドにベイトフィネスリールを載せるだけでも組めるので、MLパワーなセッティングは手を出しやすいといえるでしょう。

MH(ミディアムヘビー)〜H(ヘビー)ロッドを使ったベイトフィネススタイル

最近では、MH~H(ヘビー)ロッドを使った「カバーベイトフィネス、パワーベイトフィネス」も流行っています。

たとえば、レイドジャパン「グラディエーターマキシマム “ザ・マックス”」など、ソリッドティップが搭載されたヘビーロッドなど、ベイトフィネスの釣りも多様化してきています。

【関連記事】

「MLだと”奥”からデカバスをブチ抜くのに不安」というストレスが解消されるので、カバーフィネスの釣りをやり込むならチェックしてみてもいいでしょう。

筆者おすすめの1本はコレ!

シマノ「ゾディアス 164L-BFS」

シマノ「 20 ゾディアス 164L-BFS」(1ピースモデル)
created by Rinker
シマノ(SHIMANO)

ベイトフィネス入門機としておすすめしたい。

「ゾディアス166ML」もおすすめですが、『これぞベイトフィネス!」な使い方をするにはやや強すぎる印象です。

ゾディアス164L-BFSなら、5g前後のライトリグやシャッドまで使えます。

これからベイトフィネスを始めたいという人には、ゾディアス164L-BFSがおすすめです。

シマノ「ゾディアス164L-BFS」のインプレ記事はこちらで読むことができます↓

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ベイトフィネス用タックルセッティング、「リール」の選び方

この項目では、ベイトフィネス用リールの選び方を紹介していきます。

近年ではさまざまな派生品がリリースされていますが、選ぶうえでの基本となるポイントをしっかり押さえておくと購入で失敗しにくくなります。

”ガチ”なベイトフィネスをやるなら、「専用リール」一択です

”ガチ”なベイトフィネスタックルを組むなら、ベイトフィネス専用リールをセットするのが基本となります。

スペック的には、以下の要素が含まれているリールを選ぶのが失敗しないコツです。

●ラインキャパ(糸巻き量)が「フロロカーボン8ポンドを45m巻けるもの」

自重が軽いもの(操作性にすぐれる)

●フィネスリグの回収速度にすぐれる「XG(エキストラハイギア)」仕様

●軽量ルアーを快適にキャストできる作りであること
→軽量ルアーを”そこそこ”投げられる…はNG

近年は、バーサタイル用リールでもベイトフィネスに近い釣りもできるようになってきました。

しかし、軽量ルアーをストレスなく扱うには、まだまだベイトフィネス専用機には及ばない…というのが個人的な本音です。

「バーサタイルリールでベイトフィネス」はどうなの?

前述しましたが、近年では30~32mmの小口径スプールが搭載された、汎用性の高いベイトリールが増えてきました。

軽量ルアーを投げることができるということもあり、オカッパリで使う人も多いです。

しかし、バーサタイルリールの使い回しは、あくまで「軽量ルアーをそこそこ扱えるレベル」という印象で、専用機には(いまのところ)敵わないというのが個人的な本音です。

(↑スティーズ+フロロ14ポンド+バーサタイルロッドのセット)

過去に、スティーズSV TWや19タトゥーラSV TWなどに「シャロースプール+細いライン」という組み合わせで使ってみたことがあります。

ですが、ライトリグの扱いに関してはやっぱりベイトフィネス機のほうが有利かなと感じました。

5g前後の軽量ルアーに対するレスポンスのよさは、まだベイトフィネス機のほうが優れているといったところ。

「とりあえずバーサタイルロッドで”ベイトフィネスっぽい釣り”をやりたいんだけど」というなら、バーサタイル機をそのまま使っても問題ありません。

しかし、もし「ガッチガチの、”本気(マジ)”なベイトフィネスタックルを組みたい!」というなら、バーサタイルリールを使い回すのではなくベイトフィネス専用リールを選ぶべきだと僕は考えます。

一般的なバーサタイル機にはフロロ12~14ポンドをセットすることが多いのですが、このセッティングだとスプールレスポンスが悪かったり、4インチカットテールのネコリグなどのライトリグを繊細に操作するのが難しいんですよね。

「専用リール+フロロ8ポンド+L~MLパワーロッド」というセッティングのほうが、ベイトフィネスリグを使うのには快適だと感じます。

筆者おすすめのベイトフィネスリールはコレ!

シマノ「アルデバランBFS」

抜群の安定感と、イージーなブレーキセッティングが魅力の「ガチ」なベイトフィネス専用リール。

JBプロの小野俊朗氏や、人気メディアアングラー・金森隆志氏も使用していた名機です。

ややお高いリールですが、発売されてから日が経っているため、いまならお手頃価格で手に入るのも嬉しいポイント。

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ベイトフィネス用タックルセッティング。「ライン」の選び方

この項目では、ベイトフィネスリールにセットするラインの選び方を紹介していきます。

…といっても、基本的にはフロロカーボン一択です。

ベイトフィネスタックルには「フロロカーボン」をセットするのが基本

ナイロンライン8~10ポンドだと、リグをシェイクしたり、細かな操作をするときにボヨンボヨンと伸びやすく、繊細なアクションをさせにくいのです。

また、PEラインだと、今度は糸鳴りが気になったり、バックラッシュのプレッシャーもあって集中しにくい。

また、ネコリグを使った「消波ブロック撃ち」などのハードカバー攻略ができなくなるので、やっぱりフロロ安定です。

ベイトフィネスタックルのラインポンド数は?

ポンド数のベースとなるのは、フロロ8ポンドです。

8ポンドであれば、そこそこのカバーを攻めることができ、それでいてオープンな場所でも遠投しやすいです。

トップトーナメンターは6ポンドをセットすることもあるようですが、一般的な使用なら8ポンドで問題ないかと思います。

しかし、もしカバーをメインに使っていくのであれば、ポンド数はあげる必要があります。

参考までに、ラインポンド数を選ぶときのおおまかなコツを書いておきます。

写真で見る!ベイトフィネスのラインポンド数を選ぶときの目安

写真のようなライトカバーであれば、フロロ8ポンドで問題ありません。

写真のような「ちょい濃いめのカバー」に絡めていくなら、フロロ10ポンドはほしい。

スモラバを使った「吊るし」をしたり、「奥」を狙っていくならフロロ12ポンドはほしいところです。

写真のようなカバーなら、フロロ12~14ポンドといったところ。

太いラインを巻くと30mくらいしかセットできませんが、レンタルボートや小規模フィールドでのオカッパリなら、遠投する機会がないため、糸巻き量がすくなくても問題ありません。

筆者おすすめフロロラインはコレ!

シーガー「フロロマイスター」

「安い、強い、量がたくさん!」な三拍子が揃ったライン。

フィッシングテスターから一般アングラーまで幅広く使われているベストセラーラインです。

フロロカーボン選びで迷ったら、まずはこのラインを使いましょう。

「とりあえず」のポンド数はどれがおすすめ?

前述しましたが、ポンド数はフィールド環境などによってベストが変わってきます。

「とりあえず、どれ?」という場合は、「8ポンド」をセットしておくのがおすすめです。

8ポンドならオープンエリアからライトカバーまでなら攻略することが可能です。

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ベイトフィネス用タックルセッティング ロッド、リール、ラインの選び方|まとめ

ベイトフィネスタックルの組み方(ロッド、リール、ラインの選び方)について、僕の体験談やプロの意見などを参考にしつつ紹介してみました。

ベイトフィネスタックルを組みたいときは、当記事を参考にしてもらえれば失敗しにくくなるハズです!

【こちらもお役に立つかもしれません】

ライトリグ・ワームの選び方、使い方マニュアル

フィッシングラインに関する記事はこちら

タックルセッティングに関する記事はこちら

●ミディアムパワーバーサタイル

●ヘビーバーサタイル

●スピニングバーサタイル

バス釣りするなら持っていたい便利アイテム記事はこちら

おすすめバスロッドまとめ記事はこちら

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