【初心者向け】どっちを選ぶ?バスロッドの6.6フィートと6.10フィートの違い、使い分けについて

バスロッドの6.6フィートと6.10フィート

どちらも人気の長さ(レングス)ですが、購入で迷ってしまう人も少なくないかと思います。

そこで今回は、僕の体験をもとにしつつ「バスロッドの6.6フィートと6.10フィートの違い、使い分け」について紹介していきます。

「6.6と6.10フィート、どっちを選べば失敗しないの?」とお悩みの人の役にたつと嬉しいです。

【初心者向け】バスロッドの6.6フィートと6.10フィートの違い、使い分けについて

バスロッドの6.6フィートと6.10フィートの違いや使い分けには、どんなものがあるのでしょうか。

6.6フィートと6.10フィートの特徴をあげると、以下のようなものになります。

【6.6フィート】

●近距離〜中距離でのピンポイントキャストが決まりやすい
→キャスト精度がそこそこ良い(ショートロッドよりは劣る)
●遠投性能もそこそこ
●取り回しに長ける
●ジャークベイトやトップなど、操作系の釣りにも対応する
●瞬間的なフッキングパワーが高い
●手首に負担がかかりにくい

【6.10フィート】

●遠投性能がいい
●近距離のピン狙いが苦手(サイド・オーバーヘッドキャスト)
●ピッチングの精度と距離◎
●細かなロッドワークが苦手
●取り回し性能△
●カバー撃ち、ディープの釣りではフッキングストロークを稼げる
●カバーの中からバスを引き抜きやすい(ワンストロークが長い)
●手首への負担がかかる

細かい操作や、キャスト精度にすぐれた6.6フィート。

遠投性能とカバー撃ちまわりの釣りにすぐれた6.10フィート。

近年は6.10フィートがスタンダードな長さになりつつありますが、苦手な部分もチラホラ…。

ショート・ミドル・ロングロッド、それぞれの特徴を理解しておくことで、よりバスフィッシングを楽しめるようになります。

補足:レングスは釣り場によって使い分ける

バスロッドは、短くなるほど、上記の「6.6フィート」の傾向が強くなります。

また、長くなるほど、上記の「6.10フィート」の傾向が強くなります。

短いほど取り回しやキャスト精度にすぐれ、長いほど遠投性能とカバー周りの釣りなどにすぐれる…という傾向があります。

いずれにせよ、ロッドの長さはフィールドの環境やアプローチなどによって使い分けることが大切になります。

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6.6フィートの特徴と用途

●近〜中距離が主戦場

6.6フィートのバスロッドは、近距離〜中距離でのピンポイントキャストが決まりやすいのが特徴です。

6.10フィートと比べると、キャストアキュラシーに優れているため、近・中距離くらいのピンスポットにビシバシ打ち込んでいくような釣りにマッチします。

5.6~6.3フィートなどのショートロッドには敵わないものの、6.6フィートはキャスト精度のバランスが良いロッドだといえます。

遠投性能もそこそこあるため、オカッパリ・ボートとわず、さまざまなシーンで使い勝手がいいレングスですね。

●取り回しに長ける

6.6フィートは取り回しにも長けているレングスです。

たとえば、周囲に木々などが生い茂るタイプの野池でおかっぱりをするときは、ロッドが長すぎるとキャストしにくく、フッキングも決めにくくなりがち。

6.6フィートは取り回しにすぐれるため、オカッパリでヤブ漕ぎするようなスタイルにも合いやすいのです。

●ジャークベイトやトップなど、操作系の釣りにも対応する

また、ロッドが短くなるほど、ロッドワークが重視されるルアーも扱いやすくなります。

ジャークベイトのジャーキングや、トップ系ルアーのドッグウォーク、フットボールジグなど、ロッド操作がキモになるルアーが使いやすい。

また、6.6はボートなどで近距離戦がメインになる「アシ撃ち、杭撃ち」など、カバー撃ちの釣りでも威力を発揮するレングスです。

近距離へのピッチングがめちゃくちゃ行いやすいので、釣りのリズムが崩れにくく、瞬間的なフッキングパワーも稼ぎやすい。

6.6フィートは、取り回しが重視されるタイプのオカッパリや、ロッドワークが主になる釣りにマッチするレングスなのです。

●手首に負担がかかりにくい

6.6.フィートは、筋力がない人や、手首が弱い人にも使いやすいレングスです。

ロッドが長くなるほど手首に負担がかかりやすくなり、キャストする際もより力が求められます。

近年では軽量なロングロッドが増えてきましたが、手首への負担は6.10より6.6のほうが少なめ。

小さなお子様や女性など、体格が小さい人にはショート・ミドルレングスのロッドが扱いやすいです。

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6.10フィートの特徴と用途

●遠投性能がよく、近距離が苦手

6.10フィートのロッドは、遠投性能にすぐれています。

オカッパリでは遠投することも多くなりやすいため、遠投性能は釣果に直結するといっても過言ではありません。

ただ、近距離から中距離のピンスポットにビシバシ決めていくような釣りは、やや不得意。

「サイド・オーバーヘッドキャストで中距離へのポイントにたいして一定の精度を保ちつつリズミカルに投げ込んでいく」みたいな釣りをこなすには、アングラーの技量が必要になります。

ピッチングに関しては、その限りはありません。

6.10フィートはピッチング性能が高いレングスなので、カバー撃ちや底物系ルアーを扱う人にも好まれる長さです。

補足:レンタルボートでは6.10は不人気?

6.10フィートは、オカッパリでは人気のレングス。

しかし、レンタルボートの釣りではそこそこの人気具合といった印象です。

レンタルボートの場合、巻物には6.6、カバー撃ちには6.10~7.6…といった感じで使いわける人が多いです。

積めるロッド本数がほぼ無限なので、「6.10フィートでなんでもやっちゃう!」と考える人は少ないのかもしれませんね。

僕自身も、レンタルボートに乗るときは、巻きモノやトップは6.6、カバー撃ちや底物は6.10…といった感じで使いわけるようにしています。

遠目のピッチング、カバー撃ち性能◎

6.10フィートは、カバーまわりの釣りが得意。

ワンストロークが長いため、カバー越しでもフッキングを決めやすく、それでいてカバーの中からバスを引き抜きやすいというメリットを得られます。

また、スピナーベイトやラバージグなどで深場を探るときや、遠投して遠くでフッキングをするときは、ロッドが長いほうが有利です。

6.10フィートは、6.6よりもストロークを稼ぎやすいため、カバーまわりや遠投での釣りに向いています。

その他、6.10フィートの特徴

●細かなロッドワークが苦手
●取り回し性能△
●手首への負担がかかる

上記の項目は、6.6フィートの項目でお伝えした内容と真逆なカンジになるので、省略します。

【初心者向け】バスロッドの6.6フィートと6.10フィートの違い、使い分けについて|まとめ

「バスロッドの6.6フィートと6.10フィートの違い、使い分け」について、僕の体験をもとにしつつ紹介してみました。

当記事に書いたことをまとめると、以下のようになります。

【6.6フィート】

●近距離〜中距離でのピンポイントキャストが決まりやすい
→キャスト精度がそこそこ良い(ショートロッドよりは劣る)
●遠投性能もそこそこ
●取り回しに長ける
●ジャークベイトやトップなど、操作系の釣りにも対応する
●瞬間的なフッキングパワーが高い
●手首に負担がかかりにくい

【6.10フィート】

●遠投性能がいい
●近距離のピン狙いが苦手(サイド・オーバーヘッドキャスト)
●ピッチングの精度と距離◎
●細かなロッドワークが苦手
●取り回し性能△
●カバー撃ち、ディープの釣りではフッキングストロークを稼げる
●カバーの中からバスを引き抜きやすい(ワンストロークが長い)
●手首への負担がかかる

それぞれの特徴を理解しておくと、よりバスフィッシングを楽しめるようになります。

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