オカッパリバーサタイルロッドとして購入した、シマノ「ゾディアス 1610M」。
そして、レンタルボート&野池用のバーサタイルロッドとして購入した、「ゾディア 166M」。
ゾディアス1610Mと166Mの二本で悩まれる方もいるかと思います。
どちらもマルチで便利なロッドなので、ぶっちゃけ、どちらもおすすめ。
しかし、長さによる違いが結構あるため、購入するには”違い”を比較検討することをおすすめします。
今回は、シマノの人気ロッドである、「ゾディアス1610M」と「ゾディアス166M」をインプレ比較していきます。
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もくじ
どっちがおすすめ?シマノ「ゾディアス 166M」と「1610M」の比較インプレ
この項目では、僕は実際に二本を使い込んだ体験・インプレから来ている、二本の印象を書いていきます。
シマノ「ゾディアス 166M」と「ゾディアス 1610M」の大まかな特徴を知っておくと、購入で失敗しにくくります。
主な違いは「ロッドレングス(長さ)」ですが、長さの違いによって体感する印象がかなり変わるので、選ぶ際には注意しましょう。
ゾディアス1610Mと166M、どっちが買い?おすすめは?
ゾディアス1610Mと166Mは、どっちがおすすめなのか。
大まかに書くと、
●遠投性能が大事だと考える人
●広く探る釣り(魚を掛けたときの距離が遠め)をする人
●カバーを含めたワーミングの釣りもする人
●近距離〜中距離のポイントを狙う人
●遠投性能はそこそこあれば良いという人
●トップ、ミノーなどの操作系のルアーも使いたい人
●オカッパリもレンタルボートもやる人(汎用性が高いロッドを求める人)
●霞ヶ浦などで、テクニカルなワーミングをする人
広大なフィールドのオカッパリがメインなら、遠投性能に優れた1610M。
野池やクリークなど、小規模なフィールドがメインなら取り回しに優れた166M
こんな感じで選んでもらえれば、大きな失敗はしないかと思います。
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1610Mと166Mの大まかな特徴
シマノ「ゾディアス 1610M」
ゾディアス1610Mは、6.10フィートのやや長いレングス(ロッド長)。
体感的には、10~30gくらいまでのルアーが投げやすいです。オカッパリなどで1本だけ持ち歩くようなスタイルに最適。
グリップが166Mより1cm長いため、遠投時に力が入りやすく、遠投性能に優れた作りになっているのが特徴。
バイブレーションを遠投したり、スピナーベイトをスローロールするような使い方に向いていると言えるロッドです。
しかし、6.10フィートというやや長めのレングスは、ミノーのジャーキングやトップウォータープラグなどの操作系ルアーは苦手。
細かな操作を連続して行うよりかは、「遠くに投げて広いエリアを釣っていく」といった釣り方にマッチするロッドだと感じます。
●底物、ワーミング、カバー打ちにも使える
ゾディアス1610Mは、3.5~7g程度ライトテキサス、5~7gくらいのライトラバージグといった底物系ワーミングの釣りも得意。
長めのレングスなので、フッキングストロークを稼ぎやすいです。
●ライトワーミングでカバー打ちをしたい
●オカッパリで、操作系のルアーを全く使わないスタイル
こんな人にはゾディアス1610Mがベストマッチ。
●ワンピースモデル
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シマノ「ゾディアス 166M」
ゾディアス166Mは、6.6フィートの中間的な長さのロッドです。
こちらも1610Mと同じく、大体9~25gくらいまでが快適に扱えます。
166Mの方がしなやかなので、やや軽めのルアーが合う感じ。
トップ系ルアー、ジャークベイトなどの操作系ルアーから、スピナーベイトやクランクベイトといった巻物系の釣りまで、幅広く扱えます。
ちょっとした遠投からピンスポットのキャストまで、どんなシーンにおいても使いやすい長さ。
そのため、オカッパリ・ボート問わず、非常に出番の多いロッドです。1本持っているとめちゃくちゃ便利。
●長さによる取り回し加減の違い
ゾディアス166Mは、1610Mに比較するとロッド長が短いため、遠投して遠くでバスを掛けるような釣りには不向きです。
近距離で打っていくような釣りなら十分な長さですが、6.6フィートだと中距離〜遠距離でバスを掛けようとした際、フッキング時にパワーが伝わりにくい印象も。
霞ヶ浦や小・中規模の野池、クリークなどで非常に取り回しが良いロッドですが、カバー打ち・遠距離時のフッキング性能は1610Mに部があると感じます。
●野池の陸っぱり、レンタルボートのスペシャリストな166M
小・中規模のフィールドで、近距離〜中距離のポイントへビシっとキャストを決めていくような使い方には、166Mはベストマッチです。
釣り人の周囲に木々などの障害物がある場合、長すぎるロッドだとキャストがしにくいですが、6.6フィートなら、そういった状況でもロッドを振り回しやすいんですね。
汎用性も高いロッドなので、野池のオカッパリからレンタルボートの釣りに最高なアイテムだと感じてます。
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ゾディアス1610Mとゾディアス166Mの大きな違い
主な違いは、ロッドレングス(長さ)から来ている要素。
具体的には、以下の点になります。
●硬さ(振り抜き感)
●グリップ長
●得意分野の違い
●フッキングストローク
●感度
1610Mと166Mの最も大きな違いは、ロッドレングス(ロッド長)。
バスロッドは、長さが違うだけで使用感がかなり変わる道具です。
なので、ロッド選びにおいては、ロッド長を意識するのはとても大事なことになります。
長さによる効果の違いについては、以下の記事でも書いているので、こちらも参考にしてみてください↓
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硬さ(振り抜き感)
これは僕個人の体験談ではりますが、1610Mと166Mは微妙に硬さが違っていると感じました。
一般的に、バスロッドとしては「同じパワーでも、長い方が柔らかくなる」といった特性があると言われています。
しかし、1610Mと166Mでは、同パワーであるにも関わらず、1610Mの方がやや硬さがあるような印象。
1610Mの方がシャッキリ感というか、やや硬さがある分、より遠投しやすいような作りです。
166Mの方がしなやかでマイルドな味付けになっているので、硬さの違いで選んでみるのもアリ。
これはあくまで個人的な体感なので個人差があると思いますが、1610Mと166Mでは、かなり用途が違うのだと感じた体験談です。
グリップ長
グリップ長にも違いがあります。
1610Mの方が1cm長いため、遠投時などにグリップを両手で握りやすい。
1610Mの方が引き手に力を入れやすい作りなので、遠投性能に長けている印象があります。
166Mは234mmという平均的なグリップ長。
「長くもなく短くもなく」といった無難な長さなので、小場所で取り回しを重視するような使い方から、霞ヶ浦などのオープンな釣り場でちょい遠投するような使い方にも合います。
遠投性能を重視したいなら、ゾディアス1610M。
近距離〜中距離の釣りが多い、操作系ルアーを使うというならゾディアス166M。
得意分野
1610Mと166Mは、得意分野にも違いがあります。
ほとんど前述してしまいましたが、まとめると以下の通り。
●操作系の釣りの快適さ
●取り回し
●フッキングストローク(アワセ幅)
●遠投性能を求めるなら、間違いなく1610Mがおすすめ
1610Mの方が長さがある分、遠投性能に優れています。
僕個人の体感的にも、かなり違いがあるように思います。
遠投性能に関しては、間違いなく1610Mの方が上です。
野池やレンタルボートでの使用など、近距離〜中距離のポイントへ決めていくには、166Mの方が快適。
しかし、規模が大きな釣り場で遠投をメインに釣りをしていくなら、1610Mの方がおすすめです。
●操作系の釣りなら166Mが有利
トップ系ルアーやミノーのジャーキングといった、ロッド操作(ロッドワーク)を多用する釣りには、短いロッドの方が合います。
1610Mはやや長いので、細かな操作を連続して行うのは苦手。
166Mは短めなので、ロッドワークを多用する釣りにも使いやすいです。
166Mは軽量でありながらもそこそこ短めなので、手首への負担も少ないです。
ただ、操作系の釣りに関しては、ゾディアス158ML-2がスペシャリストすぎて敵わないと感じることも。
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166Mは万能ロッドとしては優秀ですが、何かのルアー操作に特化したロッドではありません。「万能、平均、平凡」を極めているようなイメージ。
遠投性能もそこそこ、操作性の釣りもそこそこ。
万能で優秀。
どんな釣りにおいても平均点以上を安定して叩き出す、マルチプレイヤーなロッドです。
●取り回しのしやすさなら、166Mが有利
ゾディアス1610Mとゾディアス166Mは、10cmもの違いがあります。
バスロッドは10cm違うと、取り回しする際の体感がかなり変わってきます。
大場所には1610M、小場所には166Mといった感じで、釣り場の規模や環境に応じて長さを選ぶのがおすすめ。
琵琶湖や霞ヶ浦の広いエリアで、遠投を繰り返していくスタイルなら1610M。
野池、クリーク、小規模河川など、狭いスポットで釣りをするスタイルなら166M。
使う環境によっても、ベストなロッドは変わってくる。
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●フッキングストロークが取れるのは、1610M
1610Mの方が長い分、フッキングを決めやすいです。
一般的に、バスロッドは「長いものほどフッキングストロークが稼ぎやすい」と言われていますが、それは1610Mにも言えることだと感じます。
特に、カバーを絡めた釣りにおいては、カバー越しのフッキングをすることになるため、フッキングストロークを稼げるロッドの方が有利。
もしテキサスリグやラバージグ、フリーリグといったワーミングの釣りも多用するなら、1610Mの方がおすすめです。
166Mより、1610Mの方がフッキングストロークを稼げるため、カバー周りのワーミングにおいては1610Mがおすすめ。
ただ、霞ヶ浦などで護岸やテトラ打ち、水門打ちといった近距離のワーミングなら、166Mでも全く問題はありません。
ポイントまでの距離が近いなら166M、遠い場所にいるバスを掛けるなら1610M…といった使い分けをするのが良いでしょう。
●感度はやや166Mの方が高い
バスロッドは、「長いものより、短いものの方が感度に優れる」という特性を持ちます。
が、1610Mと166Mでは、それほど感度レベルに違いがあると思ってません。若干166Mの方が高いかな?くらい。
ただ、細かな操作は166Mの方が優れているので、感度重視の繊細な釣りをするなら(ベイトフィネス、ワーミングなど)、166Mの方がおすすめ。
フッキングストロークは1610Mの方が上ですが、感度・操作性に関しは166Mの方が優秀。
といってもほぼ変わらないくらいなので、中〜長距離でフッキングをすることが多いかどうかで選んでもらって良いと思います。
ゾディアス1610Mと166M、共通していること
ゾディアス1610Mと166Mに共通していることもあります。
共通していることは、以下のような点です。
●ブランク特性
扱えるルアー
スペック上の扱えるルアーは、どちらも7~21gと同じ。
実際に使ってみた印象では、1610Mの方がやや重いウエイトのルアーを投げやすいと感じますが、大体同じような感じです。
「無理をすれば2oz弱のビッグベイトも投げられる」という点は、1610Mも166Mも同じです(使用は自己責任で)。
1610Mか166Mで迷っている場合は、扱うルアー(操作系のルアーを使うか、そうでないか)や、釣り場の環境などで選んでもらっていいと思います。
ブランク特性
1610Mと166Mには、同じブランクスが使われており、テーパーの同じです。
どちらも同じテーパーなので、ほとんど同じようなフィーリングで扱えます。
長さが違ったり、1610Mの方がやや硬めでシャッキリといった微妙な差もありますが、「1610Mは、166Mがそのまま長くなった」くらいの感じで考えてもらっていいかと思います。
キャスト感に関しては、1610Mの方がややシャッキリとしているような印象ですが、そこまで大きな違いはありません。
キャスト時にはルアーがブランクスにしっかり乗り、気持ちよくロッドを曲げてキャストを楽しめます。
1610Mと166M、「長さの違いによる使い分け」を意識すれば、大きな失敗は避けられると思います。
どっちがおすすめ?シマノ「ゾディアス 166M」と「1610M」の比較:まとめ
今回は、僕が実際に1年以上使用した体験談からきているインプレを含めた、シマノ「ゾディアス 166M」と「1610M」の比較インプレについて書いてみました。
この記事で書かれていることをまとめると、以下のようなものになります。
●遠投性能が大事だと考える人
●広く探る釣り(魚を掛けたときの距離が遠め)をする人
●カバーを含めたワーミングの釣りもする人
●近距離〜中距離のポイントを狙う人
●遠投性能はそこそこあれば良いという人
●トップ、ミノーなどの操作系のルアーも使いたい人
●オカッパリもレンタルボートもやる人(汎用性が高いロッドを求める人)
●霞ヶ浦などで、テクニカルなワーミングをする人
1610Mと166M、どちらを買うか迷うという人は多いかと思いますので、購入の参考にしてみてください。
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