おかっぱりで何でも投げられるバーサタイルなベイトロッドが欲しくて購入した、シマノの『18ワールドシャウラ1702R-2』。
店頭で一目見たとき、あまりのデザインの良さに思わず衝動買いしちゃいました。
バス釣り・シーバスのオカッパリにおいて投げられるルアーの幅が広いため、便利な1本として愛用しています。
シマノの『18ワールドシャウラ1702R』をインプレをしていきます。
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ワールドシャウラ「1652R」と「1702R」の比較インプレはこちらで読むことができます↓
もくじ
- 1 シマノ「18ワールドシャウラ1702R-2」は、魚種を問わない汎用性にすぐれたフラッグシップモデル
- 2 魚種を問わないバーサタイル性が魅力!
- 3 【インプレ】シマノ「ワールドシャウラ1702R-2」を使い込んでみた感想。メリット
- 4 汎用性◎投げれるルアーが多い
- 5 オカッパリで必須のルアーが快適に扱える
- 6 ビッグベイトも一応は投げられる
- 7 底物、打ち物、食わせ系は苦手
- 8 遠投性能にすぐれる
- 9 ルアーフィッシングの醍醐味を感じさせる、すぐれたキャストフィール
- 10 見た目だけじゃない。”紅グリップ”にはメリットがたくさん!
- 11 【インプレ】バス釣り・シーバスのオカッパリでバーサタイルに使いやすい、シマノ『18ワールドシャウラ1702』|まとめ
シマノ「18ワールドシャウラ1702R-2」は、魚種を問わない汎用性にすぐれたフラッグシップモデル
シマノ「18ワールドシャウラ1702R-2」は、プロフィッシングデモンストレーターである村田基氏が監修したルアーロッドです。
ワールドシャウラシリーズは「適合ルアーウエイトの2倍は背負える」ということでも有名です。
1702Rは適合ルアーウエイトの上限が28gとなっていますが、大体その倍(約50g)くらいまでのルアーなら平気で投げることができます。
ルアーロッドとして非常に完成度が高い。
さまざまなルアーを使える汎用性、軽量で疲れにくい作り、感度、傾向性…などなど、”ルアーロッド”として最高峰なアイテムだと感じさせます。
魚種を問わないバーサタイル性が魅力!
デカい魚とのファイトでは、粘り強いブランクスが活躍してくれます。
上写真はワールドシャウラ1702Rで釣った70cmくらいの雷魚。
かなり濃いめのカバーの真ん中くらいからブチ抜きましたが、この程度の魚なら力負けすることはありません。
上写真は60cmくらいのシーバス。
このくらいのサイズであれば、ゴリ巻きでほぼ一方的に寄せてくることが可能でした。
写真は遠くでフッキングしたときの魚ですが、トレブルフック系ルアーのノリの良さは◎
ワールドシャウラ1702Rは、バス・シーバス・その他の魚まで対応してくれます。
ルアーフィッシングの対象魚であればなんにでも使えちゃう。めちゃくちゃ便利!
●「ワールドシャウラ1702R」はこちらで見ることができます↓
【インプレ】シマノ「ワールドシャウラ1702R-2」を使い込んでみた感想。メリット
今回は、ワールドシャウラ1702R-2のメリット・気に入っている部分にスポットを当てて書いていきます。
●汎用性が高い
●遠投性が良い
●汎用性が高い
●デザイン性
汎用性◎投げれるルアーが多い
ワールドシャウラ愛用者たちの間では、「ワーシャ(ワールドシャウラ)は適合ルアーウエイトの2倍は背負える」というのが常識となっています。
実際、ワールドシャウラ1702Rも約2倍くらいは背負うことが可能です。
ワールドシャウラ1702は適合ルアーウェイトが7~28gですが、2oz(56g)近くあるビックベイトも投げることできます(2ozビッグベイトの使用は自己責任で)。
扱えるルアーの幅がめちゃくちゃ広いので、オカッパリで使い勝手がいいロッドですね。
オカッパリで必須のルアーが快適に扱える
使えるルアー上限が高いワールドシャウラ1702R。
快適に扱えるのは、だいたい10~30g…といったところでしょうか。
各ルアーの使用感に関しては、以下のような感じです。
-快適-(14~30g)
●1/2~5/8ozのクランクベイト、バイブレーション
●1/2~3/4ozのスピナーベイト
●3/8~1/2ozのチャターベイト、バズベイト
●1/2~1ozのトップ系ルアー(羽根モノなど)
●7~10gのラバージグ、5~8.8gシンカーのテキサスリグ
-普通-(10~14g)
●1/4~3/8ozのスピナーベイト、チャターベイト、バイブレーション
●3/8ozのクランクベイト
●1oz前後のちょい大きめのハードルアー
●1.8gシンカー+5~6.5インチストレートワームのネコリグ
●5gスモラバなどの強めのベイトフィネス
-不快-(10g以下)
●3/8oz以下のハードルアー(小型クランク、シャッド、トップなど)
●ルアーウエイトが7gを切るような、ライトリグ
●2oz前後のビッグベイト、マグナムクランク
快適ゾーンは10~30g。
たとえば、オカッパリで使用頻度が高いとされる3/8~5/8ozのスピナベやクランク、1ozの羽根モノなどを気持ちよく扱えるロッドです。
ワームなら5~7gテキサスリグ(ワームは3~4.5インチホッグワーム)、~3/8ozのラバージグまで。
ヘビダンやベイトネコなどにも使えますが、フィネス系リグの扱いは微妙です。ティップに繊細さがないからです。
ビッグベイトも一応は投げられる
デカダッジなどの羽根モノ、マグナムクランク、S字系ビッグベイトも一応は投げることはできます。が、快適ではありません。
2ozクラスのビッグベイトは、「扱えるけど快適でない」といった感じです。
とくに1.1/2~2ozは、サイドキャストでよっこいしょ…という投げ方になります。
1oz(28g)程度のルアーであれば、問題なくフルキャストできます。
たとえば、レイドジャパン「ダッジ(28g)」などの羽根モノなどをフルキャストして、広く探る…なんていう使い方なら問題ありません。
ルアーウエイトが35gを超えたあたりからやや辛くなります。
底物、打ち物、食わせ系は苦手
テキサスリグやラバージグなどをはじめとする「底物・撃ち物系ルアー」の扱いは、お世辞にも快適とは言いがたい。
5~7gシンカーのテキサスリグなら使えますが、テーパーがレギュラーテーパーなので、ピッチング&操作するときにブランクスのベリー付近が跳ねやすいです(ワームのサイズにもよります)。
一般的に、底物・撃ち物系ルアーにはエキストラファースト〜ファーストテーパーが使いやすいとされており、撃ち物にあえてレギュラーテーパーを選ぶという人は多くないといえます。
その理由には「シングルフックを瞬間的に掛けるには先調子が適している」だとか、「ルアーを細かく操作する&食い込ませるには先調子がよい」などが挙げられます。
ワールドシャウラ1702Rはレギュラーテーパー(胴調子)なので、撃ち物ルアー用ロッドとしてはやや使いにくい印象です。
あくまでM~M+くらいのパワー感なので、ライトテキサスリグやライトラバージグなどに向いた作りです。
たとえば、5~7gシンカーをセットした「モコリークロー」など、小型ホッグワームとの相性が良いです。
ノリーズ「エスケープツイン」なども扱えますが、シンカーが7gを超えるとややキツい。ミッド〜ヘビーカバーに打ち込むにはパワー不足だと思います。
デメリットに関しては以下の記事でも語っているので、よかったらこちらもチェックしてみてください↓
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遠投性能にすぐれる
1702Rはロングキャストが得意なロッドです。
3/8~5/8ozのバイブレーション、20g前後のソルトルアーなどが遥か彼方までカッ飛んでいきます。
たとえば、以下のようなシーンにおいて輝きを放つロッドです。
-ブラックバス-
●広いエリアをバイブレーションやスピナーベイトでサーチする
●だだっ広いフィールドで、羽根モノ・キャロライナリグをぶん投げる
-シーバス-
●遠くにある潮目を狙ってバイブレーションやジグなどを遠投する
●足場が低い堤防でのオカッパリシーバス
●ベイトタックルでオカッパリシーバスを楽しみたいとき
●遠投も必要だけど、ジャーキング、トウィッチなどの小技も使いたいとき
上記のようなシチュエーションでは、1702Rのレングスが活きやすい。
シーバスのベイトロッドとしてはやや短めではありますが、足場の低い場所なら問題ありません。
3mくらいの足場でオカッパリシーバスをやることもありますが、普通に使えます。
ルアーフィッシングの醍醐味を感じさせる、すぐれたキャストフィール
振り抜き感も優れているので、キャスティングも気持ちよいです。
ロッド自体がやや軽く、ブランクスに掛けてパワーが持たされているので、しなやかに曲がりながらもルアーを遠くに飛ばせるような作りですね。
レギュラーテーパーなので、キャスティング時に気持ちよくブランクスが曲がってくれます。
ルアーフィッシングの醍醐味である「キャスティング」と、魚とのファイトを楽しませてくれる素晴らしいロッドです。
ルアーフィッシングの本質を理解している村田基氏だからこそ作ることができたのでは…と感じさせます。
このロッドを使っていると、「ルアーフィッシングは魚を効率よく釣るだけが全てじゃないゼ」という声が聞こえてきそうです。不思議なロッドだ…。
見た目だけじゃない。”紅グリップ”にはメリットがたくさん!
ワールドシャウラは、真紅なカラーリングとレインボーコーティングされたブランクスが特徴です。
また、1702Rのグリップ周りのデザイン性(“紅グリップ”)に一目惚れしての購入。いつ見ても美しいです。
画像は2701FFのブランクス。レインボーコーティングされた派手なブランクス。
個人的に、ワールドシャウラのデザイン性は好きです。
派手ハデでゴージャスな雰囲気は、村田基氏ならではといったところでしょうか。デザインがGOOD!
グリップ周りのデザイン性がとてもカッコいい。
しかもこのグリップ、めちゃくちゃメリットがあるんですよね。
一般的なコルク製グリップの場合、汚れがついてしまって黒ずみやすく、お手入れば面倒になりがち。
しかし1702Rの”紅グリップ”は、僕のように手汗がハンパない人でも美しさを維持してくれます。
水に濡れた手で握っても滑りにくい、というところもお気に入りポイント。
ワールドシャウラ「1702R」の”紅グリップ”は、デザイン性と機能性を兼ね備えたナイスアイデアだと感じさせます。
”紅グリップ”の存在は大きなメリットになるといえるでしょう。
ずぼらな性格の僕でも、この素材のおかげで1702Rのグリップは今だに綺麗なままなのがありがたい…。
【インプレ】バス釣り・シーバスのオカッパリでバーサタイルに使いやすい、シマノ『18ワールドシャウラ1702』|まとめ
シマノ『ワールドシャウラ1702R-2』を、僕の体験談を含めてインプレしてみました。
当記事をまとめると、以下のとおり。
●汎用性が高い
→10~30gのルアーを快適に扱える(2ozビッグベイトもイケる)
→バス、シーバス、ライギョ、キャットフィッシュなど、さまざまな釣りに使いまわせる
●遠投性が良い
→広大なフィールドで、広く探りたいときに活躍する
→キャスト・ファイトともによく曲がる作り。使っていてキモチいいロッド
●デザイン性
→”紅グリップ”には「汚れにくい・滑りにくい・美しい」のメリットがある
1702Rは使っていて楽しいロッドです。
ルアーを気持ちよく遠投し、デカい魚を掛けて、悦(夢)に浸る…というルアーフィッシングならではの醍醐味を味わせてくれるんですよね。
やや高級なロッドではありますが、初心者さんからエキスパートまでいろんな人に振ってもらいたい名作ロッドだと感じました。
●「ワールドシャウラ1702R」はこちらで見ることができます↓
【関連記事】
ワールドシャウラ「1652R」と「1702R」の比較インプレはこちらで読むことができます↓