【インプレ】シマノ「ワールドシャウラ 2701FF-2」は汎用性がヤバすぎ…!?

シマノ「ワールドシャウラ2701FF-2」を購入してから1年ちょい経ちました。
「バス釣りだけじゃなく、シーバスやエギングとかエサ釣りにも使いまわせるロッドが欲しい!」という理由で購入してみたのですが、めちゃお気に入りです。

当記事では、シマノ「ワールドシャウラ 2701FF-2」のインプレを書いていきます。

シマノ「ワールドシャウラ 2701FF-2」は超便利なマルチルアーロッド!

「ワールドシャウラ 2701FF-2」とは

「ワールドシャウラ 2701FF-2」は、フィッシングメーカー大手のシマノ社から発売されているルアーロッド。

『フリースタイル』がコンセプトになっており、ブラックバス、シーバス、エギング、アジング、メバリング、タイラバ…などなど、さまざまな魚種に対応する作りになっているのが特徴です。

適合ルアー表記は「4-14g」。
しかし、そこは2倍のウエイトを背負えることでお馴染みのワールドシャウラ、1oz(28g)までのハードルアーもフルキャスト可能です(※使用は自己責任でお願いします)。

●2701FFで1ozをキャストしている動画はこちら

実際のキャストインプレッション動画は、こちらで観ることができます(筆者の動画チャンネル)↓

2701FF-2は「繊細さ&パワー」を兼ねそなえたマルチルアーロッド

今回インプレする『2701FF-2』は、おもにライトルアーに対応するロッドです。

穂先の調子は、食いこみにすぐれたFF(エキストラファースト)テーパーが採用。
ワームの釣りの快適性はもちろん、小・中型ハードルアーへの”乗りのよさ”も兼ねそなえています。

以下、シマノ公式サイトより、「ワールドシャウラ 2701FF-2」についての解説文引用です。

2701FF-2

繊細なティップと、より芯のあるバットをプラスさせた新生「2701FF-2 」
喰わせ性能とフッキングパワーの両立を高い次元で追求。
 
メリハリのあるブランクス特性により、メッキやライトロックフィッシュ、さらにはマダイなどの幅広いライトゲームに柔軟に対応します。
 

ワールドシャウラシリーズはレギュラーテーパーが多くを占めていますが、2701FFはエキストラファーストテーパーが採用。
ソフトで繊細なティップがありながらも、バットからベリーにかけて恐ろしいほどのトルクがあります。

ワームからハードルアーまでさまざまな釣りに対応してくれるので、1本持っていると非常に重宝します(^ ^)

シマノ「ワールドシャウラ 2701FF-2」のスペック

シマノ「ワールドシャウラ 2701FF-2」のおもなスペックは、以下のとおりです。
以下、シマノ公式サイトより、ワールドシャウラ2701FF-2の仕様引用です↓

品番:2701FF-2
全長(ft.):7’0″
 
全長(m):2.13
 
テーパー:FF
継数(本):2
仕舞寸法(cm):130
 
自重(g):100
 
先径(mm):1.7
 
ルアーウェイト(g):4~14
 
ジグウェイト(g):MAX 60
 
適合ラインナイロン (lb):4~10
 
適合ラインPE(号):MAX 1
 
グリップ長(mm):232
 
カーボン含有率(%):98.4
 
本体価格(円):74,200円

(引用元:シマノ公式サイト「ワールドシャウラ -仕様-」より

【外観インプレ】シマノ「ワールドシャウラ 2701FF-2」のデザインレビュー

この項目では、シマノ「ワールドシャウラ 2701FF-2」の外観・デザインをインプレします。

全体の印象

「ワールドシャウラ 2701FF-2」の全体の印象はこんな感じです。

シリーズに共通する”ワン&ハーフ”仕様や、真紅に染まったカーボンモノコックグリップやブランクスが目を惹きます。

ワールドシャウラ 2701ffのグリップまわり

当ロッドを目にしたとき、もっとも目を引くのが『グリップ』まわり。

18ワールドシャウラには、感度キャッチにすぐれた「カーボンモノコックグリップ」が採用されています。

旧青シャウラ 2701FF

旧モデル(青/赤シャウラ)にはストレートグリップが採用されていました。

たいして、18ワールドシャウラ(スーパーレッド)には”カーボンモノコックグリップ”が採用され、より繊細な釣りを可能に。

カーボンモノコックグリップの採用は好みが分かれるものの、個人的にはかなりイケている外観だと思っています(^ ^)

バットまわり

18ワールドシャウラ 2701FF-2のバットまわり。
レッドカラーの濃淡グラデーション、やや長めの”王道”な作りのフォアグリップ…などなど、所有しているだけで心が満たされる印象。

●太陽光の元では、より一層の輝きを放つ

2701FFをフィールドで見ると、こんな印象になります。

室内では落ち着いたカラーリングに見えますが、外で太陽光を浴びると美しく輝く。
その光景は、まるで太陽を浴びるために作られた芸術品のようです。

ガイド仕様

ガイドはKガイド、すべてシングルフットが採用。

『Kガイド』とは斜行のついたガイドのことで、PEラインの糸絡みを軽減してくれるなどのメリットがあります。

実際、フィールドで使っていてもPEラインが絡むようなことは1度もありませんでした。

一般的なバスロッド(上)、ワールドシャウラ2701FFの元ガイド

一般的に、やや傾斜のついたガイドを採用することにより、PEラインの抜けがよくなるといわれています。

ワールドシャウラシリーズのガイド選びは、監修者である村田基氏自身がおこなっている、と聞いたことがあります。
同氏によってライン放出量などの調整がほどこされているらしく、なるほど、だからトラブルが少なくて”よく飛ぶ”。

PEラインの糸絡みの少なさは、世界中を飛び回っている村田氏だからこそ行えるパーフェクトな調整だといえるでしょう。

【インプレ】シマノ「ワールドシャウラ2701FF-2」を実際に使ってみた感想

この項目では、「18ワールドシャウラ 2701FF-2」を使ったインプレを紹介します。

実際にワールドシャウラ201FFを使った印象は、以下のとおりです。

ワールドシャウラ201FFのインプレ

1:パワーが高い

2:汎用性が高い

3:投げられるルアーが幅広い

4:カーボンモノコックが良い

5:携帯性に優れる

1:パワーが高い(トルクが高い)

(画像:筆者のYouTubeちゃんねるより

ワールドシャウラ2701FF-2は、ブラックバス、シーバス、アジやメバルなどなど、どのような魚とのファイトでも引けを取りません。
ブラックバスなら40〜50cm程度のサイズでも、余裕を持ってファイトできます。

魚の急な潜りにたいしても、美しいベンディングカーブを描きつつバットが残り、トルクフルなファイトを堪能させてくれるロッドです。
そんじょそこらの魚にはまず力負けしない印象です。

2701FFは、「投げて楽しい・掛けて面白い」ロッド

曲がりを楽しめつつも、心に余裕を持ちながらファイトを楽しめるんですよね。
デカい魚が掛かっても、アングラーの手元さえしっかり支えていれば、勝手に魚が浮きあがってきます。
ティップからベリーにかけてはよく曲がるのですが、バットにパワーがあるので余力を残したファイトを楽しめるのです。使っていて楽しい!

2701FFは、シーバスとのやり取りも楽しめるロッドです。
パワーは1番(ライト〜ミディアムライト)ですが、60〜70cmくらいのシーバスとのファイトも楽しめます。

一般的なライト〜ミディアムライトパワーのロッドは、やり取りの主導権を魚に握られがち。
しかし、ワールドシャウラ2701FFはバットに”どえらい”パワーが備わっているからなのか、余裕のファイトをおこなえる。

どのような魚とのファイトでもベリーくらいまでしっかり曲がってくれつつ、バットにはしっかりと余力を残す…というようなイメージでしょうか。
60cmクラスのシーバスなら、まだ余裕がありそうな感じ。

●魚体サイズが小さくても楽しいロッド

デカい魚とのファイトを楽しませてくれる一方で、小型魚とのやり取りも面白さを感じます。

2701FFは1番クラスのパワー設定。そのため、20~30cm程度の小型の魚でもそこそこ曲がってくれます。
意外に、堤防などでチョイ投げ釣りに使ってもかなり良い。

当ロッドは、魚のサイズとわず『投げて楽しい、掛けて気持ちいい』を堪能させてくれるロッドだと感じました。
パワー系スピニングロッドにありがちな「魚がちいさいとファイトが面白くない」というデメリットも感じられず、たとえシロギスやアジでも楽しいんだよなぁ( ^ω^ )

2:ブランド感・ステータスを得られる高級ロッド

ワールドシャウラはシマノロッドの高級モデル。
ということもあり、使っているときのみならず、ただ所有しているだけでも満足感を得られます。
デザインもゴージャスな感じなので、所有欲を満たしてくれるんですよねぇ。酒が飲めるぞ。

●バットロゴ付近の深紅なカラーデザイン

●カーボンモノコックグリップ

●レインボーコーティングされたブランクス

所有しているだけでも心を満たしてくれる要素がこれでもかと詰め込まれています。
ワールドシャウラ2701FFは、たんなる「便利に使えるマルチなルアーロッド」だけでは終わりません。
所有感を満たせるという要素は、フラッグシップモデルならではの魅力だといえます。

3:汎用性◎ 投げられるルアーが幅広い

シマノ「ワールドシャウラ2701FF-2」は、投げられるルアーの幅が広いのも魅力。

たとえば、バスフィッシングだと以下のようなルアーを扱えます。

【バスフィッシング】

●虫、パワースピン(パワーフィネス)

●1.8gシンカーのダウンショットリグ、ネコリグなどのフィネスルアー(※ワームサイズによる)

●3.5g前後のスモラバを使ったカバーフィネス(パワースピン)

●ライトキャロライナリグ

●5g前後のシャッドやスモールクランクなどの小型ハードルアー

●10g前後のハードルアー

ワールドシャウラ 2701FFは「ちょいパワーフィネス」にも使える

PEラインを使用した”ややライトなパワーフィネス”的な使い方や、虫ルアーを使ったちょうちん釣りなどにも使いやすいです。

一般的なML(ミディアムライト)クラスのスピニングタックルでは、虫ルアー、フィネスルアーは軽量なためキャストが難しくなる傾向があります。
しかし、2701FFはティップからベリーまでがしなやかであるため、ムシ系ルアーもピンポイントに投げることが可能でした。青木虫でもそこそこしっかりキャストできます。

パワーがMLクラスなので、さすがにヘビーカバーへのパワーフィネスには向かないものの、それ以外の用途においてはほぼ万能です。

●レッグワームのダウンショットできる?

2701FFを購入する前、個人的に気になっていたのが「フィネス系ルアーの使い心地」です。

たとえば、バス釣りで使われる「レッグワーム2.5×ダウンショットリグ」というコンビネーションは、スピニングタックルを使用するアングラーには欠かせないセット。

実際に2701FFを上記セットに使ってみたところ、以下のような結果になりました。

ダウンショットリグの使用感インプレ

●シンカー1.8gは投げられる。が、実践では使えないレベル

●シンカー3.5gあると、普通に扱えるレベル

●「レッグワーム2.9×シンカー3.5g」は快適

ワームサイズとシンカーウエイト次第では、ダウンショットリグも十分扱えます。

ただ、細かい操作をするとティップだけでなくベリー上部くらいまで入ってしまうので、ダウンショット専用タックルを組むには2701FFはおすすめできません。

ソルトルアーにおいての2701FFの使用感

ソルトルアーにおいては、以下のようなルアーも使えました。

【シーバス】

●10g前後のコンパクトなバイブレーション、ミノー、シンペン

●20g前後のミノー、バイブレーション、スピンテール
  

【ライトソルト】

●2~4g程度のジグ単のアジング・メバリング

●5~15g程度のジグを使ったライトショアジギング

●5号くらいまでのオモリを使用した、ちょい投げのエサ釣り

●海釣り公園でのサビキ釣り(ファミリーフィッシング)

海釣り・ソルトルアーにも使いやすいロッドです。
どのようなものであっても、重さが5g~25gくらいまでのものであれば快適に投げることができるロッドです。

シーバスの釣りにおいては、だいたい~20gくらいまでが快適に使える範囲かなと。
たとえば、アイマ「烈波120」などをはじめとする120mmサイズのミノーは、気持ちよくキャストすることができます。

アジング・メバリングは、やや辛め。出来なくはないですが、快適ではありませんでした。
「PEライン×2gジグヘッド」くらいが下限かなと。ジグ単体だと2.5gを切るとかなりツラい。
小型ハードルアーなら、細PEラインを組みあわせれば普通に使えます。

4:18ワールドシャウラには感度◎なカーボンモノコックが搭載

ワールドシャウラ2701FFには、感度伝達にすぐれたカーボンモノコックグリップが採用されています。
そのため、ワーミング・フィネスリグを使った釣りをするときに役立ってくれました。

たとえば、バス釣りならダウンショットやネコリグ、スモラバ、ノーシンカーのズル引きなど、感度が重視されるようなタイプの釣りで効力を発揮します。

また、シーバスの釣りにおいてもカーボンモノコックは利点があるように感じます。
河川など流れがある場所でハードルアーを巻いているときは、バイトが感じられにくくなりがち。
しかし、2701FFはしっかりとバイトを拾ってくれます。

ノリも良いので、トレブルフックを使用したルアーでもバレにくいような印象も。

カーボンモノコックは汚れにめっぽう強い

個人的に、カーボンモノコックグリップは汚れにも強い…というのもメリットだと思っています。

僕は手汗をかきやすいのですが、コルクグリップだとすぐに真っ黒にしてしまいがち…。
しかし、カーボンモノコックなら黒く汚れることがないため、コルク汚れを気にせずにすみます。

ワールドシャウラ2701FFのグリップは、実用面・デザイン面どちらにおいてもメリットがあるためお気に入りです。

5:携帯性にすぐれる「ワン&ハーフ」が助かる…

ワールドシャウラはワンアンドハーフ仕様です。
いわゆる「2ピース」なのですが、仕舞い寸法が130cmとコンパクトになっていて、持ち運びやすくて助かっています。

たとえば、一般的なソルトロッドは仕舞い寸法が150cm近くになることも多く、バイクなどでの運搬を行いにくくなりがち…。
しかし、ワールドシャウラはすべて130cmという仕舞い寸法で統一。自転車・バイク、電車釣行などでも持ちはこびしやすいので助かっています(^ ^)

また、飛行機でも移動にも対応してくれるのがありがたいですね。
帰省先や旅先などでちょろっと釣りしたいときに、ワンアンドハーフが便利すぎる…。

【インプレ】シマノ「ワールドシャウラ 2701FF-2」|まとめ

シマノ「ワールドシャウラ 2701FF-2」のインプレを紹介しました。
汎用性があって持ち運びしやすく、それでいてストロングなパワーが魅力的なワールドシャウラ2701FF。
バス釣りでライトリグ専門に使うにはややパワー過多かなとは思うものの、使っていて楽しいロッドだと感じます。
シマノ「ワールドシャウラ 2701FF-2」気になった人はチェックしてみては…?

ちなみに、僕はアマゾンで¥40,000台で購入することができました。ラッキーだった…。

アマゾンはたまに安売りされていたりするので、お得に買うならこまめに価格をチェックしておくのが新品で安く買うコツ(^ ^)

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