「フッキングをしっかりしているのに、なぜかバレる」
過去に上記のことで悩んでいたのですが、当記事に書いてあることを実践することで解消しました。
今回は「スピナーベイトでバラシが多いときの対処法」を紹介します。
もくじ
【初心者向け】スピナーベイトで「バラシ」が多いときの対処法
スピナーベイトでバラシが多いときは、以下のことを実行するとバレにくくなります。
●ライン素材とポンド数を変える
●ロッドパワーを変える
●常にラインテンションを張ってファイトする
ラインとロッドのバランスを調整する
スピナーベイトには、太いシングルフックが搭載されています。
そのため、柔らかすぎるロッドを使ったり、細すぎる(あるいは伸びやすい)ラインを使うと、しっかりとフッキングすることができません。
たとえば、以下のようなセッティングはスピナベでバラシが大きくなる例です。
●L(ライトパワー、ベイトフィネス)パワーロッド+ナイロン10~14ポンド、フロロ8ポンド
●L~MLパワーロッド+フロロ8~10ポンド
タックルセッティングに「柔らかい」とか「細い、伸びやすい」といった要素があると、しっかりとしたフッキングができなくなります。
ライン素材とポンド数を変える
スピナーベイトでバラしが多いときは、ライン素材とポンド数(太さ)を変えてみましょう。
たとえば、やや硬め・高弾性なM(ミディアム)パワーのバーサタイル系タックルを使っている場合、フロロ14ポンドからナイロン16ポンドにしてみることでも変わります。
フロロラインは素材そのものが硬いため、高弾性のシャキっとしたロッドと合わせると、ファイト中のクッション性が足りず、ラインテンションが抜けたときにバレやすくなります。
「高弾性ロッド+フロロカーボンライン」のセッティングは、やや中級者・上級者よりのセッティングだといえます(理由は後述の「ファイト方法を変える」にて)。
(ノリーズの低弾性ロッド)
低・中弾性のやわらかいロッドは、フロロカーボンを使うことでフッキングとファイトバランスが良くなります。
バスロッドの柔らかさを、硬いラインで補う…といったイメージでしょうか。
低・中弾性のやわらかいロッドは、ファイト中にクッションの役割をしてくれるため、バラシそのものが少なくなります。
逆に、柔らかいロッドに細めのナイロンラインを合わせてしまうと、フッキングするときにパワー不足になってしまい、フッキングミスやバラシなどが増えやすくなってしまいます。
補足:管釣りでは「UL+ナイロン4ポンド」だけどバレないのはなぜ?
管釣りでは「柔らかいロッド+細くて伸びやすいライン」のセッティングが基本とされています。
当記事に書いたことと矛盾しているセッティングですが、バラさないキモとなるのは「常にラインテンションを張った状態でやりとりする」です。
スピニングリールのドラグ調整がしっかりしていると、常にラインテンションが維持され、バレにくくなります。
また、管釣りで使うルアーは「フックがめちゃくちゃ細い」ということもあり、フッキングミスすることも少なめだといえます。
セッティングや環境、対象魚(とアングラーの腕)次第では、「柔らかいロッド+細いナイロンはNG!」とも言い切れません。
ロッドパワーを変える
ロッドパワーを変えることで、フッキングミスを減らすことができます。
スピナーベイトには、太いシングルフックが搭載されているため、ML~Mパワーだとフッキング力が足りずにバラしてしまうこともあります。
3/8ozのスピナーベイトにはMパワータックルが合いますが、1/2ozクラスになるとMH(ミディアムヘビー)パワーのほうがマッチしやすい場合も。
「ロッドは中弾性〜高弾性、ラインはフロロ14ポンドかナイロン16ポンド。でもバレる」というときは、ロッドパワーが合っていないか、あるいはファイト方法が間違っているかのどちらかだと思います。
常にラインテンションを意識してファイトする
バス釣り初心者の多くに見られるのが「ファイト中のラインのたるみ」です。
バスがジャンプしたり首を振ったりしたときに、ラインが緩んでいるとバラしやすくなるので注意!
ファイト中は「常にラインテンション(張り)を保ったままやり取りする」が基本です。
ポンピングなどを多くしてしまってもバラしが多くなるので注意しましょう。
ファイトの好例として、アメリカのトーナメントで活躍中の大森貴洋氏の動画を貼っておきます↓
※再生するとファイトシーンから観ることができます
動画はクランクベイトでのファイトシーンではありますが、ラインテンションを維持していれば、バスが暴れてもかなりバレにくくなります。
バスがジャンプしても、リールを巻き続けることでラインテンションが抜けません。
また、バスが走る方向とは逆にロッドを倒すことでも、ラインテンションを維持することができます。
補足:「とにかくゴリ巻き」でバラシが減る
ベイトタックルの場合に限りますが、「ファイト中のバラシが多いんだよね」という場合は、とにかくリールをゴリ巻きしてみましょう。
バスにジャンプされようが、水面で暴れられようが、とにかくリールを巻き続けることでラインテンションが維持されるので、意外と(というかかなり)バレないことがわかるかと思います。
それでもバレるという場合は、フッキングミスが原因か、フッキングの掛かり所が悪かったか、タックルセッティングが間違っているか、ファイト中のロッドの捌き方が原因だと思います。
【初心者向け】スピナーベイトで「バラシ」が多いときの対処法|まとめ
スピナーベイトでバラしが多いときの対処法を紹介してみました。
適切なタックルセッティングを組み、ラインテンションを緩めないようにファイトすることで、スピナーベイトのバラシはかなり軽減できます。
スピナーベイトでバレやすいと感じている人は、以下のポイントを確認してみましょう。
【スピナーベイトでバラシが多いときの対処法|まとめ】
●「高弾性ロッド+硬いライン」のセットを組んでいないか?
※ファイトのテクニックを身につけることでバレにくくなります。
●スピナベのフックの太さに対して、「ロッドパワー」と「ライン素材・ポンド数」は適切か?
→「柔らかいロッド+柔らかくて伸びるライン」はバレやすい。
ドラグの微調整、ロッドパワー、ライン素材・太さのバランスを再考しましょう。
●ファイト中にラインテンションが緩んでいないか?
→バスが首振り・ジャンプしてもリールを巻き続け、ラインテンションを抜かない。
→バスが右に走ったら、ロッドは左に寝かせる。左に走ったら、ロッドを右に倒す。
→ポンプリトリーブをやめ、ひたすらに「リールを巻き続けるファイト」を行う。
当記事で紹介した対策は、その他のルアーにも対応するテクニックなので、バラシが気になっているときの参考にしてみてください。
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