シマノのバスロッド「ゾディアス」は、リーズナブルな価格でありながら、それでいて本格的な使用感で多くのアングラーに人気。
本場アメリカでテストされた本格的なロッドということで、「軽量・頑丈な造り・ハイパワー」な三拍子がそろった優秀なロッドです。
今回は、僕が実際に使ってみて「コレはいい!おすすめしたい!」と感じた、旧ゾディアス7機種をインプレします。
もくじ
【インプレ】シマノのおすすめのバスロッド、旧ゾディアス8選まとめ
今回はシマノのバスロッド「ゾディアス」を7機種紹介していきます。
※クリックすると、その機種の項目までジャンプします
●158ML-2
●264UL-S
●166M
●166MH
●164L-BFS
●168L-BFS
●1610M
●1610H
全機種、僕が1〜2年ほど実際に使用してみたので、旧ゾディアスのロッドを検討している人の参考になると嬉しいです。
旧ゾディアスは、値下げされている今が購入チャンスです。
ゾディアスは2020年に新モデルが発表され、現在(2021年6月時点)はニューモデルに商品入れ替えされつつあります。
旧ゾディアスは、ネット通販でも値下げされている傾向があるため、今がチャンスです。
ゾディアス 158ML
●5.8フィートのショートロッド
●超高精度なキャストがビシバシ決まる
●ミノーのジャーキング、トップウォータープラグに◎
5.8フィートという短さが特徴のロッド。
操作性・取りまわしに優れるため、トップウォーターやミノーなど、ロッド操作が重視される釣りに向いてます。
ワンアンドハーフなので持ち運びにも便利!
また、ショートレングスであるため、背の低いお子様や女性にも扱いやすいロッドです。
キャスト練習にも最適なロッドです。というか、僕の購入動機は「キャスト練習のため」でした。
アメリカのトッププロは高身長でもジャーキングにショートロッド使う人もいるらしいので、中級者、上級者にもおすすめできるショートロッドといえるでしょう。
スミスウィック「ラトリンログ ARB1200」や、ボーマー「ロングA 14A」、メガバス「X-80 トリックダーター」など、8~11cmクラスのジャークベイトを快適に使えます。
短いためキャスト精度が上がりやすく、ピンポイントにキャストする喜びを知ることができる、数少ない貴重なショートロッドです。
最近では、6フィートを切るショートロッドは発売されなくなってきているので、ほぼ絶滅危惧種といっても過言ではありません。
●2ozまで背負えるロッドです
ミディアムライトパワー表記ですが、2オンスのビッグベイトを投げられるパワーも持ち合わせているのには驚かされました。
推奨はできません&自己責任で…となってしまいますが、適合ルアーの上限を遥かに超えるルアーまで投げることができるので、汎用性の高い1本に仕上がっている印象ですね。
取り回しにすぐれ、キャストもビシバシ決まるので、初めてバスフィッシングをする初心者の人にもおすすめ!
2021年追記:不人気モデルなので、20ゾディアスからラインナップが外されました。残念。
新品で買うなら在庫が残っているうちに…!
ゾディアス 264UL-S
●ソリッドティップ搭載
●オートマチックなフッキング
●「1.8gシンカー+レッグワーム2.5インチ」のダウンショットに◎
食いこみがいい「ソリッドティップ」が搭載されているスピニングロッド。
2〜3インチワームのノーシンカーやダウンショット、1.3g前後のスモラバやネコリグを扱うのに適したロッドです。
穂先がソリッドティップで食いこみがよく、ライトリグ入門、ダウンショット専用機におすすめ!
「ダウンショットシンカー1.8g+レッグワーム2.5インチ」がめちゃくちゃ快適に使えます。
一般的なソリッドティップは根がかりに悩ませれることもありますが、当ロッドの穂先はやや張りがあるため、根がかりしたときにリグが食いこみにくい。
それでいて、バスのバイトにはしっかりと追従してくれるので、「不要な根がかりは回避しつつ、バイトは拾う」というオートマチックな釣りを可能にしてくれます。
超軽量リグを使うならゾディアス264UL-Sがおすすめです。
●264UL-Sで向き・不向きのルアーは?
~5gまでの軽量リグに向いているロッドですが、ルアーウエイトが5g以上になると使いにくいと感じます。
たとえば、5インチワームのネコリグやジグヘッドワッキーなど、ベイトフィネスでも扱える類のルアーになると、ティップが入りすぎてしまって使いにくいです。
また、センコー4インチ(7g)のノーシンカーなど、フックサイズが#1/0クラスのルアーは扱いづらさを感じます。
ゾディアス264UL-Sは、「スモールマウス(川スモ含む)を狙う」という人や、「軽量ワームリグ、ダウンショットリグ、ホバストをやりたい」という人におすすめのフィネスロッドです。
ゾディアス 166M
●3/8~1ozまで対応するマルチなベイトロッド
●オカッパリバーサタイルにおすすめ
●パワーベイトフィネス、ライトテキサスにもGOOD
レングスが6.6フィートの、中間的な長さに位置するロッド。
7フィート以上の長さもなければ、5.8フィートという短いわけでもない…という絶妙なレングスとなっており、巻物からワーミング(パワーベイトフィネス)にベストなロッドです。
遠投性能もそこそこあるため、霞ヶ浦や野池などのオカッパリにもGOOD!
また、取り回しにすぐれた長さなので、トップやミノーなどのロッドワークを必要とする釣りにも使いやすいですね。
バス釣りのオカッパリでは、タックル1本にさまざまな釣りを求められることも多いですが、ゾディアス166Mは、3/8~1/2ozのスピナーベイトやチャター、トップ、クランクなど幅広く使えるため、使い勝手がいいです。
また、5インチワームのネコリグや、3.5~5gのテキサスリグ・ラバージグも扱えるため、おかっぱり・ボートとわず「1本持っていると重宝するロッド」だといえます。
ゾディアス166Mは、「オカッパリで、なんでも投げられるベイトロッドがほしい!」という人や、「ジャークベイトやトップ、巻物を一通り使える優秀なベイトロッドがほしい」という人におすすめです。
ゾディアス 166MH
●フットボールジグ、フロッグに最適!
●1/2ozのスピナーベイトスペシャル
●野池カバー撃ち(近距離)スペシャル
6.6フィートのミディアムヘビーロッド。
6.6フィートというほどよい長さなので、取り回しにすぐれたロッドです。
フットボールジグやフロッグなど、細かなロッドワークを必要とされる釣りに向いています。
また、1/2~3/4ozのスピナーベイトやチャターを”ピン”に打ち込んでいくような釣りにもおすすめです。
たとえば、房総リザーバーや、牛久沼、カバーをかわしながら釣りをしなければならない野池などで活躍してくれるロッドですね。
さらには、近距離〜中距離のカバー撃ちでも使いやすいので、「上下・左右が木々に囲まれたポイントをやぶ漕ぎしながら打っていく」みたいなシーンでも使い勝手がいいロッドです。
【関連記事】
旧ゾディアス16MHのインプレ記事はこちら↓
ゾディアス 164L-BFS
●ベイトフィネスの入門ロッド
●サイドキャストがビシバシ決まる
●コスパ◎
6.4フィートのベイトフィネス専用ロッド。
シャッドや小型クランクベイトなど軽量プラグから、5g前後のライトリグまで幅広く使えるロッドです。
3.5〜4.5gくらいのスモラバ、5インチ前後ワーム を使用したネコリグ、3.5〜5gシンカーを使用したダウンショットリグ、ヘビダンなど、”ベイトフィネス”と呼ばれる釣りなら一通りこなせるマルチなロッドですね。
レンタルボートに1本積んでおくと非常に便利です。
ベイトフィネス入門機としておすすめ!
ゾディアス 168L-BFS
●ピッチング主体のベイトフィネススタイルに◎
ベイトフィネス としてはやや長い、6.8フィートのベイトフィネス専用ロッドが「168bfs」です。
164bfsと168bfsの使い分けとしては、「ポイントまでの距離感」と「カバーに絡めるか否か」といったカンジです。
カバーの奥に2.2~3.5gスモラバを打ち込んでいくなら、168L-BFSのほうが使いやすいです。
カバーの手間や、ボートディスタンスを中距離くらいにとり、サイドキャストで決めていく…みたいな釣りをするなら、164L-BFSのほうが良い。
■使用感は164bfsとほぼ同じです
快適に扱えるルアーは164bfsとほぼ同じです。
だいたい5g前後のルアーから8g前後のルアーの扱いに長けています。
3.5〜4.5gのスモラバ、5インチワームのネコリグ、4~8gのハードルアーなどが使いやすいです。
168のほうがレングスがあるので、小型クランクを使った「スモールクランキング」にもおすすめです。
バス・ポイントまでの距離が近い場合は164bfs、ポイントまで遠い(離れなければならない)ときは168bfs…というような感じで使いわけるのがイイカンジです。
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ゾディアス 1610M
●遠投性能◎
●~2ozまで背負える
●ライトテキサス、コンパクトジグにもよし
6フィート10インチというやや長めのミディアムパワーのロッド。
166Mをそのまんま長くしたようなロッドで、遠投性能が高く、使用できるルアーの幅が広いのが特徴です。
ポイントまで距離があるようなフィールドで役に立つロッドで、霞ヶ浦や皿池など、遠投性が釣果に直結するようなフィールドで活躍します。
使えるルアーは、だいたい10〜30g程度。
3/8~1/2ozのスピナーベイトやチャターやバズベイト、クランクベイト、~1ozまでのトップウォータープラグに使いやすい。
ワーミングなら、3.5~7gのテキサスリグやラバージグ、フリーリグなどにおすすめです。
「オカッパリで遠投したい!」という人や、「おかっぱりで何でも投げられるベイトロッドがほしい!」という人におすすめ!
【関連記事】
旧ゾディアス1610Mのインプレ記事はこちら↓
旧ゾディアス166Mと1610Mの比較インプレ記事はこちら↓
6.6フィートと6.10フィートの使い分けについての解説はこちら↓
おすすめの6.10フィートロッドまとめ記事はこちら↓
ゾディアス 1610H
●取り回しにすぐれる
●ヘビーカバー対応
●ジグロッドとしても◎
大きいハードルアー、テキサスリグやラバージグといった打ち物まで何でも使えるヘビーロッド。
汎用性が高く、1~3ozの大型ハードルアーから、5~14gのテキサスリグやラバージグ、フリーリグまで1本でこなせるのが特徴です。
表記では適合ルアーウエイトが12〜42gとなっていますが、だいたい3ozくらいまでなら平気で背負えます。
●汎用性がある優秀なヘビーロッドです
ヘビーカバー撃ち専用ロッドとしてもおすすめ!
7〜14gくらいのシンカーを使用したテキサスリグを打ち込んだり、10〜14gくらいのラバージグをカバーに絡めていくような釣りに◎
PEラインを巻いたジグフリップや、野池でのフリッピング・ウエッピングでも使いやすいです。
また、しっかりとした硬さがありながらも、しなやかに曲がる作りになっているため、ハードルアーにも使えます。
たとえば、ビッグベイト・ビッグプラグ用ロッドとして使ってもOK!
まさに「ヘビーバーサタイル」という言葉がピッタリな、とても器用なロッドとなっています。
非常にバランスの取れたロッドに仕上がっていると感じています。
補足:廃盤モデルです
2020年モデルには1610Hがラインナップされておらず、廃盤モデルとなってしまいました。
新品での購入ならお早めに!
【ロッドインプレ】シマノのおすすめのバスロッド、ゾディアス7選まとめ|まとめ
今回はシマノのベイトロッド「ゾディアス」を7本インプレしてみました。
ゾディアスのロッドは誰にでも扱いやすいので、初級者の人やバス釣り復帰組の人、専用機が欲しくなってきた中級者のアングラーまで幅広い人におすすめできるロッドだと思います。
汎用性があり、価格的にもリーズナブルでお買い得なゾディアスシリーズ。
もし気になる機種があったらチェックしてみてください。
※クリックすると、その機種の項目までジャンプします
●158ML-2
●264UL-S
●166M
●166MH
●164L-BFS
●168L-BFS
●1610M
●1610H
【こちらもお役に立つかもしれません】
●スピニングロッド
●ベイトロッド
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