【1年使用 ゾディアス 166Mインプレ】おかっぱり・ボートの何でも用ベイトロッドにおすすめのシマノのバスロッド。

ボートやおかっぱりで7フィートの長いロッドを使う機会が増えているのですが、キャスト精度に不満があったのでシマノの『ゾディアス166M』を購入しました。

取り回しの良さ・リーズナブルな価格・汎用性の高さが気に入っています。

実際に1年ほど使い込んだのでインプレしてみようと思います。

【関連記事】購入から1年半が経過。改めてインプレしました↓

【ロッドインプレ】シマノ『ゾディアス166m』。使いまわせる便利なおすすめロッド

これが今回紹介するシマノのベイトロッド『ゾディアス166m』。
6.6フィートという取り回しの効く長さと、軽量でどんなリールに合わせても使いやすく、価格的にもリーズナブルなのが特徴のシマノのベイトロッド。

■スペック

シマノ『ゾディアス 166M』

全長(m):1.98
自重:107g
先径(mm):1.8
適合ルアーウエイト:7g〜21g
適合ライン:10lb〜20lb
グリップ長(mm):234
テーパー:F(ファーストテーパー)
カーボン含有率:94.9%
本体価格:17,000円

■お買い得情報

本体価格は17,000円となっているが、アマゾンや楽天などのネット通販サイトでは14,000円前後で購入できるのでお得。

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シマノ『ゾディアス166M』の外観・デザイン

全体的にブラックで統一されており、所々にアクセントで入っているレッドのコントラストがカッコいい。

軽量化・剛性に優れたシマノの技術「Ci4+」が使われたグリップ。

使い込んだがEVAグリップにはベタつくような劣化も見られません。

ゾディアスシリーズの全ロッドにも言えることですが、EVAグリップは年数を経てもサラサラ感が残る清潔感のあるグリップだと感じています。

キャスト時や魚とのファイト中のネジレを抑える、シマノ独自の技術『ハイパワーX』が採用されたブランク。

ご覧のように、カーボンをX状に締め上げられているのが目に見えます。

しなやかで弾力のあるブランクですが腰がないわけではなく、シャキっと振り抜ける鋭さも感じさせるブランクです。

グロップ下部のデザイン。

セパレートグリップが採用されており、ロッドワークの邪魔にならないのが嬉しいです。

デザイン的にもイマドキな感じがあってカッコイイです。

ガイド数はアルコナイトガイド。

ガイド数は8個で、5〜8番ガイドはダブルフット、1〜4番はシングルフット。

補足:アルコナイトガイドとは?

アルコナイトガイドは、Sicガイドとハードガイドの中間に位置するようなガイドです。

リーズナブルなロッドに採用されていることが多いガイドで、コストを抑えるために採用されていること場合もあります。

日本のロッドはSicガイドが採用されいているものが多いのですが、バスフィッシングの本場アメリカではアルコナイトはポピュラーなガイドリング素材として使用されています

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実際にシマノ『ゾディアス166M』を1年間使ってみたインプレ

■全体的な印象、購入当初の印象

6.6フィートという長さが取り回しが良く、おかっぱり・レンタルボート共に扱いやすいのが印象的です。

軽量なので振り回しても疲労感が少ないため6.6フィートの長さを感じさせず、体感的には6.4くらいのフィーリングで振ることができるのも気に入っています。

ルアーの使用感に関しては、巻物に使うと「しなやかで弾力のあるブランク特性」がより活き、ワーミングなどの底物に使うと「適度にあるハリ・硬さ」がワーム操作の邪魔にならない…といった印象です。

僕としてはゾディアス166Mは「全体的にシャキっとしていてハリが強いロッド」であると感じています。

ネット上では「巻物に良い・中弾性」と言われているゾディアスですが、僕としてはこのロッドは少々硬い印象があります。

「弾力があるブランクスにルアー重量をしっかり乗せて、ロッドを曲げるのが気持ち良いロッド」みたいな、アメリカ系の中弾性ロッドにありがちな弾力・キャストの気持ちよさを期待して購入したので、購入当初は思っていた以上の硬さに驚いてしまいました。

店頭で振ってみた印象は「しなやかで柔らかくて粘りのありそうなロッド」というものだったのですが、実際に使ってみると思いのほか”硬い”と感じます。

そこそこウエイトのあるルアーを使わないと、僕の技量ではロッドブランクを上手に曲げることができず、戸惑ってしまったこともありました。

ですが、キンキンな高弾性の感度重視なロッドではないため、キャスト感に慣れてしまえば快適にルアーを投げることができるでしょう。

シマノ『ゾディアス166M』は、ややハリ・硬さを残しつつ、それでいてハードルアーの使用感も損なっていないバランスのとれた良いロッドだと思いました。

■感度

ゾディアスのように中弾性のロッドは感度に不満を感じやすいことが多いのですが、ゾディアスは感度もミドルクラス並みにあり、特にテキサスリグやラバージグのような底物・スローダウンな釣りにも使いやすかったのが印象に残っています。

25ポンドナイロンを使っても、障害物にルアーが当たった衝撃なのか魚のアタリなのか判断に戸惑うくらいには感度が良好だと感じています(僕個人の技量の問題ではありますが)。

また、12〜16ポンドのフロロラインを使用したライトテキサスリグや軽量ラバージグ、5〜6.5インチのワームを使用したネコリグなどの底物・ワーミングの釣りをしていても、感度面においては不満を感じることはありませんでした。

フォール中のコンっという繊細なアタリや、カバーの中で中層シェイクしてる際のちょっとした違和感を感じとることもできるので、カバーフィッシング・ワーミングの釣りに関しては特に不満に感じている点はありません。

ただ、同社のエクスプライドやワールドシャウラなどのミドルクラス〜ハイクラス系ロッドに比較すると、さすがに感度面は劣っているように思います。

エクスプライドの169Hを使用していたことがあるのですが、感度・鋭敏さにおいてはエクスプライドの方が優れているなと。

しかし僕個人としては、キャストのしやすさ・キャスト時のロッドの曲げやすさはエクスプライドよゾディアスのほうが容易に行えると感じています。

補足:ゾディアスとエクスプライド、どっちが自分に合う?

エクスプライドは芯のある金属的なシャキッと感・高感度が魅力のロッドだと思っているので、

・シュパっと鋭いキャストをする人(スイングスピードが速い人)
・感度を重視する人
こういった人はエクスプライドが合い、・やや遅めのスイングスピードをする人
・ロッドを速く振るための力が低い人
・感度より投げやすさを重視する人

こういった人はゾディアスが合う…というのが、僕個人としての両者の考え方です。

ロッドを選ぶときの基準として、「感度があるかないか」だけでなく、自分のロッドを振る速度も考慮して考えていくと、自分にあったロッドをより見つけやすくなる…と僕は考えています。

感度面に関してはゾディアスはエクスプライドと比較されがちですが、「用途・アングラーの技量」に応じて使い分けられると、より自分のバス釣りを面白くさせられるんじゃないかと思います。

■扱いやすいルアー

ゾディアス166で扱いやすいと感じたルアーは、10〜20g程度のものです。

僕個人としては、ゾディアス166mで投げていて気持ちよかったルアー重量・種類は、

・3/8〜1/2オンスのクランクベイトやミノー・チャターベイト。
・3/8〜5/8オンスのスピナーベイト。
・4〜5インチ程度のシャッドテール。
・ライトテキサス、軽量ジグ、大きめのネコリグ

こういった10〜20g程度のルアーの扱い心地が良いと感じています。

14g前後の大きめのミノーなんかにも向いていると思います。ビッグミノーをジャーキングさせるための適度なハリがありますし、キャスト時にもしっかり投げ込めるトルクのある竿です。

僕は(ネット情報などを参考にした上で)ゾディアスは弾性的には中弾性だと考えているのですが、そのわりにはやや硬いロッドであると感じています。

そのため、ミディアムパワーではあるのですが軽量ルアーの扱いはさほど快適ではなく、10gを切るようなルアーの扱いについては満足いくような印象を受けなかった…というのが正直なところです。

具体的には、7〜9グラム程度のクランクベイトやトップウォーター、ミノー、小型スピナーベイトなどは、投げることは投げられるのですが、「キャストのしやすさ」においては決して良いとは言えません。

しかし10g以上のルアーであればロッドブランクにルアー重量が乗りやすくなり、キャスト時にロッドを曲げやすくなるため、そこそこの重さのルアーであれば快適に投げることができます。


おかっぱりで扱われるルアーには10〜20gくらいの重量帯のルアーが多いので、その点に関しては全く問題なく(むしろ快適に)行えます。

補足:扱うルアーに応じたパワー選択を

もし10gを切るようなルアーの扱いを重視するなら166ml、10~20gは166m、それ以上の重いルアーはMH~Hクラスのものを…という風に使い分けると、より気持ちよくルアーを投げることができるでしょう。

ちなみに、ゾディアス166mは2オンス程度のビッグベイトも(ややキツいですが)一応は投げることも出来ます。

折れるような気配は今のところもありませんが、キャストは決して快適ではありません。一応、1オンスのスイムベイト、大きめのハードルアーも投げることはできます。

補足;超個人的な能書き「”投げられる=釣れる”ではない」

これは僕個人の見解ですが、ルアーのフックが太くなればなるほどパワーの設定が大切になるため、扱うルアーとロッドパワーはバランス良く調整するのがポイントだと僕は考えています。

太いルアーフックに弱いロッドを使うと、パワー不足のために上手に魚の口にフックが貫通しないので、バレやすくなるので注意が必要です。

安易に「投げられる=釣れる」と考えないことも、ロッド選びでは大切になってくるポイントだと言えるでしょう。

もし折れてしまった場合は修理に保証がきかないので、適合ルアーウエイトを超えるルアーの使用は自己責任でお願いします。

■操作性

長さは6.6フィートありますが、トップウォーターやミノーのジャーキングのようなロッド操作が必要になるルアーの扱い心地は『そこそこ』です。

レンタルボートの釣りでは水面より高い位置でロッドを下に構えるため、6.6フィートあってもロッドの穂先が水面に当たりにくいです。

しかしオカッパリのように水面と同じ高さに立つような場合は、6.6フィートの長さがロッドワークの邪魔だと感じるシーンも多々見受けられました。穂先が地面・水面に当たってビビる…といったシーンもありました。

このように、ロッドアクションさせるときに穂先が水面や地面にガリッと当たるようなこともあったので、水面と同じ高さに立つようなフィールドで釣りをする場合は、特にロッド操作が重視されるようなルアーの操作をする人は注意してもらいたいポイントになります。

■補足:操作性は、バスボートとおかっぱりでは違いがある

バスボードに乗っているバスプロ達のレビューと、僕のような一般人のレビューには違いがあるので、自分が普段どんな釣り場でどんな釣りをするか明確にしておくと、買い物に失敗する確率が減ると思います。

バスボートに乗って水面より高い位置でロッド操作するのが当たり前のバスプロと、小規模の野池のオカッパリ・たまのレンタルボートの釣りをする僕のような一般アングラーのインプレ・感じ方にはギャップがあります。

ですから、自分がこのロッドを使用するシチュエーションに近い釣りスタイルを行なっている人のレビューを参考にすることが、良い買い物をするコツと言えるでしょう。

【関連記事】6.5フィートロッドの操作性について書いた記事↓

■遠投性能

遠投性能に関しては特に不満はなく、よっぽど広大なフィートで遠投しなければならない時以外は不満に感じた事はありません。

僕はレンタルボートや野池・霞ヶ浦などのオカッパリでこのロッドを使っていましたが、遠投能力自体に不満を感じたことはありません。

もし遠投性能の面で1610Mと迷っているのなら、「遠投性能重視なら1610M、ロッド操作も大切にしたい(取り回しのよさ)なら166M」…というように番手を使い分けると、より快適にバスフィッシングが楽しめるんじゃないかと思います。

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【ロッドインプレ】シマノ『ゾディアス166m』。使いまわせる便利なおすすめロッド|まとめ

今回はシマノのバスロッド「ゾディアス166M」をインプレしてみました。

10〜20g程度ルアーの投げやすさ、価格的にはリーズナブルながらも中級機に迫る軽量感と感度、不足ない遠投性能…

シマノのゾディアス166mは、オカッパリバザーにもにもレンタルボーターにも使いやすい、マルチなバスロッドだと感じています。

使い回しが効くので1本持っていると便利なロッドですから、ゾディアス166mが気になっている人はチェックしてみてください。

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