ハードルアー・巻物ルアーをガンガン巻いて、ガツンと食わせる釣りはとても爽快で楽しいですよね。
しかし、最近はフィールドのハイプレッシャー化により、適当に投げて巻いているだけでは釣れなくなりつつあります。
そこで当記事では、僕がバス釣りガチ初心者だった頃に犯していた、【巻物ルアー・ハードルアーの勘違い】を紹介します。
もくじ
- 1 【体験談】僕が初心者だった頃、巻物・ハードルアーで釣れないときに行っていた失敗例
- 2 ハードルアーで釣れないときにやりがちだった4つの行動
- 3 1:「とりあえず巻物ルアーを使ってサーチ!」の罠
- 4 ハイプレッシャーな場所やちいさな野池で「まずはサーチ!」は禁物
- 5 2:ルアーのアピール力を気にせずにひたすら投げまくる
- 6 スレた野池の巻物攻略は、かなりシビア
- 7 ●どうしてもスレた野池で釣りたいなら「リアクション」
- 8 3:ルアーありきの考え方をしていた
- 9 「どんなルアーに反応するか」は後回し。まずはバスと出会うことが先決
- 10 4:キャスト精度が甘かった(根がかりが怖い)
- 11 「根がかり・キャストミスの恐怖」との戦いに打ち勝つべし
- 12 【体験談】僕が初心者だった頃、巻物・ハードルアーで釣れないときにやりがちだった4つの行動|まとめ
【体験談】僕が初心者だった頃、巻物・ハードルアーで釣れないときに行っていた失敗例
ハードルアーで釣れないときにやりがちだった4つの行動
僕がバス釣り初心者だった頃、ハードルアー(巻物系ルアー)で釣れないときにやりがちだったことは、以下の4つです。
2:ルアーのアピール力を気にせずに、ひたすら投げまくる
3:ルアーありきの考え方をしていた
4:キャスト精度が甘い
1:「とりあえず巻物ルアーを使ってサーチ!」の罠
一般的に、スピナーベイトやクランクベイトなどをはじめとする「ハードルアー」はサーチベイトとも呼ばれ、バスを探しているときに使われるルアーとされています。
しかし、最近のブラックバスたちはルアーを見慣れているため、なにも考えずに適当に巻いていては食わなくなりつつある。
そのため、闇雲に「巻物でサーチ!」を繰り返していても、釣れないことのほうが多いのです。
僕自身、ガチ初心者だったころは、雑誌やメディアなどを参考にしながら「まずは巻物ルアーでサーチ!」というフレーズを鵜呑みにしていたのですが、近年ではあまり有効なテクともいえない状況になっていると感じます。
たとえば、バス釣りの本場アメリカでも、ライブスコープなどの最新魚探とワームを使ったフィネスフィッシングが主流になりつつあるようで、スピナーベイトなどの強波動系ルアーがウイニングルアーになることは減っている。
僕たちが思い浮かべる「強いハードルアーをガンガン巻いて、遠くから引き寄せて釣るのがバスフィッシング!」という王道スタイルが通用するフィールドは、徐々に少なくなりつつあります。
「巻物で広くサーチしてサカナを誘う」という考え方は、時と場合によっては有効になりにくい状況になってきたといえるでしょう。
もちろん、適材適所・タイミングによっては強波動系ハードルアーが効くこともあります。
スピナベ、クランクなどの巻物系ハードルアーは、出しどき・タイミングを考えた上で活用しなければならない時代になっているのです。
ハイプレッシャーな場所やちいさな野池で「まずはサーチ!」は禁物
巻物ルアーは広大なフィールドで釣りをするときのサーチベイトとして活用しやすいのがメリットです。
アピール力が高いため、遠くにいるバスに気づかせやすく、ルアーのあるところまで”引っ張る”ことができるからです。
その反面、バスとルアーとの距離が近いスポットやハイプレッシャーレイクでは、アピール過多になりやすいというデメリットも。
たとえば、常にプレッシャーのかかり続けるちいさな野池やクリーク、霞ヶ浦などのメジャーフィールドでは、ルアーのアピール力が強すぎるとバスに嫌われがちです。
水質が濁っているならまだしも、ちいさな野池であるにもかかわらず「まずはスピナベでサーチ!」をしてしまうと余計なプレッシャーを与えやすいので注意したいところです。
2:ルアーのアピール力を気にせずにひたすら投げまくる
ルアーのアピール力を考慮していなかったのは、僕が初心者だったころの最大の失敗だったといえるでしょう。
それぞれのジャンルのルアーには「アピール力」というものが設定されており、釣り人にはそれを理解することがもとめられます。
たとえば、スピナーベイトは非常に強いアピール力があり、遠くにいる魚にもルアーの存在を気付かせやすいのがメリット。
その一方で、魚自体に活性(ヤル気)がないときや、釣り人が多くハイプレッシャーなシチュエーションでは魚に警戒させてしまいやすく、口を使わせにくいというデメリットも。
また、シャッドプラグやスモールクランクなどの小型ハードルアーは、アピール力そのものは弱めですが、ルアーの存在を気づかせることさえできれば口を使わせやすいルアーです。
このように、各ハードルアーには「アピール力」というものが設定されているのです。
初心者さんほどルアーのアピール力がわからずに、適当に投げてしまいがち。
巻物系ルアーで釣りたいときは、「どんなアピール力のルアーを投げるべきか」を考えることからはじめたい。
スレた野池の巻物攻略は、かなりシビア
小規模の野池では、ルアーのアピール力選択はかなりシビアです。
初心者にありがちなものとして、「さぁ、まずはスピナーベイトやクランクベイトでサーチしよう!とりあえず巻こう!」というものがあります。
大きなフィールドで手がかりを探すには有効な手段ともいえますが、こと”ちいさな野池”でそれをやってしまうと、釣れるはずだった魚を余計にスレさせてしまいやすい。
個体数も少なく、さらに過剰にスレている魚ばかりのフィールドでは、ルアーのアピール力を間違えるとバイトを得られにくくなるので注意したいですね。
1回でもバイトを増やすためには、「ルアーのボリューム、種類、カラー、コース、ポイント選定」などなど、さまざまな要素を考えなければなりません。
やや厳しい言い方をすると、『適当にポーンと投げてグリグリ巻いて、なんかわからないけど釣れちゃった!』という魚は、現代のバスフィッシングにおいては希少種だといえるでしょう。
スレた小規模野池の場合、なおさらです。
●どうしてもスレた野池で釣りたいなら「リアクション」
どうしてもスレた野池で巻物を使って釣りたい!という場合、「リアクション」の釣りを用いるといいでしょう。
たとえば、徹底的にハイアピールをさせて威嚇させるか、超高速巻きなどで反射喰いを狙うか…みたいな感じです。
巻物ルアーをサーチルアーとしてでなく、”食わせ”ルアーとして扱う方が釣れやすいですね。
リアクションの釣りは、ただ巻きでは口を使わない魚にたいしての切り札的なテク。
野池などのオカッパリでルアーを選ぶときは、ルアーのアピール力は気にすべき要素です。
そのほかのテクニックとしては、「ほかの人が使っていない”ニッチ”なハードルアーを使う」というものがあります。
以下の記事に、個人的におすすめしたいハードルアーを紹介しているので、よかったらこちらも参考にしてみてください。
【関連記事】
「野池の釣りにおすすめのルアー」はこちらで読むことができます↓
3:ルアーありきの考え方をしていた
初心者さんにありがちなのが、「どんなルアーなら食ってくるか?」という思考に悩まされる…というものです。
僕が初心者だったころは、「このルアーだったら釣れるだろう!じゃあこのルアーだったら?」と、ルアーの性能ありきで釣りをしていたんですよね。
しかし、その日の釣れるルアー探しをしてしまうと、バスの体調(コンディション)そのものを見失いやすく、自分がやるべきことが不明確になりがち…。
「選ぶポイント、タイミング、状況の把握」が先。
端的にいうなら「バスがどこでなにしているのか」という感じでしょうか。ルアーの細かいディティールはその後でも構いません。
「どんなルアーに反応するか」は後回し。まずはバスと出会うことが先決
その日・その時の釣れるルアーは、時間や状況によってどんどん移り変わっていきます。
釣り場でまず先におこなうべきは、「その瞬間のバスがどんな場所にいて、どんな体調で、どんな餌を欲しているのか」といったバスの気持ちの把握。
バスは生き物なので、それがリアルタイムでかなり変わっていく。
初心者さんほど「どんなルアーなら口を使うか!?」と考えがちですが、それはバスを見つけ出してから考えることです。
最初にやるべきは、フィールドコンディションの予測、ポイント選び、タイミング…などなど。
4:キャスト精度が甘かった(根がかりが怖い)
ハードルアーはワームのように餌っぽくないため、釣り人自らの意思でバスに口を使わせなければなりません。
そのためには、巻物ルアーを狙った場所にしっかり確実に落としてやることが何よりも大事になります。
とくに野池の場合、ハードルアーの釣りはワームの釣りよりもシビアだと感じることも多く、よりピンポイントに落とさないと食ってきません。
当時の僕はこのことに気付いておらず、狙ったスポットから50cmくらいの場所に落としていました。
初心者だったので着水音も大きく、そしてキャスト精度も甘い。これでは釣れるはずだったバスも釣れなくて当然です(^^;)
「根がかり・キャストミスの恐怖」との戦いに打ち勝つべし
ハードルアーはフックが剥き出しなので、ピンポイントに投げるのが怖いんですよね。
当時はお金のない子供だったので、せっかく買ったルアーを根がかりさせたくないという思いもあり、果敢に投げこめませんでした。
根がかりさせたくないのは今も同じですが、キャスト精度の甘さは巻物ルアーで釣れない原因になりやすい。
ビビらずキャストを決めていくなら、コスパにすぐれたルアーを使うか、ルアー回収機を持っておくといいでしょう。
以下の記事に、おすすめの高コスパルアーとルアー回収機を紹介しています。こちらも参考にしてみてください。
【関連記事】
「ハードルアーの根がかり対策に関する記事」はこちらで読むことができます↓
【体験談】僕が初心者だった頃、巻物・ハードルアーで釣れないときにやりがちだった4つの行動|まとめ
僕がバス釣り初心者だった頃に、巻物・ハードルアーで釣れないときにやっていた行動について、体験談や失敗談を含めて書いてみました。
スピナーベイトやクランクベイトは使っていて楽しいルアーですが、近年は出しどきが難しくなりつつあるため注意が必要です。
しかし、「フィールドの規模や癖、ルアーのアピール力、釣りそのものの考え方、キャスト精度」の4つを考えることで、釣れるサカナはグンと増えるはず…!