秋のブラックバス釣りの基本戦略 & おすすめルアー / 村田基の「ターンオーバー」解説 / 金森隆志の「秋は巻物のワケ」

「秋のブラックバス釣りを楽しむための基本」を紹介します。

当記事に書いてあることは、秋のバス釣りの超ベーシック。覚えておいて損はないはずです。

【秋のバス釣り基本戦略】ほかのシーズンとの違い

秋のバス釣りでは、どんなところに注意しなければならないのでしょうか。

より確実に1本を手にするためには、まず「秋とほかのシーズンの違い」を大まかに知っておくことが大切です。

秋とほかのシーズンとの違いは、以下のとおりです。

秋のバス釣りの特徴

●水質がかわりやすい
→台風・天候変化が激しいシーズン

●サカナの行動範囲が広く・速くなる

●釣れるポイントと釣果が日によって大きくかわりやすい
→昨日はよく釣れたのに、今日はダメダメ…なんてことが普通になる

秋のバス釣りの特徴その1:水質が変わりやすい

秋は天候がかわりやすいシーズン。そのため、フィールドの水の状態もかわりやすくなります。

たとえば、台風や秋雨などの影響で「ターンオーバー」という現象がおきてしまい、フィールドの水の状態が大きくかわってしまうこともあります。

ターンオーバーとは、気温の変化でフィールドの水がグチャグチャにかき回されてしまう現象のこと。コイツがなかなか厄介!

プロデモンストレーターの村田基氏はターンオーバーについて、自身の著書である「もっとバスは釣れる!!」にて以下のように語っています。

【バスの死活がかかるターンオーバー】

ターンオーバーっていうのは、こういうことだ。

お風呂なんかで上が温かくて下が冷たい、なんてことを経験したことがあると思うけど、通常水というのは冷たい方が下にいく。

ところがこのシーズンになってくると、朝方に一気に冷え込むなんてことが起きるようになる。

朝方の放射冷却で、上の方が冷たくて下が温かいという状況になってしまうんだ。

ズルズルと水温が下がるっていうのが普通なんだけど、この秋一番の冷え込み、なんていうのがニュースで出てくるようになると、上が冷たくて下が温かくなって、ターンオーバーが起きやすくなる。

要するに、冷たい水の層の、中でも薄いところから、下の温かい水が上へ噴き出してくるわけだ。

(引用:村田基「もっとバスは釣れる!!150頁より」)

水がグチャグチャにかき回されることで、水中のペーハー(PH)が急激にかわり、魚たちがショック状態になってしまいます。

ターンが起きているエリアのバスはルアーへの食いつきが悪いため、なるべく相手にしたくない。

ターンオーバーが起きているかどうかを、現場でしっかりとチェックしましょう。

補足:超カンタンにターンオーバーの有無をチェックする方法

ロッドティップを水に突っ込んでかき回して、泡がいつまでも消えないポイントはNG!
たいして、泡がすぐに消えるポイントは◎

個人的には、オカッパリなら泡がたっちゃうドロドロな水のエリアは、ばっさり切り捨てます。その日は二度とやらない。

レンタルボートの場合は、走行中に後ろを振りかえって泡がたっているかどうか…で判断したりします。

ターンオーバーについては以下の記事でも紹介していますので、こちらも参考にしてみてください↓

秋のバス釣りの特徴その2:魚の行動範囲が「広く・速く」なる

秋というシーズンは、バスや小魚などにとって、快適な水温となります。

そのため、魚たちの行動範囲がひろくなりやすく、どこのエリアも魚たちにとって居心地が良くなります。

さまざまなポイントがバスにとって快適スペースとなり、バスの餌となる”ベイトフィッシュ”も活発に動くようになります。

バスはベイトフィッシュを追い求めてスピーディに動くため、日によって釣れるポイントや釣果がかわりやすいのです。

バス釣りの”秋”は、アングラーにとってポイントやルアーを絞りにくくなるシーズンともいえます。

そのため、「広く・スピーディ」に釣りをしていくのが基本です。

秋のバス釣りの特徴その3:釣れるエリアと釣果がコロコロ変わる

前述しましたが、秋の魚たちはよく動きます。

そのため、釣れるエリアが日によって変わりやすく、昨日はあっちのエリアが良かったのに、今日はまったくダメ…なんてことはよくある話。

ほかのシーズンにも言えることではあるのですが、秋はその傾向が顕著。

「SNSで昨日はこのポイントで釣れたと聞いたから来たけど、まったく釣れない…」なんていう負のパターンには注意したいところです。

まずは現場で実際にロッドを振ってみて、広く探りながらさまざまなエリアの”水”を見ていく。

そして、良さげなスポットで当てていく。こんなイメージ。

秋のバス釣り:ルアー選びのコツ

秋のバス釣りでは、どんなルアーを使うのがベストなのでしょうか。

ここでキモになるのが、前述した「秋バスの特徴」です。

おさらいとして、もう一度書いてみます。

秋のバス釣りの特徴

●水質が変わりやすい
→台風・天候変化が激しいシーズン

●魚の行動範囲が広く・速くなる

●釣れるポイントと釣果が日並みで変わる
→昨日はよく釣れたのに、今日はダメダメ…なんてことが普通になる

一般的な秋のセオリーに「秋は巻物(まきもの)」という言葉があります。

上記の要素をカバーできるのが、広い範囲をスピーディに探れる「巻物系ルアー」というワケです。

「秋の巻物」について、レイドジャパン代表の金森隆志氏は以下のように語っています。

以下、金森隆志氏の著書「金森隆志のQ&A50」より、『秋の釣り』についての引用です↓

【秋の釣り 巻き物がいいと言われる理由】

秋は巻き物…です。

た・だ・し!それがすべてとは言いません。ではどんな要素が影響するのか?

まずは、フィールドの規模によります。

より広大なフィールド。一級河川であったりリザーバーであったりフラットレイクであったり。もしくは周囲1キロ以上の野池など、規模の大きいフィールドであればあるほど、秋の巻き物は絶対に外せない要素になります。

では、なぜ巻き物なのか。

それは質問にもあったように、適水温に近づくことによって、ベイトが散らばるから。いわゆる夏はベイトもバスも極端にいえば偏っている季節なので的を絞りやすい。

つまりは条件がそろったスポットにグッと集結するということです。

が、秋は適水温に近づいてベイトは散らばり、さらにそれに着いてバスも各々散らばります。もちろんスクールを組んで動くこともありますが、基本的にベイトが散らばるからバスも散らばる。

さらにいえば、ベイトがフラットに着きやすくなる。そんなフラットをワームでシコシコ狙えるかというえば、キリがないですね。

だからフラットエリアなどでは、巻き物じゃないと拾いきれない。ということから、効率のいいハードベイトの巻き物で釣っていくのが秋のセオリーになります。

(引用:金森隆志「金森隆志の岸釣Q&A50」100~101頁より)

秋はバスとベイトフィッシュ(バスの餌となる小魚など)が大きく動きやすいシーズン。 

必然的に、広くサーチしていける「巻きモノ系」ルアーが有効になる…と金森氏は語ります。

ただ、金森氏いわく、「エリアの規模によってはNG」ともつけくわえています。

僕個人の体験においても、ちいさな野池で「秋は巻物!」の考えかたにハマってしまい、まったく釣れなかったこともあります。

秋は巻き物ルアーが釣れやすいシーズンではありますが、釣りをするフィールドの規模によってルアーを使いわけたいところです。

秋のバス釣りにおすすめのルアー

この項目では、秋のバス釣りにおすすめのルアーを紹介します。

といってもほとんど年間をとおして使えるスタンダードなものばかりなのですが、「秋のバスの動き」を意識しつつ、ほかのシーズンと使いわけていきましょう。

秋のバス釣りにおすすめしたいルアーは、以下のとおりです。

秋のバス釣りにおすすめのルアー

●スピナーベイト
→台風通過後、マッディ対策に

●クランクベイト
→汎用機。シャローフラットを探るときに

●チャターベイト
→汎用機(ややクリア水域寄り)。スピナベ・クランクで食わないときに。

●表層ガチャガチャ系

●テキサスリグ(リーダーレスダウンショットリグ)、ラバージグ
→やや強めのアピールのワーミング。「広くスピーディ」に使っていく

野池におすすめのルアーは「【野池におすすめのルアー38選】オールシーズン対応!バス釣りのオカッパリで実績あるルアーまとめ」で紹介しています。

スピナーベイト

巻物ルアーの代表格ともいえる「スピナーベイト」は、かならずボックスに入れておきたいルアーのひとつ。

アピール力が高いため、遠くにいるバスに気づかせる能力はピカイチ。

その反面、ルアーにスレていて食い気がない「やる気がないバス」にたいしては、やや使いづらいルアーでもあります。

秋のバス釣りにおいては、水が濁っているときや、秋雨・風があるようなシチュエーションで使いたい。

【関連記事】

釣れるスピナーベイトはこちらで読むことができます↓

クランクベイト

「クランクベイト」も秋のバス釣りを楽しむうえで欠かせないルアーです。

スピナーベイトとの違いは、「アピール力」「レンジキープ力」「スピード調整のしやすさ」です。

ボディサイズにもよりますが、アピール力はスピナーベイトほど強くありません。

また、それぞれのクランクベイトにはターゲットとなる水深が設定されています。

狙った水深をアングラーの意図でキープしやすく、それでいて巻きとりスピードも自在にコントロールできるのがクランクベイトの強み。

スピナーベイト一辺倒だとアピールが強すぎてワンパターンになりがち。そこでクランクベイトで微調整しましょう…というのが狙いです。

【関連記事】

よく釣れるクランクベイトはこちらで読むことができます↓

チャターベイト

水がクリア〜ステインで、なおかつ「スピナーベイトやクランクベイトでは食う気配がない」というときは、『チャターベイト』を投入したい。

チャターベイトの強みは、ハイアピールにも関わらずシルエットがナチュラル、というところ。

風が吹いていても、水がドクリアーだとスピナーベイトでは食わせにくい。そんなときにチャターベイトを投げるといい思いをすることもあります。

表層ガチャガチャ系

秋は水の状態がかわりやすく、水深によっても良し悪しがあります。

たとえば、中層〜ボトムは水が死んでいるのに、表層だけ綺麗…なんてパターンに出会うことも。

そういうエリアではなぜかベイトが表層でピチャピチャしていたりするので、「ハイアピールなトップ系ルアー」は大アリな選択肢です。

バズベイト、ノイジー(羽根モノ)、リップ付きビッグベイトなど、広く探れるタイプのトップ系ルアーが効くこともあります。

やや強めがGOOD!

テキサスリグ(リーダーレスダウンショットリグ)

テキサスリグやリーダーレスダウンショットリグ(直リグ)は、年間を通して使いやすいルアーです。

秋のバス釣りにおいては、やや大きめのワーム(4~5インチホッグワームなど)をセットして、広く探っていくような使い方をしたいところ。

小型ホッグワームでネチネチと「スローに・小規模に」というアプローチよりかは、やや大きなワームを使って『手早くスピーディに、ざっくりと広く浅く』というスタンスのほうが◎

ただ、超ピンスポットでは3~3.5インチクラスが有効になることもあります。

ワームサイズはシチュエーションやTPOに合わせて選んでいきたい。

ラバージグ(フルサイズ)

秋は台風の影響でマッディウォーター化しやすいシーズンです。

そんなときは、テキサスリグなどのワーム単体系リグよりも、ラバージグを使ったほうがバスがルアーを発見しやすくなります。

トレーラーもやや大きめのものを選びましょう。

たとえば、ノリーズ「エスケープツイン」や、レイドジャパン「エグチャンク4インチ」など、水を強くかき回すようなワームをセットするとGOOD。

秋はライトリグでネチネチと時間をかけるよりも、ラバージグ・テキサスリグでスピーディに探っていったほうがいいです。

【関連記事】

ラバージグの使いかたや考えかた、おすすめジグを紹介した記事はこちらで読むことができます↓

秋のブラックバス釣りの基本戦略 & おすすめルアー|まとめ

秋のバス釣りを楽しむための基本戦略と、秋におすすめのルアーを紹介してみました。

秋はやや的をしぼりにくいシーズンですが、よくわらかないというときは「とりあえず水質がいいエリアで釣りをする」というシンプルな戦略をとると大ハズシはしにくいかと思います。

秋バスは”いい水”があるエリアに固まっていることも多いのです。

水がいいエリアで、釣れる可能性のあるルアーを使う」というマインドを持つことが、秋バスに近づくためのコツです。

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