野池のカバー撃ちで42cm釣ってきました。
ここ最近はやや変則的なセッティングを試しているのですが、個人的にまえから気になっていたのが「ちょいショートロッドでのカバー撃ち」という組み合わせ。
いろいろと面白い気づきを得たので、釣ったときに学んだこと、セッティング、釣り方などを記録として書いていきます。
もくじ
- 1 野池のカバー撃ち、6.6MH+PEラインはナシ?いや、大アリだ。
- 2 環境次第では、必ずしも「カバー撃ち=ロングロッド」ではない
- 3 野池のオカッパリなら、6.6フィートでカバー撃ちイケちゃう
- 4 【釣行記】野池のカバー打ちで42cm。タックルセッティング、釣り方、釣れたルアー
- 5 6月(初夏、梅雨)の野池、釣ったルアー
- 6 釣り方・アプローチ
- 7 ●ラインとロッドに現れないバイトもある
- 8 「6.6フィートMHロッド+PEライン」でカバー撃ち。学んだこと、気づき
- 9 「カバー撃ちにPEライン」にはメリットがある
- 10 ストレートフックは、状況とタックルを選ぶフック
- 11 「目新しさ」が大事。新製品はガンガン使ったほうがいい
- 12 水質がクリアでも、ハイアピールなワームに食う
- 13 【釣行記】野池のカバー打ちで42cm。学んだこと、釣り方、タックルセッティング|まとめ
野池のカバー撃ち、6.6MH+PEラインはナシ?いや、大アリだ。
最近は、シマノ「ゾディアス 166MH」に「PEライン56lb」という組み合わせでカバー撃ちを研究中。
あまり見かけないセッティングですが、この組み合わせ…めっちゃ楽しいんですよね。
キャストがビシバシ決まり、フッキングも鋭く決まる。それでいて汎用性も高い。
野池の規模や足場の高さ、セッティング(フックの種類など)によっては、「6.6レングスのMHパワー+PEライン」という組み合わせは大アリだと感じます。
環境次第では、必ずしも「カバー撃ち=ロングロッド」ではない
一般的には、カバー撃ちには7フィート前後の長いロッドが適しているといわれています。
そのおもな理由としては、
●ピッチングしやすい(距離、疲労軽減に貢献…など)
●ファイト時に少ないストロークで魚をカバーから引きずり出せる
などが挙げられます。
僕自身も、カバー撃ちには6.9~7.6フィートくらいのロッドを使うことも多く、これまでは6.6でカバー撃ちを行なってきませんでした。
しかし、房総リザーバーなどをはじめとする「釣り人の頭上にカバーが生い茂っているシチュエーション」では、6.6レングスでカバー撃ちをするアングラーも少なくないようで、じゃあソレを野池のおかっぱりで使ったらどうなの?と。
いろいろと研究してみたところ、かなりイイカンジです。
野池のオカッパリなら、6.6フィートでカバー撃ちイケちゃう
野池のおかっぱり程度であれば、6.6フィートくらいのほうが、むしろロングロッドより取り回しに優れており、それでいてバーサタイル性もあるので使い勝手がいいんですよね。
また、やぶ漕ぎしながらのピッチングや、近距離ピッチングもストレスなく行えるので、使っていて楽しく感じます。
「6.6フィートMH+PEライン」のセッティングは、野池のオカッパリでカバー撃ちをするには丁度いいバランスなのかなぁと。
そういえば、ちょいと古い情報ですが、以下の記事で川島勉氏が6.6レングスでのカバー撃ちについて解説しています↓
●サイト・ビー by Basser「川島勉のテキサスリグ道場in亀山湖」
一般的には、カバー撃ちにはロングロッドが向いているといわれています。
しかし、釣り場の環境やアプローチによっては、6.6フィートくらいでも十分できるのだと痛感中です。
「カバー撃ち=ロングロッド」という固定観念に縛られすぎるのも、ゲームとして面白くないのかも…?
自分が楽しめるセッティングを見つけて、それで遊ぶのがオモシロい!
【釣行記】野池のカバー打ちで42cm。タックルセッティング、釣り方、釣れたルアー
今回の釣行で釣れたときのセッティングや、釣れたルアーを書いておきます。
6月(初夏、梅雨)の野池、釣ったルアー
釣ったときのルアーは、ゲーリーヤマモト「クリーチャー」の5gテキサスリグです。
あまりにも衝撃的というか、感動的な釣れ方だったので、ついでに以下のような記事も書いちゃった!↓
「この状況ならコレは投げないよね」というシーンで投げてみたところ、まぁまぁヤバめな食い方をしたんですよね。
釣り方・アプローチ
1本目は着底後にバイト。ほぼ落ちパク。
カバーに被さるようにキャストして、木々をガサガサっと鳴らしつつ、ポチョンと落とす。虫とかカエルっぽい物体が落ちてくるようなイメージで。
一般的に、カバー撃ちでは着水音やガサガサ音を鳴らすのはご法度だといわれています。
しかし、個人的には「状況・シチュエーション次第によってはむしろアリ」だと感じます。
”ガサガサ音”で魚の捕食スイッチが入ることもあるので。
●ラインとロッドに現れないバイトもある
2本目も掛けたのですが、水深40cmくらいの”どシャロー”で、「こんなところにいたらウケるなぁ。すーっと出てこないかな」と試しにチョンチョン…チョンチョン…とボトムで誘っていたら、どこからともなく魚がスーっと現れ、パクっと食ってきました。
ラインに変化が出ないバイトだったので、ロッドにもアタリは伝わってきませんでした。これはマッディウォーターだっだら気づけないだろうなぁっていう食い方。
また、PEラインというセッティングだったので、よりバイトを察知できなかったのか…。ただ単に僕の技術不足かもしれません。ラインを緩めすぎたかも。
バラした原因は、「たぶんロッド長とフック選択と、ファイトの行いかたを間違えていた」というものだと思われます。
いずれにせよ、失敗したほうが学べるモノも多いのだなぁと再確認。むしろ失敗したほうが成長できるっちゅーワケですな。
いろいろ試して失敗しまくったほうが、学べるものがある。
陳腐な表現だけど、「失敗を恐れていては成長できない」という言葉は当たっているなぁと感じました。
「6.6フィートMHロッド+PEライン」でカバー撃ち。学んだこと、気づき
●ベイトPEタックルのメリット
●ストレートフックは取り扱いがムズカシイ
●6.6フィートのMHロッドでカバー撃ちOK!
●ワームの”目新しさ”も大事
●水がクリアでも、ハイアピールなワームで食うときゃ食う
「カバー撃ちにPEライン」にはメリットがある
ラインマーカーつきのPEラインを使っているのですが、いくつかのメリットがあると気づきました。
たとえば、
●フッキングパワーのロスが少ない
とくに「ラインの変化をとりやすい」という点はかなり助かります。
●カバー撃ちのバイトは、ロッドに伝わってこないことが多い
僕はライン変化を読み取る技術がひくいので、ラインテンションが緩んでいるときのバイトをキャッチするのが下手です。
しかし、ラインマーカーがあり、しかもラインが浮いている状態だと、ラインに現れる変化を視認しやすいんですよね。
ただ、PEラインはラインテンションを抜いた状態だとNOカンジので、その辺は”ウデ”で対処するしかない…というデメリットも。
【関連記事】超高感度なロッドでも感じ取れないバイトってめっちゃある↓
ストレートフックは、状況とタックルを選ぶフック
最近はストレートフックを使っているのですが、出しどころがムズカシいなと感じることも。
「レングス6.6フィート、ミディアムヘビー、PE56lb」という組み合わせだったので、アングラーから離れた場所でのフッキングが決まりにくいんですよね。
7.6フィートのヘビーロッドなら問題ないようなシチュエーションでも、6.6MHだと、フッキングストロークが足りずにフッキングミスすることが多々ありました。
バスボートやレンタルボートなど、ポイントとの距離感を選べる釣りスタイルでは、ストレートフックは心強い武器になります。
しかし、オカッパリでは距離感を選びにくい場合もあるため、もしかしたらストレートフックは出番が少ないかもしれませんね。
いずれにせよ、ストレートフックは「バスとの距離が近い、ロングレングス」という要素が取り扱いのキモになるなぁと再確認しました。
「目新しさ」が大事。新製品はガンガン使ったほうがいい
「他人が使っていないワーム」を使うことも大切だと思いました。
スレていても、ワームそのものにはスレていないこともあり、バスにとっての初見ワームはかなり武器になる。
僕はあまり新製品のルアーに手を出すタイプではありませんが、「自分にとっての使ったことがないルアー」は積極的に活用したほうがよさげです。
「オレはこのワームしか使わないから」と型にハマりすぎないほうが、結果的に得しやすいのかもしれません。
水質がクリアでも、ハイアピールなワームに食う
水質を考慮したワーム選び。コレも自分の中で考え方が変わってきました。
たとえば、「水がクリアだとワームは小さく、カラーはよりナチュラルに。マッディだと、ワームは大きく、カラーは目立つように」っていう考え方が一般的ですよね。
しかし、型にハメて考えようとしても、釣れないときは釣れない。
むしろ、一般論の逆をいったほうが釣れちゃうときもある。バスの好みは、日によって違う。
バスに食い気さえあれば、そしてそういうバスにルアーの存在を気づかせてやることさえできれば、ワームサイズはそこまで気にしなくてもいいのかもしれません。
もちろん、バスに食い気があれば…の話です。
多くのフィールドでは、だいたい8割くらいは”食い気がない状態”なので、ムズカシイところではあります。
無理やり口を使わせようとするなら、3インチくらいのコンパクトホッグのほうがバイトを得られやすい。
でも、そこそこヤル気・食い気があるなら、水がクリアでも派手でデカいワームに食ってくる。
【関連記事】野池のカバー撃ちでカンタンに釣るならコンパクトホッグだよねっていうお話↓
フィーディングに入っているバスと出会う。この意識が大切になるのかなぁと。
【関連記事】「鳴くまで待とうホトトギス」マインドの是非↓
やる気がないバスに無理やり口を使わせようとすると、自ずとワームサイズは小さくしようとする。
ただ、ワームサイズを小さくすればするほど、「オレ食い気マンマン!」っていうバスと出会える率も下がる(ルアーの発見率が下がる)。
ワームサイズは、状況変化に応じながらチョイスしなければならないな、と学んだ。う〜ん、難しい。
【釣行記】野池のカバー打ちで42cm。学んだこと、釣り方、タックルセッティング|まとめ
6月の野池、カバー撃ちで42cmのバスを釣ったときに感じたことを書いてみました。
●ベイトPEタックルのメリット
●ストレートフックは取り扱いがムズカシイ
●6.6フィートのMHロッドでカバー撃ちOK!
●ワームの”目新しさ”も大事
●水がクリアでも、ハイアピールなワームで食うときゃ食う
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