7・8月の夏の野池バスを釣るための基本的な戦略・方法

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夏の野池のバス釣りは、コンディションが変化しやすい反面、ハマったときは連続バイトに持ち込めるような面白い釣りも期待できるためとてもエキサイティング。

しかし、狙い方がズレてしまうとバイトが得られなくなるといったピーキーな時期でもあるため、事前に攻略法を頭に入れておくとボウズを逃れることができるだろう。

今回は、「夏の野池のバスを釣るための戦略・攻略法」を書いていく。

この攻略は僕の体験が元になっているため、一部の野池では通用しない場合もあるかもしれないが、今のところ霞ヶ浦や房総リザーバーなどでも通用しているので、他の野池でも応用できるだろうと思う。

この記事が、野池のバス釣りで釣れなくて困っている人の役に立つと嬉しい。

ちなみに、5〜7月の野池の大まかな攻略法は以下の記事にまとめておいたので、よかったらそちらもチェックしてみて欲しい。

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7・8月の夏の野池のバスを釣るための、基本的な戦略・方法

まず最初に、夏の野池バスを狙うために重要になるポイントを挙げてみる。

■夏の野池バスを釣るためのポイント
・水が動くタイミングを意識する。
・バスが何食ってるのか見極める。
・バスを警戒させているプレッシャーは何か?
・ルアーの方向性を見極める。
・ポイント、場所はどこか?
・ルアーは何を選ぶか?

夏の野池のバスを狙うにあたっての優先順位は「タイミング>ベイトの種類>バスの敵は何か(プレッシャーを避ける方法)>ルアーの様々な方向性>ポイント選び>ルアー選び」といった感じ。

バスを釣るときはついついルアーを選ぶことから始めがちだが、個人的にはルアー選びは最後で良いと考えている。
むしろバスから逆算して考えていく方が、アングラー本位のルアーチョイスにならない。

アングラーがやりたいことと、バスが求めていることは違う、と僕は考えている。
だが、夏の野池のバスはタイミング次第ではこちらの融通が通りやすいので、良い瞬間に適切なアプローチさえ行っていれば、フィーバータイムに出会える確率も上がる。そのような瞬間には、思う存分、好きなルアーのみを使って楽しむことが可能になる。

まずはタイミング。次にアプローチ。そして最後がルアー選択。
野池のバスを狙うには、特に「水が動きにくい溜池タイプの野池」なら、水が動くタイミングを狙うのが基本だ。

●水が動くタイミングを意識する

夏の野池は水が動きにくくなり、水質が悪化しやすい。
だが、雨や風が吹くと、水中の酸素量が増えるため、その影響でバスの餌となるベイトの活性も、バスの活性も超上がる…というピーキーなフィールドと化すのが、夏の野池の釣りだ。

雨などで増水しない限り、水が動かないような皿池タイプの野池で釣りをする場合は、こういった天候変化の瞬間を逃さないようしていくのが、良い釣りをするコツとなる。

夏の野池のバスを狙うときは、水質を好転させる要素になる「雨、風、台風、冷え込み」などの天候変化を見逃さないようにしたい。

●バスが何を捕食しているのか見極める

次に大事にしたいのが、ベイトの種類だ。


夏の野池のバスは虫やザリガニ、小魚やギル、子亀などなど、色んなものを食べて生活している。
個体によってはある一つのベイトだけを偏食しているような魚もいるが、まずは自分が通っている野池のバスが、普段どんなものを捕食しているのか見極めるのが野池攻略のコツとなる。

その日その時で、「バスが何を食べたいか?何を意識して生活しているか?」を見極めることが、ルアー選択の項目に繋がっていく。

ベイトがどんなものなのか知ることで、大まかに”ルアーの方向性”を決めて行くことに役立ったり、野池バスの行動パターンを把握することに役立つ。

●バスを警戒させているプレッシャーは何か?

野池のバスが、普段からどの程度プレッシャーを受けているのか意識するのは大事なことだ。

例えば、周囲が山で囲まれており、アングラーが全く来ないようなノンプレッシャー野池なら、極端な話、何を投げても食う。そういった秘境タイプの野池なら、40アップだろうが50アップだろうが普通によく釣れる。

補足:秘境の野池での体験
過去に、岡山県で秘境タイプの野池で釣りをしたことがある。そこは見えバスだけでも数百匹ほど生息しているような野池で、どんなルアーを投げても好反応を示した。
秘境タイプの野池では、パターンだの、ルアーの波動だの、そういった次元の話など関係なく、何を投げても食ってきてしまうのだ。

…ということもあり、通うフィールドが普段からどの程度プレッシャーを受けているのかは、しっかり理解しておきたいポイントである。

プレッシャーの質」についても、もう少し掘り下げていきたい。

「プレッシャー」というと、他のアングラーが自分の狙う魚に与えるストレス度合いのことを指すが、バスはアングラー以外の人間や生物からのプレッシャーも感じながら生活している。

●公園タイプの野池はハイプレッシャー

例えば、周囲が遊歩道などて囲まれているような公園タイプの野池の場合、バスは普段から人間の足音や影などに怯えて生活しているため、足音や影の動き、人の声や動作、音に敏感になっている。

しかもそういった公園タイプは野鳥などの鳥だけでなく、散歩する人間や観光客なども訪れることも多いため、例え他のアングラーが訪れなかったとしても、外的なプレッシャーの度合いが高くなる。
このタイプの野池は、日頃から人間や鳥に怯えて生活しているため、釣るのはやや難しい。

補足:野池のバスは”逃げ場”がない
これは釣り人が度々訪れるような人気フィールドにも同じことが言えるが、バスの逃げ場の有無に関して言えば、野池バスは「いろいろと溜まる一方」だ。
例えば霞ヶ浦のような広大な釣り場の場合、バスは沖に逃げ場があるため、一度受けたプレッシャーを回復する余地がある。しかし野池は閉鎖水域のため、バスの逃げ場が存在しないことも多い。

●プレッシャーが弱まる”一瞬”を狙え!

閉鎖水域で、なおかつ周囲に遊歩道などが設けられている野池バスを狙うなら、「釣れるタイミングは一瞬」だと考えてみたほうが逆にわかりやすい。こういった超ハイプレッシャーな野池でも、「バスの気が緩む瞬間」というものが絶対に存在する。

例えば、風などで木々が揺れ、周囲の音が大きくなったとき、人間の足音がバスに聞き取りにくくなる。雨の日も同じで、散歩に訪れる人が極端に少なくなる日(例えば雨風が強い日、台風、何かしらのイベントなど)などもプレッシャーが低くなる。

多くのアングラーが帰宅する「18時以降からの30分間だけ」なども狙い目。日が落ちる直前15分前は結構アツい時間帯。一眼レフ用語でこの時間のことを「マジックタイム」と呼ぶが、それはバス釣りにも言えることだ。

こんな感じで、フィーディング(捕食)タイムが極端に短い野池も存在する。

野池攻略の鍵となるのは、バスにとって「このタイミングなら危険な謎の物体(ルアー)も来ないから安全だろう」と気を緩めている瞬間に、いかに釣り場に立っているか、である。

このように、超ハイプレッシャーな野池を攻略するには「バスがプレッシャーから解放される日(タイミング)」を意図的に狙っていくことが大事になってくる。

●ルアーの”様々な”方向性を見極める

これはオールシーズン、どこの釣り場にも言えることではあるが、ルアーの動きの方向性を決めるのは、野池バスを釣るにあたって重要な要素になる。

まずは大まかに「動く方向は縦か横か?遅いのか速いのか?」の2つを決めていく。
ルアーの種類とかアクションの質がどうのとか、波動とかレンジとかそういった細かいことは気にしなくても構わない。

夏の野池バスは、上からゆっくり縦方向に落ちていく物体に反応する傾向がある。
おそらく虫を意識しているからだと思うが、どの方向からどういう軌道で、どんな速度で動く物体に反応しやすいのか?」を意識していくと、使うルアーは自ずと限られてくるし、絞れてくる。

例えばルアーを決めるときに、必ずしも「夏はノーシンカーリグ!」である必要はない。
上から縦方向にゆっくり落ちていく物体であれば、それはノーシンカーワームでなくても構わない。よっぽどバスにとって違和感を感じるようなものでなければ、多くの場合口を使うだろう。

例えそれがシンカーをつけたポッパーだろうがクランクベイトだろうが、ラバージグだろうがネコリグだろうが、物体の速度と動きの方向性(更に付け加えると”ボリューム感”)」がその時のバスにとって適性なのであれば、バイトを得られる確率はグンと上がる。

色んなフィールドで、特定のルアーのみで釣果を上げることができるアングラーがいるのは、少なからずこの要素が含まれているからだと僕は考えている。

なので、まずはルアーを決める前に、「今日、今の時間のバスはどのような方向性で動くタイプに反応するのかな?どのような速度で動く物体に反応するのかな?」といった感じでバスに尋ねてみると、その瞬間に使うべきルアーが見えてくる。

●レンジ(タナ合わせ)を意識していく

上記の「ルアーの動きの方向性と、速度感」を意識しつつ、更に意識したいのが「トップか中層かボトムか?」などの『レンジ(タナ、層)』である。

ルアーの大まかな方向性が見えたら、レンジの概念を当てはめていく。

「水面か?中層か?ボトムか?」など、大まかでいいので、どの層を動く物体に反応しやすいのか、色々試しながら探っていく。

前述した「動きの方向性と速度」に、レンジの概念を当てはめていくようなイメージ。

【ルアーの動きの方向性+速度】
・縦か横か?
・ゆっくりか?速いか?

【レンジ・水深】
・水面?
・中層?
・ボトム?

こうしてシステム化していくことで、よりルアー選択が明確になっていく。そして「釣れるルアー探し」をする癖がなくなっていき、『その時のバスの状態』を意識できるようになっていく。これはオールシーズン、どんな釣り場でも応用できるので、覚えておいて損はないと思う。

●ベイトの種類を意識する

そして最後に、「ベイト」に合わせる。

例えば、小魚を食っているのなら、横方向に速く動くルアーに反応しやすい魚が多くなり、水面に落ちるクモなどの虫を食ってるなら、水面に浮くルアー・虫ルアー、トップ系ルアーに対する反応が良くなる。

ギルなら水面に浮上していくルアー(クランクベイトやフローティングミノーなど)や、ギル型ワームのフォールなど。
ザリガニなどの甲殻類なら、ボトムをズル引いてアクションさせるルアーや、ボトムから急にピュピュっとトゥイッチ(あるいはジャーク)させられるスモラバやテキサス・ジグ、ネコリグなど。

・ルアーの動きの方向性、速度感
・レンジの概念
・ベイトの種類

これらを明確にした上で、最後にどんなルアーを選ぶのか決めていく。これを大きくひとくくりにしたものが「ルアー選択」だと僕は思っている。

●ポイント、場所はどこか?

夏のバスを狙うには、ルアーの動きの質だけでなく、バスの行動パターンや傾向を把握しておきたい。

夏の野池バスは、以下のようなポイントに集まりやすい。

◾️夏の野池バスが居るポイントの目安
・水温が上がりにくい日陰(シェード)。
・少しでも流れが効いてある場所(野池なら、天候変化で流れが発生しやすいピンポイント)。
・虫などの餌が供給されやすいポイント。
・流れ込み(インレット)。

こういった場所に居やすい。

●木々が被さって形成されるシェード(日陰)を狙う

夏のバスは日が当たる場所より日陰を好むため、そういったポイントを意識して釣りをしていきたい。

もしヘビーカバーが日陰を形成しているなら、カバー撃ちも手堅い手段となる。
テキサスリグやラバージグ、スナッグレスネコリグ、スモラバなどを使ったカバー撃ちも有効。しかし例えヘビーカバーでも、直射日光がガンガン照らされているようなタイプのカバーだと微妙。
あくまでも、水温上昇を真逃れることができるようなシェードが形成されていることが条件である。

●流れ(カレント)の影響を受けやすい場所

風などで水流が発生すると、水面下1.5mくらいまではカレント(流れ)が発生する。

風の影響は水面だけではなく、シャロー全体に影響していると意識してくと、狙うべきポイントが見えてくる。水深が2mにも満たない野池の場合はその影響が顕著になるため、強風が吹いるときは、川で釣りをしているような意識で釣りをすると良いだろう。

強風で発生するカレントの影響を受けて、急激な水流が発生するようなピンポイントを狙っていくのがキモ。
例えば、岬状になっている地形とか、風が当たっているワンドの両端と中央など。風が当たるウィンディサイドも狙い目だ。ウィンディサイドに日陰があるなら必ず狙いたい。
そのようなピンポイントでは、流されてくるミミズや、木から落ちてしまった虫などをルアーで演出してあげると良い結果を得やすい。

●流れ込み(インレット)

流れ込みも夏のバスを狙うための鉄板ポイント。
雨が降った後、降っている最中の流れ込みがベスト

夏の流れ込みを狙う理由としては、以下のようなものになる。

・池の水温を下げるから。
・酸素量を増やすから。
・虫などのベイトを運んでくるから。

ちなみに上記のような効果は、強風が吹いたときにも「とあるポイント」で発生する。それが先ほどお話した「カレントの影響が出るようなピンポイント」に当たる。

野池にとっての”風”とは、「自然が生み出す、一時的に発生したカレント」である。それくらい野池攻略にとって”風”は重要な要素なのだ。

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夏の野池のバスを釣るための、基本的な戦略・方法|まとめ

■夏の野池バスを釣るためのポイント|まとめ
・水が動くタイミングを意識する。
・バスが何食ってるのか見極める。
・バスを警戒させているプレッシャーは何か?
・ルアーの方向性を見極める。
・ポイント、場所はどこか?
・ルアーは何を選ぶか?


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