ダイエットが続かない理由 / ダイエットの本当の目的を見失ってはならない / 他人の成功パターンを追いすぎない /

「何度もダイエットにチャレンジしているのだけれど、いつも失敗してしまう」

「ダイエットが辛すぎて続かない…」

ダイエッターのなかには、上記のように悩んでしまう人も少なくないハズ。

そのおもな理由として挙げられるのは、「自分に合っていないダイエット法に執着してしまっている」というもの。

自分に合わないダイエット法や”考え方”をしていると、たとえ一時的な成功をしたとしても、リバウンドなどのデメリットに繋がりやすいです。

ダイエットを確実に成功させるには、自分にマッチしたダイエット法を構築することが大切になります。

☆ライタープロフィール

【主な所有資格】

生涯学習財団・ヘルスケア財団・メンタルケア学術学会認定 『メンタルケアカウンセラー®︎』有資格者。

一般社団法人 ケアフィット推進機構認定『生活習慣病予防プランナー』有資格者。

ダイエットが続かない理由&解決策

すでに少し前述しましたが、ダイエットが続かない理由は以下のことが原因になり得ます。

●自分にマッチした取り組みが行えていない

●もう体力がなくてヘトヘトなのにも関わらず、「痩せるには有酸素運動を最低でも30分!」と頑張る。しかも週6~7日やるなど。

●自分のキャパ以上のハードなトレーニングを行う
→もうやめたい!やりたくない!という本音を無視して気合と根性で乗り切ろうとする

●「痩せるならカロリー減っしょ!」と、極端なカロリーカットをし続ける

●すべて「気合と根性」で乗り越えようとする

「気合と根性で目標を達成する」というのは日本人の美徳。しかし、ことダイエットにおいては心身を破壊しかねない”諸刃の剣”ともなりかねません。

頑張りすぎてストレスを溜めすぎてしまうことで、結果的に挫折しやすくなってしまいます。

「気合い・頑張りすぎ・自分のキャパ以上」な取り組みを続けることで精神的に参ってしまい、結果として続かないという…ワケです。

ストレスを溜めすぎるのはよろしくない。

巷のダイエットテクを盲信しすぎるあまり、自分のキャパシティ以上に頑張りすぎるのもよろしくない。

そこで一度見直すべきなのは、【ダイエットをする理由・目的・ゴール】です。

ダイエットを失敗してしまう人のなかで、手段と目的を見誤っている人は少なくありません。

ダイエットをする本当の目的は「健康体になること」

ダイエットを行う目的は人によってさまざま。

なので一概にも断定することは難しいのですが、多くの場合ダイエットをするための目的は「健康体になること」です。

そもそも、ダイエッターたちが筋トレをする理由は「マッチョになるため」ではなく、健康体になるために行うものであり、あくまで”手段”にすぎません。

筋トレも手段だし、食事メニューの改善も手段。

ピーキーで小難しい専門的なダイエットテクニックを追い続けてしまいすぎると、「ダイエットを手段として健康体を目指す」という目的を見失いやすいのです。

「ダイエット(ボディビルディング)を成功させれば、アナタの人生が変わり、成功する!」という自己啓発めいたアナウンスからは身を置くことが大切。

ダイエットを行う目的はなにか。健康体になるため、です。

幸福を感じながら生きる>健康体で在る>ダイエット

目的(健康体になる)と手段(ダイエット、筋トレ、カロリー減、運動、食事改善)を履き違えるとうまくいきません。

極端なことをいうなら、健康体であればダイエットなどする必要はありません。皆、太りすぎてしまい不健康になったからダイエットをするのです。

ただ単に異性からモテたいだけであれば、整形するなり、ナンパの技術を身につけて口達者になるなり、人気ユーチューバーになる、などの”手段”だってあります。

言いかたが悪くなりますが、婚活アプリで”デブ専(豊満なボディを好む性癖を持つ人)”と知り合う…というアプローチだってある。

近年では肥満体型にたいしての価値観も変わってきており、渡辺直美氏などのファット体型は可愛いものだ!と見直されつつあります。かならずしも「肥満=悪」ともいえなくなってきました。

たとえ肥満であったとしても、心身が健康であり、それでいて幸福感もあるなら、ダイエットをする必要はないとも解釈できます。

もちろん、モテたいがためのダイエットをするのは悪ではありません。しかし、「健康体になる」という大目的を忘れてしまうのはよろしくない。

もっと言うなら、「自分を不幸にするアプローチはやめましょう」になります。僕たち人間は、ダイエット(健康体であること)を通して、幸福を感じたいのです。なんか話がデカくなってきたぞ。

僕たち一般人がダイエットを行う目的(ゴール)は、マッチョになってちやほやされるためでもないし、誰かに認められるためでもありません。あくまで「健康体になること」です。ここを忘れてはなりません。

ダイエットを成功させた!でも結果的には精神面がズタボロになり、メンタル系の疾患に悩まされる。こういうトラブルに見舞われる人は少なくありません。これは僕自身の体験談でもあります。マジで辛かった…。

自分にマッチした取り組み(ダイエット法)を選ぶ。楽をしよう

自分にマッチしていないダイエット法を続ける。これ以上の苦行はありません。そして、やる必要もありません。

炭水化物が大好きなのに、低炭水化物ダイエット(ローカーボダイエット)は辛いものがあります。

炭水化物を食べながら痩せたい人は、ローファット系や運動・筋トレをメインにしたほうが続けやすいでしょう。

白米(ごはん)やパスタなどの炭水化物を食べたとしてもダイエットはうまくいくので、かならずしも炭水化物を食べてはいけないわけでもありません。

ごはんを食べながらダイエットを成功させたときの体験談は、「【体験談】マイナス18kg。ご飯食べたらいきなり痩せたときの話」で読むことができます。

運動や筋トレが嫌いなのに、無理してランニング・ジョギングを頑張るのも辛いものがあります。

運動嫌いの人は、カロリー減をメインにした食事療法のほうが継続しやすい。

ハードな筋トレやランニングをするよりも、軽〜中負荷の散歩やウォーキングのほうが楽だし続けやすいです。仲間と楽しくエアロビ♪なんてのも楽しいですね。

僕は筋トレやランニングなどのキツくてシンドイのは嫌なタイプです。

しかし、なぜかウォーキングは辛くないんですよね。だから毎日でも歩いちゃう。苦しくないから。むしろちょっとした息抜きになるから◎

筋トレも「マッチョ目指します!」みたいな追い込むスタンスではなく、「健康維持に♪」レベルのやんわりとした取り組みなら続けやすかったです。

僕のようなフツーの人間は、ちょいちょいウォーキングしつつ、ほどよくカロリーを減らしつつ…という普通の取り組みのほうがうまくいく。

無理をし続けないこと。

自分の本音を大切にすること。これがダイエットを継続するためのキーになると思っています。

ダイエットには正解がない。自分だけの成功パターンを見極めよう

(筆者。だいたい18kgくらい痩せたときの写真です)

ダイエットには正解がありません。

多くの人たちがさまざまなダイエット法で減量に成功している、という事実がなによりの証拠です。

ダイエットの経験値が少ない初心者さんは、つい手っ取り早くダイエットできそうなテクニックに飛びつきやすいですが(経験済)、社会的権威のある人たちの発言を鵜呑みにしないことはとても大切です。

参考にすべき意見と、自分にあわない意見もある。バランス感が大事。

自分の体験こそが、自分にとっての”答え”。

このブログも、あくまで僕の体験談や一般論にすぎません。

あなたがダイエットを成功させるための方法は、あなた自身の体験から導かなければならないのです。

人によって上手くいくダイエット法は違います。

ある人は、「炭水化物を減らす」ダイエットだと成功しました。

また、ある人は「炭水化物は食べながら」のダイエットだと成功しました。

なぜ、人によって上手くいくパターンが違うのでしょうか。

その答えはカンタンで、【人によってダイエットの”正解パターン”に違いがあるから】です。

人の体質は星の数ほどあります。

生まれた環境(どんなものを食べて育ったか、など)、体格、骨格、筋肉量、性別、体質…などなど、おなじ”人間”であっても、実はけっこう違いがある。

〇〇さんが提唱しているダイエットをすれば上手くいく!と盲信するのは危険です。

誰かの成功パターンを追いかけすぎるのもリスクがあるのです。

というか、有名な〇〇さんの正解パターンが自分のカラダにも再現性がある、などと思い込んではいけません。

まずは実際に自分でいろいろ試すことが大事です。これはマジです。

炭水化物めっちゃ食べてみたり、あるいはカットしてみたり。

極端にカロリー落としたり、増やしたり。

一般論に沿ってアクションしてみたり、あるいは逆を試してみたり。とにかくいろいろやって経験してみる。すると、どこかで「コレは!」と思えるアプローチが見つかるはずです。

すげぇ面倒だし遠回りなアプローチなのですが、結局は地道にコツコツといろんなことを試すのがダイエットを”一生モノ”にするための近道だったりする。

たくさんの失敗をくり返すことで得た”自分だけの成功パターン”は一生モノ。

自分のカラダを通して得られた成功パターンは、自分のカラダにとって今後も再現性があるからです。

自分の勝ちパターンさえ掴むことができれば、今後の人生においてどんなダイエット法にも振り回されることがなくなるでしょう。

「あの人は〇〇すれば上手くいくといっていたけど、私がやってもダメだった。私には▲▲のほうが楽だし上手くいくなぁ」となんてふうに、自分のダイエットスタイルを構築することが大切だと僕は考えます。

このマインドが、あなたにとってのダイエットスタイルの基礎になるハズです。

ダイエットは時として”柔軟性”も必要

(僕はダイエット中でもラーメンを食べます)

ダイエット中は「〇〇は絶対に食べてはいけない!」となりがちです。

ネット上でいわれる成功法則やダイエットテクに振りまわされ、「〇〇をやらなきゃ痩せない!」と信じこんでしまうのは危険です。

たとえば、「炭水化物は太るからNG!」だとか「おかしは絶対にダメ!」みたいに、考え方が偏りすぎてしまいがち。

いやいや、全体的な摂取カロリーを減らしつつ、ちょいちょい運動していればごはん食べてもOKですから…おかし食ってもOKですから…というのが現実なのですが、巷のダイエットテクを盲信しすぎるあまり、「〇〇は絶対に食べてはいけない!」と信じこんでしまいやすい。

僕自身、さまざまなダイエットテクに走ってきて、たくさんの失敗をしてきました。

極端に炭水化物をカットしたり、脂質をカットしまくったり、1つの食材だけ食べ続けたり、めっちゃカロリー制限をしたり…。

たしかに痩せはしました。しかし、リバウンドもした。そりゃそうだ、一時しのぎにすぎないから。

僕にとって、実際にやってみて”気持ちいいな”と感じられるダイエット法は、「普通の食事をしながら、適度な運動」というめっちゃフツーな取り組みでした。

カロリーは気にせず(といっても食べ過ぎはNG)、ごはんは180gくらいまでOK。

あとはサラダやおかず。ランチはちょっとボリューミーにラーメンやカレー。夜はほどほどに…といった具合です。

さらに、ちょっとした散歩がてらのウォーキング。これだけでよし。

適切な食事とほどよい運動をし続けていれば、健康体になっていく。少なくとも糖尿病などの現代病をひきおこすリスクは激減します。

身体に負担をかけさせるとストレスマッハです。

有名ボディービルダーや筋トレユーチューバーのように派手さはないし、地味〜なスタイルだけど、やっぱり無茶をせずに”普通”な取り組みのほうがうまくいくんですよね。ストレスが少ないから。

どうしてもクッキーが食べたくなったら、食べてもいいのです。

しかし、食べすぎるのは禁物だよ!…と。

食べるならせいぜい1パックまでにしておきましょうよ、と。

おかしを食べてもいいけど、そのあとの食事で微調整しましょう。

おかしを食べているのに夜ご飯がいつもと同じ量はNGだよ…と、シンプルに取り組みたいところ。

まとめ:ダイエットが続かない理由は「無理しすぎ、頑張りすぎ、自分に合っていない取り組みをしている」に在り

タンパク質は〇〇g食べなきゃいけない!

炭水化物は摂ってはいけない!

おかしは絶対にNG!

…みたいに考え方と食事が偏りすぎると、心身のバランスが崩れてしまい、ダイエットは失敗しやすくなります。

なにごとも”ほどよく”、”バランスよく”という普通の感覚を忘れずにいたいものです。

ダイエットを無理なく続けるためのコツは「自分にマッチした取り組みかたを見つけること」です。

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