ダイエットが続かない原因は、”意志の弱さ”ではなく「〇〇していない」から。

いきなりですが、僕は意志が弱いタイプの人間です。
ツラい有酸素運動なんてやらないし、激しくてストイックな筋トレもあまりやりたくない。

にもかかわらず、1年10ヶ月も身体作り(主にダイエット)を続けていて、その結果、96kgから78kgまで体重を落とすダイエットに成功しました。

ダイエットが続かない原因に、”意志の弱さ”はそれほど関係ないと僕は思っています。

ダイエットが続かない原因は、意志の弱さではありません。

僕は自分に甘かったり、すぐに心が折れたり…といった感じで、意志の弱さもある人間です。
そんな僕なのに、なぜスムーズに体重を落とせているのでしょうか。

それは多分、以下のようなことが要因だからだと思っています。

●継続するための工夫をしている

●自分のキャパ以上の頑張りをしない

●戦略的な休息を入れる

●「好きなものを食べる日」を設ける

●体重計に乗らない(数値を気にしない、目安にしない)

上記のようなことを意識しないと、「気合、意志、ヤル気」だけではダイエットを続けることは難しいと感じます。

精神論だけではなく、「効率化、工夫、喜び」といった合理性・感情面を考慮した取り組み方をしないと、意志が弱い系の人はダイエットを続けるのは難しい。

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●「気合、意志の強さ・弱さ」などのスポ根スタイルだと継続できない人もいる

そもそも、気合・根性論がまかりとおるような性格をしているのなら、デブになどなっていないし、ダイエットはとっくに成功しているハズです(笑)
僕個人の体験談もふくめ、ダイエットを”気合、根性、意志の強さ”で乗りきろうと失敗しやすいんですよね
意志の強さ・弱さとか、そういうスポ根っぽい根性論は、人によっては合う合わないがある。

もし「意志が弱くてダイエットが続かない」と悩んでいるのなら、もしかしたら”取り組みかた”そのものに続かない要因があるのかもしれません。

スポ根系の取り組みがシンドイ人は、意志の弱さとかは一旦置いておき、「効率、いかに楽に、非効率を排除して継続するか」といった戦略性・計画性をベースにダイエットに取り組む。

ダイエットに意志の弱さは、それほど関係がないと僕は思ってます。

【体験談】”意志が弱い”僕がダイエットを続けられている理由

何度も書くと自慢になってしまうのでアレですが…僕は1年10ヶ月で約18kgのダイエットに成功しました。
まだまだ手放しに「イイ身体!」とは言えませんが、脂肪も体重もしっかり落とすことができているので満足してます。

ただガリガリに痩せたのではなく、そこそこ筋肉も残せるような取り組み方をしていたため、昔20kg痩せたときよりも良い感じの身体つきになってきていると感じます。

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決して意志が強いとはいえず、むしろメンタル的に弱めの僕がなぜ1年以上もダイエットを継続できたのでしょうか。

それは、以下のポイントを意識して取り組んでいるからだと思っています。

●継続するための工夫をしている

●自分のキャパ以上の頑張りをしない

●戦略的な休息を入れる

●「好きなものを食べる日」を設ける

●体重計に乗らない(数値を気にしない、目安にしない)

継続するための工夫をしている

ダイエットを成功させるには、ダイエットそのものを継続する必要があります。

習慣化コンサルタントとして活躍中の古川武士氏は、著書「30日で人生を変える『続ける』週間」で、物事を継続させるためのコツとして以下のように語っています。

スイッチ1 ご褒美

ポイント1 習慣との結びつきを考える
習慣と結びつきのあるご褒美を優先的に考えましょう。
結びつきが強ければ、行動を促進する力も強く機能します。

ポイント2 大好きなものを設定する
習慣クリア後に大好きなもの(ケーキ、ビール、洋服など)を設定すると、特に目先の小さな行動を1つ1つクリアしていくのに効果的です。

(引用:『30日で人生を変える「続ける」週間』より)

僕個人の体験談としても、頑張って継続している自分自身に対して”ご褒美”をあげるのは効果的だと感じました。

たとえば、僕はバス釣り(ルアーフィッシング)が大好きなのですが、ダイエットを1ヶ月継続させるごとに、欲しい釣具を自分にプレゼントしてあげたり。

また、毎週水曜日は「1週間継続できているね!頑張っているで賞!」と題して、好きなものを設定カロリーの範囲内で食べたり
僕の場合、カレーやラーメン、ハンバーグ、ハンバーガー、ラーメン二郎…といったジャンキーな食べ物を食べます。

こんな感じで、期間ごとに自分自身へのご褒美をプレゼントしてあげたりするなどして、脳に「達成すると良いことがあるよ!」と命令してあげると、継続しやすいと感じます。

●”ご褒美”に頼りすぎると、内的な”ヤル気”を引き出せない

しかし個人的には、あまり”ご褒美”に頼りすぎるのも良くないのでは?と感じることも。
とくに、「モチベーション」の維持に関しては、ご褒美システムだけだと持たないとも感じたり。

その件については以下の記事で書いているので、よかったらこちらもチェックしてみてください↓

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自分のキャパ以上、頑張らない

前述しましたが、「気合、努力、根性」といったスポ根系の取り組み方は、合う人と合わない人がいます。
ある人は週5~7回のトレーニングが苦にならなかったとしても、自分は週に2~3回が限度だという人だっている。

筋肉ユーチューバーやボディビルダーなどの上級者達の取り組み方と、自分に合っている取り組み方は別にして考えないと、辛すぎて継続できなかったりします。

僕の体験談として、「1年前は週5でジムに通い、超ハードな筋トレと有酸素を繰り返す」といったストイックな取り組み方をしていた時期があったのですが、思うように体重が落ちず、しかも身体つきも微妙…といった経験があります。

最近は週2~3回、そこそこしっかり筋トレしつつ、有酸素運動はほぼゼロ…というマイペース系の取り組み方をしているのですが、以前よりもしっかり体重を落とせているし、身体つきも以前より良いと感じます。

頑張りゃいいってもんでもないんだな、と学んだ失敗談。

人真似も大事だが、自分に合った取り組み方を探そう

ダイエット、筋トレに対する取り組み方(頑張り方)には、各々にあったモノがあります。

「〇〇さんがあぁ言っていたから」といって、必ずしも自分に合うわけでもない。

ダイエットは、がむしゃらに頑張らなくても普通に成功します。

この件については、以下の記事でも書いているので、よかったらコチラもチェックしてみてください↓

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戦略的な休息、意図的な休息を入れる

ダイエットは神経系・メンタル系を消耗させる具合がハンパないので、意図的に休息日を設けるのが大事だと僕は考えます。

気合で乗り切れるのならそれで構いませんが、意志が弱いという人がソレをやっちゃうと、まず間違いなくダイエットが続きません。

「疲れているな、身体が重いな、体調が良くないな」と感じたら、その日を休息日にしちゃう。

「決して頑張らない。気合い・根性で乗り切ろうとしたら負け」ぐらいの意識を持っていた方が、むしろ続く。そして結果も出やすい。

スポ根系スタイルの人は「いやいや!疲れていてもしっかりとトレーニングしないとダメだ!甘えるな!頑張れ!」といった感じで、無理やりゴリ押しする傾向がありますが(過去の僕です)、このモードで突き進むとオーバートレーニングに陥りがち。

怪我や精神疾患を避けるという意味でも、体調不良を感じたら直ぐに休みましょう。

疲労を積み重ね続けると、オーバートレーニングに陥る

「今日はなんだかジムに行く気がない…疲れてるし…」というときは、無理してジムに通おうとしないのも有効な休み方の1つ。

不思議なことに、しっかりと休息すれば身体と神経系の疲労が回復するためなのか、後日またトレーニングしたくなるんですよね。

休養を入れたほうがモチベーションが維持される、という不思議。

「定期的にしっかり通ってないと、また継続できないんじゃないかと不安…」と思う人もいるかもしれませんが、たぶん大丈夫です。

むしろ”頑張って、嫌なのに”取り組み続ける方が継続の障害になると感じることも。

僕はシンドイと感じたら、平気で4~5日くらい休みますし、「今週は全然やる気が出なかったなぁ」なんつって1週間くらいジムに行かないことだってあります。

それでも痩せるんですよね。死ぬ気で頑張らなくても良い。

疲れたと感じながらダイエットに取り組むと失敗しやすいと感じます。

なので、シンドイときは無理せずに、意図的に休息日を設けるのがおすすめ。

「好きなものを食べる日」を設ける

僕の体験談に、「1日の設定カロリーの範囲内であれば、そこそこ好きなように食べても良いというルールを設けてから、ダイエットを継続させるのがそれほど苦しくなった」というものがあります。

チートデイではありません。普段のダイエット生活の中で、”普通に”好きな食事を入れ込みます。

僕はダイエット期間中は、大体1700カロリー以内に抑える生活を送っており、たまの昼食にカレーとかラーメンとか食べちゃう。

さすがに毎日はダメだと思いますが、週に1~2回くらいならダイエットに全く影響がありません。

昼食をボリューミーにする分、朝と夜は控えめになりますが、「好きなものを食べられる」というルール設定があると、ダイエットの苦しみがかなり減ります。

必ずしも「好きなものを食べてはいけない!」ではない

ダイエットはカロリー計算だけ合っていれば成功するので、必ずしも「好きなものを食べてはいけない!」というわけでもありません。

実は「ダイエット中は食べるのを我慢する!ささみとブロッコリーと玄米だけ!」みたいなストイックな取り組み方をしなくても、普通に痩せるんですよね。

ちなみに、昼に好きなものを食べたり、週に数回ほど好きなものを食べる…といった取り組み方をすると、暴飲暴食したくなったりしないのでおすすめです。

体重計に乗らない(数値を気にしない、数値を目安にしない)

体重計は週に1回乗れば十分だ、と感じています。

ダイエット中はつい体重の数値をチェックしがちですが、毎日のように数値を計測していると惑わされてしまいがち。

人間の体重は常に一定ではなく、日々変動しているので、「昨日は70kgだったのに、今日は71.5kg…もっと頑張らなきゃ!」といった感じでメンタルが落ち着かない。

日本体育大学准教授でありボディビルダーのバズーカ岡田氏は、著書「無敵の筋トレ食」について以下のように語っています。

繰り返しになりますが、「いいカラダ」の判断基準は「見た目がいい」こと以外にありません。

そこにある曖昧さを払拭するためにできることは、自分の目をしっかりもつことです。

不安に負けそうになったときに頼るべきなのは、本来、機械ではなく自分自身なのです。

引用:「無敵の筋トレ食」より

バズーカ岡田氏は「ダイエットの目的は体重の数値を落とすことではなく、”見た目(アウトカム)”を良くすることだ」と語っていますが、僕自身もその通りだと感じます。

体重計の数値が下がっていても、見た目がブヨブヨのガリガリでは、「ボディビルディング(身体を造る)」的には成功とは言えません。

「だったら別に体重計なんて乗らなくても良くない?」って話になっちゃうんですが…というか乗らなくてもいいんですが…まぁ一応参考値・記録・目安として計測するくらいの意識で構わなかったりする。

毎日のように体重計に乗ってしまうと、目先の数値に惑わされてしまいがち。

「人間の体重は日々変動し、そんなに短期間では体重は落ちない」と知っておくと、”体重計の罠”にハマらなくても済みます。

まとめ:ダイエットが続かないのは”意志の弱さ”ではなく、取り組み方(スタイル)の問題

僕はダイエットが嫌いです。おまけにメンタルもそんなに強い方じゃないので、出来るなら一生やりたくない。
そんな僕でも、取り組み方・スタイルを工夫するだけで、しっかりと結果が出せています。

どれだけ意志が弱かったとしても、自分に合った取り組み方を見つけるだけで、ダイエットは成功するのだと感じた体験談でした。

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