シマノ「ゾディアス」を愛用しているのですが、汎用性が高いという強みがアダとなってしまい、載せるリールを選びにくいと感じることも…。
そこで、数十個ほどベイトリールを合わせまくってみました。
結果、以下の7つが良かったと感じます。
もくじ
ゾディアスに合わせるベイトリールのおすすめは、この7台です
シマノの人気ロッドシリーズ「ゾディアス」。
合わせるリールはどんなものがいいのか迷う人も少なくないハズ。
僕自身、ゾディアス自体のバーサタイル性がきわめて高いということもあって、「合うリールを選べない」という現象に悩まされました(笑)
そこで、高級リールからコスパリールまで、だいたい10台以上ほど載せてテストしてみることにしたのです。
その結果、ゾディアスに載せるべきベストなリールがわかってきました。
個人的に「ゾディアスにはコレが合う!」と感じたベイトリールを紹介していきます。
ピシファン「SAEX ELITE」
アンダー1万円のリーズナブルなベイトリール。
アマゾンではべらぼうに評価が高く、気になったので試しに購入してゾディアスに載せてみたところ、かなり良かったです。
自重が170gほどと軽いリールなのですが、同じく軽量な作りのゾディアスと合わせることで、より気持ちよくキャストできるようになります。
自重150g程度のダイワ「スティーズ」だと、ブランドと価格帯のアンマッチ感が気になりましたが、ピシファンだとまったく気になりません。
ゾディアスと価格帯がマッチしているからかも…?
ゾディアス「166M」や「166MH」、「1610H」など、やや強め・硬めのロッドと合わせると気持ちよく使えますね。
別売りのシャロースプールを載せれば、ゾディアス「166ML」に載せて3/8oz前後のクランクベイトを気持ちよく扱うことも可能です。
もちろんカバーベイトフィネス用タックルとしてもOK。シャロースプールを持っておけば、さまざまなゾディアスロッドと組みあわせて楽しむことができちゃいます。
ただ、「164BFS」だと微妙です。”ガチ”のベイトフィネスタックルとして組むなら、スコBFSやアルデバランBFSのほうがいいと感じました。
●シャロースプールはこちら↓
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シマノ「バスワン XT」
「シマノ」×「シマノ」の組み合わせ。
バスワンXTとゾディアスもかなりマッチング度が高いです。
バスワンXTの守備範囲はだいたい10~28gくらいなのですが、ゾディアス「166M」や「1610M」に載せることで、よりオカッパリバーサタイルを楽しめるようになります。
個人的にベストだと感じたのは、ゾディアス「166M」との組み合わせ。
3/8~1oz(10~28g)のハードルアー、ワーム全般を一通りこなせるタックルになるため、オカッパリでの”何でも用タックル”として使いやすかったです。
ただ、気になったのはピッチングレスポンスの悪さです。
たとえば、1610Hや172MHなどの撃ち物系ロッドと合わせると、ピッチングしたときの弾道が浮きやすく、ややストレスがありました。
「バスワンXT×ゾディアス」で組むなら、166Mや1610M、166MHや1610MHなどのバーサタイル系タックルがマッチしやすいと感じます。
バスワンXT×ゾディアスの組みあわせは、「コスパ重視でオカッパリ用ベイトタックルを組みたいんだよね」という人におすすめしたいタックル構成です。
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ダイワ「バスX」
「ダイワ×シマノ」の組みあわせ。
口コミなどでは「メーカーミックスは禁断の果実」などと言われているようですが…(嘘です、僕が今作りました)。
個人的には「ダイワリール×シマノロッド」は大アリだと思っています。
バスXはハンドル長が90mmであるのに加え、ハンドルノブもやや大きめに作られているのが特徴です。
さらに、安定感にすぐれたマグネットブレーキが搭載されているということもあって、3/4oz以上のやや重たいルアーをブン投げてグリグリ巻いちゃう…みたいな釣りに向いています。
このことから、ゾディアスロッドでは「166MH」や「1610H」など、やや強め・硬めのロッドと相性がいいと感じました。ストロング系ロッドと合わせるとキモチイイ。
たとえば、「マグナムクランクをゴリゴリ巻いちゃいます」だとか、「20g前後のハードルアーをガンガン巻いちゃいます」系のスタイルにマッチしやすかったです。
166Mでも合いますが、個人的にはダッジとかポンパドール、スピナベのスローロール用のロッドに合わせるとイイカンジで楽しめました。
あと、1610Hを撃ち物用タックルとして扱うとなると、バスxだとピッチングの弾道が浮きがちでビミョーでした。
バスxは、やはり巻物タックルと組み合わせるのが好きです。「ゾディアスロッドで巻物をガッツリやりたいんだよね」というならコレ!
アブガルシア「ブラックマックス」
「巻いてよし、撃ってよし」のスタンダード系ベイトリール。
さまざまなゾディアスロッドと合わせてみたところ、気持ちよかったのは「166M」や「1610M」といったバーサタイルロッドでした。
3/8~1oz(10~28g)のバーサタイルな使い方をすると、ブラックマックスの魅力をより引き出せると感じます。
たとえば、166Mを使って、ラッキークラフト「L.C1.5」や、1/2ozスピナーベイトなどに合わせると気持ちよく巻いていけます。
ただ、ノーマルギアなので、166MHや1610Hなどのヘビー系に合わせるなら、マグナムクランクやリップ付きビッグベイト用タックル限定となりがち。
1610Hや172MHなど、撃ち物専用タックルと合わせてしまうと、ルアー回収効率の悪さや、カバーから引きずりだす能力の低さが気になりました。
『ブラックマックス×ゾディアス』は、「オカッパリで10~28gくらいのハードルアー中心に楽しみたい」という人や、「ワームはテキサスリグやラバージグ、ちょい重たいネコリグくらいしか使わない」という人におすすめです。
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シマノ「SLX MGL」
「シマノ×シマノ」の組み合わせ
価格帯的にもだいたい同じくらいなので、ベストマッチ感がすごい
SLX MGLは、7~56gくらいまで幅広くつかえる優秀なバーサタイル機です。
同じくバーサタイル性に長けたゾディアス「166M」や、「1610M」に合わせることで本領を発揮しました。
リール自体もアンダー200gと軽量なので、同じく軽量なゾディアスロッドとも合わせやすかったです。
「SLX MGL×ゾディアス」の組みあわせは、タックルを振ったときの感覚がめっちゃキモチイイ!バランスめっちゃイイですね。
また、ヘビーバーサタイルタックルとして「166MH」や「1610H」に合わせても使いやすかったです。
SLX MGLはピッチングしたときに弾道が浮き上がりにくいので、撃ち物系タックルにも合わせやすいんですよね。
「SLX MGL×ゾディアス」は、トータルバランスに優れたベストマッチングタックルだと感じます。
「ゾディアスに合わせる用のベイトリールで、とりあえず良いカンジのやつない?」と聞かれたら、まずSLX MGLをおすすめします。
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ダイワ「20タトゥーラSV TW」
「ダイワ×シマノ」の組み合わせ。
20タトゥーラSV TWはバーサタイル性に優れたベイトリールということもあって、ゾディアス「166M」や「1610M」などのバーサタイル系ロッドにマッチしました。
「20タトゥーラSV TW×ゾディアス」=超バーサタイル系タックル…な組みあわせになります。
また、20タトゥーラSV TWはワームなどの軽量ルアーも扱えるので、166MLでパワーベイトフィネスタックルとして組みあわせても良かったです。
川村光大郎氏が愛用している「スティーズ ウェアウルフ」みたいな使い方ができます。
●【インプレ】カバーベイトフィネスに最適な、ダイワ「661MFB-SV(ウェアウルフ)」のインプレッション
あるいは、1610MHや1610Hなど、カバー撃ちロッドと合わせても快適でした。
テキサスリグやリーダーレスダウンショットリグをピッチングしても、弾道が浮き上がりにくく、それでいて剛性感にもすぐれているタックルが出来あがります。
「ダイワ×シマノ」のメーカーミックスが気にならないのであれば、20タトゥーラSV TWはかなりおすすめです。
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シマノ「20メタニウム」
「シマノ×シマノ」の組み合わせ。
「20メタニウム 」はややグレードの高いリールですが、ゾディアスと合わせてもイイカンジで使えました。
リールの自重が175gと軽量なので、166MHでフットボールジグを使ったり、1610Hや172Hなどの撃ち物系ロッドと合わせると気持ちよく扱えました。
『20メタニウム』との組みあわせの強みは、なんといっても「ロッドワークしたときの疲労感の少なさ」に尽きます。
「20メタニウム×ゾディアス」で組むと、全体的に軽量のあるタックルになるのが最高!
●カバー打ち・底物に最高。20メタニウムと打ち物ロッドのバランスが良くて泣ける
『20メタニウム×ゾディアス』のタックル構成は、「ドッシリと腰を据えて巻モノを巻きつづける!」というよりかは、軽快なフットワークを生かしたジグ・テキサス系の釣りと合わせるのに向いているのかなぁといった印象です。
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【おすすめ7選】シマノ「ゾディアス」に合わせるべき最高のベイトリール7台はこれでした。
シマノ「ゾディアス」に合うベイトリールはどれなのか、いろいろと試してみて感じた体験談を書いてみました。
ゾディアスは汎用性にすぐれたロッド。
なので、逆に「載せるリールを選ばなさすぎる」というデメリットもありましたが、さまざまなリールを合わせてみることでベストだと感じるリールも絞れてきました。
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