「オカッパリで重いルアーをなんでも投げられるような、便利なリールが欲しい」
「ヘビーバーサタイルに向いているリールが欲しい」
上記のようなことでお悩みなら、当記事が参考になるかと思います。
この記事では、オカッパリやレンタルボートでヘビーバーサタイルに使えるリールを紹介していきます。
記事前半では、「ヘビーバーサタイルな釣りをやってみたいんだけど、そもそも”ヘビーバーサタイル”って何?」という人に向けて、予備知識や、リールを選ぶときのコツについて解説。
記事後半では、ヘビーバーサタイルなロッドに合わせるのに向いている、おすすめリールをピックアップ。
陸っぱりやボートで、ヘビーバーサタイルな釣りをするためのリールを探している人のお役に立つと幸いです。
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もくじ
- 1 ”ヘビーバーサタイル”についての予備知識
- 2 ”ヘビーバーサタイル”とは
- 3 ヘビーバーサタイルのウンチク
- 4 ヘビーバーサタイルに向いているリールの選び方
- 5 リール重量
- 6 スプール径
- 7 ラインキャパ
- 8 ヘビーバーサタイル用リールのギア比はどれがおすすめ?
- 9 コスパを重視したい人におすすめの、ヘビーバーサタイル向けおすすめリール
- 10 シマノ「バスワンXT」
- 11 ダイワ「バスX」
- 12 アブガルシア「レボx」
- 13 ダイワ「17タトゥーラSVTW」
- 14 シマノ「スコーピオン MGL」
- 15 ブランド感、スペックを大切にしたい人におすすめの、ヘビーバーサタイル向けおすすめリール
- 16 シマノ「アンタレス DCMD」
- 17 シマノ「カルカッタコンクエスト 200DC」
- 18 シマノ「メタニウムDC」
- 19 まとめ:ヘビーバーサタイル用リールは、リールの特性と個性をしっかりチェックして選ぼう
”ヘビーバーサタイル”についての予備知識
この項目では、「ヘビーバーサタイル」という釣りスタイルについて解説していきます。
”ヘビーバーサタイル”という釣りの大まかな特徴や方向性を知っておくと、リールの購入で失敗しにくくなるので、事前にしっかり学んでおくのがベスト。
”ヘビーバーサタイル”とは
バス釣り用語においての”バーサタイル”とは、「汎用的な・汎用性が高い、幅広く使える」といった意味合いで使われる言葉です。
バーサタイルはバーサタイルでも、「重いルアーなら一通りなんでも使える」というスタイルが、『ヘビーバーサタイル』と呼ばれます。
簡単に言ってしまえば、「重いルアーなら、どんなものでも1本で投げていくようなスタイル」といった感じ。
●”ヘビーバーサタイル”の釣りの特徴
ヘビーバーサタイルの特徴は、なんといっても「重いルアーの守備範囲の広さ」です。
例えば、2oz近くのビッグベイトだけでなく、1/2~1ozくらいのスピナーベイトやクランクベイト、トップウォータープラグ、1~2ozのスイムベイト…などなど、重い系ルアーならなんでもこなす。
また、テキサスリグやラバージグといった打ち物系ワーミングも行えるため、非常に守備範囲が広いのがヘビーバーサタイルの特徴です。
ヘビーバーサタイルな釣りスタイルは、
→ビッグベイト、羽根モノから、カバー打ちまで対応する便利なヘビー級タックルを持ち歩きたい。
●オカッパリで1本だけ持ち歩く際、重いものを何でも投げられるタックルを使いたい。
●デカバスしか狙っていない(ストロングスタイル)。
●バスのアベレージサイズ(釣れる大きさの平均)が大きいフィールドで釣りをする人。
●M(ミディアム)パワーのバーサタイルベイトロッドじゃ扱えない、重いルアーを扱えるタックルを用意したい。
こんな人に好まれるスタイルだと言えます。
個人的にも、霞ヶ浦や野池のオカッパリやレンタルボートの釣りにおいては、1セットは用意することが多いです。
レンタルボートの釣りでは、必ずと言っていいほど持ち込みます。必需品。ヘビーバーサタイルなタックルがないとマジでやってられない(笑)
●ヘビーバーサタイルタックルは、1セットは揃えておきたい便利アイテム
ヘビーバーサタイルタックルは、オカッパリ・レンタルボート問わず、1タックル持っていると非常に便利です。
マズメ時やチャンスタイムはビッグベイトやデカ羽根モノを扱い、シブいときはカバー打ちタックルとして扱う…といった感じで、色々な釣りに使いわませる。
ヘビーバーサタイルは、ストロングな釣りにこだわる人だけでなく、便利な1タックルとして多くのアングラーに好まれるスタイルでもあります。
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ヘビーバーサタイルのウンチク
※この項目は、個人的なウンチクを語っているだけのスペースなので、特に興味が無い方は飛ばしちゃってOKです※
近年では釣り方・釣りスタイルが多様化してきているため、関東地方でもヘビーバーサタイルタックルを使う人が増えてきました。
ひと昔前までは、ヘビーバーサタイルな釣りは主に関西地方(主に琵琶湖など)で選ばれやすいスタイルでしたが、最近は霞ヶ浦や野池などのオカッパリでも使われるようになってきてる。
●タックルの進化に伴った、釣りスタイルの多様化
近年では、リールとロッドの進化により、やや軽めの3/8oz(10g)くらいのルアーから、2oz(56g)くらいまでのルアーを幅広く扱えるものも増えてきています。
下限が結構下までイケるようになってきた。ひと昔前は下限が15gくらいだったのが、最近だと7gとか、そこそこ軽いルアーにも対応できるようになってきている印象。
道具が進化してきているので、ヘビーバーサタイルの釣りに対するハードルも下がってきている感じ。
(引用:ダイワ キングバイパー公式ページ)
例えば、ダイワ「キングバイパー」というロッドは、使用ルアーの下限が7g、上限が100g…といった感じで、扱えるルアーの幅がめちゃくちゃ広いのが特徴です。
普段ならM~MHクラスのロッドで扱うような、ライトテキサスやライトラバージグ、重めのネコリグといった軽量級ルアーまでもこなせちゃう。
メーカーの技術の発展に伴って、釣り人の趣味・志向もどんどん変化してきています。
ヘビーバーサタイルな釣りスタイルは、最早「ヘビー級ルアー限定のスタイル」ではなくなりつつある。
●バスの個体数減少&サイズの巨大化に伴った、アングラーの釣りスタイルの変化
ブラックバスの個体数減少に伴って、バスのサイズも大型化してきている昨今のバス釣り事情。
バスの大型化に合わせて、アングラーに好まれるルアーの大きさやスタイルも変わってきています。
以前までは10~20gくらいのルアーがよく使われていましたが、近年では1oz(28g)くらいの重たいルアーも使われるようになってきました。
レイドジャパン「ダッジ」や、ジャッカル「カワシマイキー」「チビタレル」などなど、1oz前後の重いルアーが注目を集めるシーンも増えてきた。
人気が高いルアーに1oz~2ozクラスのものが増えてきているので、ヘビーバーサタイルなタックルは必要不可欠な時代になりつつあります。
【関連記事】ヘビーバーサタイルにおすすめのロッドをまとめた記事は、コチラからチェックできます↓
ヘビーバーサタイルに向いているリールの選び方
この項目では、ヘビーバーサタイル向けリール選びで、失敗しないコツについて解説していきます。
ヘビーバーサタイルに向いているリールを選ぶ際は、以下のポイントを把握しておくことが必要不可欠です。
●スプール径
●ラインキャパ
逆に、ヘビーバーサタイル用リールとして不向きなものは、以下のような要素が含まれているもの。
●軽量ルアーが得意なリール
●ラインキャパが少ない
【関連記事】タックルバランスについて解説した記事↓
リール重量
ヘビーバーサタイルなロッドに載せるリールは、そこそこ重量があった方がバランスがとりやすいです。
1ozを超える重いルアーをしっかりとリトリーブするには、軽量リールだと手元がブレやすくなり、不安定になりがち。
また、重いルアーをキャストする際に軽量リールを使うと、”てこ”の原理が働きにくくなり、ロッドが曲がりにくくなる(曲げにくくなる)。
ロッドの自重次第でこうした傾向は変わってきますが、多くの場合、ヘビーバーサタイルな釣りにはそこそこ重いリールを載せたいほうが、タックルバランスは安定する傾向にあります。
タックルバランスの整え方や予備知識については、以下の記事で詳しく解説しているので、よかったらこちらもチェックしてみてください↓
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スプール径
ヘビーバーサタイル用リールを選ぶときは、リールのスプール径は必ずチェックしておきましょう。
加えて、ベイトリールのスプール径の違いによって得られる効果も知っておけば完璧です。
一般的に、ベイトリールのスプール径の大きさによる違いは、以下のようなものだと言われています。
●大口径になるほど重いルアーが投げやすい
●汎用性が高いのは、34mmスプール
ヘビーバーサタイルで扱うルアーは、主に重いルアーが中心。
そのため、ヘビーバーサタイル用リールを選ぶ際は、スプールの口径が34mm以上のものを選ぶのが基本となります。
近年では33mmの小口径スプールを搭載したベイトリールも目立つようになりました。
33mm径のスプールでも2オンス程度のビッグベイトを扱うことはできますが、個人的にはあまりおすすめしません。
重いルアーを小口径スプールで扱うと、スプールレスポンスが良すぎるあまり、バックラッシュなどのトラブルも起きやすくなってしまうからです。
また、小口径スプールはラインキャパも少ないため、太いラインたくさん巻けないといった問題点もあります。
32〜33mmの小口径スプールを搭載したベイトリールは、ヘビーバーサタイルの釣りにはあまり向いていないと僕は考えています。
ただ、「~1ozくらいまでしか投げないよ」という人は、32~33mmといった小口径スプールを搭載したリールでも問題ないと思います。
ラインキャパ
重いルアーを扱うときはラインも太くなる傾向があるので、太いラインを使用できるスプールが搭載されたリールを選ぶのが基本です。
最低でもフロロ・ナイロン16lb~20lbを40~50mは巻けるリールでないと、扱うときにストレスを感じやすい。
琵琶湖や大型河川など、規模の大きなフィールドで重いルアーを遠投するには、最低でも16~20lbラインを50~70mは巻けるリールを選びましょう。
しかし、野池や霞ヶ浦、レンタルボートでは近距離〜中距離程度のディスタンスをとることが多いので、ラインキャパはそれほど必要ありません。
大体16lb~20lbラインを50mも巻いてあれば、問題にならないことが多いです。
僕個人の経験上においても、野池や霞ヶ浦のオカッパリやレンタルボートの釣りでは、40~50mも巻いておけば十分だと感じています。
レンタルボートに乗ってスピナーベイトを遠投して、深いレンジをスローロールするような使い方でも、50~60mも巻いてあれば十分釣りになります。
ヘビーバーサタイルに合うリールを選ぶ際は、太いラインをどのくらい巻くことができるリールなのか、事前にしっかりと確認しておきましょう。
ヘビーバーサタイル用リールのギア比はどれがおすすめ?
巻き抵抗が強いルアーをメインに使っていくなら、ローギア〜ノーマルギア。
巻物ルアーから打ち物(テキサスやジグなど)まで、幅広く使っていくなら、ハイギアがおすすめです。
個人的には、ヘビーバーサタイルな釣りには、ハイギアリールをおすすめします。
●そこそこ巻き抵抗があるルアーや、打ち物(テキサス、ジグなど)も快適に扱えるハイギア
巻物ルアーからワーミングまで、幅広くヘビーバーサタイルな釣りを楽しみたいなら、リールはハイギアがおすすめです。
例えば、
●1~2ozクラスのスイムベイト・ジョイント型ビッグベイト
●3/8~5/8ozクラスのラバージグ、スイムジグ
●5g~14gシンカーを使用したテキサスリグ、フリーリグ、リーダーレスダウンショットリグ
上記のような釣りをするなら、リールはハイギアであるほうが快適。
ルアーの回収効率と汎用性の高さは、ハイギアリールが優れています。
1/2~3/4ozくらいのスピナーベイトなら、ハイギアリールでも巻き抵抗がキツすぎないため、巻物ルアーに対しても融通が利く。
ガンクラフト「ジョインテッドクロー178」のようなビッグベイトを扱うにも、ハイギアが便利です。
ビッグベイトは余分なラインスラックが出やすい釣りなので、バイトがあった際にラインスラックを素早く回収するにはハイギアが有利。
まさに”バーサタイル”な釣りを可能にしてくれるのが、ハイギアリールなのです。
物によっては、XGギアでも巻き抵抗の強いルアーを使えるリールもあります。
例えば、シマノ「アンタレスDCMD」はXGギアですが、スピナベやクランクといった巻物系ルアーもしっかり扱うことが可能。
巻き取りパワーが高いリールなので、巻物系ルアーを使ってもストレスを感じにくい。
…が、さすがに中・大型クランクベイトにはキツい。
アンタレスDCMDの詳しいインプレは、以下の記事にまとめましたので、よかったらこちらもチェックしてみてください↓
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●巻き抵抗の強いルアーを快適に扱えるローギア・ノーマルギア
巻き抵抗がめちゃくちゃ強い、マグナムクランクやリップ付きビッグベイト、ディープクランクといったルアーをメインにするなら、ローギア〜ノーマルギアがおすすめです。
巻き抵抗の強いマグナムクランクやリップ付きビッグベイトを、ハイギアで長時間も巻き続けるのはかなり大変。
「オレはヘビータックルで巻き抵抗の強いルアーをガンガン巻くスタイルが好き!」という人には、ローギア〜ノーマルギアをおすすめします。
…が、ヘビーバーサタイルな釣りスタイルは、巻物だけでなく打ち物(テキサスやジグなどのワーミング)も使う場合もあるので、個人的にはハイギアがおすすめ。
【関連記事】リールのギア比の選び方について解説した記事↓
コスパを重視したい人におすすめの、ヘビーバーサタイル向けおすすめリール
ここからは、ヘビーバーサタイル向けリールを紹介・インプレしていきます。
この項目では、主にコスパ(低価格)に優れたベイトリールをピックアップ。
ここで挙げているリールを選べば、まず大きな失敗はしないと思うので、購入時の参考にしてみてください。
シマノ「バスワンXT」
「重量210g、ラインキャパが16lb-100m、ハイギア」…という、ヘビーバーサタイルに向いた作りになっているのが、シマノ『バスワンXT』。
スプール径が34mmということで、どちらかというと10g~30gくらいまでのライトバーサタイルな作り…かと思いきや、~2ozくらいまでのルアーならどんなものでも対応できてしまう、懐の深いリール。
ただ、ハンドル長が84mmということもあって、やや巻き取りパワー感不足を感じることもあります。
しかし、ハンドル長が短い分、打ち物・ワームを効率よく回収する釣りにはとても使いやすいです。
1/2~1oz程度のスピナベやクランク等の巻物系ルアーにもイケる。
10g~28gくらいまでのハードルアーやワーミング(打ち物含む)、1oz~2ozくらいのデカ羽根モノやビッグベイトといった、ヘビーバーサタイルな釣りに使われるルアーなら、どんなものでも一通りこなせる優等生。
価格的にもリーズナブルということもあって、「剛性感が重視されるヘビーバーサタイルな釣りにはどうなの?」と疑問視されがちなポジションにあるリールですが…
ヘビーバーサタイルな釣りだけでなく、その他の釣りにも使いまわせるので、個人的にはかなりおすすめです。
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ダイワ「バスX」
「ハンドル長が90mm、重量が195g、ハイギア」と、汎用性の高さが求められるヘビーバーサタイルなスタイルに向いた作りになっている、ダイワ『バスx』。
ハンドル長が90mmなので、マグナムクランクやリップ付きビッグベイト、デカめのスピナーベイトなど、巻き抵抗が強いルアーにも対応します。
ゴリゴリ巻けちゃいます。
個人的には、ハンドルノブの形状もおすすめポイントです。
ノブの形状が平たいため、巻き抵抗の強いルアーをグリグリ巻いてもストレスを感じにくいんですよね。
ゴリゴリ巻けちゃいます。
バスxは、どちらかというと、ジグやテキサスといった打ち物系の釣りよりも、巻物系ルアーへの適性が高い作りになっていると感じる。
ゴリゴリ巻けちゃいます。
重量も195gと、どのようなヘビーロッドに載せても違和感がない重さになっているのも見逃せないポイント。
どんなロッドに載せても違和感が出にくい重量なので、汎用性も高し!
ただ、ラインキャパが14lb-90mとやや少なめなのが気になります。
ヘビーバーサタイルタックルを使って、琵琶湖や中・大型河川でビッグベイトなどを超遠投したい人にはおすすめできません。
しかし、霞ヶ浦や野池など、キャスティングの飛距離をそこまで求められない釣り場での使用なら、全く問題にならないです。
どちらかというとマッディな水域などで、強めのルアーをショートディスタンスで使っていくようなスタイルに向いているリール。
ダイワ『バスx』は、近距離〜中距離でデカいルアーを使っていきたい、という人におすすめのリールです。
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アブガルシア「レボx」
ラインキャパが20lb-90m、自重224g、力強い巻き取りを可能にするギア&90mmハンドルが特徴の、アブガルシア『レボx』。
フロロ14ポンドを目一杯巻くと、大体33g。ちょい重いので、軽いルアーはそんなに得意ではありません。
スプール径が33mとやや小口径ではありますが、その分ラインキャパがめちゃくちゃ多いため、ビッグベイトから打ち物系の釣りまで幅広く対応する作りになっています。
僕はギア比が6.6のレボxを所有しているのですが、巻き抵抗の強いルアーもガシガシ巻いていける力強さがあって気に入ってます。
~1ozくらいのスピナーベイトのスローロール、3/8~3/4ozくらいのディープクランキングにも使いやすい。
大口径のギアと90mmのハンドルは、マグナムクランクやマグナムスピナーベイト、デカいスイムベイトや羽根モノなど、巻物系の釣りに広く対応してくれます。
この純正ノブが地味に”イイ仕事”をしてくれるんですよね(笑)
やや大きめで握りやすく、握り心地もGoodです。力を入れやすい。
自重が224gとやや重めですが、6.10フィート以上の長いロッドに載せて重いルアーを扱うと、非常にバランスが良いです。
●マグネットチューニングは必須です
このリールのデメリットは、ブレーキ調整がややピーキーであるという部分。
純正状態のままだと、ブレーキが安定しなかったり、掛かりが弱かったりと不安定になりがち。飛距離を出そうとするとバックラッシュしたり…かなり扱いにくい。
ただ、これは誰にでも簡単に行えるマグネットチューンを施せば簡単に解決できる点でもあるので、あまり気にしなくてもよかったりします。
マグネットチューニングの方法は、以下の記事にまとめておいたので、よかったらこちらもチェックしてみてください↓
アブガルシア『レボx』は、ギア比ラインナップも豊富。
ビッグベイトから打ち物系の釣りまでヘビーバーサタイルな釣りを楽しみたい人は、ぜひレボxを手に取ってみて欲しいです。
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ダイワ「17タトゥーラSVTW」
今から3年ほど前に発売された、バーサタイル系リール、ダイワ『17タトゥーラSV TW』。
「ハンドル長80mm、ラインキャパ14lb-90m、自重200g」と、やや軽量級バーサタイルな作りになっていますが、2oz級のビッグベイトまでしっかり対応してくれる優秀なリールです。
ブッ壊れない、ブン投げてもかすり傷で済む、ゴリ巻きしても歪まないスプールなどなど、剛性がめちゃくちゃ高い。
個人的な体感では、1ランク上のモデルのジリオンSVTWよりも剛性が強いんじゃないかとすら感じたり。
ストロングバーサタイルな釣りにとても使いやすいので、17タトゥーラ、気に入ってます。
●カスタム次第で化ける
ハンドル長が80mmなので、マグナムクランクなどの巻き抵抗の強い釣りにはあまりおすすめできません。
なので、90mmハンドルに交換しています。
これでかなりヘビーバーサタイルな釣りに対応してくれるようになります。
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ラインキャパが14lb-90mとやや少なめなので、琵琶湖などでブン投げていくような釣りには合わないかと思います。
どちらかというと、霞ヶ浦や野池、レンタルボートなどで近距離〜中距離くらいのスポットに、大型ルアーを投げ込んでいくような使い方にマッチする感じです。
ヘビーカバーにテキサスやジグをブチ込んでいくような使い方もできるため、カスミや野池の陸っぱりでヘビーバーサタイルを楽しむのに向いています。
17タトゥーラSV TWは、遠投を重視しないのであれば、どんなフィールドでもヘビーバーサタイルに使っていけるリールです。
ちなみに、旧型なのでメーカーに在庫が無くなると新品で購入できなくなります。
当サイトでも売り上げNo.1のリールなので、新品で購入したい方は、お早めに購入を決めることをおすすめします。
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シマノ「スコーピオン MGL」
重量210g(XGは215g)、ラインキャパ16lb-100mと、ヘビーバーサタイル系リールのスタンダードを行くようなリール。
スプール径が34mmなので、どちらかというと「気持ち軽め」のヘビーバーサタイル系リールと言えます。
が、ラインキャパが16lbー100mと豊富なので、ブン投げ系ストロングスタイルから、打ち物系ストロングスタイルまで幅広く対応する作りになってます。
紅いボディカラーが特徴となっているスコーピオンMGLは、シマノの伝統的シリーズである「スコーピオン」ブランドの系譜的リール。
バス釣りブームに釣りをした人なら、「スコーピオンといったらレッドカラーだよね」と思われる人もいるのではないでしょうか(笑)
スコーピオンMGLは、ミラクルジムこと村田基氏のファンの人や、バス釣り復帰組の人、50アップ・60アップを狙うドリーマーな人に使ってみてほしいリールです。
ブランド感、スペックを大切にしたい人におすすめの、ヘビーバーサタイル向けおすすめリール
この項目では、高級リール・フラッグシップモデルといった、最高級リールをピックアップしていきます。
シマノ「アンタレス DCMD」
「自重235g、ラインキャパ20lb-100m、ハンドル長90mm、最大ドラグ力6.0g」という、ヘビー級ルアーの扱いに長けた作りになってるのが特徴。
もし使うルアーが20g以上であるなら、めちゃんこカッ飛ぶため、ブン投げ系アングラーに使ってみてほしいリールです。
1oz以上のルアーが遥か彼方までカッ飛びます。
アンタレスDCMDはXGギアだが、ハンドルが90mmであるのに加え、巻き取りパワーが尋常じゃないため、巻き抵抗の強いルアーもこなしてくれる。
が、過信は禁物。
マグナムクランクやリップ付きビッグベイトを長時間も使っていると、非常にストレスを感じるため、やや使うルアーを選ぶような側面もあります。
~2oz前後のスイムベイトやスイムジグ、中・大型のリップレスビッグベイト、アラバマリグといった、巻き抵抗がやや弱い系ルアーに対するポテンシャルが高いリール。
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シマノ「カルカッタコンクエスト 200DC」
「38mmの大口径スプール、自重260g、ラインキャパが20lb-100m」という、大型ハードルアーやスイムベイトの扱いに長けた作りになっているリール。
このリールの最も大きな特徴は、260gという自重がもたらす”安定感”です。
ここで言う「安定」とは、以下のような部分においてのことを指します。
→ビッグベイトやマグナムクランクなどを高速リトリーブ時に、ロッドティップが揺れにくくなり、ルアーの動きが安定する。
●重くて長くて硬いロッドを、”てこ”の原理を使って、しっかりブランクスを曲げられるようになる。
→ロッドが曲がり、リリースポイントが広くなり、キャストが決まりやすくなる。
→遠投性が向上する。
●タックルの支点が手元に近くため、疲労感を感じにくくなる(その他、上記のようなメリットも生まれやすい)。
重くて長いロッドには、重いリールが合う。
例えば、デプス「サイドワインダー」や、ノリーズ「ロードランナーヴォイス」といった、重くて長いロッドには、リールにある程度のウエイトがあった方が安定しやすい。
もちろん、軽量のロッドに載せてもOKですが、使用するなら6.8フィートのMHパワー以上のロッドを推奨します。
カルコンシリーズは巻き取りパワーも高いので、巻き抵抗の強い3/4~1ozのスピナーベイトのスローロールなどにも使いやすい作りになっています。
重くて巻き抵抗の強いルアーや、投げる際に空気抵抗が生まれやすいビッグプラグなどを、豊富なラインキャパを使って遠投していく…みたいなスタイルなら、カルカッタコンクエストDC200はおすすめだと言えます。
どちらかというと、「巻きも打ちも」という方向性よりかは、「中・大型ハードプラグも、シャッドテールも、スイムベイトもスイムジグも!」といった感じで、主に巻物系スタイルに合うリールです。
シマノ「メタニウムDC」
自重190g、ラインキャパ20lb-70m、スプール径34mmという、バーサタイルな作りのリール。
ブレーキの調整をオートで行ってくれる「DCブレーキ」が搭載されている点も魅力的なポイントですが、このリールの優れている部分は”バーサタイル性”にあります。
メタニウムDCは、3/8oz程度のハードルアーから打ち物系の釣りはもちろん、1oz~2oz程度のビッグプラグまでしっかり使用することができるような作りになってます。
そのため、オカッパリのヘビーバーサタイルで使用頻度の高い1/2~1oz程度のハードルアーや、底物系(テキサスリグ、ラバージグなど)まで幅広いルアーを扱えるのが魅力。
アンタレスDCMDが20g以上の重いルアーに向いた作りになっているのに対し、メタニウムDCは10g程度のやや軽量なルアーも扱えるのもポイントが高いです。
ヘビーバーサタイルな釣りでは、MH(ミディアムヘビー)クラスのロッドで扱うような、”ちょい重いけど、やや軽い”的な、微妙なウエイトのルアーを投げることも多いからです。
例えば、
●4~5インチ程度のシャッドテールワーム
●1/2~1ozくらいのスピナーベイトやトップ系ルアー
●3/8~1/2ozのバズベイトやチャターベイト
…などなど、MHロッドで扱うような、”ちょい重系”ルアーの快適さは、アンタレスDCMDよりもメタニウムDCの方が上。
DCブレーキのおかげで、キャスト時に空気抵抗が生まれやすいビッグベイト・スイムベイトなどの遠投も行いやすい。
フィールドの規模に関わらず、どのようなシーンにおいても非常に安定した釣りを楽しめる作りになっています。
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まとめ:ヘビーバーサタイル用リールは、リールの特性と個性をしっかりチェックして選ぼう
今回は、ヘビーバーサタイルに向いているリールをピックアップしてみました。
当記事で取り上げたリールを選べば、大きな失敗はしないかと思いますので、気になったアイテムがあったらチェックしてみてくださいね。
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