近年、バス釣りのワーミングは「スモラバちょうちん、ベイトフィネス 、ライトリグ」などの技巧的な釣りが流行るようになった。
僕自身も上記のような釣りをやることもあるが、ふと衝動的に、テキサスリグやラバージグといった「王道の釣り・オールドスクールな釣り」をしたくなることがある。
普段、小難しいテクニカルな釣りを我慢してやり続けているからなのか、シンプルな釣りが楽しくて仕方がない。
シンプル・王道なバス釣りをやりたくなる日がある
近年は、どのフィールドもハイプレッシャーの影響でバスがスレてしまい、その対策としてテクニカルな釣りが流行るようになった。
例えば、ホバスト、ミドスト、ミノスト、ジグスト、ベイトフィネスといった繊細で技巧的な釣りが人気になることも多く、実際どの釣り場でもテクニカルな釣りをするアングラーを見かける。
僕は上記のような難しい釣りはそれほど得意ではなく、好んでやるようなタイプでもない。
一応、日々ライトリグの練習はしているつもりだけど、普段、あまりやりたくない釣り（僕で言うならライトリグ）を続けていると、ふと衝動的に、シンプル・王道なバス釣りをしたくなる想いに駆られこともある。
ワーミングに関しては、出来ればテキサスリグやラバージグなどのオーソドックスなスタイルで釣りたいという欲求があるので、どうしても我慢が出来なくなるときがあるのだ。
日々、ノルマや数字、結果に終われる仕事をこなし、まだ見ぬ不安な未来を想像して苦しんでいるからなのか、あるいはコロナ禍だからなのか、ここ最近の自分のバス釣りにちょっとした変化が起きてきた。
結果を求める釣りや、魚を釣るための仕事みたいな釣りではなく、「息抜き、楽しみ、癒しの釣り」を求めるようになったのだ。
普通ルアーを普通の使い方で普通に楽しむ「普通のバス釣り」が心地良い
ごく普通のMHロッドを使って、ごく普通のベーシックなリールで、ごく普通のテキサスリグにごく普通のサイズのホッグワームをセットし、ごく普通のピッチングとアクションをする。
普段、やりたくないことを続けているからなのか、「ごく普通」がたまらなく面白く感じる。
7gテキサスリグに4インチクローワームをセットし、淡々とカバーにピッチングするだけ。
小難しいことは一切やらない。
ベイトの存在だとか、地形がどうの、パターンがどうの、タイミングがどうの…みたいな小難しいことは頭から放り投げる。
まるで、脳に溜まった膿（不要な情報）をルアーと共に水中に沈めていくかのように、ただ淡々とシンプルな釣りを進めるだけ。これが良い。
「シンプルな釣り、王道な釣り」がたまらなく心地良い。
釣れる・釣れないなんてことは放っておいて、ただ「バス釣り」の時間をじっくりと感じる。これだけでいい。
ここ最近のタックルボックスの中身。4インチ前後のテキサスリグ用ワームとラバージグばかり。
シンプルに使えるルアーしか持っていきたくない日もある。
好きなロッドとリールを使い、シンプルなリグを気持ちよく投げるだけの時間。
これがたまらなく最高なのだ。
コロナ禍ということもあり、精神的に辛い日々を過ごす人は多いかと思う。もちろん僕もその内の一人だ。
そんなときは、結果を出すための仕事みたいな釣りから離れ、「一息つくための釣り、息抜きの釣り、現実逃避の釣り」をするのもいいんじゃないかと思う。
まとめ：情報過多、日々のストレスに苦しんだときは「釣らない釣り、心を洗うための釣り」をする
近年はあまりに小難しくテクニカルな釣りが多い。
さらに、ネット社会ということもあって、つい脳が情報過多に陥りオーバーヒートしてしまうこともある。
そんなときは、心と身体をニュートラルにさせるという意味でも、簡単な釣り・オールドスクールな釣りをやってみるとフラットな気持ちになれる。
「絶対に釣らなければならない釣り（仕事的・義務的な釣り）」ではなく、時には『遊び、悪ノリ、ごっこ遊び、エンジョイな釣り』をすることも大切なんじゃないかと感じた日だった。
【こちらもお役に立つかもしれません】
●バス釣りに疲れた・飽きたときに読みたい記事
●おすすめタックルまとめ記事
