近年のバスフィッシングでは、使われるルアーの重さがふえてきた。
そのため、一般的なミディアムパワーロッドでは扱えないルアーも多く、頭を悩ませるアングラーも少なくないだろう。
そこで当記事では、「バス釣りにおすすめのヘビーバーサタイルロッド&選びかたのコツ」を紹介!
気になるアイテムがあったらチェックしてみてはいかがだろうか。
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もくじ
- 1 バス釣り|ヘビーバーサタイル用ロッドの基礎知識
- 2 ヘビーバーサタイルロッドって何?
- 3 「ヘビーバーサタイルロッド」はどんなルアーが使えるの?
- 4 ヘビーバーサタイルロッドで扱えるルアー
- 5 失敗しない!ヘビーバーサタイルロッドの選び方のコツ
- 6 ロッドの購入で失敗しないためのコツは「用途・タイプを知ること」である
- 7 ヘビーロッドのおもな種類
- 8 「〇〇専用ロッド」を選ぶと失敗しやすい
- 9 ヘビーバーサタイルロッドの選び方
- 10 バーサタイルに使うなら「汎用性>専門性」
- 11 ヘビーバーサタイルロッドは、MHとH、どちらが良い?
- 12 1ozのハネモノは?フィールドの環境に合わせよう
- 13 価格帯別おすすめ21選!ヘビーバーサタイルに使えるバスロッドまとめ
- 14 シマノ「バスワンXT 1610H-2」
- 15 シマノ「ゾディアス1610MH/172H」
- 16 ダイワ「バスx 722HB」
- 17 ダイワ「ブレイゾン C610MH/C610MH-2」「C72H/C72H-2」
- 18 アブガルシア 「バスフィールドBSFC-672MH」
- 19 アブガルシア「ホーネットスティンガープラスHSPC-671MH MGS」
- 20 シマノ「エクスプライド 170MH」
- 21 シマノ「スコーピオン1703R-2」
- 22 シマノ「バンタム172MH」
- 23 Gルーミス「E6X 843C MBR 7’0″MH」
- 24 アブガルシア「ベルサート VERC-70H+」
- 25 ダイワ「リベリオン 6101MHRB/6102MHRB」
- 26 シマノ「ワールドシャウラ 1703R-2」
- 27 ダイワ 「スティーズ SC 6111HSB【KING VIPER(キングバイパー) [Shore Competitionモデル]】」
- 28 デプス 「サイドワインダー HGC-70XS/GPブッシュバイパー BUSHVIPER」
- 29 ノリーズ「ロードランナーヴォイス LTT 680H」「6100H」
- 30 LTT680H – Retrieve & Worming Versatile Heavy
- 31 LTT6100H – Slow rolling Heavy cover
- 32 まとめ:ヘビーバーサタイルに使えるおすすめロッド
バス釣り|ヘビーバーサタイル用ロッドの基礎知識
ヘビーバーサタイルロッドって何?
「ヘビーバーサタイルロッド」とは、文字通り、ヘビー級ルアーを幅広く(バーサタイルに)扱うことのできるロッドのこと。
たとえば、1~2ozのビッグベイトやマグナムクランク、デカ羽根モノなどのハードルアーから、ラバージグ・テキサスリグなどのワーミングまで、さまざまな釣りに対応する。
●ヘビーバーサタイルのおおまかな特徴
ヘビーバーサタイルのおおまかな特徴をあげると、以下のとおり。
→「バーサタイルロッド」よりも強く、硬く、重いルアーを扱えるもの
●ジグ・テキサスなどの打ち物系の釣りも出来る
→ミッド〜ヘビーカバーにも打ち込んでいけるロッド
●1〜2オンス程度のビッグベイトを使える
→M(ミディアム)バーサタイルでは扱えない領域をカバーするロッド
端的にいうと、ヘビーバーサタイルロッドとは『重いルアーを一通り扱えるもの』といった感じ。
1/2oz以上のスピナーベイトなどの巻物ルアーから、テキサスリグやラバージグといった撃ちモノまで幅広くこなせるので、1本持っておくとどんなフィールドでも重宝する。
ヘビーバーサタイルロッドは、「重いルアーを使った釣り」なら何でもイケてしまうような超便利なロッドなのだ!
「ヘビーバーサタイルロッド」はどんなルアーが使えるの?
ヘビーバーサタイルロッドで使えるルアーは幅広い。
一般的には、だいたい下限は7g、上限は2オンス…といった感じで、やや重いルアーを扱うのがメインになる。
ハードルアーなら、S字系ビッグベイト、リップつきビッグベイト、クローラーベイト(デカ羽根モノ)、ギル系、スイムジグ、1/2oz以上のワイヤーベイトなど。
ワームの場合、1/4~1/2oz程度のラバージグやテキサスリグ、フリーリグなどにも対応する。
やや無理をすれば、ルアー重量が7gくらいのコンパクトジグも扱える。
最近のヘビーロッドは使えるルアーウエイトの下限が1/4z(7g)ほどのものもあり、1本で実にさまざまなルアーに対応できるようになってきた。
ヘビーバーサタイル用ロッド1本あれば幅広い釣りがおこなえるため、オカッパリ・レンタルボートとわず使い勝手のいいスタイルである。
ヘビーバーサタイルロッドで扱えるルアー
使えるルアーの例を挙げるとするなら、例えば以下のようなものになる。
●1/2〜1オンス程度のスピナーベイトやチャターベイト、フロッグ などのシングルフック系のルアー
→ノリーズ「クリスタルS 1/2」「パワーロール3/4~1oz」、「フラチャット1/2~5/8oz」、エバーグリーン「キッカーフロッグ」、デプス「スリザーク」など。
●5/8〜2オンス程度の、太いトレブルフックが付いているハードルアー(羽根モノやビッグベイトなど)
→ジャッカル「ポンパドール」、レイドジャパン「ダッジ」「デカダッジ」、ガンクラフト「ジョインテッドクロー148,178」など。
●1/4〜1オンスのラバージグやテキサスリグなど
→1/4ozシンカーをセットしたノリーズ「エスケープツイン」やO.S.P「ドライブクロー4〜5インチ」のテキサスリグ、1/4~5/8ozのガード付きラバージグ、3/8~1ozのフットボールジグなど。
ヘビーバーサタイルロッドで扱うルアーは、1/2〜2オンスが多い。
近年では、たとえヘビーロッドであっても1/4ozまで扱えるものも増えてきた。
そのため、ヘビーロッドのほとんどはMH(ミディアムヘビー)ロッドの領域までカバーできるようになったともいえる。
【関連記事】ヘビーロッドの種類と用途については以下の記事で読むことができます↓
失敗しない!ヘビーバーサタイルロッドの選び方のコツ
この項目では、ヘビーバーサタイルロッド選びで失敗しにくくなるコツを書いていく。
…といっても特に難しいことはなく、基本となるのは以下のポイント。
●自分の目的・好みにあったロッドなのか検討する。
この2点をクリアにしておくと失敗しにくい。
前述したが、近年はヘビーロッドのバリエーションが増えているため、まずはお目当てのロッドがどんなタイプなのかを見極めることからはじめたい。
さらに、自分の用途と目的もクリアにしておけばバッチリ!
ロッドの購入で失敗しないためのコツは「用途・タイプを知ること」である
一口に「ヘビーロッド」といっても、その種類はさまざま。
メーカーの解説文を読まずに、「ヘビーバーサタイルな釣りをやりたいから、とりあえずHパワーのロッドを買っておけばOKでしょw」などと考えると失敗することもあるので注意したい。
ヘビーロッドにはいくつかの種類がある。
たとえば、カバー打ち専用のものや、ビッグベイトなどの大きいハードルアーのあつかいに特化されたものなど、その種類は多岐にわたるのだ。
ヘビーロッドのおもな種類
ヘビーロッドの種類をあげる、以下のようなものになる。
2:ワーム、ラバージグを使ったカバー撃ち・底物に特化されたもの
3:フロッグに特化されたもの
4:カバーの中でフィネスルアーを操作するために、ソリッドティップが搭載されたもの
5:1,2,3の釣りを一通りこなせる「ヘビーバーサタイル」なロッド
ヘビーバーサタイルに様々なルアーを扱うなら、どんなルアーでも一通り扱える「5:バーサタイル系ロッド」を選ぶといいだろう。
間違って専用ロッドを選んでしまうと、「オカッパリで何でも投げられるヘビーロッドを買ったつもりなのに、カバー撃ちしかできない!」なんてことにもなりかねないので注意しよう。
「〇〇専用ロッド」を選ぶと失敗しやすい
ヘビーバーサタイルな釣りをしたいにもかかわらず、「ソリッドティップ搭載!」だとか「〇〇に特化したヘビーロッド」などの専門ロッドを買うと失敗しやすくなる。
たとえば、穂先(ティップ)までガチガチのラバージグロッドは、ヘビーバーサタイル用ロッドとしては向かない。
しなやかさに欠けるし、用途そのものがぶ厚いブラシガードを搭載したラバージグ用であるからだ。
「〇〇専門ロッド」みたいなものを選ぶと失敗しやすい。ロッドを買うときは、メーカーの解説文にはしっかりと目をとおそう。
ヘビーバーサタイルロッドの選び方
ヘビーバーサタイルロッドの選びかたの基本は、「汎用性の高いMH~Hクラスのロッドを選ぶこと」というもの。
そこで、ヘビーバーサタイルに使うロッドを選ぶなら、まず以下のようなポイントをチェックしたい。
●ビッグベイトやデカ羽根モノだけでなく、ヘビーカバーの打ち物の釣りにも使えそうか?
●カバー打ち専門ロッドではなく、ビッグベイトなどのトレブルフック系ルアーも使えそうか?
●穂先(ティップ)が、ソリッドだったり超ファーストテーパーだったりといった、”癖”がないか?
バーサタイルに使うなら「汎用性>専門性」
ヘビーバーサタイルロッドを選ぶときは、「専門性」よりも「汎用性」を重視したい。
前述したが、ヘビーカバー打ちに特化されたようなものを選んだり、ビッグベイト専用!みたいな特化されたロッドを使うと失敗しやすくなってしまう。
ヘビーバーサタイルなロッドを選ぶときは、いろんな釣りをひと通りストレスなく扱えるロッドを選ぶべし。
ちなみに、以下の記事で「万能スタイルのコツ」を紹介しているので、よかったらコチラも参考にしてみてはいかがだろうか。
ヘビーバーサタイルロッドは、MHとH、どちらが良い?
一般的には、ヘビーバーサタイルロッドというとMH(ミディアムヘビー)からH(ヘビー)クラスのパワーが選ばれる。
しかし、各メーカーでは「ヘビーバーサタイル」と紹介されているものの、その種類はMHパワーだったり、Hパワーだったりとさまざまで、選ぶのに迷ってしまう人も少なくないハズ。
では、MHとHどちらを選ぶのが正解なのか?
MHとHで迷ったら、以下のようなポイントを意識すると失敗しにくくなる。
●ヘビーカバーの有無、濃さ
→ヘビーカバーの奥の奥を打つ予定があるならH。それ以外ならMH。
●2オンス程度のビッグベイトを安全に投げたいのならH
→1オンス程度のやや大きなハードルアー(ダッジなど)を中心に投げたいなら、MHでもHでもOK。
●「カバーの奥を打つ、2ozまで使う」ならH。それ以外ならMH
個人的には、「ヘビーカバーの”奥”まで打つ予定」だとか、「2ozのビッグベイトを扱う」というような場合は、H(ヘビー)パワーを選ぶ。
「カバー撃ちは、せいぜいカバーの真ん中くらいまでしか打たない」とか、「ハードルアーは1.1/4ozくらいまでしか使わない」という場合は、MH(ミディアムヘビー)を選ぶことが多い。
いずれにせよ、「ヘビーカバーの”奥”を打つかどうか、2ozのルアーをブン投げるか」の2点がキーポイントになる。
通っているフィールドにヘビーなカバーがないのであれば、そして更に2オンス程度のルアーを投げる予定がなのであれば、MHパワーで十分。
しかし、カバーの有無に関わらず、ジョインテッドクロー178(2oz)などのビッグベイトを投げる予定があるのであれば、間違いなくHをおすすめする。
【関連記事】
1ozのハネモノは?フィールドの環境に合わせよう
最近は1ozくらいの羽根モノも人気だ。
ダッジなどの羽根モノをストレスなく扱うには、MHとH、どちらを選ぶのが適切か。
これは個人の好みなどによっても答えが変わってくるが、「周囲にカバーがあるか」とか、「足場が高いかどうか」など、フィールド環境も選ぶときの目安になる。
たとえば、レイドジャパン「ダッジ」や、ノリーズ「ヒラクランク110F」のような1オンスくらいのルアーを投げるのなら、どちらのパワーでも問題ない。
しかし、周囲に杭やカバーなど、バスにラインを巻かれるリスクがあるスポットで釣りをする場合、MHよりもHのほうがより確実にバスをキャッチできる。
また、遠投して遠くでフッキングしなければならない場合(足場の高さも含む)においても、MHよりはHのほうがフッキングを決めやすい。
さらに、他のルアーは「上と下(軽い、重い)」どちらを使い頻度が高いかも、パワー選びの目安になる。
このように、たとえ1ozのルアーを投げることが可能であったとしても、フィールド環境やアプローチによって、ベストなロッドパワーは変わってきてしまう。
そのため、「MHかHか?」で迷ったときは、
→ヘビーカバーの”奥の奥”を打つ予定があるならH。それ以外ならMH。
●2オンス程度のビッグベイトを安全に投げたいのならH
これを基準にすると分かりやすいだろう。
MHとHロッドの詳しい解説を下記の記事にまとめておいたので、 よかったら参考にしてみて欲しい。
価格帯別おすすめ21選!ヘビーバーサタイルに使えるバスロッドまとめ
ここからは、僕が個人的におすすめする「ヘビーバーサタイルに使えるロッド」を書いていく。
どのアイテムも汎用性にすぐれたモデルなので、「ヘビーバーサタイル用ロッドを探している」という人は要チェック!
シマノ「バスワンXT 1610H-2」
●圧倒的なコスパ
●しなやかでよく曲がるブランク
●クセがなく、初心者でも扱いやすい
シマノに長年ラインナップされている”バスワン”シリーズのヘビーロッド。
6.10フィートという取り回しやすい長さでありながら、適合ルアーウエイトが12~35gと幅広い。
価格はアンダー¥10,000とリーズナブルなお値段。ヘビーな釣りをはじめたいと考えるビギナーにもピッタリなロッド。
初心者でもキャストしやすい仕様になっており、ルアーの重みを感じながらビッグベイトをしっかりとキャストすることができるつくり。
また、軽量リールシートや、”イマドキ”っぽいかっこ良さげなセパレートEVAグリップ、しなやかでキャスト感がよいブランク…などなど、価格以上のスペックもうれしいポイント。
2ピース仕様のため持ちはこびやすさもGOOD。
シマノ「ゾディアス1610MH/172H」
●価格に見合わない出来の良さ
●トルクフルなパワー
●軽量で疲れにくい
”世界のシマノ”と呼ばれるシマノ社から発売されているバスロッドシリーズ。
ゾディアスは、バスフィッシングの本場アメリカでテストされ、日米とわず多くのアングラーに支持される名作ロッド。
なかでも、「1610MH」と「172H」はヘビーバーサタイルに使いやすい作り。
「1610MH」は適合ルアーウエイトが10~30gとなっており、1ozクラスのビッグベイトや羽根モノルアー、5~11gのラバージグやテキサスリグに対応。
「172H」は適合ルアーウエイトが12~42g。1ozを超えるヘビー級ルアーや、やや重めのラバージグ・ヘビーテキサスリグなどにマッチする作り。
また、両ロッドには、感度にすぐれるカーボンモノコックが採用されていることもあり、繊細な操作も◎
ダイワ「バスx 722HB」
●コストパフォーマンス◎
●ゴールド&ブラックのスタイリッシュなデザイン
●携帯性にすぐれる2ピース仕様
フィッシングメーカー大手のダイワ社から発売されているエントリーモデル。
シリーズ中、「バスx 722HB」は中・重量級のルアーを幅広く扱えるつくり。
適合ルアーが11g~42gとなっており、中・大型ハードルアーやジグ・テキサスリグといったワームの釣りに対応。
7.2フィートということで遠投性能もGOOD。
また、分割して持ち運べる2ピース仕様である点も見逃せないポイント。
ダイワ「ブレイゾン C610MH/C610MH-2」「C72H/C72H-2」
●感度にすぐれた”カーボンモノコックグリップ”が採用
●軽量かつキャストが決まりやすい
●しなやかでトルクフルなブランク
ダイワの人気バスロッドシリーズ「ブレイゾン」。
ダイワの最新技術である”カーボンモノコックグリップ”が採用されており、ブラックバスの繊細なアタリを見逃さずにキャッチできる高感度なロッド。
ラインナップ中、ヘビーバーサタイルに使うなら「ブレイゾン C610MH/C610MH-2」「C72H/C72H-2」の2本がピッタリ。
C610MHはミディアムヘビーパワー。
適合ルアーウエイトは7~28gとなっており、3/8~3/4ozのスピナーベイトやバズベイト、チャターベイト、ラバージグ、テキサスリグなどにマッチ。
C72Hは適合ルアーウエイトが11~42gのヘビーパワーロッド。
羽根モノなどの大型トップウォーターやビッグベイト、やや重めのテキサスリグ・ラバージグなどに対応するつくり。
アブガルシア 「バスフィールドBSFC-672MH」
●アマゾン内で売れ筋の人気ロッド
●携帯性にすぐれる2ピース仕様
●しなやかで投げやすいつくり
スウェーデン王室御用達ブランドとしてお馴染みの「アブガルシア」社。
同社から発売されているエントリーモデルのなかでは、「バスフィールド BSFC-72MH」がヘビーバーサタイルロッドとして人気です。
適合ルアーウエイトは7~42g。
一般的なミディアムヘビーパワーよりもやや重いルアーを扱うことができるため、オカッパリ・ボートとわず使いやすいつくりです。
通販サイト「アマゾン」内でも売れ行きのいい人気モデル…という点もおすすめとなっています。
アブガルシア「ホーネットスティンガープラスHSPC-671MH MGS」
●軽量で疲れにくいつくり
●コストパフォーマンス◎
●しなやかで投げやすいブランクス
アブガルシア「ホーネットスティンガープラス」は、多くのアングラーから支持される人気シリーズ。
ラインナップ中、ヘビーバーサタイルに人気なのは「HSPC-671MH MGS」。
同価格帯の他メーカーのロッドと比較したとき、もっとも際立つ違いとしてあげられるのが「マイクロガイドシステム」が採用されているという点。
マイクロガイドを搭載することでキャスト感がシャープになり、それでいて感度にすぐれるというメリットを得ることが可能。
6.7フィートとやや短いロッドですが、ヘビー級ルアーやジグ・テキサスリグを精度の高いキャストで狙い撃つようなスタイルにもピッタリ。レンタルボートアングラーにもGOOD。
シマノ「エクスプライド 170MH」
●感度にすぐれるカーボンモノコックグリップ
●軽量で疲れにくいつくり
●アメリカでも人気の名作モデル
日米問わず、多くのアングラーが絶賛する「エクスプライド」シリーズ。
人気バス雑誌「ルアーマガジン」の読者投票では、毎年上位にランクインする名作シリーズとなっており、たくさんのアングラーから支持されるロッド。
2022年には感度にすぐれる「カーボンモノコックグリップ」が採用され、より幅広く使いやすいロッドに仕上がった。
「170MH」はテーパーがレギュラー、適合ルアーウエイトが10~30g。
中・重量級ハードルアーの釣りや、ジグ・テキサスリグなどのワームの釣りにもピッタリ。
「そろそろエントリーモデルをグレードアップさせたいな」と考えている人は、”世界のシマノ”の最新技術が搭載されたロッドを試してみてはいかがだろうか。
シマノ「スコーピオン1703R-2」
●シマノ伝統の「スコーピオン」ブランド
●旧ワールドシャウラ(青シャウラ)と同じブランクス
●携帯性にすぐれる”ワン&ハーフ”仕様(2ピース)
フィッシングデモンストレーターの村田基氏が監修したロッド。
シマノ「スコーピオン」シリーズは、魚種を限定せず、「魚」と分類されているものなら何でも釣ってしまう”フリースタイル”なロッドとして人気。
1703R-2は適合ルアーウエイトが10~40g。
やや重めのスピナーベイトやチャターベイト、羽根モノなどのトップウォータープラグのみならず、ラバージグ・テキサスリグなどのワーム釣りにもマッチするつくり。
「適合ウエイトの2倍は背負えるワールドシャウラ」と同じブランクスが使われているため、だいたい80gくらいまでなら平気で投げられる…ということでも知られるパワフルなロッド。※使用は自己責任で※
オカッパリ・ボートとわず、「1本持っておくとなにかと便利なロッドだといえる。
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「スコーピオン1703Rのインプレ記事」はこちらで読むことができます↓
シマノ「バンタム172MH」
●シマノの伝統シリーズ
●誰でも使いやすい作り
●美しいデザイン
「投げる、操り、感じる、掛ける、獲る」という、バス釣りのキホンを追求したバンタムシリーズ。
全体的にマイルドに仕上がっているような印象で、バス釣り初心者からエキスパートまで幅広いアングラーに使いやすく作られているのが特徴。
ラインナップ中、ヘビーバーサタイルに使うのにおすすめなのは「172MH」
7.2フィートというやや長いロッドなので、遠く離れたピンスポットの狙い撃ちしたり、「巻きに・撃ちに」と使い勝手がいい。
テキサスリグやラバージグ・ワーミングを使ったウィード攻略やカバー攻略はもちろん、1/2~1ozのハードルアー全般の使用にも対応する作りになっているため、ヘビーバーサタイルとして使いやすいロッドだといえる。
Gルーミス「E6X 843C MBR 7’0″MH」
アメリカでもっとも偉大なロッドメーカーとして知られる、「Gルーミス」社のベイトロッド。
パワーはMH(ミディアムヘビー)、テーパーはファーストとなっており、ベーシックなヘビーバーサタイルロッドとして使いやすい。
適合ルアーウエイトは7~21gとなっているが、実際は2ozクラスのルアーもフルキャストすることができる。
「アメリカンロッドを使ってみたい」と考える本格派アングラーにピッタリなロッドだといえるだろう。
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アブガルシア「ベルサート VERC-70H+」
人気フィッシングメーカー、アブガルシア社のヘビーパワーロッド。
「カバーゲームと、ビッグベイトに対応したヘビーバーサタイル」がコンセプトとなっており、パワーゲームに向いたつくり。
パワー表記はヘビーパワープラス。適合ルアーウエイトは12~60gと幅広く、さまざまなシチュエーションに対応しやすい。
やや重めのスピナーベイト、ビッグベイト、大型トッププラグ、ジグ・テキサスリグなどのワーミングに◎
また、コアな釣り人はラバーグリップカスタムを施すこともあるが、当ロッドにははじめからグリップにラバーが巻かれているというのも見逃せないポイント。
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ダイワ「リベリオン 6101MHRB/6102MHRB」
●ダイワ伝統のオレンジカラー採用
●軽量で振り抜けが良い
●使用者が少ない(他者との差別化になる)
ダークでクールなブラックカラーに、眩く輝くオレンジが印象的な、ダイワ「リベリオン」。
価格的にはミドルクラスに位置し、おもに中・上級者に人気のあるヘビーバーサタイルロッド。
「リベリオン 6101MHRB」は適合ルアーウエイトが7~28gのMH(ミディアムヘビー)パワーロッド。
ライトテキサスリグなどの軽量リグのワーミングから、1oz前後のビッグベイト・スイムベイトまでバーサタイルに対応するため、ヘビーバーサタイルにGOOD。
また、2ピースもラインナップされているため、釣り人の釣行スタイルに合わせやすいのも好感が持てる。
シマノ「ワールドシャウラ 1703R-2」
●適合ウエイトの”2倍”背負える強靭なパワー
●携帯性が良い”ワン&ハーフ”仕様
●シマノのフラッグシップモデル
シマノ社のハイクラスに位置する最高峰ルアーロッド。
村田基氏が監修したことでも知られ、非常にトルクのある汎用系ロッドとして人気があるシリーズだ。
ラインナップ中、「1703R」はヘビーバーサタイルに向いたつくり。
やや重めのスピナーベイトやチャターベイト、中・大型トップウォータープラグ、~2ozのビッグベイト、ジグ・テキサスリグなどに対応。
最近ではビッグベイトを使ったボートシーバス釣りにも愛用され、マルチルアーロッドとして定評がある。
ダイワ 「スティーズ SC 6111HSB【KING VIPER(キングバイパー) [Shore Competitionモデル]】」
●超軽量なつくり
●ダイワのフラッグシップモデル
●7~100gのルアーが扱える汎用性
”オカッパリのプリンス”こと、川村光大郎氏が監修した次世代ヘビーバーサタイルロッド。
なんといっても最大の特徴は、「1/4~3.1/2oz(7~100g)」という驚異的な守備範囲。
XHパワーを超える強固な穂先でありながらも、MHパワーのバットを有する。
くわえてテーパーにスローテーパーが採用されており、ダイワの最新技術がふんだんに盛り込まれているロッドだといえる。
1本のロッドで小型ラバージグやテキサス〜ビッグベイトまで使いたい人に◎
デプス 「サイドワインダー HGC-70XS/GPブッシュバイパー BUSHVIPER」
●使えるルアーの幅が広い
●デカバス狙いに!
●キムケン(木村健太)愛用モデル
「ガッチガチの物干し竿みたいなロッド」と揶揄されることもあるアイテムだが、ブッシュバイパーはヘビーバーサタイルに使える1本として人気がある。
フロッグ用ロッドではあるものの、やや強めのスローテーパーが採用されているということもあり、ハードルアーから撃ちモノにも対応しやすい。
また、適合ルアーウエイトが1/4~2ozと幅広く、ヘビーバーサタイルロッドにGOOD。
デカバスのみにターゲットを絞った”ストロングアングラー”なら必見のロッド。
ノリーズ「ロードランナーヴォイス LTT 680H」「6100H」
●しなやかでルアーが投げやすい
●バランサーがついている
●トルクフルな作り
「ルアーフィッシングの醍醐味はキャスティングに有り」と語るのは、監修者でありノリーズ代表を務める田辺哲男氏のコトバ。
ロードランナーは”異様なほどキャストが決まるロッド”だ。
ロードランナー ヴォイス LTT(エルティーティー)は、近年主流になりつつある”バーサタイル”なスタイルに対応する革新的なロッドとして開発された。
オリジナル「ヴォイス」に見られたトルクフルでしなやかなフィーリングを残しつつも、現代のリールに合わせてリファイン。旧作より軽量化が施され、感度も向上。
ラインナップ中、ヘビーバーサタイルとして人気なのは、「LTT 680H」「LTT 6100H」の2本!
LTT680H – Retrieve & Worming Versatile Heavy
LTT680Hは、ヘビーロッドながらもティップ(穂先)がしなやかに作られているため、ソフトベイトの扱いに長けている。
1/4oz〜1/2ozのジグ・テキサスリグなどの打ち物の使い心地がよく、~5/0フックくらいまでのフックサイズを使ったワーミング全般をこなすロッドだ。
また、全体的にしなやかな作りになっているため、3/8~5/8ozのチャターベイトやスピナーベイト、20g〜40g程度のハードルアー(羽根モノやビッグベイト、マグナムクランク)も使いやすい。
もちろん1oz前後のスイムベイトや、場合によっては1.1/2ozのビッグハードルアーまで背負うことも可能。
フロロライン16ポンド、ナイロンライン18~20ポンドをセットしておけば、オカッパリでもボートでもヘビーバーサタイルに使える1本として重宝する便利なロッドだ。
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LTT6100H – Slow rolling Heavy cover
5/8~2oz程度のルアーを遠投したいなら、LTT6100Hもおすすめだ。
LTT6100Hは、ロードランナーが誕生してから長きに渡ってストロングゲームファンに愛され続けている名竿”ヴォイス6100H”をベースとして開発されたロッド。
3/4oz~1oz程度のスピナーベイトを使った”スローロール”や、ヘビーキャロライナリグなどのロッドストロークを生かした釣りに向いている。
ロードランナーならではの強靭でトルクフルなブランクスでありながらも、小さなバイトを弾かないティップセクションのおかげで、ついばむようなショートバイトにも対応。
7~14g程度のジグ・テキサスのカバー打ちにもしっかり対応する。
さらに、1/2~2ozくらいまでのハードルアーにも使いやすい。
たとえば、
●ジャッカル「ポンパドール」やレイドジャパン「ダッジ」などに代表される中〜大型トップウォータープラグ
●1~2ozの大型ハードルアーやスイムベイト
…などなど、ヘビーバーサタイルの釣りで使われることが多いルアー全般にストレスなく対応する器用なロッドだ。
まとめ:ヘビーバーサタイルに使えるおすすめロッド
バス釣りではなにかと「ヘビーバーサタイル」なロッドが重宝される。
しかし、昨今はさまざまなバスロッドが発売されているため、なにを選べばいいのか迷ってしまいがち…。
そんなときは、当記事で紹介したロッドたちをチェックしてみてはいかがだろうか。