見えバスを釣るための「サイトフィッシング」。
正直、僕は得意ではありません。
しかし、当記事に書いた6つの対処法をとることで、下手くそだった僕でも少しずつ釣れるようになってきました。
そこで今回は、「サイトフィッシング(見えバス)で釣れるまでに試して効果があった6つのテクニック」を紹介してみます。
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もくじ
【バス釣り】サイトフィッシング(見えバス狙い)で釣れないときに効果があった6つのテクニック
以前、サイトフィッシング(見えバス狙い)で釣るためにいろいろと試したのですが、もっとも効果を得られたテクニックは以下の6つでした。
2:立ち位置を変える
3:コースを変える
4:スピードを変える
5:タイミング(時間)を変える
6:待つ(場を休ませる)
バス釣りのサイトフィッシングで思ったように釣れないなら、「なにかを変える」という行動が必要になると感じます。
また、バスにたいするアプローチを決めるときは、僕が演劇学校に通っていたころに学んだ「ラバーンテクニック」という技術がとても役にたってくれました。
たとえば、以下のような感じで考えていきます。
●フォール→横移動(動きの方向性)
●小さい→大きい(波動、ルアーのボディサイズ)
●ナチュラルカラー→派手なカラー(コントラスト)
舞台俳優がキャラクターを演じるときは、人物の「役柄の重さ(ヘビーかライトか)、動きの速さ(スローか、ハイスピードか)、動きの方向性(直線的か、フレキシブルか)」などを意識して演技するのがキホンとなります。
ラバーンテクニックは舞台俳優向けのメソッドですが、バス釣りにもかなり応用できました。
ルアーという「役(キャラクター)」を、アングラーがコントロールして「演技(アクション)」してあげる…という考え方は、バス釣りにも通づるものがあるのかもしれません。
いずれにせよ、サイトフィッシングで大切になるのは「反応しないならアプローチを変える」という意識だと感じています。
1:ルアーを変える
どうしてもサイトで食わせられなかったときに効果があったのは、ルアーを変える(ルアーに含まれる”なにかしらの要素”を変える)という意識を持つことでした。
サイトフィッシングでまったく反応を得られないなら、ルアーを変えてみるのが手っ取り早いテクニックだと感じます。
たとえば、ストレートワームで食わないなら、小型シャッドテールワームに変えてあげる。
スピナーベイトで食わないなら、クランクベイトに…といった感じで、ルアー自体を交換してアプローチしていきます。
「〇〇だと反応がないのに、●●だといきなり食ってきた」というのはよくあるパターンです。
しかし、ただ単にルアーを変えるだけでいいかというと、そうでもなかったり…。
ルアーの種類だけなく、それ以外の要素を吟味することも大切だと感じました。
また、最近だと「サイト専用ワーム」と呼ばれるアイテムも出てきているので、そういったルアーを使ってみることで、より釣果をアップできます。
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ルアーに含まれる”要素”を変える
特定のルアーで食わない、あるいはルアージャンルを変えても釣れないなら、ルアーに含まれている要素を変えてあげたい。
ルアーの形状、カラー、ウエイト、サイズ…などなど、変えられる要素はたくさんあります。
たとえば、ゲーリーヤマモト「カットテール」でサイトをするなら、サイズは3.5インチや4インチ、6.5インチ…など様々です。
また、カラーもグリーンパンプキンだけでなく、チャートやプロブルー、ブラック…などなど、実に豊富にラインナップされています。
さらに、ネコリグで狙うなら、ネイルシンカーの重さを変えることでもアクションの質がかなり変わってきます。
このように、たんなる「ストレートワーム」であっても、アングラーの意図次第ではアプローチが無限大であるため、いろいろな試せるのです。
中でも効果的だったのは、「色・サイズを変える」というアプローチでした。
ただ、バスが見えている状況ではゆっくりルアーチェンジしている余裕がなかったりします。
そのようなときは、「バスが入ってくるのを確認したら一箇所で待ち構える」という待ちの意識も重要になってきます(詳しくは「6:待つ(場を休ませる)」後述にて)。
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2:立ち位置を変える
いつも同じ位置でルアーをキャストしている場合、バスに見切られている可能性があります。
バスは、「いつも同じ方向からルアーが飛んできて、同じ方向に泳いでいく物体には食いついてはならない」と学習しているハズ。
また、(たぶん)アングラーが立つポジションも学習していると思うので、食わないのは”同じ場所からしかルアーを投げていない”のが原因かもしれません。
●バスから”発見されない”ための工夫をこらす
たとえば、野池のオカッパリなどでは、身をかがめてみたり、横に1~2mズラして立つだけでも反応が変わることもあります。
サイトフィッシングの場合は、アングラーの気配を消すのもめちゃくちゃ重要。
できる限りバスから発見されにくいであろうポジションに立ち、ルアーを投げること。
もし隠れる場所がないのなら、身をかがめたり、岸際から5mくらい後ろからキャストするだけでも効果がありました。
「こちらは見えている。バスからは見られていない」という立ち位置で、サイトフィッシングをはじめる。
もしバスと目があってしまったら、絶対に身動きしないこと。まるで地蔵にでもなったかのように、とにかく動かないように心がけます。バスがその場から離れたら、アングラーも動いてOK。
釣り人側がもっともやってはならないのは、「バスから見られている状態でロッドを振る」という行動でした。
ハイプレッシャーな釣り場でサイトフィッシングをやるなら、「見つかった時点で終了\(^o^)/」くらいの気持ちでちょうどよかったです。
3:コースを変える
ルアーを泳がせるコースを変えるというのは、バスにとって目新しさを感じさせるアプローチであると僕は考えます。
前述しましたが、バスは「いつも一定の方向にルアーが動く」と学習しているため(たぶん)、他の人とはちがったコースどりをするという意識も大切でした。
とくにサイトフィッシングの場合は、バス側もアングラーの存在に気づいている可能性があるので、立ち位置とコースどりはいつも以上に気を配らなければなりません。
アングラーの立ち位置・ポジションが変わると、ルアーが泳いでくるコースも変わり、バスの反応も変わります。
●他のアングラーの行動を想定する(他者と同じ行動をとらない)
立ち位置はもちろん、ロッドを構える位置などでも反応が変わることもありました。
たとえば釣り場に立ったとき、「たぶん他のアングラーはここで立って、あのコースを通すんだろうな」と予想し、そこから外すようなイメージで釣りをしていく。
立ち位置から「横に1mズラして立つ+ロッドティップをさらに横に」といった工夫をこらすことで、バスから反応を得られることもあります。
もし先行者がいたら、データを収集できるチャンスだと考えましょう。伸び代チャンス!
先行者の方がどんな場所に立っていて、ルアーをどのようなコースで泳がせているかを観察しておきましょう。
もし誰もいないなら、前回自分が行った行動とは違うことを試してみること。最大のライバルは「過去の自分自身」だと考えることで、サイト技術もあがりやすかったです。
他者とは違うコースを泳がせる→バスにとって目新しさがある→釣れる
ポイントにカバーがあるなら試したい「ちょうちん釣り(吊るし)」
ルアーを木から吊るしてピンスポットで誘うテクニック「ちょうちん釣り」。最近では「吊るし」などと呼ばれることもあります。
ちょうちん釣りは、一箇所でネチネチと誘えますし、艶かしい波紋をつくりだせるので、サイトフィッシングでかなり有効でした。
これもある意味「コースを変える」という意味でもあるんじゃないかなぁと思ったり。
「一定の方向に動く」ではなく、「同じ場所で物体が動き続ける」というのもバスにとっては目新しさを感じるのかもしれませんね。
もしバスの進行方向にカバーなどがあったら、スモラバやスナッグレスネコ、虫系ルアーをちょうちん状態にして待機させ、バスが通りかかったときに動かす…のも良いかと思います。
いずれにせよ、「他のアングラーがやっている行動、過去の自分の行動」からアプローチを”外す”ような意識があるといい結果を得られやすかったです。
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4:スピードを変える
そこで諦めるのはもったいない。こんなときは、思い切ってスローからハイスピードに変えてみたいです。
たとえば(水質クリア気味、晴天無風の場合)、ノーシンカーワッキーで食わないなら、シャッドを思いっきり高速リトリーブしてみたり。
また、スローにシェイクして食わないなら、超連続ジャーク(トゥイッチ)をしてみる…など。
ハイスピード系のアプローチはリアクションバイトを誘えるので、体得しておいて損はないと感じます。
「いつもワームでサイトやってるんだけど、まったく釣れない」というときは、シャッドやクランク、ストレートワームの連続ジャーキングなど、速めのアプローチを試すと釣れやすかったです。
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5:タイミング(時間)を変える
食わないなら、時間をおいてから再びポイントに入りなおすのも有効なテクニックだと感じました。
いまその瞬間は食わなかったとしても、30分後、1時間後、3時間後…なら、バスの食い気があがっているかもしれないからです。
タイミング(時間)をおいて再び狙いなおしてみると、釣れる確率もアップしやすかったです。
また、時間だけでなく、天候が変わったタイミングで入りなおすのも有効でした。
晴天無風だったのに、少し風が吹きはじめた…とか、なにかしらの変化がおきたときに、サッとポイントに入れるようにしておく意識でしょうか。
たとえサイトができなくなったとしても、事前に「バスがここに居た」という情報をゲットできているので、釣れる可能性もアップしやすかったです。
ただ、人が多いメジャーフィールドでは思うように立ち回れないこともあります。
そのため、ここぞというポイントを発見したら(バスが頻繁に入ってくることを目撃した、など)、一箇所で粘るという選択ができると、釣れる可能性があがりやすいと感じました。
6:待つ(場を休ませる)
「5:タイミングを変える」と重複しますが、何度キャストしても食わないのなら、とりあえず場を休ませるというアプローチも有効でした。
その際、バスが回ってくるときにアングラーの気配がバレない場所で待つことが大切だとも感じました。
バスが入ってくるルートに立っていると、余計なプレッシャーを与えてしまうことになります。
岸際から5mくらい離れて休憩したり、木の影などにジッと身をひそめて休みつつ、バスが入ってきたら再び狙う。
まるで、「野生の獲物をしとめるハンター」にでもなったかのような気持ちで居ると、サイトフィッシングを楽むことができます(笑)
バスが入ってくるのを確認したら、気配を感じ取られないようにシュっとルアーを投げると、釣れる確率がアップしやすかったです。
サイトフィッシング(見えバス狙い)で釣れないときの対処法|まとめ
サイトフィッシングで食わせられないときに試したい6つのテクニックを、僕の体験談をもとにしつつ紹介してみました。
当記事をまとめると、以下のようになります。
→手っ取り早い。色、形、大きさ…ルアーの要素を変えてみる。
2:立ち位置を変える
→バスにとっての「想定外」を作り出す意識を持つ。
3:コースを変える
→他のアングラーとは違うアプローチを試すとイイカンジ。
4:スピードを変える
→「スローテンポ(食性狙い)」の釣りから、「ハイスピード(リアクション・競争心)」へ。
5:タイミング(時間)を変える
→時間をおいて狙いなおす。「時間の経過」という変化。
6:待つ(場を休ませる)
→バスの警戒心がおさまるまで待つ。
サイトフィッシングは難しいですが、僕は上記6つのアプローチを試してみることで釣れる確率がグンと上がりました。
サイトフィッシングで大事になるのは、「なにかしらの変化」をつけることだと学んだ体験談でございました。
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