(引用:ダイワ公式)
”ストレスフリー”な快進撃が止まらない。
ダイワから2021年モデルのジリオンSVTWが発表された。
”ストレスフリー”を謳い文句とするSVシリーズは、これでもかと言わんばかりに進化し続ける。
この記事では、21ジリオンSV TWと16ジリオンSV TWを比較インプレッションしていく。
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もくじ
- 1 【気になるモノ比較】ダイワ「21 ジリオンSV TW」と「16ジリオンSV TW」を比較してみる
- 2 自重と価格が違う
- 3 20gのダイエットに成功
- 4 ¥3,900の価格差
- 5 ダイワ「21 ジリオンSV TW」と「16ジリオンSV TW」の外観・デザイン比較インプレッション
- 6 大まかな外観インプレ
- 7 21ジリオンは、高級感を演出するシルバーカラーで統一
- 8 16ジリオンsvtwの外観
- 9 ボディ上部のインプレ
- 10 21ジリオンは、メカニカルブレーキとクラッチシステムが進化
- 11 16ジリオンはベーシックなメカニカルとクラッチを搭載
- 12 ボディ前面のインプレ
- 13 ボディ横(ハンドル側)のインプレ
- 14 スプール周りの比較
- 15 SVブーストスプールが搭載された、21ジリオン
- 16 16ジリオンにはSVスプール
- 17 まとめ:21ジリオンSV TWが使いやすそうで気になるから、比較インプレしてみた
【気になるモノ比較】ダイワ「21 ジリオンSV TW」と「16ジリオンSV TW」を比較してみる
(引用:ダイワ公式)
まずは大まかに、スペック数値表においての両者のスペックを比較してみる。
右ハンドル+ノーマルギアのモデルを例に、21ジリオンと16ジリオンのスペックを比較してみる。
※表を横にスライドすると全数値を見ることができます※
ギア比 | 自重 | スプール径 | 最大ドラグ力 | 糸巻き量 | 巻取り長 | ハンドル長 | ベアリング(ボール/ローラー) | 価格 | |
21ジリオン | 6.3 | 175g | 34mm | 5.0kg |
14lb/45-90m 16lb/40-80m |
67cm | 90mm | 8/1 | ¥42,800 |
16ジリオン | 6.3 | 195g | 34mm | 5.0kg |
14lb/45-90m 16lb/40-80m |
67cm | 90mm | 8/1 | ¥38,900 |
数値のスペックは、自重と価格に違いが見られる。
自重と価格が違う
(引用:ダイワ公式)
自重 | 価格 | |
21ジリオン | 175g | ¥42,800 |
16ジリオン | 195g | ¥38,900 |
20gのダイエットに成功
スプールやボディ素材などにも違いが見られるものの、21ジリオンは旧型より20gもの軽量化が施されている。
ベイトリールを1g軽くするには大変な労力を伴うと聞いたことがあるが、20gのダイエットは使用感そのものを大きく変える要因になるだろう。
¥3,900の価格差
価格においても違いが見られる。
21ジリオンは、旧モデルよりも¥3,900ほど高く設定されている。
ダイワ「21 ジリオンSV TW」と「16ジリオンSV TW」の外観・デザイン比較インプレッション
ここからは、
スペック表の数値からは比較できない要素・仕様の違いについてインプレッションしてみる。
大まかな外観インプレ
(引用:ダイワ公式)
大まかな外観・デザインの違いはこんな感じ。
ボディ形状自体はそこまで違いがない印象だが、カラーリングとブレーキダイヤルに大きな違いが見られる。
21ジリオンは、高級感を演出するシルバーカラーで統一
(引用:ダイワ公式)
シルバーカラーで統一されたボディカラーが印象的。
一際目立つ違いであるボディーカラーは、過去に発売されていたTD-Zを彷彿とさせる。
↓TD-Z
(引用:TheFishingboy’s Fishing Blog)
シンプルで飽きがきにくいという要素は、最近のトレンドなのかもしれない。
●ブレーキダイヤルは下部に
(引用:ダイワ公式)
また、21ジリオンSVTWには、サイドカバーにブレーキダイヤルが設けられていないという点も見逃せないポイント。
マグブレーキを調整するためのブレーキダイヤルは、サイドカバー下部に設けられている。
細かなパーツを目に見えない場所に設けることで、全体的な印象がスッキリしているような感じ。
Apple社製品のような感じで、余計なパーツを排除することでスタイリッシュなデザインを演出。
16ジリオンsvtwの外観
16ジリオンは、ボディーカラーが深いブルー・グリーン系なカラーリング。
ブレーキ調整を行うダイヤルも露出している。
16ジリオンのブレーキダイヤルのカラーは、ギア比の違いによって変わるといった仕様だった。
個人的にはとても調整しやすいと感じるデザインなのだが、21ジリオンはどんな調整フィーリングなのだろうか。
ボディ上部のインプレ
(引用:ダイワ公式)
ボディ上部から見た姿を比較すると、こんな感じ。
メカニカルブレーキ、クラッチ、ハンドルノブ
このあたりが結構違う。
21ジリオンは、メカニカルブレーキとクラッチシステムが進化
(引用:ダイワ公式)
16ジリオンの丸みを受け継ぎながらも、スティーズ系の雰囲気も入っているようなイメージ。
メカニカルブレーキに「ゼロアジャスター」が採用されているのも大きなポイント。
ゼロアジャスターとは、メカニカルブレーキを調整する手間が排除されたシステム。
ゼロアジャスターの存在によって、釣り人はメカニカルブレーキを調整する必要がなくなり、ブレーキダイヤルのみを調整するだけでオッケー。
ゼロアジャスターはマジで楽なので、価格が上がった理由もうなずける。
●ハイパータフクラッチ
(引用:ダイワ公式)
21ジリオンには、「ハイパータフクラッチ」というシステムが搭載されている。
|
…みたいなクラッチシステムといったところだろうか。
近年はボートシーバスを楽しむバスアングラーも増えてきているようなので、ソルトの耐久性が高いのは嬉しいポイント。
16ジリオンはベーシックなメカニカルとクラッチを搭載
16ジリオンsvtwは、全体的に丸い印象。
クラッチ部に滑り止め加工が施されている。この仕様が地味に良い。
メカニカルブレーキはゼロアジャスターではないため、ゼロポジションを出す必要がある。
●ハイパータフクラッチ
などなど、21ジリオンSVTWと16ジリオンsvtwでは、結構な違いがある。
ボディ前面のインプレ
(引用:ダイワ公式)
ボディ前面から見た姿の比較。
どちらにもTウイングシステムが搭載されている。
21ジリオンは、サイドプレートの出っ張りがややスリムになった感。
(引用:ダイワ公式)
サイドプレートに設けられていたダイヤルが下部に移動したことによって、ボディサイドもスッキリ。
ウォームシャフトも前面からは隠れるようにデザイン。ウォームシャフトに侵入する汚れをガード…みたいな狙いなのだろうか。
個人的には、シマノの20メタニウムとデザイン性がやや被っているっぽいと感じたりもする。
16ジリオンはこんな感じ。
ウォームシャフトが見える。
開口部は16ジリオンの方がやや大きめ。
ボディ横(ハンドル側)のインプレ
(引用:ダイワ公式)
ハンドル側から見た姿。
どちらにも90mmクランクハンドルが搭載されている。
ドラグシステム『UTD(アルティメットトーナメントドラグ)』も同じ。
ハンドルノブが違う。
21ジリオンには17年頃からダイワリールに採用されてきた高級ノブ「ハイグリップIシェイプ ライトノブ』が採用。
(引用:ダイワ公式)
ハンドルの素材が何なのかは今のところ不明だが、90mmクランクハンドルという点においてはどちらも同じ。
ハンドルのクランク角度は今のところ不明。
高級ノブ以外は、16ジリオンとそこまで変わらないような印象。
16ジリオンにも90mmクランクハンドル。
そしてザイオン製スタードラグ。
個人的には、21ジリオンに搭載されているIシェイプノブよりコチラの方が好き。
ノブカスタムでどうにでもなる部分なので、あまり気にしなくていい部分かも。
スプール周りの比較
21ジリオンsvtwには「SVブーストスプール」と呼ばれる新型のスプールが搭載されています。
補足:SVブーストスプールとは?
■SV BOOST
爽快なキャストフィールとトラブルレス性を高次元で両立し、飛距離アップを果たした次世代SVコンセプト。従来、1段階の作動だったインダクトローターのストロークを伸ばし、2段階目のストロークを実現。
低回転時には1段階目のストロークのみで適度なブレーキを効かせ、フルキャスト時には2段階をフルに活かした最適なブレーキ後に、1段階戻ることで弾道後半は弱いブレーキ力をキープ、
結果、キャスト後半の伸びを得られ、飛距離アップに貢献した。
(引用:ダイワ公式)
「インダクトローターって何?」という人は、コチラのブログが参考になります。
SVブーストスプールが搭載された、21ジリオン
(引用:ダイワ公式)
21ジリオンsvtwには、34mm径のSVブーストスプール搭載。
以下、公式からの引用↓
キャストアキュラシーもスプールφ34mmSVBOOSTスプールを搭載し、
軽量ルアーから重量級ルアーまでの幅広いルアーウエイトに対応することは勿論新たなBOOST機構により、より飛距離向上といったキャスト性能の向上まで図られている。
(引用:ダイワ公式)
SVブーストスプールは、
…的なスプールといった感じでしょうか。
20タトゥーラSVTWも「軽量ルアーが飛ばせる!」と話題になりましたが、コチラはどんな感じなのだろう…。
スプール径が34mmとのことで、よりバーサタイル性が高くなったといった印象。
16ジリオンにはSVスプール
16ジリオンsvtwには、34mm径のSVスプールが搭載。
とにかくトラブルレスでバックラッシュしにくいスプールなので、個人的にも大好きなスプールです。
ラインを補足してハーフラインで巻いておけば、7g前後くらいの軽量ルアーも扱える。
SVブーストスプールとSVスプール、どんな違いがあるのか気になるトコロです。
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まとめ:21ジリオンSV TWが使いやすそうで気になるから、比較インプレしてみた
16ジリオンはすでに手放してしまったが…
21ジリオンは175gという軽量さ&新型スプール搭載ということで、正直めっちゃ気になる。
ちなみに、16ジリオンから乗り換えようと思っている人や、16ジリオンか21ジリオンかで迷っている人は、以下の記事も参考にしてみて欲しい。
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