【インプレ】ダイワ「16ジリオンSV TW」。トラブル知らずにバス釣りするならコレ

トラブルが少ないリールが欲しい!」

「久しぶりにバス釣りを再開するから、投げやすいリールが欲しい!」

上記のような考えで購入した、ダイワ「ジリオンSV TW」。

実際に使い込んでみると、マジで「NOトラブル!NOストレス!」といった感じで、非常に使いやすくてビビった。

6.3と7.3の2台を実際に1年ほど使用してみたので、レビューしていく。

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NOトラブル!NOストレス!トラブル知らずにバス釣りするならコレを使え!ダイワ「ジリオンSV TW」【インプレ】

こちらが今回インプレする、ダイワのベイトリール『ジリオンSV TW』。

タフコンセプト、SV(ストレスフリー・バーサタイル)スプールと、ダイワ独自のTWシステムのレベルワインダーの存在が特徴となる本機。

SVスプールがマジでトラブルレス。

バックラッシュが圧倒的に減るので、バス釣り復帰組の僕でも安心して使っていける。

※追記

実はこのリール、あまりにも優秀すぎて、逆に味気なく感じてしまって手放してしまった。

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ダイワ「ジリオンSV TW 1016SV-H」
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ジリオンsvtwの大まかなインプレ

まず初めに本機のインプレを大まかにすると、以下のようなものになる。

■『ダイワ ジリオンSV TW』のココが良い!

・トラブルレスで安定している。
・軽量ルアーもそこそこ投げれる。
・巻物も打ち物も優秀。
・安定したキャスト感。

■『ダイワ ジリオンSV TW』のココが残念!

・際立つ特徴もなく、個性に欠ける。
・軽量ルアーの扱いはベイトフィネス専用機には劣る。

とにかく安定。

バックラッシュなどのトラブルもほぼ皆無で、ブレーキ調整も素直。

17タトゥーラsvtwがクラスの真面目・正義感が強い柔道部員だとしたら、本機はクラスの委員長。

外見もそこそこ良くて、ほとんどの学科で平均点以上を叩き出す優秀な生徒。

バイクはホンダ。車はトヨタ。

ギターはギブソンかフェンダー。

こんな人と相性が良いリールだと思う。

ダイワ「16ジリオンSVTW」スペック

●巻取り長さ(cm/ハンドル1回転) : 58cm,67cm,77cm,97cm
●ギヤ比 : 5.5、6.3、7,3、9,1
●自重(g) : 195
●最大ドラグ力(kg) : 5
●標準巻糸量ナイロン(lb.-m) : 16-40~80 14-45~90
※TDライン(ナイロン)を使用。
●ベアリングボール/ローラー : 8/1
●ハンドル長(mm) : 90

価格は定価38,900(税別)だが、アマゾンなら24,261円で入手できる。中古で不良品を当ててしまって修理費用に泣くくらいなら、新品で購入したほうが遥かに良い。

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ダイワ「16ジリオンSV TW」の外観インプレ

ここからは、ジリオンsvtwの外観についてインプレしていく。

●全体の雰囲気のインプレ

全体はこんな感じ。

癖がない形状なので、どんなロッドに合わせてみても良い感じにコーディネート出来るデザイン性。

●ボディ横

ボディサイド。

調整しやすいブレーキダイヤルは、素直な掛かり方で癖がなくて使いやすい。

ギア比によってダイヤルのカラーリングが変わる。

ドラグ側。

めちゃくちゃタフな”ザイオン”という素材が使用された、ザイオン製スタードラグ。

長すぎず、かといって短すぎないので、ドラグ弾きもしやすい。

●ボディ前面

ボディ前からの姿。

キャスト時の抵抗を減らす「Tウイングシステム」が見える。

飛距離アップに貢献するというシステムらしく、実際よく飛ぶ。

●マジでストレスフリーなSVスプール

SV(ストレスフリーバーサタイル)スプール搭載。

コイツがまた良いんだ…。

ちょっと激しく投げてもバックラッシュしにくい。

「今のキャスト、昔のリールだったら大バックラッシュしてたわ…」みたいなトラブルが起きても、そしらぬ顔してやがる…末恐ろしい子!

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ダイワ「16ジリオンSVTW」の使用感インプレ、体験談

ここからは、僕が実際に本機を使ってみて感じた体験談や失敗談についてインプレしていこうかと思う。

ジリオンを検討している人のお役に立つと幸いだ。

異様なほどの安定感を見せるリール

ジリオンSV TWは、とにかく「優秀」の一言に尽きる。

NOトラブル!NOストレス!

この言葉がこれほど当てはまるリールも珍しい。

無茶なキャスティングをしてもほとんどバックラッシュもせず、使っていてトラブルでイラつくなどということは皆無だった。

ブレーキ目盛は6以下は使用せず、8メモリ固定でどんなルアーにでも対応できる。

逆風時なら8~10くらいに設定しておけば、ほぼノーバックラッシュで使用していける。

キャスティング初心者はもちろんのこと、大会に出場するようなエキスパートにもおすすめできる万能リールだと感じた。

汎用性(バーサタイル性)が高い

重量も200gアンダーの「195g」と、どんなロッドに合わせても違和感が起きにくい重量。

すでに所有しているロッドに合わせても、タックルバランスを損なうことなく様々な釣りに対応していける。

一般的に、テキサスリグやジグといった打ち物・底物系の釣りには軽量なリールを使うのが良しとされているが、当機は195gという「重すぎず、軽すぎず」な程よい重量感なので、ワーミングにも使いやすい。

重いフリッピングロッドに合わせても良いし、シーバスロッドに合わせても良いし、グラスコンポジットロッドに合わせても良い。

何にでも対応してくれる自重なので、用途を選ばないリールなのである。

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巻物系ルアーも快適なリール

もちろんスピナーベイトやバズベイト、クランクベイトといった巻物系ルアーの使い心地も良い。

それもそのはず、ジリオンSVTWには90mmというやや長いハンドルが搭載されているからである。

巻き抵抗の強いルアーを使っていても、力強くガシガシ巻いていけるので、巻物を使用していても疲労感を感じにくいのだ。

純正状態で90mmハンドルが搭載されている点は、あえてジリオンsvtwを選ぶ理由にもなるだろう。

パワーベイトフィネス、強めのベイトフィネスにも

スプールに8~10ポンドのフロロを浅く巻けば、そこそこのベイトフィネスにも扱える

オカッパリアングラーなどは、1本のタックルでネコリグやヘビダン、スモラバといったフィネスリグも使わなければならないこともあるが、本機はそういったシーンでもストレスなく使用していけるリールだ。

例えば、フロロ12~14lbを浅く巻いておくか、別売のシャロースプールに変更するだけで、6g~56gまで扱える”おかっぱりモンスターリール”として無双することも可能。

シャロースプールに変更するだけで、「このタックルなら、僕はどこまででも行ける…」という気持ちにさせてくれる、超万能なタックルに仕上がる。

「何を買えばいいか迷っている」という方は、ジリオンSV TWが1台あれば失敗することはまず無いと断言する。

それくらい扱いやすくて優秀なリールだ。

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NOバックラッシュ!トラブルレスなキャスティングを可能にするリール

ジリオンSVTWは、オーバーヘッドやサイドキャストでもバックラッシュせず、常に安定した飛距離を出すことができる。

向い風での遠投も楽々。

ブレーキダイヤルのメモリを10前後に設定しておけば、向かい風にオーバーヘッドキャストしてもほぼバックラッシュが起きない。

8ならスプールからラインが少し浮き、10ならほぼ浮かない…といった感じ。

ブレーキ設定がすごく簡単なので、天候が荒れた際などの状況変化にもすぐに対応できる。

●ピッチングでの使用も良い感じ

ひと昔前までは「マグネットブレーキはキャスト後半の伸びが悪いから、ピッチングの釣りには向かない」なんて言われていたが、そのような固定観念は本機を使用することで完全に破壊されるだろう。

ジリオンSVTWは、ピッチング時においても抜群の安定感をもたらす。

テキサスリグやラバージグなどをピッチすると、ルアー弾道が上がることもなく、弾道の低い鋭いピッチングをすることが可能だ。

過去には「ピッチングの釣りにはマギネットブレーキは不向き」などという意見をよく耳にしたが、本機にはそういった固定観念は当てはまらない。

オーバーヘッドキャスト、サイドキャスト、ピッチング…どんなキャスティングでもとにかく安定するリールだ。

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ダイワ「ジリオンSVTW」の残念な点のインプレ

さて、ここまでステマなんじゃないかと思われても仕方ないレベルで良い話ばかり挙げているが、「残念な点」はないのかというと、もちろんある。

「弱点がない、優秀な生徒」が逆にデメリットにもなり得る

ジリオンSVTWはあまりにも「優秀さ、万能さ」が極まっているため、これといって大きな特徴・個性が存在しない。

個性がなく、どの使用においても平均点(あるいはそれ以上)を叩き出す、極めて優秀なリール。

人によっては、このような優等生ぶりを「味気ない、面白みのないリール」と感じることもあるかもしれない。僕自身がそうであるように。

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「平凡・普通・平均点」を極め尽くして行き着いた先の『優秀なNOストレスリール』とでも言えばいいのだろうか。

特に目立った個性は見当たらず、オーナー側が感じる「所有感」みたいな興奮は少ない。

ぶっちゃけ、「荒馬を手名付けるまでのプロセスを楽しむ」みたいな娯楽性は皆無のリールなので、天邪鬼な性格の人にはあまりおすすめできない。

デザイン的にも際立つ個性はないので、もしデザイン性にもこだわりたいのであれば、自分自身でカスタムするなどしてドレスアップを楽しむのがいいだろう。

ヘッジホッグスタジオなどで売られているカスタムパーツなどを使用して、ほぼ無個性なマシンをオリジナリティ溢れる自分だけの物に仕立て上げる楽しさもある。

オススメは、簡単に安くカスタムできるメカニカルブレーキやハンドルノブ。

カスタムをやったことがない人はこの辺りからイジるのが簡単でオススメ。

リールのカスタムパーツなら、HEDGEHOG STUDIO

軽量ルアーは扱えるけど…

さらに残念な点として感じたのは、軽量ルアーの扱いはベイトフィネス専用機には劣る、という部分。

34mmスプールが搭載されたバーサタイルなリールだから仕方ない部分ではあるのだが、ラインを半分だけスプールに巻いた「ハーフライン」の状態にしても、下限としては大体7g程度といったところ。

…が、前述したシャロースプールを載せることで、5gくらいまでは投げられるようになる。

純正状態のスプールでは、軽量ルアーの投げ心地は”そこそこ”といったところなので、バーサタイルなロッドに載せてベイトフィネスの釣りもやりたいという人は、気をつけて頂きたい、

補足:シャロースプールに変えると軽量ルアーが投げやすくなる

軽量ルアーの投げ心地は「シャロースプール」に変えるだけで劇的に向上する。

5~6.5インチワームのネコリグ、ライトテキサス、ヘビダン、3.5~5gのスモラバ…といったフィネスの釣りなら、ジリオンSV TWで十分可能だ。

もしおかっぱりで7g前後の軽量ルアーも扱いたいなら、SVスプールをシャロースプールに変えることをオススメする

これだけでキャストフィールが何倍も変わる。

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残念な部分まとめ

正直なところ、ジリオンSVTWの残念な点は、

・際立つ特徴もなく、個性に欠ける。

・軽量ルアーの扱いはベイトフィネス専用機には劣る。

くらいしか見当たらないというのが本音である。

至る点において優秀すぎるリールなので、僕のような天邪鬼の性格のアングラー以外には、ぜひおすすめしたいリールである。

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まとめ:ダイワ「16ジリオンSVTW」は、Noトラブル!Noストレスな超優等生リールである。

ダイワの『ジリオンSV TW』について、僕の体験談を基にしつつインプレしてみた。

とにかく弱点がコレといって見当たらない超優秀なベイトリールなので、「予算にそこそこ余裕もあり、何でも出来るベイトリールを探している」という方にはオススメできるリールだ。

もしダイワ「ジリオンSVTW」が気になったなら、ぜひチェックしてみて頂きたい。

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※追記

ちなみに、本機は「あまりにも優秀すぎて、逆につまらない」という理由もあって、手放してしまった…ということもお伝えしておこうかと思う。

手放した経緯については以下の記事で語っているので、よかったらコチラも検討材料にしてみてはいかがだろうか。

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