バス釣りを引退してソルトフィッシャーマンに転向したときの話 / バスマンがソルトに転向して感じたこと

近年、さまざまな事情があり、バス釣りを続けることが困難になった人も少なくないはず。

僕自身もいまから数年ほど前、とある事情でバス釣りを引退したことがあります。

ただ、釣りそのものは好きだったため、とりあえずソルトルアーに転向しました。

当記事では、そのときに感じたことを書いていきます。

バスマンがソルトルアーに転向して感じたホンネ。

バス釣りを引退してソルトフィッシャーマンに転向したときの話

バスフィッシングを引退した理由

今から数年ほど前、バス釣りを引退しました。

その理由はさまざまですが、ざっくりお伝えすると以下のようなものでした。

バス釣りを引退した理由

●釣れなさすぎ

●実力のなさ・伸び悩み

●費用がかかりすぎる

●人間関係

●モチベーションの低下

ちなみに、現在は復帰しています。

とはいえ、以前ほどの情熱はなくなったような(^ ^;)

最近はバスフィッシングだけでなく、シーバスやショアジギなどと並行しながら遊んでいます。

より具体的な引退理由は、以下の記事でくわしく紹介しています。

関東南部の釣り事情について

僕は関東南部に住んでいます。

人口が多いということもあり、この地域ではルアーフィッシングの対象となる魚のほとんどはスレているのが現状です。

そのため、ソルトに移行したばかりのときは簡単には釣ることができず苦労しました。

僕の近所にはシーバスやヒラメのメジャースポットがあるのですが、なかなか釣れないんですよね。

有名な漁港は人も多いですし、メジャーなサーフにはたくさんのルアーマンが立ち並びます。

そのため思うようにポイントまわりを動けず、1ヶ所で粘ることを余儀なくされることも。

近年はネットで簡単に釣りスポットを探せるようになったため、スキマ産業的な場所など存在しなくなっています。

僕の地元に流れるちいさな川や池にすら、初見さんが多く参入してきます。ぶっちゃけウンザリしています。
このように感じている人は少なくないのでは。

さらに、近年はコロナの影響でアウトドアホビーが注目されるようになりました。

ということもあり、必然的にライト層・初心者さんの釣り人が増えます。
新規の方々はマナーうんぬんに疎いようで、お気に入りスポットが釣り禁止になってしまうことも少なくないです。

バスマンがソルトに転向して感じたこと

僕の住んでいる地域では、たとえソルトルアーに転向しようがそれほど釣果を得ることができません。僕の腕が悪いせいもあり、なおさらです。

では、ソルトルアーに転向してよかったと感じたことはあったのか。いくつかメリットがありました。

個人的・ソルトルアーのメリット

●コストパフォーマンスがいい

●バスより釣れる数は少なめだが、サイズがいい

●肩身の狭い思いをせずにすむ

コストパフォーマンスがいい

バス釣りからソルトに転向したとき、真っ先に思ったことは「ソルトすげーコスパいいな」というものでした。

ソルトフィッシングはバス釣りのようにタックル費用がかかりません。

もちろん、高級タックルをえらべばお金がかかりますが、バス釣りのレンタルボートのように何セットも所有するわけではないので、バス釣りよりはコスパがいい印象です。

バス釣りはタックルのみならず消耗品にもコストがかかります。

たいして、ソルトはせいぜい釣行費とラインくらいです。そもそもソルトではPEラインを使うことがほとんどなので、ライン交換費用もおさえられるのがありがたい。

僕の住む地域柄、交通費もそれほどかかりません。

僕の住んでいる地域は海に囲まれているので、車で15~30分も走ればルアーを投げることができるんですよね。

バス釣りの場合、できるフィールドそのものが遠方にあることがほとんど。

そのため、高速道路代やガソリン代がかかります。レンタルボートに乗ると、さらにボート代もかかる。

ソルトフィッシングは、タックル費用や釣行費を安くおさえられるのがメリットだと感じました。

バスより釣れる数は少なめ

近年、動画サイトでは派手な釣果パフォーマンスがアップされています。

しかし現実はそれほど釣れません。投稿動画と現実の間で苦しむ元バスアングラーは少なくないんじゃなかろうか。

ソルト転向前は、「バスマンがソルトに転向すれば、それまで培ったノウハウが生きるのでは?強くてニューゲーム状態でたくさん釣れるんじゃないの?」などと甘いことを考えていたのですが、まったく釣れず。

ブラックバスはサイズにこだわらなければ数多く釣ることのできる魚だと痛感しました。

近年はハイプレッシャーなので昔ほど釣れなくはなったけれど、シーバスやエギングに比べれば釣れるほうだといえます。

シーバスやイカはあまり釣れないんですよね。

バスなら”食わせ(セコ釣り)”をおこなえば数釣りを楽しめますが、ソルトだとなかなか難しい。根魚なら釣れるけど…。

ソルトは1本までの道のりが長め。

●1発がデカい

1本までの工程がなかなかストイックなソルトフィッシング。

しかし、魚体サイズが大きく、引きが強いのは魅力だといえるでしょう。

たとえば、シーバス(スズキ)は魚体サイズのあるターゲットとして人気があります。

ブラックバスのサイズはせいぜい40~50cm程度ですが、シーバスは60cmクラス(フッコ〜スズキ)が平均サイズ。

僕がソルトに転向したばかりのころ、70cmのシーバス釣りあげて「なんだコレ!すげぇデカい!」と思ったていたら、実はシーバス界では平均サイズだと知り驚かされたという経験も。

シーバスのランカーは90cm以上らしいです。

魚体サイズの大きさはソルトフィッシングの魅力ですね。

肩身の狭い思いをせずにすむ

ソルトルアーをやっていると、バスマンだったころに薄らと感じていた「肩身の狭い思い」をしなくなりました。

バス釣りという遊びは、外来魚に指定されているブラックバスをターゲット。

そのため、釣りをしない一般の方からすると好印象を持たれにくいんですよね。

職場のひとたちに「バス釣りやっているんだ。食べないのに楽しいの?外来種だよね?」なんていわれることは少なくありませんでした。

一方、シーバスやエギング、ジギングなら「海釣り面白そうだね!気持ちよさそうだね」なんていうふうに、好反応を持たれやすい印象です

バス釣りを引退してソルトフィッシャーマンに転向したときの話|まとめ

当記事では「バスマンがソルトルアーに転向して感じたホンネ」を書きました。

自分のライフスタイルにあった釣りをすることで、より楽しく取り組めるのだと感じた体験でした。

近年はコロナやら物価高、趣味の多様化、家庭の事情などを理由に、バス釣りを続けることがむずかしくなった人も少なくないはず。

「そろそろバス釣りからソルトに移行しようかな」と考えているなら、ソルトフィッシングにチャレンジするとあたらしい発見があるかもしれません。

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