【バス釣り】フリーリグの基礎知識・動かし方 & 個人的におすすめしたいワーム5選

近年、人気の高いリグのひとつである「フリーリグ」。
韓国発祥のリグとされていて、ここ日本でも人気があります。

個人的にもフリーリグを愛用しており、さまざまなフィールドで投げ倒してきました。
ということで当記事では、「バス釣りにおける”フリーリグ”の基礎知識・動かし方」を紹介します。

記事後半では、底物ルアー好きがお送りする「個人的におすすめしたいフリーリグ用ワーム(←

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【底物ルアーを600日くらい縛りプレイしたときの話】はこちらで読むことができます↓

もくじ

【バス釣り】フリーリグの基礎知識

この項目では、バス釣りにおける「フリーリグ」の基礎知識について紹介します。

「フリーリグ」とは

フリーリグのもっとも大きな特徴は、「誘導式のシンカーを搭載している」という部分です。

テキサスリグや直リグ(リーダーレスダウンショットリグ)は、シンカーとワームが一体化して動きます。
たいして、フリーリグはシンカーとワームが個別に動く。

シンカーが自由な状態(フリー)で動くため、動かしているときにワームも自由になる瞬間がうまれ、バイトチャンスがうまれやすい…というのがメリット。

フィッシングメーカー・O.S.P代表を務める並木敏成氏は、フリーリグについて以下のように語っています。

カバー撃ちで使うテキサスリグにはシンカーストッパーをセットすることが多い。

一方で、あえてストッパーを入れずにフォール中にシンカーとワームを分離させ、シンカー着底後にフワフワとノーシンカー状態を作り出すのが効くこともある。

その効果をさらに推し進めたのが「フリーリグ」だ。

(引用:並木敏成「並木敏成のThis is バスルアー」42頁より)

フリーリグのおもな役割

フリーリグは、シンカーが先に着底し、遅れてワームがフワ〜っと着底するのが特徴です。

シンカーが先に着底することで、ワームに『フリー(自由になる)』時間がうまれ、ナチュラルに誘いやすい…というわけです。

そのため、バスの活性が低いときや、ストライクゾーン(捕食ゾーン)が狭いときなどに有効だとされています。

また、近年はテキサスリグやネコリグなどをはじめとするワームとシンカー一体型リグにスレている傾向もありますが、そんなときに分離式のフリーリグを投入すると効くことも。

フリーリグのおもな目的

フリーリグは、おもにボトム(水底)で使われるリグです。

そのため、バスが底でジーっとしているときや、ボトムにある障害物に着いているときに使うといいとされています。

シンカーとワームが分離しているため、表層〜中層でスイミングさせて使うという使い方には向かず、あくまでターゲットは「底にいるバスを狙う」というものです。

テキサスリグとフリーリグの使い分け

フリーリグを使ううえで、気になるのは「テキサスリグとの使い分け」。

ということで、個人的に、さまざまなシチュエーションで両方を投げ倒してみました。

テキサスリグとフリーリグの基本的な使いわけは、以下のとおりです。

テキサスリグとフリーリグ、使いわけのコツ

●カバー撃ちにはテキサスリグ一択
→テキサスリグのほうがカバー抜け(すり抜け)能力が高い

●対スレバス狙いならフリーリグのほうが良さげ
→食わせる能力はフリーリグのほうが高かった

●深場でナチュラルに誘うならフリーリグ

●ワームを鋭く動かすならテキサスリグ

テキサスリグは、カバー(障害物)へのすり抜けがよく、ワームをキビキビと鋭く動かすことができます。

一方、フリーリグはカバーの回避能力こそ高くはないものの、ワームをナチュラルに動かすことができるため、食わせ能力◎

テキサスリグとフリーリグ、同じ「底物ルアー」にカテゴライズされるリグではありますが、その用途や目的はかなり違いがあるようです。

何グラムがいい?シンカーの重さは?

フリーリグに使うシンカーは、何グラムが適切か。

フリーリグ用シンカーの重さえらびはアングラーによって変わると思いますが、個人的には「ワームの操作の妨げにならない範囲で、できるだけ軽く」が基本だと思っています。

水深~2mのシャローなら、ワームシンカーは5~7g。
2~4mなら、最低7g。
それ以上深いレンジは、10g以上…といった感じでしょうか。

とはいえ、アングラーの技量やタックル、環境などによって、シンカーの重さの正解も変わります。
まずは7gから入り、環境やタックル、腕前にあわせてシンカーウエイトを探っていくといいでしょう。

近年は、10m以深でのフリーリグに14g(1/2oz)を使うアングラーも増えており、冬になると釣具店からフリーリグ用シンカー14gのみが売り切れることもあります。

秋・冬にフリーリグをはじめたいと考えるなら、前もって14gだけ揃えておきたいところです。

フリーリグシンカーの重さ、迷ったら何gがおすすめ?

個人的には、7gから入ることをおすすめしたいです(^ ^)

「細かいことはわからないから、とりあえずこの重さだけ持っておけっていうのはどれ?」という場合は、まずは7gからスタートするといいでしょう。

7gならさまざまなワームサイズに対応し、それでいて水深4~5mくらまでもカバーできます。

また、7gもあればミディム〜ヘビーバーサタイルタックルでも扱いやすく、感覚を掴みやすいからです。

水深が~2mのシャロー野池、クリーク、霞ヶ浦のおかっぱり…などなど、7gは万能ウエイトだと感じます。

おすすめのフリーリグ用シンカーは、以下の記事にて紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。

バス釣り|フリーリグ用ワームのカラーセレクト。どんな色を選べばいい?おすすめカラーなど

ワームのカラーセレクトはアングラーによってさまざま。
個人的に、ワームの色をえらぶときは『ワームの擬態・保護色』から逆算して考えるようにしています。

バスがワームとカラーを見たときに、背景色(水質・底質)とマッチしているかどうかを考慮するといい感じです。

フリーリグはボトム(水底)で使うリグ。
そのため、水深やボトムマテリアル(底質)を考慮しながら考えていくのが基本だといえます。

クリアウォーターの場合

たとえば、水がクリアーの場合、ボトムマテリアル(水底の質・色あい)から逆算して考えます。

落ち葉や枯葉、赤土などのどす黒いカンジなら、ワームカラーは「グリーンパンプキン、ブラック、ブラウン」。
底質がサンドバー(砂、白っぽい砂など)系なら、ワームカラーは「白、クリア、ナチュラル系」…といった感じです。

リグがボトムを這うときは、バスがワームを見下ろした形になります。
そのため、背景色と馴染んだカラーを使ったほうが見切られにくい…というのが個人的な持論です。

また、あえて弱め(薄め・ナチュラルカラー)を選んで見切られにくくする、というアプローチも有効でしょう。

バスがワームを「見上げる・水平」なら薄めカラーが良さげ

水が”どクリア”なときに、ボトム以外でブラックカラーを使うと超違和感かも…

しかし、水深が浅く水がクリアで、なおかつ表層から中層で…という場合、『スモーク・クリア』など、バスから見破られにくいカラーが良さげ。

太陽光が順光(光が普通に当たっている状態)のときは、ワームカラーはバスから丸見え。
そのため、ブラックやグリパンなどの濃いめのカラーよりも、スモークやクリア系などが良さげ。

●逆光状態だと、ワームは”黒いシルエット”に見える

ただ、”逆光”の状態になると話がやや変わります。

バスがワームを見上げており、なおかつ逆光というシチュエーションは、バスがワームを見たときに「黒いシルエット」として映っています。

満月の夜にはブラックカラーが効く!とは某王様の話ですが、実際、個人的に満月の夜にブラックカラーで連発したという経験も…。

フリーリグにはほとんど関係のない話ではありますが、ホバストやミドストなど、”シルエット”が大事になるワームの色をえらぶときは、『逆光・順光/シルエットの状態』も意識できるようになると◎

ちなみに、『逆光・順光』という言葉は写真用語です。光の加減についてはキヤノン公式サイトの解説文が参考になります↓

>>キヤノン公式サイト「写真用語集-順光-」

いずれにせよ、ワームカラーを選ぶときは、「バスがワームを”どう見ているか”」を意識できると良い感じです。

背景色(ボトムの質)が膨張色・明るい色の場合

サンドバー(底質が砂、白砂)など、バスがワームを見たときの背景色が白系のときも、カラー選びには気をつけたいところ。

背景が白・暖色になるときは、ワームのカラーをホワイトやブラウン、クリアー×ブラウン、スモークペッパーなど、背景色と同化させられるカラーにしたほうが見切られにくいようです。

バスがワームを見下ろしたときに、ワームカラーが濃すぎると違和感マシマシかも…(上写真のブラックカラーみたいに映る)。

しかし、クリアー系やスモークペッパーなどのナチュラルカラー(上写真の下カラー)なら、背景色(サンドバーのカラー)と馴染みやすい。

太陽光(光量)も気にしたい

クリアウォーターで釣りをするときは、「光量」も気にしたいところです。
どのくらいの光の量がワームに届いているのか…という部分も大切だと僕は考えます。

一般的に、水深が深くなるにつれて、ワームに光が届かなくなる…という傾向があります。

シャローで釣りをするときは、太陽光がボトムまで届いているはず。
そのため、水質がクリアなときは、カラーは弱め・薄め・ナチュラルで構わないでしょう。

しかし、3m以深のミッド・ディープウォーターを狙うなら、カラーセレクトはやや強めを意識したいところ。
「深場になるにつれて、ワームカラーは強く・明るく」というのが持論です。

●3~4mくらいの色のイメージ

●5m以深のイメージ

上画像はあくまでイメージですが、ミッド・ディープの水底には太陽光がわずかにしか届いていません。

どのようなカラーを使っても、太陽光がない場所ではブラック(というかシルエット)になってしまいます。
そのため、たとえ水質がクリアであっても、狙うレンジが深いなら、ワームカラーはブラックやグリーンパンプキンなど、やや強めでシルエットがはっきりするものが良いと僕は考えます。

安易に「水が透明だから、見切られないようにクリア・スモーク系を使おう!」と考えず、まずは光量を考えつつ、さらに底質・背景色を考える…というステップを踏むことで、ほかのアングラーと差をつけられるはず。

ちなみに、ルアーカラーの変化の実験は、ヒロ内藤氏のDVD「ジ・アンサー Game1”バスの生態学”」でも解説されています。必見です。

水色がステイン・中間の場合

水がステインの場合ですが、これはなかなか難しい問題です。

前述した、「底質・背景色」を考慮しつつ、クリアウォーター向けのカラーセレクトと、マッディ寄りのカラー選びの両方を試したほうがいいといえるでしょう。

個人的には、クリアとマッディどちらにも対応できるカラーを好みます。
たとえば、プロブルー、ブラック、グリーンパンプキン、ウォーターメロンなど。

いずれにせよ、『バスがワームを見たときに背景とどう関わるか』によって、ベストなワームカラーも変わると僕は考えます。

水がマッディウォーター・濁っている場合

水が濁ったら、シルエットがはっきりする色が良い

水質が濁っている(マッディウォーター)のときは、ワームカラーはやや強め・派手目のものが◎

たとえば、ブラック、ブルー、グリーンパンプキン、オレンジ、レッド…など。

ワームがクリア・スモーク系だとバスから視認しにくくなる…

水が濁っているときにワームカラーを薄めにすると、背景とほぼ同化してしまいます。
そのため、バスがワームを発見しにくくなり、バイト率がさがる…というのが一般論です。

ただ、水がマッディであっても、光量がある場所で釣りをするときはナチュラル色でもOK。

また、「バスの目の前にワームが通る」と確信できるような超ピンスポットで使うなら、あえてナチュラルカラーを使うという選択も有効かと思います。

濁りかたによってベストカラーが変わる

たとえば、雨上がりに発生しやすい「白濁り」のときは、ピンクやミミズカラーなど、膨張色のほうが効くことがあります。

水が白く濁ると、ワームの背景色がホワイト系になるため、ブラックだと強すぎてしまいます。
背景色が明るいにもかかわらず、ブラックなどを使うとバスからは違和感があるのかもしれません。

ということで、白濁りのときはシルエットをぼやけさせることのできる膨張色がいい…と僕は考えます。

いずれにせよ、バスがワームを見たときに、ワームとカラーが背景色と同化するかしないか…という絶妙なバランスを目指したいところです。

底物ルアーのカラーセレクトについての考察は、以下の記事でも紹介しています。よかったら参考にしてみてください。

フリーリグの出しどき・使いどころは?

フリーリグは、いわゆる「打ち物・底物」とよばれるカテゴリーに属するルアー・リグです。

そのため、おもな出しどきや使い所は、以下のとおりです。

フリーリグの出しどき・使いどころ

●バスの活性が低いとき
→バスのストライクゾーンが狭いとき

●ピンポイントを狙うとき

●「線」で探りたいとき(ワームサイズが大きい場合)

バスの活性が低い。が、ライトリグだとテンポが悪い…というとき

「ハードルアーでは食わない・追わない」
「そもそもライトリグを出すべき場所なのかわからないし、目の前にバスがいるかすらわからない」

上記のようなときは、フリーリグが心強い味方になってくれるはず。

フリーリグは、ライトリグよりも素早くエリアを探ることができ、それでいて食わせ能力もそこそこ高め。

そのため、スピナーベイトやクランクベイトだと反応がなく、かといってライトリグを出すかどうか悩む…といったシチュエーションで役立ってくれます。

バスのストライクゾーンが狭いとき

フリーリグは、バスのストライクゾーン(捕食できる範囲・追える距離)が狭いときにも有効です。

フリーリグは、リフト&フォールさせたり、シャクッたり、障害物の引っ掛かりがはずれたときに、一瞬だけ”フリー”になる間がうまれるリグです。

そのため、バスがラバージグやテキサスリグだと食いそびれたり、追いきれないようなシビアなときにも活躍してくれます。

ピンポイントを狙うとき

フリーリグは「ピンポイント」を狙いたいときも、出しどきです。

たとえば、杭やアシ、岩盤、立木、水門、橋脚…などなど、おもに『縦ストラクチャー』と呼ばれる障害物を狙うときに使い勝手◎

フリーリグは真っ直ぐに落ちやすいリグなので、縦ストラクチャーとの相性がいいのです。

「線」で探りたいとき(ワームサイズが大きい場合)

前述した「ピンポイントを狙うとき」と相反するかと思われますが、ワームの大きさやシンカーの重さなどによっては、『線』で使うこともできると考えます。

ダウンショットリグやネコリグなどをはじめとする「ライトリグ」は、ピンポイントの釣りに有効だとされます。
一方で、時間がかかりすぎてしまうというのがネックになりやすい釣りです。

しかし、フリーリグはライトリグのように”ピンポイント”で誘えながらも、ややスピード感のあるリグです。
そのため、バスをサーチしたいときや、岬・護岸などを”線”で釣っていきたいようなときに役立ってくれます。

ベイト(捕食対象)が水底にいるとき

バスが水底にいるエサを食べているときは、フリーリグの出番。

ワカサギ、小バス、ギル、ザリガニなどが水底(ボトム)付近にいるときは、フリーリグで釣れる確率もグンとあがります。

「ボトムに餌が居そうだな」と感じたときは、フリーリグで釣りやすいです。

フリーリグに「シンカーストッパー」は必要?

「フリーリグにシンカーストッパーは必要か、不要か」について、個人的に1年ほど試してみました。

結果、『ストッパーはあったほうが良さげ』だという結論に至りました。

深い水深でフリーリグを使うときは、シンカーストッパーを使ったほうが操作感を得られやすかったです。

ストッパーなしだと、フォールしているときにシンカーとワームがどんどん離れていってしまうんですよね。

また、ストッパーをギュっと詰めればリーダーレスダウンショットリグっぽくも使えるので、大雑把な僕の性格にはピッタリでした。

ただ、多くのアングラーはフリーリグにストッパーを付けていないようなので、あくまで参考程度に…(^ ^;)

そういえば、並木敏成氏はフリーリグにシンカーストッパーを使うようですね。

【バス釣り】フリーリグの動かし方・使い方のキホン

この項目では、バス釣りに使われる「フリーリグ」の動かし方を紹介します。

個人的にさまざまな方法を試したところ、以下の3つの動かし方がよく釣れました。

フリーリグの動かし方のキホン

●リフト&フォール

●ズル引き

●ハングオン&ハングオフ(ズル引きからの派生)

リフト&フォール

フリーリグを使ううえで、「リフト&フォール(トゥイッチング)」はかかせないテクニックのひとつ。

まずは、ロッドを上に1~3回ほど跳ねあげさせて、リグを上に浮かせます。
そのあと、急にポーズをいれると、シンカーだけが先に着底。
そして、ワームが遅れてフワ〜っと着底します。

フリーリグを使うときは、まずはじめに「リフト&フォール(トゥイッチング)」から入るとスムーズです。

補足:”フリー状態”になる滞空時間について

アングラーの立ち位置や水深などによって、フリーリグにセットしたワームが”フリー”になる滞空時間もかわります。

たとえば、水深が浅いポイントで遠投したあと、ロッドを跳ね上げさせてもリグはほとんど浮きあがりません。

リグとアングラーが水平になっているほど、フリーリグが”フリー”になっている時間は短め…。

シャローエリアのおかっぱりで釣りをするときは、ロッドを大きくシャクるか、長いロッドを使うか、収縮性の少ないPEラインを使うなどして対処したいところです。

一方、水深がある場所(ミッド・ディープレンジ)では、リグとアングラーに角度がつき、ポーズ後にワームが”フリー”になる時間も長くなります。

深いレンジでフリーリグを使うと、リグの特性をしっかりと発揮できる…というワケです。

ミッド・ディープウォーターでは、ロッドはそれほど長くなくても構いませんし、ラインはナイロン・フロロでもOK。

ミッド・ディープレンジがフリーリグの主戦場、ともいえるでしょう。

ワームがふわ〜っと”フリー”になる時間は、ロッドを跳ね上げさせる幅や、リグとアングラーの角度などによっても変わる…ということを覚えておくと便利です。

「フリーリグ釣れないんだけど…」と感じたときは、もしかしたらワームが自由(フリー)になっていないことが原因かも…?

ズル引き

ワームフィッシングにおいての基本となる「ズル引き」は、フリーリグにも応用できます。
やりかたは至ってシンプル。ただ引きずる。これだけです(^ ^)

ただし、”ズル引き”というテクニックは、テキサスリグやリーダーレスダウンショットリグでも使えるため、フリーリグならではの動かし方とはいえません。

とはいえ、ときにはシンプル・is・ベストが有効になることも。
リフト&フォールで反応がないときは、あえてシンプルな手法をとると釣れることも多いです。

『ズル引き』は、フリーリグだけでなく、ほかのワームフィッシングにも応用できる基本的なテクニック。

ハングオン&ハングオフ(派生テク)

ハングオン&ハングオフ』という動かし方を身につけると、より釣果を伸ばすことができます。

ハングオン/オフとは、引っかけて(ON)・外す(OFF)…という意味です。

たとえば、ズル引きしているときに、ボトムカバーなどにフリーリグが引っかかったら、そのまますぐに外そうとせずに、その場でシェイクやポーズ入れます。
シェイクするとリグが勝手に外れるので(ハングオフ)、外れたあとはポーズ。

フリーリグは、ハングオフしたあとにワームがフワ〜っと自由に漂う時間があり、このときに食ってくる確率が高いです。

「ハングオン&ハングオフ」は、いわゆる『リアクションバイト』と呼ばれるタイプのアプローチともいます。

「ハングオン&ハングオフ」という動かし方は、撃ち物・底物ルアーを使うアングラーならかならず覚えておくべきテクニック。
これが出来るだけで、釣果はかなり変わるはず。

 

【バス釣り】フリーリグにおすすめのワーム

この項目では、個人的におすすめしたいフリーリグ向けワームを紹介します。

さまざまなワームを試したところ、以下のワームと相性がよかったです。

フリーリグにおすすめのワーム

●O.S.P「ドライブビーバー3.5」

●ノリーズ「エスケープツイン」

●ZOOM「ブラッシュホッグ」

●レイドジャパン「バトルホッグ 3.8」

●リアクションイノベーションズ「スウィートビーバー4.25」

全体的に、シャキシャキと動くよりかは、フワッ…ブワン…と大きくゆっくり動くタイプのワームが向いているような気がします。

O.S.P「ドライブビーバー3.5」

はじめてフリーリグを使うという人や、これからバス釣りをスタートしたいと考える人は、O.S.P「ドライブビーバー3.5」からはじめるとスムーズです。

ある程度のボリュームがありながらも、スレたバスに口を使わせる能力もあります。

豊富なカラーバリエーションと、フリーリグ以外のリグへの適正など、とにかく使い勝手がいいワームです。

個人的なおすすめカラーは「アメザリ」です。

ノリーズ「エスケープツイン」

「ボトムを素早く探っていきたい」

「広大なフィールドで、高活性のバスを探していきたい」

「サイズのいいバスだけを狙いたい」

上記のようなときは、エスケープツインが役立ってくれます。

ボディサイズが4.5インチと、近年主流のワームにしてはやや大きめですが、ひと昔前までは当サイズが一般的でした。
昔よりバイト数そのものは減ったものの、広く探っていくようなときには今でも現役です。

津久井湖などをはじめとするハイプレッシャーな場所でも、よく釣らせてくれる神ワーム。

ZOOM「ブラッシュホッグ」

小規模のハイプレッシャーな野池でも釣らせてくれるホッグワーム。

ボディサイズは6インチで、かなりボリュームのあるワームです。
そのため、スレたバスに無理やり口を使わせるという方向性ではなく、「高活性でヤル気のある個体を狙う」というときに役立ってくれます。

水が濁ったときや、朝・夕マズメなど”ここぞ!”という場所で投入すると、思わぬデカバスがヒットするんですよね。

周囲のアングラーはみんなフィネス…という状況で、あえて逆張りスタンスで投げ込んでみると良さげ。

レイドジャパン「バトルホッグ 3.8」

人気メーカー・レイドジャパン社のホッグワーム。

表記上は3.8インチとなっていますが、全体的にややボリューム感のあるホッグワームです。

そのため、フィネス的に”食わせ”を狙うのではなく、バスを探しているときや、「アベレージとビッグサイズ両方のバイトを取りたい」というプラクティスを行っているときに役立ちます。

『ドライブビーバー3.5だとアピール力が弱すぎる。かといって、エスケープツインだと強すぎる』というような、どっちつかずのときに◎
要するに、何でも屋です。

リアクションイノベーションズ「スウィートビーバー 4.20」

アメリカで爆発的人気をほこるクリーチャーワーム。

おもにフリップベイト(カバー撃ち)用ワームとして使われ、大森貴洋氏などが愛用することでも有名です。

実際にフリーリグにセットして津久井湖で投げてみると、いきなり50cm弱が釣れた…という出来事も。

日本製ワームに飽きたという人や、本場アメリカで人気のワームを使って楽しみたい!という人におすすめの一品。

テールのピラピラがGOOD。ほかのホッグワームとの一番の違いは”ピラピラ”にあり。

まとめ:バス釣りにおける「フリーリグ」の使い方・動かし方 / おすすめワーム

バス釣りにおける「フリーリグ」の基礎知識、動かし方、おすすめワームを紹介しました。

フリーリグは歴史の浅いリグではあるものの、今後は多くのアングラーの右腕になっていくはず。

覚えておいて損はないリグだといえるでしょう。

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