【雑記】ハイテク魚探を検討するも、”大切な何か”を見失いそうで怖い / ハイスペックアングラーに対抗するには?「自分のための幸せな釣り」をするためにやるべきことリスト

凡人アングラー、高級魚探を検討するも、”なにか”を見失いそうなのが怖い件

(画像:ハーツマリン

☆超高価なハイテク魚探を駆使するハイスペックなアングラー☆

相模湖や津久井湖に通っていると見かける。
近年はライブスコープや高級魚探が流行っているようで、「魚探を見ながらのモニターフィッシング」のが当たり前になっているらしい。

その一方で、僕のように「エントリーモデルの魚探+エントリーモデルのフットエレキ」という初級者層・ライト層も少なくない。

正直なところ、ハイスペック機器を駆使して「視ながら釣る」アングラーには太刀打ちできないなぁと感じることもある。

だったらオマエもさっさと高級魚探を買え!などと思うのだが、どうにも手が伸びない。
金銭面もあるけど、精神面においても抵抗があるのだ。
バスの行動を丸裸にして追いかけちゃうと、釣り人にとっての”大切ななにか”を見失いそうなのが怖い。

大切なものはね、目には見えないんだよ。by 星の王子さま

ハイテク魚探は、バスと”対等”なのか

バスの逃げ場というか、そこまでしてバスちゃんたちを追い詰めて狙い撃ちする必要があるのだろうか…と思ったりもする。
嫉妬もありつつ、良心の呵責でもある。

とはいえ、等深線が記録できるのはめっちゃ便利だと思う。僕も使いたい。
しかし、ライブスコープが発表されたときは「さすがにやりすぎじゃね?」とも思った。
できればバスとは対等で在りたいというか、魚探じゃなくてロッドとリール買いてェというか(笑)

フェアな状況でバスと向き合ったほうが、バス釣りの未来的にもいいのかなぁと思ったりもする。
自分の子供が大きくなったときに、「巻いて撃って」のスタンダードな釣りで楽しませてやりたい…というキモチもある。子供いないけど。でも未来って大切よね。

不必要に小バスを釣りまくって、将来の天才バスを増やす必要はないのでは…と、津久井湖でフィネスの釣りを練習しているときに思うこともあった。

→●【釣行記】津久井湖釣行。今後のバス釣り人生を左右する重大なことを発見したかもしれない/ オリキンの「確率論」を試してみた / フィネスの釣りで感じた「津久井湖ブームの残骸」

バス釣りの未来がブッ潰れるくらいなら、いっそのことデコでもいいんじゃないの、と

そもそも俺はなんのためにバス釣りをやっているのかというと、楽しみたいからだ。
ただ、釣れなさすぎるのもオモシロくない。下手くそなままでいるのも嫌だ。わがままボーイめ!

理想論や未来語っても、現実で結果出せてねェのは事実だ

現実問題として無視することができないのは、「フィネスを入れなければバイトを得るのが難しい」という部分。
かならずしも小さなワームなら食うかというとそうでもないんだけど、やはりワーム使ったほうがバイト率はあがる。
この現実とは向き合っていかなければなるまい。

ご立派な思想や未来を語るだけでは、関東のハイプレッシャーフィールドで釣果を出すのは難しい。
いっそのことゼロワンゲームに切り替えればいいのだが、せめて1匹くらいは釣りたいし、なんなら上達もしたい…と思うのが一般アングラーの本音ではありませんか。

なんとなく、ハイスペックアングラーに嫉妬しているだけのような気もするけど、というか嫉妬もしているんだけど、”バランス”って大事だなぁと。

高性能魚探を引っ提げたハイスペックアングラーに対抗するには?「自分のための幸せな釣り」をするためにやるべきことリスト

理想論、バス釣りの今後のこと、メジャーフィールドの現状

それらを考慮しつつバランスよくバス釣りを楽しむためには、どう取り組んでいけばいいのだろうか。

1:「勝負」をやめる

まずひとつは、「勝負しない」ということ。

ネット上に存在する「実際には会ったことのない見知らぬ誰かさん」に対抗するのをやめてみること。

買わなくてもいい勝負を買わないこと。戦わなくてもいい人と戦おうとするのをやめること。

レンタルボートに乗るハイスペックアングラーと僕では、そもそも経験値やレベルが違う。

ボートフィッシングにかけたお金と時間が違うので、勝負にならない。

「不必要に彼らと競い合うことはない。自分がやるべきことを見失うな」

そう認識することからはじめたい。

SNSや仲間同士で、釣果情報をみて煽り・煽られたりするけれど、そういった競争の世界からは一歩出よう。

誰かを負かすために魚を釣るのではなく、自分を喜ばすために魚を釣りたい。

そういえば、某有名プロショップの店員さんがこんなことを言っていた。

結局、バス釣りは「自己評価」がすべてですから。

僕もトーナメントとか出てましたけど、トーナメンターと一般人は、そもそも「やっている競技の種目そのものが違う」と思ったほうが建設的です。

球技でたとえるとわかりやすいです。たとえば、トーナメンターや”ガチ勢”は『サッカー』をしていて、僕たち一般アングラーは『バスケットボール』をしているようなものです。

同じ”球技(バス釣り)”であっても、そもそも”種目(スタンス・目的・取り組み方)”が違います。

最終的に1匹の魚をどう評価するかが大切です。

あ、田辺哲男氏も同じようなことを仰ってた

バス釣りは、誰かと競うだけがすべてではない。

誰かに「負けまい・見返してやる!」と孤軍奮闘するだけがすべてではない。

自分を喜ばすために取り組んでいるか?

自分のなかにある課題、楽しみ、喜び、目的をひとつずつ積み重ねるように、「自分のために」生きることからはじめたいですな。

というか、タイトルにある「対抗するには」ってのはなんだ?

こんなん書いちゃってる時点で競争しているんすよ。

オマエが今やるべきことは”誰か”を打ち負かすことじゃないだろう。

まずは自分の課題と向き合え。はい、すみません。

2:「自分の課題」に集中する

ふたつめは、「自分にできることにのみ集中する」ということ。

まずは自分なりの目標や課題を見つけ、そこに集中することが大事。

もし”上”を目指していないというのであれば、そもそも自分はなんのためにバス釣りに取り組んでいるのかを思い出すことが大事だ。

数字のため?カネのため?

”いいね!”のため?承認欲求を満たすため?

それもいいだろう。

しかし、それだけに囚われると「そもそも自分がなにをしたかったのか」という目的そのものを見失いかねない。

もし、世界に誰も居なくなったとして、それでも自分はバス釣りを続けるのだろうか?

そう自分に問いかけると、自分がなにをすべきか、あるいはなにを辞めるべきかが見えてくるはずだ。

最終的には「自己満足」のために取り組んでいるのだ

最終的には「幸せを感じたい(目の前にある幸せに気づきたい)」

ここにたどり着く。

だったらさぁ、競争なんてしなくてもよくない?

君はいま、自分の人生を歩んでいるか?

自分らしい釣りができているか?

「自分らしさ」とは、自分の内側から湧き出るパッション!である。

偏りすぎないこと

〇〇はダメ、〇〇はやるべきでない!

みたいに思考が偏りすぎるのもよろしくない。

高級魚探を駆使したシューティングゲームを楽しみたい人だっている

たまの週末、確実にバスを釣りたい人だっている

勝負が好きで、人と競い合うことに喜びを感じる人だっている

「君は競争が好きなんだ。へぇ、そうなんだ」

これでいいじゃない。

「競争が好きなの?それはおかしい!そもそもバスフィッシングというのは〜」

「こいつは間違っている!にわかは黙ってろよw」

おいおい、対抗しなくていいいだろう。目の前にいる相手さんは”敵”じゃないんだぞ。

世の中で気持ちよく生きるには、他者の価値観を尊重することが大切。

思考が偏りすぎると、自分以外の人間はすべて”敵”に見えるので注意したい。

自分の本音は汲み取る

「ライトリグを使えば釣れるんだろうな…でも俺はストロングだから…」

なんて風に自分を”縛って”しまうとシンドい。

自分の意思を貫くのも大事だが、心のどこかでそう思いはじめたのなら、その気持ちを否定しないほうが気持ちよく暮らせる。

「俺はフィネス!」「俺はストロング」と、どちらかに偏りすぎるのも辛い。

フィネスな日もストロングな日もあっていい。

たまには甘えたっていいじゃないか、自分を苦しめてまで趣味をする必要はあるのか。

自分の本音と向き合いつつ、思考や行動が偏りすぎないようにしたい。偏るのも面白いんだけどね。TPOによる。

辛さを感じはじめたら、自分の本音と行動がアンマッチしている証拠である。

3:自分が”凡人”であることを認め、受け入れる(気づく)

「自分が至ってフツーの釣り人であるということを自覚する」

これは超重要。

ネットや本などでたくさん知識をつけたり、上手いアングラーと行動を共にしたりすると、自分が超ウマい人になったのではないかと錯覚しがちだ。

とくに僕の場合、ブログや動画コンテンツなどを作っているっちゅー立場もあって、なんか知らんけど「脳内だけ上級者アングラー」になりやすい。

「モノを知っている」ことと「釣りの上手さ」は、かならずしも直結しない。

「知っている」けど「実際に現場で実行して結果を出すことができるのか」は、別物である。

知識だけは一丁前だとしても、実際の”ウデ”がない。こんな人は多い。自分がそうだから痛いほどわかる。

初心者さん向けのコンテンツを作っているだけなのに、自分がさも上級者になったかのような錯覚に陥る。これはよろしくない。

本や動画、ネット情報を読み漁り、自分がスゲェ人間になったと勘違いする現象。このことを「脳内元帥」という。

ガンダムのゲーム用語なのだが、実にまとを得ている。ぜひ「脳内元帥」で検索してみてほしい。

知識のみを身につけすぎてしまい自分がスゲェ人間だと錯覚すると、周囲の人たちを見下すようになるので注意したい。

「自分はモノを知っている側の人間だ。ほかの人たちはクソ」という偏った思考になると、自分も他人も不幸にしてしまう。体験済みだ。

まずは、自分が『ただの一般アングラーのひとりである』という現実を受け入れることから始めたい。

自分が”フツーの釣り人”であること、自分がなんの才能もない普通の人間であることを、まずは受け入れること。

「自分は特別な人間だ」

「自分だけは”理解(わか)っている”」

「コイツは間違っていて、自分のほうが正しい」

こんなマインドは、自分の身も心も、まわりの人たちをも傷つけかねない。もちろん体験済みだ。

凡人アングラーが高性能魚探を引っ提げたハイスペックアングラーに対抗するには /「自分のための幸せな釣り」をするためにやるべきことリスト|まとめ

高級魚探と高級タックルを使っているハイスペックアングラーに対抗する方法は、「対抗するのをやめること」に在り。

まずは、自分の課題や目的(そもそもなんでバス釣りやってるの?という思考)に戻ることが大事である。

その上で、本当は自分がどうしたいのかを考えていけばいい。1年前より1mmでも上達しているなら立派立派。大したもんだ。

高級魚探がどうのとか、勝ち負けがどうの〜とかは、結局は「手段」でしかない。

人生を幸せに生きるための手段であり、バス釣りという趣味を楽しむための手段である。

目的と手段を混同させてしまうと、僕のように頭わけわからなくなるので注意したい(笑)

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