バス釣りにおける「ネコリグ」の基本を紹介していきます。
ネコリグの基礎知識、動かし方、ワーム・カラーセレクト・フック選びの基礎などを解説していますので、ネコリグでバスを釣りたいという人は参考にしてみてください。
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もくじ
- 1 バス釣りにおける「ネコリグ」の基本概論
- 2 「ネコリグ」とは
- 3 いつ使うの?ネコリグの出しどき、基本戦略
- 4 狙うポイント
- 5 「ネコリグ」の使い方、5つのキホン
- 6 ネコリグの使い方その1:シェイキング
- 7 ネコリグの使い方その2:ズル引き
- 8 ネコリグの使い方その3:ステイ(止める)
- 9 ネコリグの使い方その4:スイミング
- 10 ネコリグの使い方その5:トゥイッチ
- 11 「ネコリグ」のワームサイズの選び方
- 12 ベイトフィッシュのサイズに合わせる
- 13 フィールドのタイプによってベストな大きさも違う
- 14 アピール力を目安にする
- 15 水質に合わせる
- 16 季節に合わせる
- 17 ネコリグに使うワームの形状選び
- 18 ストレートワーム
- 19 ホッグワーム
- 20 ギル型ワーム
- 21 ネコリグのカラーセレクトの基本
- 22 ネコリグの色選びその1:派手なカラーの用途
- 23 ネコリグの色選びその2:中間色の用途
- 24 ネコリグのカラーセレクトその3:ナチュラル系カラーの用途
- 25 補足:万能カラー「グリーンパンプキン」の用途
- 26 「ネコリグ」のフック選びの基本
- 27 ネコリグに使うフック選びその1:マスバリ
- 28 ネコリグに使うフック選びその2:ガード付きマスバリ
- 29 ネコリグに使うフック選びその3:スナッグレス用フック
- 30 ネコリグに使うフック選びその4:オフセットフック
- 31 補足:ネコリグチューブは必須です
- 32 「ネコリグ」用のタックル選びの基本
- 33 ワームサイズに合わせる
- 34 使うフックサイズに合わせる
- 35 釣りをする環境に合わせる(カバーの有無・量など)
- 36 環境にマッチしないタックルを選ぶことで発生するトラブル例
- 37 まとめ:バス釣りの「ネコリグ」概論。使い方、タックル選び、ワーム・カラーセレクト・フック選びの基礎。
バス釣りにおける「ネコリグ」の基本概論
「ネコリグ」とは
「ネコリグ」とは、村上晴彦氏(現・イッセイ取締役)が考案したメソッドで、『根こそぎ釣れるリグ』の略称です。
ワームの頭にネイルシンカーを埋め込み、頭を下にしてウネウネとワームが動くのが特徴。
近年はバスが釣れにくくなっていますが、ネコリグは食わせる力が高く、ハイプレッシャーな状況にも強い「対スレバス対策」として人気です。
いつ使うの?ネコリグの出しどき、基本戦略
ネコリグは、食わせる力が高いリグ。
バスが何らかの影響でルアーを食べないときや、プレッシャーが高いときに使うのが基本ですが、食わせるチカラが高い反面、バスを遠くから引き寄せるパワーはありません。
そのため、「バスが居るであろうピンスポット」を撃っていくのがネコリグの基本戦略になります。
ある程度バスの居場所がわかっているときや、「ここは間違いなく居る!」と確信しているときに使うのがネコリグの役割ですね。
逆に言ってしまうと、バスをサーチしている段階や、バスのポジション(タナ、水深など)が明確でないときにアバウトに投げていると釣れにくいリグ…とも解釈できます。
しかし、「ここぞ」というピンスポットで投げ込むと、高確率でバイトを得られるのがネコリグの強み。
”ピン”がわかったときに投入すると、爆発的な釣果をあげることもあるのがネコリグの魅力。
いずれにせよ、ネコリグは適当に放り投げているだけでは釣れないルアーです。まさに”フィネス(技巧的)”なリグだと言えるでしょう。
狙うポイント
ネコリグは特定の用途に特化されたリグではありません。
そのため、ほぼオールマイティに使っていけるのが長所です。
たとえば、岸際、消波ブロック、アシやガマ、オダなどのボトムカバーなど、どこでも使えてしまうので汎用性が高い。
もちろんオープンなエリアで使ってもOKです。
前述した「バスが居るであろうピンスポットを撃つ」が基本ではあるものの、タックルセッティング次第では、テンポよく色んな場所をサーチしていきたいようなときの”サーチベイト”としても使っていけます。
「ネコリグ」の使い方、5つのキホン
ネコリグはどんなスポットでも使える万能兵器です。
近年はさまざまな使いかたが広まっていますが、基本となるのは5つだけです。
ネコリグの使いかたの基本は、以下のようなものになります。
2:ズル引き
3:ステイ
4:スイミング
5:トゥイッチ
上から順に、優先順位・使用頻度が高い使い方(動かし方)です。
まずは「1.2.3」の基礎をしっかり身体に覚えこませると、スムーズに上達できるハズです。
ネコリグの使い方その1:シェイキング
「シェイキング」とは、ロッドティップをちょんちょんと細かく動かして行うテクニック。
シェイキングはネコリグの基本となるので、必ず習得しておきたいところです。
ネコリグを着底させたあと、ラインを軽く張った状態でロッドティップをシェイクさせながら、ネコリグを移動させていきます。
リグを動かさずにピンスポットでシェイクし続けてもいいですし、シェイクさせながら横方向に動かしてくるのでも構いません。
また、何かしらの障害物にコツンっと当たったときは、その場でネチネチと誘ってみるのも有効なテクニックですね。
アクションのさせ方には決まった方法はないので、どんなイメージで動かすのがいいのか、そのときの状況に合わせてチョイスしていきましょう。
基本は「シェイクさせながらボトムを横方向に動かす」です。
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ネコリグの使い方その2:ズル引き
シェイクアクションは有効な方法です、スレたバスを狙うなら「ズル引き」も習得しておきたいです。
ズル引きはシェイクアクションに慣れたバスも誘えるので、スレバス対策として覚えておいて損はありません。
ズル引きの動かしかたは、「ロッド操作でネコリグをズルズルと引っ張ってくるだけ」です。
至ってシンプルなテクニックではありますが、じっくり取り組んでみるとなかなか難しいことに気がつくハズ。
速く動かしすぎるのも禁物です。1秒で5~10cmくらいスローに誘うとイイカンジです。
「ズル引き」はネコリグだけでなく他のリグにも応用できるキホンなので、必ず習得したいところです。
ネコリグの使い方その3:ステイ(止める)
「シェイク」「ズル引き」だけでなく『ステイ』させることも忘れてはなりません。
ネコリグを止めてあげるタイミングを作ることで、バスに食わせる間を与えてあげられます。
また、スレた魚ほどロングポーズに弱いことも。
これは僕の体験談ですが、1分ほどステイさせてチョンと誘って放置…また1分ステイさせてチョンと誘って放置…をループさせて、超ハイプレッシャーな釣り場で釣ったこともありました。
ネコリグはついシェイクしてしまいがちですが、ときには「ストップ」させることも重要なのです。
●サイトフィッシングでのネコリグ
ステイさせることでボトムと一体化させることができ、ルアーの存在を消すこともできる…というニンジャみたいな使い方もできます。
サイトフィッシング(見えバス狙い)では、バスの通り道にネコリグを置いておき、バスが回ってきたら急に動かす…というテクニックも。
ステイ時間は長ければいいってもんでもありませんが、「ステイ」させる間を設けてあげるのは大切なことだと僕は考えます。
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ネコリグの使い方その4:スイミング
「スイミング」も大切なテクニックの1つです。
バスが何かしらの理由でボトムを見ていないとき、あるいは表層〜中層に執着しているときに使うテクニックですね。
シェイクさせながら泳がせてきてもいいし、タダ巻きでもOKです。
ワーム次第ではタダ巻き時にバイブレーションするものもあるので、ボトムシェイクやズル引きで反応がないときは「スイミング」も試したいです。
ネコリグの使い方その5:トゥイッチ
「トゥイッチ」は、リアクション要素を引き出すテクニック。
ロッドティップでピピっとネコリグを跳ねさせてあげることで、「バスに驚いて逃げるエビ(のような餌)」を演出できます。
これを繰り返すだけです。
「トゥイッチ」は、シェイクやズル引きで反応しないときに使うといい結果を得られやすいテクニックです。
「ネコリグ」のワームサイズの選び方
この項目では「ネコリグに使うワームの大きさ選び」について紹介していきます。
ネコリグのワームの大きさ選びのキホンは、以下のとおり。
●アピール力を目安にする
●水質に合わせる
●季節に合わせる
ベイトフィッシュのサイズに合わせる
ネコリグ用ワームの大きさ選びは、バスが何を食べているかで変わってきます。
いわゆる「マッチ・ザ・ベイト」というやつです。
たとえば、小さなゴリ・ハゼなどを食べているなら、ワームのサイズは3~4インチくらいの小型を選びます。
大型のミミズ、大きなハゼなど、やや大きな餌を食べているようなら、ワームは5~7インチ…というように、バスがいつも食べている餌のサイズに合わせていくのが基本。
フィールドのタイプによってベストな大きさも違う
野池の場合は、バスのメインベイト(主食のエサ)が小さいことが多いので、4インチ前後がマッチしやすいです。
霞ヶ浦などの広いフィールドでは、様々なベイトがいるので、4~6.5インチなどを使いわけるのが良いでしょう。
濁りが強いなら5~6.5インチ、クリア〜ステインなら4~5インチなどがいい感じです。
アピール力を目安にする
アピール力をどう設定するかによって、ネコリグのワームサイズの正解も変わってきます。
たとえば、水が濁っているスポットでは、バスにルアーを発見させやすくするため、ワームをデかくしていく。
これは物理的にルアーを発見できない状況だからです。
「バスがどんな場所にいるのかわからない。でもスローじゃないと食わなそう」というときは、6インチ前後のやや大きなワームを使うのもいいでしょう。
また、遠くにいるバスにアピールしたいなら、派手なカラーを使うという方法もあります(後述にて紹介します)。
アピール力が必要な状況なら(水が濁っている、バスの居るエリアがわからない、天候が荒れているなど)、ワームは大きく。
上記とは逆の状況では、ワームは小さくても構いません。
水質に合わせる
前述しましたが、水の色によっても選ぶべきワームサイズが変わってきます。
濁っている(マッディ)なら、物理的に見せやすくするためワームは大きく。
澄んでいるなら(クリア)なら、バスから見て違和感になりにくい小型サイズのワームを。
中間(ステイン)なら、ほどよく大きく、程よく小さく。
「バスが普段なにを食べているかわからない。ベイトフィッシュがわからない」というときは、水の色から逆算してチョイスするのが手っ取り早いです。
季節に合わせる
季節によってもベストなワームの大きさが変わってきます。
バスが時期によって捕食するエサのサイズが違うため、シーズン毎にワームの大きさを調整していく必要があるのです。
たとえば冬の野池は、バスが小型のギルやゴリ、エビを食べていることが多いため、小さいワームを選ぶといい釣果につながりやすい。
また、冬は水中のバクテリアの減少で水がクリアになるため、大きなワームだと騙しにくいという理由もあり、ワームの大きさは小さめのほうが良いんですね。
時期によってネコリグに使うワームの大きさを変えていくのも1つのテクニックです。
ネコリグに使うワームの形状選び
ネコリグに使うワームのタイプは、どんなものがベストなのか。
この項目では、ネコリグに使われるスタンダードなワームの形状を紹介します。
●ホッグワーム
●ギル型ワーム
ストレートワーム
ネコリグに使うワームで最もポピュラーなのが「ストレートワーム」です。
シェイクさせると底をつつく小魚に化け、ズル引きでミミズに化け、スイミングでエビや小魚に…と、いろんなベイトに化けてくれるので、汎用性に長けているのが特徴ですね。
「ストレートワーム」は、ネコリグで使うワーム選びのキホンとも言えるため、必ず用意しておきたいアイテムです。
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ホッグワーム
テキサスリグなどで使われることが多い「ホッグワーム」は、ネコリグに使えます。
ネコリグ用ワームとしてはややイロモノ的なポジションですが、バスがアメリカザリガニなどを偏食しているフィールドでは有効。
これは僕の体験談ですが、梅雨の野池でホッグワームのネコリグを使って、1箇所のポイントから3連続40アップを釣った…という経験も。
雨が降っているときは、ホッグワームのネコリグも有効なアプローチです。
ギル型ワーム
ギル系ワームもネコリグに使えます。
田辺哲男氏や伊藤巧氏の「フリップギルのネコリグ」でも有名なメソッドですね。
バスがギルを偏食しやすいハイシーズンに使うと、イイ結果につながることで知られています。
ネコリグのカラーセレクトの基本
ネコリグに使うワーム選びで欠かせないのが、カラーセレクト。
ネコリグ用ワームのカラーセレクトには、大きくわけて3つの方向性があります。
●派手なカラー
●中間色
●ナチュラル系カラー
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ネコリグの色選びその1:派手なカラーの用途
「チャートリュース」や「ピンク」、「ホワイト」などの派手なカラーは、バスの物理的な視界がせまくなりやすいマッディウォーター時に使うのが基本。
チャートって、水の中では思ったほど派手ではないんですよね。普通によく釣れるカラーです。
ステイン〜マッディでは「チャート」がよく釣れるのでおすすめ。
また、クリアウォーター時に狙ってハデハデな色にする…というアプローチもあります。
濁っているとき、雨天・曇り時など、ルアーに日光が当たりにくいシーンでは派手なカラーを選ぶのが基本となります。
補足:ブラックカラーの使い所
「ブラックカラー」も一応はハデなカラーではありますが、実は汎用性が高いカラーでもあります。
クリアウォーターで使うとボトムの色に擬態してくれるし、シルエットが明確に出るという特徴もあって、水が濁ったときにも使えます。
また、バスがルアーを下から見上げているようなシーンで使うと良いカンジ。
「小魚は下から見上げるとブラックカラーになる」というのが主な理由です。
月明かりの下ではブラックカラーを使うとバイト率が高いんですよね。
ネコリグの色選びその2:中間色の用途
派手でもなく、かといって地味でもなく…な「中間色」は、いろんなシーンで使いやすいカラーです。
たとえば、「ナチュラルプロブルー」や「ライトグリーンパンプキン」などが中間色に値します。
中間色は、水がクリア〜マッディまで対応してくれる万能カラー。
よっぽどひどい濁りでなければ、”中間色”のみで釣りが成立するため、ボックスに必ず1つは用意しておきたいところです。
ネコリグのカラーセレクトその3:ナチュラル系カラーの用途
「ナチュラル系カラー」も必須色の1つ。
主に水がクリアーな釣り場でチョイスされるカラーで、「スモーク」や「〇〇ワカサギ」、「〇〇アユ」といったネーミングをつけられていることが多いです。
近年では、人気色の「グリーンパンプキン(グリパン)」にスレた魚も増えてきたので、あえてナチュラルカラーを選ぶ…というのも有効なテクニック。
水がステインならナチュラルカラーを選ぶのも良いですね。
補足:万能カラー「グリーンパンプキン」の用途
グリーンパンプキン(通称:グリパン)。
人気カラーで定番なグリパンは、「派手なカラー」と「中間色」の間くらいのイメージで、どちらかというと派手カラー寄りなポジションだと僕は考えます。
グリパンはわりと強いカラーです。
並木さんはよく「グリパンは強い色」と仰っていますが、グリパン系カラーはシルエットが強く出るカラーなので、水がクリアーな釣り場では強すぎることもあります。
グリパンはステイン〜マッディな釣り場に向いているカラーですね。
「迷ったらグリパン」という言葉もありますが、ワームセレクトで迷ったらまずはグリパンから入るのもいいかと思います。
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「ネコリグ」のフック選びの基本
この項目では、ネコリグに使うフックの種類と用途を紹介していきます。
●マスバリ
●ガード付きマスバリ
●スナッグレス用フック
●オフセットフック
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ネコリグに使うフック選びその1:マスバリ
ネコリグにはマスバリを使うのが基本です。
ガードなしのマスバリはフッキング性能が高いので、まわりに障害物がないなら「ガードなしマスバリ」を選んでいきましょう。
ネコリグはフックの先を上に向けてセットするため、思っているよりも根がかりが少なめです。
「基本はガード無しを選ぶ。根がかり多いから仕方なくガード付き」という意識を持ちたいところ。
ネコリグに使うフック選びその2:ガード付きマスバリ
ネコリグに使うフックには「ガード付きマスバリ」というものが存在します。
ガード付きはその名の通り、フックの先がワイヤーなどで保護されており、根がかりの少なさがメリットです。
障害物まわりでネコリグを使うときは「ガード付き」を選ぶのが基本となります。
ただし、ガードがある分、フッキング性能も下がりやすいというデメリットも。
近年では形状記憶合金が使われているガード付きマスバリもあるので、そういった便利アイテムを使うことでデメリットも回避しやすくなります。
たとえばコレ↓
ネコリグに使うフック選びその3:スナッグレス用フック
カバーの中にネコリグを投げ込む「スナッグレスネコリグ」では、川村光大郎氏が監修した『NSSフック』などを使うのが基本。
上記写真のように、フック先をワームに埋め込んでセットします。
スナッグレスネコリグは非常に根がかりしにくいため、障害物が多いポイントで使うのが主な用途。
また、汎用性が高いリグなので、サーチベイト、パイロットルアーとしても優秀なリグです。
タックルバランス次第では、オープンウォーターでも十分使えます。
ネコリグに使うフック選びその4:オフセットフック
オフセットフックは、主にロングワームのネコリグを使うときに用いられるフックです。
8~10インチなどの長いワームにはマスバリだと小さすぎてフッキング率が落ちやすいので、オフセットフックを使うという人もいます。
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補足:ネコリグチューブは必須です
ネコリグにはマスバリを使うのが一般的。
しかし、何度もキャストしているとワームが裂けてしまい、キャストのときに遠くに飛んでいってしまう…というトラブルが発生しやすいです。
ネコリグを快適にキャストするためには、「ワッキーチューブ」などのチューブを使うのがおすすめです。
たとえばコレ↓
ちなみに、ワッキーチューブをセットするには、やや細めのラジオペンチなども必須です。
ワッキーチューブをセットするための専用品ペンチもあります↓
「ネコリグ」用のタックル選びの基本
ネコリグを快適に使うためにも、タックルセッティングにはこだわりたいところ。
ネコリグ用のタックル選びの基本は、以下のとおりです。
●使うフックサイズに合わせる
●釣りをする環境に合わせる(カバーの有無・量など)
「どこで(環境)、何を(どんなサイズ・重さのネコリグを)、どうやって(スピニングorベイト)」の3点さえしっかり意識すれば、ベストセッティングが見えてきやすいです。
ワームサイズに合わせる
ネコリグ用タックルの組みかたの基本は、「ワームサイズに合わせる」というもの。
たとえば、4インチのストレートワームの場合、
●ベイトタックル(ベイトフィネス)L~MLパワー+フロロ8~12ポンド
など。
ワームが大きければ(重いなら)、強いタックルを。
ワームが小さければ(軽いなら)、弱いタックルを。
これが基本になります。
使うフックサイズに合わせる
フックサイズから逆算する、というテクニックもあります。
たとえば#1/0の場合、そこそこフック軸もサイズも大きいため、スピニングのUL~Lパワー(ソリッド含む)だとフッキング時にパワーロスが生まれやすい。
スピニングで#1/0フックをトラブルなく快適に使うなら、MLくらいあると安心です。最低でもLはほしいところ。
逆に、#2などの小さなフックに、MH~Hパワーの強いベイトロッドを合わせてしまうと、身切れが発生してしまったり、フックが折れるなどのトラブルも起きやすいです。
●大きいフックには、強いタックル(と太いライン)を。
これがフック選びから逆算したタックルバランスの基本になります。
以下の記事はテキサスリグのフックから逆算する方法を紹介した記事ですが、こちらも参考になるかと思いますのでお役立てください。
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釣りをする環境に合わせる(カバーの有無・量など)
ネコリグ用タックルを組むときは、「釣り場の環境」から逆算する方法もあります。
たとえば、上記のような周囲にカバーがない釣り場では、タックルは弱め・細めでも問題ありません。
「スピニングならUL~Lパワー+フロロ3~4ポンド、ベイトフィネスならLパワー+フロロ8ポンド」といったライトなセッティングでも問題ないと考えます。
ボトムカバーが多いなら話は別ですが、オープンな釣り場ではタックルは弱くても構いません。
「今度行くフィールドはカバーが少ないから、タックルは弱くていい」くらいのシンプルな捉え方がわかりやすいかと思います。
上記のような、立木や倒木などがあるフィールドでは、タックルは「硬め(強め)・太め」を選びます。
さらに、対カバー用には強いロッドが選ばれやすいので、「太いライン+強いロッド」に耐えられるフックを選ぶ。
「カバーが多い」→「ラインを太くする。ロッドも強くする」→「ベイトフィネス、ベイトタックルの使用が想定される」
というように、フィールドの環境から逆算してタックルチョイスをしていくと、大きなトラブルは回避できます。
環境にマッチしないタックルを選ぶことで発生するトラブル例
たとえば、カバーが多い場所で「ULスピニングタックル+フロロ4ポンド」といったセッティングをすると、以下のようなトラブルが起きやすいです。
●ラインが切れる(ラインブレイク)
●ロッドが折れる(強引なファイトにロッドが耐えられない)
●ラインブレイク→バスの口にルアーが残る
●根がかりを回収できない
上記のようなトラブルを発生させないためにも、ネコリグに使うタックル選びはベストなものを選びたいところです。
以下の記事にネコリグが使いやすいロッドをまとめておいたので、よかったら参考にしてみてください↓
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まとめ:バス釣りの「ネコリグ」概論。使い方、タックル選び、ワーム・カラーセレクト・フック選びの基礎。
僕の20年以上のバス釣り歴からきている、「完全版!ネコリグの基礎知識。使い方、タックル選び、ワーム選び、カラーセレクト、フック選び」を紹介してみました。
当記事に書いてあることを実行すれば、ネコリグでバスを釣ることができるハズなので、参考にしてみてもらえると幸いです。
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