【インプレ】ノリーズ「ワーミングクランク ショット」。コンパクト&ハイアピールな食わせ系クランクベイト

ノリーズ「ワーミングクランク ショット」が発売されたのは、かれこれ数十年前。

僕が学生だったころに『ワームのように釣れるハードルアー』という売り文句でリリースされ、いまもノリーズのラインナップに残る名作です。

ということで、当記事ではノリーズ「ワーミングクランク ショット」のインプレを紹介します。

【インプレ】ノリーズ「ワーミングクランク ショット」。コンパクト&ハイアピールな食わせ系クランクベイト

アメリカのレジェンドも愛用する「ワーミングクランク ショット」

(画像:ノリーズ公式サイト「WORMING CRANK SHOT」より

「ワーミングクランク ショット」は、ノリーズから発売されているクランクベイト。

自重6gというコンパクトなボディサイズでありながら、巻いてくるとブリブリと強い水押しをうみだし、小バスのみならずデカバスへのアピール力も高いのが特徴です。

アメリカのトップトーナメンターであるリック・クラン氏にも「ノリオのクランクベイトは最高だぜ」といった感じで愛用されていることでも知られ、日本のみならずアメリカでも支持されているようです。

ノリーズ「ワーミングクランク ショット」のスペック

(画像:ノリーズ公式サイト「WORMING CRANK SHOT」より

ノリーズ「ワーミングクランク ショット」のスペックは、以下のとおり。

以下、ノリーズ公式サイトより、ワーミングクランク ショットのスペック引用になります。

Model WORMING CRANK SHOT
Type Floating / Rattle
Depth 0.8m / 12lb
Length 43mm
Weight 6.0g
Price ¥1,200

(引用:ノリーズ公式サイト「WORMING CRANK SHOT」より

【インプレ】ノリーズ「ワーミングクランク ショット」

この項目では、実際に「ワーミングクランク ショット」を使った体験談を紹介します。

ざっくりインプレすると、以下のとおりです。

ざっくり「ワーミングクランク ショット」のインプレ

●野池からメジャーフィールドまで使いやすいサイズ感

●スレた小バスでも食ってくる

●アピール力が高い

●投げにくい…

●根がかりしやすい

野池からメジャーフィールドまで使いやすいサイズ感

(夏頃、落ちパクで食ってきた魚。虫と勘違いしたようす。ボディサイズが小さいから虫パターンにもよし)

「ワーミングクランク ショット」は小粒なボディサイズ。

にもかかわらずブリブリと強いアピールを発してくれるため、スレた野池だけでなくメジャーフィールドでも使い勝手がいいですね。

波動で寄せて、ボディサイズのコンパクトさで食わせる…といった作りでしょうか。

野池のスレた小バスでも食ってくる

ボディサイズが小さいので、デカいクランクベイトにスレている魚に対しても有効でした。

一般的な強アピール系クランクベイトでは引かれてしまうようなシチュエーションでは、ショットのような小型クランクベイトが活躍してくれることもあります。

シャッドプラグだとバスへのアピール力が弱い。
でもスピナーベイトやフルサイズクランクだと強すぎる…なんていうどっちつかずな状況では、ショットのようなスモールクランクの出番だといえるでしょう。

【関連記事】

野池でよく釣れるルアーまとめ」はこちらで読むことができます↓

ブリブリ系!アピール力が高い

(写真:リップカットしたチューン済みショット)

「ショット」は小粒なボディながらも、そのアピール力はかなりのもの。

ハイギアリールで巻いてくるとブリブリと力強く水を押し、遠くにいるバスへアピールしてくれる作りです。

はじめて巻いたとき、「これ動き強すぎない?ボディ小さいのにヤバいな」とビックリしたほどです。

アピール力はダイワ「ピーナッツ2」やエバーグリーン「ワイルドハンチ」よりも強いですね。
もしかしたら、フルサイズクランク並みのアピール力かもしれません。

ボディサイズがコンパクトながらも水押しが強いので、クリアレイクからマッディレイクまで投入しやすいルアーだといえるでしょう。

デメリット

根がかりしやすい

コンセプトとしては「カバークランキング」において威力を発揮する作り。

ということもあり、スナッグレス力に長けた作りになっているとのこと。

ウィード、リーズ、レイダウンなど、誰もが根掛かりを嫌ってテキサスリグやラバージグで攻めてしまうシャローカバーを、ハードベイトの集魚効果でスピーディに攻略していけるのがノリーズ「ワーミングクランクショット」。

(引用:ノリーズ公式サイト「WORMING CRANK SHOT」より

実際に使ってみると、結構根がかりしました。

野池のおかっぱりや、レンタルボートでのシャロー攻略などなど、カバーが多いスポットへブチ込んだのですが、なぜか根掛かってしまう。

僕のリトリーブやキャストが下手というのもあるかもしれません。

フックサイズを1~2ランクほど下げると根がかりがなくなったので、フックサイズの影響もあるのかなと。リアフックが異様にデカい。
デカくしている理由をどこかで見かけたことがありますが、忘れてしまいました(^^;)

投げにくい…

ノリーズ「ワーミングクランク ショット」は自重が6g。
ということもあり、一般的なM(ミディアム)パワーのバーサタイルロッドでは投げにくい印象です。

発売当時、たしか「普通のベイトタックルでも投げられる」と記載されていた記憶がありますが、レギュラーテーパー/6~6.5フィート/バーサタイルリールというセッティングだとめちゃくちゃ投げにくい…。

それもそのはず。ブラインドで遠投してサーチ!という用途ではなかった。

狙いはあくまでビッグフィッシュ。

そのために12lb.前後のベイトタックルのセッティングで、ピッチングやサークルキャストを駆使してカバーの奥の奥へ送り込んで使うことを前提に開発されたクランクベイトです。

(引用:ノリーズ公式サイト「WORMING CRANK SHOT」より

ボートに乗って、カバーへブチ込み、ワームのように繊細にトレース…といった用途に向けて作られているようです。

とはいえ、普通にオープンウォーターでも釣れるルアーですから、キャスタビリティーの悪さ(というか軽さ)は残念な点かもしれません。スモールクランクとしては普通かと思います。

サークルキャストでシュパっとキャストできる人なら問題ないでしょう。

ただ、Mパワーのバーサタイルタックルや、Mパワーのグラスコンポジットロッドだと扱いずらさがあり、正直キャストする気が起きません。

投げにくさを改善するには、リリースのタイミング(サミングしている親指を離すタイミング)を早めてあげるか、ロッドのスイングスピードをあげる、サークルキャストを練習する…などの工夫がもとめられます。

L~MLパワーのベイトロッドを使うと◎

スピニングタックルの場合、扱うにはやや注意が必要です。
ボディサイズに対してフックサイズがやや大きい設定(リアフック#5)になっているため、確実なフッキングを決めるためにはフロロ8~10ポンドくらいあったほうが安心かなと。

【インプレ】ノリーズ「ワーミングクランク ショット」。コンパクト&ハイアピールな食わせ系クランクベイト|まとめ

ノリーズ「ワーミングクランク ショット」のインプレを紹介しました。

小型&強波動なスモールクランクということもあり、野池のオカッパリからメジャーフィールドまで、さまざまなフィールドで使いやすい印象です。

キャストのしにくさがネックではあるものの、L~MLパワータックルと組み合わせれば気持ち良く使えるのがいいですね。

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