「ギル型ルアーを使ってビッグベイトゲームを楽しみたい!」
「ノリーズのルアー好きだけど、ノリーズのビッグベイトってどうなの?」
こんな理由で購入した、ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」。
実際に使用して1年以上使ってみたので、僕の体験談を含めたインプレを書いていきます。
もくじ
ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」を実際に使用してみたインプレ
ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」を実際に使って感じたことは、以下のようなものになります。
☆ココが良い!☆
●30cm台も食ってくる
●クリアウォーターでも使いやすい
●アピール力が高い
●使い方が豊富
☆ココが残念☆
●糸がらみが多い(デジ巻き時)
●専用タックルが必要
ココが良い
●ビッグプラグ入門にちょうど良い
ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」は大型のビッグプラグ。
そのためデカバス狙いに特化したルアーかと思っていたのですが、普通に30cm台の中型バスも食ってきてくれます。
そのため、「ビッグベイトを使ってみたいけど、デカバス狙いを1日中続けるようなモチベーションは無い」といった人でも使いやすいタイプの大型プラグだと感じます。
ビッグベイトに対するハードルを低くしてくれるようなイメージです。
●幅広い水質・フィールドに対応
ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」は、水押しが強いためアピール力が高いルアーです。
なので、購入前はクリアウォーターなど水質が綺麗な水域では出番が無さそうな印象でしたが、そんなことはありませんでした。
相模湖や津久井湖など、ステイン〜クリアな水質のフィールドでも『ビジュアルで引っ張り、食わせアクションでバイトに持ち込む』といった器用なアプローチも可能です。
ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」は、マッディウォーターからクリアウォーターの水域まで幅広く対応してくれる懐の深さがあるルアーだと感じました。
●使い方が豊富
ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」は使い方が豊富です。
タダ巻きではフラフラと艶かしく動いてくれ、トゥイッチを入れるとクイックイッと首振りアクションをしてくれます。
また”デジ巻き”と呼ばれる、リールのハンドルを半回転させて、ハンドルワークのみで首振りアクションさせるテクニックにも対応します。
●ストップを入れて食わせる”間”を作ったほうがいい時は、トゥイッチやデジ巻き。
こんな感じで、ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」は様々なシチュエーションに合わせてアクションをコントロールできるルアーだと感じています。
ココが残念
●糸絡みが多い
ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」の残念なポイントに、『デジ巻き時のライン絡み』があります。
フロントフックにラインが絡みやすいと感じます。
いい感じのポイントにキャストが決まったと思ったら、ラインが絡んでいて全くアクションしなかった…といったトラブルもありました。
デジ巻きしていないときもライン絡みが多いと感じたので、この点に関しては残念なポイントだと思っています。
デジ巻きアクションにおいてライン絡みは、ある程度は仕方ないことなのですが、僕は我慢できなかったので、フロントフックだけフックサイズを1ランク小さいものに変えました。
フックサイズを1段階小さめのものにするだけで、ライン絡みは減ります。
人によっては全く気にならないデメリットかもしれません。
●専用タックルが必要
ヒラクランクギル140Fは、重量が40gほどあります。
そのためヘビーロッドなどの強いロッドが必要になります。
オカッパリで使いやすいバーサタイルなミディアムパワー1本とスピニングタックル1本しか持っていない人には、使用するためのハードルがやや高め。
ワーミング専用のカバー打ちヘビーロッドでも使えることは使えますが、このルアーを快適に扱うなら汎用性の高いヘビーロッドをおすすめします。
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【公式動画も参考になるのでおすすめです】
【詳細インプレ】ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」はこんなルアーです
ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」をもう少し細かくインプレしていきます。
ヒラクランクギル140fは、ジョイント式のビッグベイト。
140Fは「ヒラクランクギル Sビル 110SS」のサイズアップ版とのことで、110SSより強い水押しとアピール力が特徴となっているルアーです。
”ギル”というネーミングがついていますが、田辺哲男氏的には「クランクベイト」的な感覚のルアーらしいです。
ビジュアルもそこまでギルっぽくないので、”ギル食いバス狙い”以外の使い方もできます。
ただ巻きでの使用はもちろん、i字形デッドスローリトリーブ、リールを半回転ずつ回してアクションをつける”デジ巻き”などなど、多彩な使い方ができるギル型ビッグベイトとなっております。
スペック
Model |
HIRA CRANK GILL S-BILL 140F |
Type |
Floating |
Length |
140mm |
Weight |
40g class |
Price |
¥5,200 |
ノリーズ「ヒラクランクビルSビル140F」特徴・外観・比較インプレ
外観インプレ
全体の印象はこんな感じ。
ライン絡みが多いので、フロントフックを1サイズ下げています。
ジョイント式のビッグプラグなので、ボディ真ん中付近にジョイント部があります。
テール部はプラスチック製。
他のルアーと一緒に保存したときに溶けるようなこともありません。
フェイス付近。
一般的なビッグプラグはリアルフェイスな物が多いですが、本アイテムはシンプルな作り。
リザーバーの岩盤にぶつけたため、上部の塗装が剥げています。
軽くぶつけたくらいでは壊れない強度もあります。
ジョイント部。
1年以上使っていますが、破損ナシ。
使用感インプレの頁でもお伝えしましたが、このルアー、とにかくライン絡みが多い。
なので1段小さめのフックに変更してあります。
●ノリーズ「ヒラクランクビルSビル140F」の重さ
大体41gくらいです。
投げるためにはMH~Hクラスの強いロッドが必要になります。
他のビッグベイトとの比較
写真上から、ノリーズ「ヒラクランクギルSビル110F」、ジャッカル「チビタレル」、ノリーズ「ヒラクランクギルSビル140F」。
サイズ感的には結構大きめです。
110Fとの比較。
さすがにかなりサイズ感が違います。
110Fが強く早く水を押すような印象であるのに対し、140Fは”ゆっくりと強く水を押す”といった印象。
水押し感は140Fの方が上です。
ジャッカル「チビタレル」と比較。
サイズ感は140fの方が大きめ。
全体的な造形は、チビタレルがリアル寄りであるのに対し、140Fはシンプルな造形。
ヒラクランクギル140fは、ギル型ルアーであって、必ずしも「ギル!」ではないといった感じ。
魚類になら何でも化けます的な。
顔の造形もかなり違います。
個人的には、ルアーはリアルの方が釣れるとは思っていないので、あまり気にならない部分です。
むしろ140Fの可愛いフェイスがお気に入りだったりします。
ガンクラフト「ジョインテッドクロー178」との比較。
サイズ感はジョイクロの方がデカめですが、水押しは140Fの方が強いです。
ジョイクロは水を切って泳ぐため水を押す力は低いのですが、140Fはリップの存在もあり、かなり強く水を押します。
比較対象として正しいのかは疑問ですが、140FはジョイクロのようなS字スイムはしません。
タックル
ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」を使用するには、MH~Hクラスのロッドが必要です。
無理をすればMHパワーロッドでも投げられますが、出来れば最低でもH、こだわるならXHパワーを選びたいです。
ラインはフロロカーボンなら16~20ポンド、ナイロンなら20~25ポンド。
リールはノーマル〜ハイギアがおすすめです。
ノリーズ「ヒラクランクビルSビル140F」はこんな人におすすめ!
ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」は強い水押しとハイアピールなボディサイズが特徴です。
そのため、水が濁っているような水域で釣りをする人や、ストロングな釣りを好むアングラーにおすすめなルアーです(クリアでも釣れます)。
ジョイクロは移動スピードがやや速めですが、ヒラクランク140Fは”デジ巻き”すればかなり移動距離を抑えることができます。
短距離で首振りアクションを行なってくれるため、スポーニングシーズンで神経質になった魚や、冬のタフコンディション下などでも活躍してくれるルアーです。
ヒラクランクギルSビル140Fは、以下のような人におすすめです。
●”デジ巻き”用のルアーを探している。
●汎用性の高いギル型ビッグベイトを使ってみたい。
●ノリーズ製品が好き(田辺哲男氏、伊藤巧氏などのファン)
●人と違ったビッグベイトを使いたい人(ジョイクロ以外のビッグベイトを使いたい人)
インプレまとめ:ノリーズ「ヒラクランクギルSビル140F」は汎用性の高い良作ビッグプラグです。
ノリーズ「ヒラクランクギル Sビル140F」はビッグプラグ初心者の人でも使いやすい良作ルアーです。
フックが絡みやすいというデメリットもありますが、どのような水質でも使いやすく、投入する機会は多いルアー。
個人的にも、ノリーズ製品の中では特にお気に入りのルアーなので、気になった人は使ってみて欲しいです。
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