【バス釣り】600日のテキサスリグ縛り釣行で学んだ、撃ち・底モノ最速上達法。”縛りプレイ”で得られるメリットとは

テキサスリグをはじめとする「撃ち物・底物」の釣りは、バス釣りにおいて欠かすことのできないテクニック。

しかし、意外なことに、テキサスリグで釣ったことがないというアングラーは少なくないようで、個人的に相談を受けたこともあります。

ということで、当記事では『最速でテキサスリグの技術を上達させる方法』を紹介してみます。

【バス釣り】最速でテキサスリグの技術を上達させる方法

以前、僕はテキサスリグのみを現場に持ち込む『テキサスリグ縛り釣行』を2年間ほどやり続けたことがあります。
テキサスリグ縛りの釣行を続けることで、撃ち・底モノの釣りを最速で上達させる方法を学ぶことができたので、その内容をシェアしたい。

そのときに学んだ最速上達法は、以下のとおりです。

最速でテキサスリグを上達させるコツ

●テキサスリグだけ釣り場に持っていく
●持ち込むワーム数を減らす

テキサスリグだけ釣り場に持っていく

バス釣りでテキサスリグを上達させたいのなら、やるべきことはシンプル。
それは、「フィールドにテキサスリグのみを持っていくこと」だと僕は考えます。
すべてはココからはじまります。

「テキサスリグ縛り」で学べること

前述しましたが、僕は以前、600日くらい”テキサスリグ縛り”釣行をおこなったことがあります。
2年間くらいでしょうか。もしかしたら900日くらい(3年)だったかもしれません。正確な日数はややアバウトですが、フィールドにテキサスリグのみを持ち込み続けてみた。

さすがに数百日もテキサスリグをやり続けていると、目まぐるしスピードで撃ち・底モノの腕前が向上していきました。

●実は考えることが多い「テキサスリグ」


たとえば、テキサスリグを継続し続けることで、上記のような考えかたを学ぶことができました。
ピッチングの技術、誘い方、ワーム選び、シンカーウエイト選び…などなど、テキサスリグ縛りを継続することでどんどん上手くなっていったのです。

そのときの修行の成果なのか、今では一応メジャーフィールドで撃ち物・底物を使って大きなバスを釣れるように。
まだまだ上級者の方たちには敵いませんが、少なくともテキサス修行を行う前と後で釣果はかなり変わったと感じます。

素人一般アングラーの僕でも、たったひとつだけ”武器”を持つことで、メジャーフィールドに居るスレバスにも口を使わせることができるようになった…という体験談です。

とはいえ、2年間もテキサスリグ縛りをするのはやや苦行なのでおすすめできません。
とりあえず、1釣行のみをテキサスリグで通すだけでも成長スピードは速くなるはずです。

2時間くらいの釣行でも結構違うので、「テキサスリグを学びたい!」という人はぜひ試してみてほしいです。
テキサスの基本がわかるようになるとライトリグにも生かせるので重宝しますぞ( ^ω^ )

持ち込むワーム数を減らす

フィールドに持ち込むワームのパック数を減らすことで、得られるメリットがあります。
それは、「釣れるルアー探しの旅をやめられる」というものです。
自らを「テキサスリグしか釣りをする手段がない」という環境に縛ることで、”釣れるルアー選び”以外の要素に目がいくようになります。

僕は釣れないときほどルアーをコロコロと変えてしまったり、釣れない理由をルアーのせいにしがちでした。
しかし、テキサスリグ縛りを続けることで、『ブラックバスを探すためのマインド』に意識を向ける大切さを学ぶことができたのです。

釣れない理由は”ルアーのせい”ではないかもしれない、と学べた

僕は以前、釣れないときほど「このルアーじゃ食わない!だったらコレを使う!いや、でもこっちか!?」なんていうふうに、つい”釣れるルアー探し”の旅をしていました。
ここに”罠”があったと感じるようになったのは、ここ最近のことです(^ ^;)

釣れるルアー選びをする前に、やるべきことはたくさんあります。

たとえば、釣りをしているときは以下のような感じで、さまざまなことを考えなければなりません。

しかし、「ルアー選び」の選択肢は膨大。考えるスペースに余裕がない…。
そんなときは、使うルアーをあえて極小にしてみます。

あえて使うルアーを少なくすることで思考にゆとりができ、ほかのことまで気を配れるようになる…というワケです。

バス釣りはルアーありきのゲームではない、と考えます。
もちろん、ルアーローテーションは大切ですし、ルアーの種類や色なりによって釣果が変わるときもあります。

ただ、バス釣りの基本はあくまで「ルアーに食ってくるブラックバスを探す」というもの。
そのためには、ルアー以外の要素である『地形・水深・フィールド環境・天候』などの要素を考えながら釣りをおこなわなければなりません。

しかし、持ち込むワーム数が多すぎると、釣れない理由をワーム(リグ・ルアー)のせいにしてしまいがち。
ルアーの選択肢が多いほど、意識がついソッチのほうに向いてしまうのです。
『釣れるルアー探しの沼』にハマってしまうと、ほかの大切な要素を意識できなくなってしまうので注意したいところです。

ときとして、持ち込んだワームのパック数がアングラーの思考プロセスを阻害してしまうこともあります。
テキサスリグ縛り釣行のときは、できるだけ持ち込むパック数を減らすことも効果的でした。

あえて選択肢を減らす

フィールドに持ち込むワーム数を減らすということは、「選択肢を減らす」ということでもあります。
最初のうちは、ワーム1・2パックとシンカー・フックしか持っていかない、という状況に戸惑ってしまうはず。しかし、そこに意味がある。

一般的に、釣りの選択肢を減らすということは、釣るための確率を下げる行為であるともとれます。
がしかし、あえて”ルアー”の選択肢を減らすことで、前述した『地形・水深・フィールド環境・天候』などのほかの要素に意識を向けることができるようになるんですよね。


選択肢(釣れるルアー探しの旅)を極端なまでに減らすことで、そのほかの大切な要素に意識を向けることができる。

テキサスリグ縛り釣行をおこなうことで、ほかのことを考える思考の癖をつけようじゃないか…というのが縛りプレイの狙いでもあります。

【バス釣り】最速でテキサスリグの技術を上達させる方法|まとめ

テキサスリグをスピーディに上達させる方法は、「縛りプレイ×選択肢を減らす」というものでした。
近年はフィネスフィッシングの台頭により、テキサスリグの出番が減りつつあるというのもまた事実。
とはいえ、まだまだスレたメジャーフィールドでも威力を発揮してくれるので、撃ち・底モノの釣りは覚えておいて損はないはず…!

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