もくじ
釣れないときほどデカいワームを使ったほうがいい。サーチベイト用ワームは〇〇インチが絶対的かも。
実は、薄々思っていたことがある。それは「ワームのサイズは大きいほうが釣れるっぽい」ということだ。
『釣れないときほどワームを大きくしたほうがいい』
ルアーを”エサ”として解釈した場合、そう考えるのが正しいといえる。
海釣りで魚が釣れないときは、エサを大きくしたりフサがけしたりするので、ルアーを「餌」として考えるなら、デカくしたほうが確率はあがる…と。
しかし、ルアーは餌ではない。単なるプラスチック製品だ。これはどのアングラーにとっても周知の事実。
そこで多くのアングラーは、釣れないときほどワームのサイズを小さくしようする。
だって生餌ではないのだから、小さいほうが騙しやすくなるじゃん…というのがサイズダウンの意図。
ただ、フィネスリグを投入したからといって、釣果が保証されるとは限らない。
釣れない(バイトがない)、というのは「ルアーに食うであろうサカナと出会えていない」とも解釈できるからだ。
釣れない、アタリがないときのライトリグはリスク大?
個人的な経験においても、半年ほど”フィネスリグ縛り”と称して相模湖などのハイプレッシャーレイクでライトリグのみを投げ続けたことがあるのだが、意外なことにバイトはそれほど多くはなかった。
「ライトリグを爆撃しまくりゃ釣れるサカナが増えるんじゃないの」などと思っていたが、どうやら間違いだったようだ(笑)
ワームを小型化したとしても、そもそもアングラーの腕とマインドがへっぽこなのでは、釣れるものも釣れない。
しかも、”バスを探せてない”のだからフィネスの強みである「食わせ能力」が発揮されにくかった…という失敗談だ。
ライトリグの釣りは難しい。初級者のうちは手を出すべき釣りじゃないと知った。
有名ロコアングラーが語る「釣れないならアピール力をあげろ」の理由
魚に出会えていない(あるいはどこにいるかわからない状態)であるにも関わらず、ルアーパワーを落としてしまうのはいかがなものか。
かといってデカいワームを投げ続けるのは、それはそれで辛いものがある。ギャンブルやんけ。
上記のようなことについて考えていたときに、とあるアングラーの意見を思い出した。
上記動画でセミナーを行っているのは、片倉ダムの有名ロコアングラーである高橋洋一氏。
もともとはトーナメンターだったらしく、現在も大手メーカーと契約を結んでいるスゴ腕アングラーだ。
メディアなどでピックアップされる有名アングラーの多くは、”ルアープロモーター”としてコメントをするのがほとんどだが、上記の動画ではマニアックでありながらも超実践的なテクニックが惜しげもなく披露されている。
以下、高橋洋一氏による「釣れないときほどワームは大きくすべし」についてのコメント引用↓(要約)
【海で釣りをします、ゴカイを持ってます、投げます、アタリがありません
ゴカイを1匹かけます、投げます、ウキが動きません、アタリがありません】
そういうとき、どうするか。
「アタリがない、ここを動くわけにもいかない、餌は持っている、タナも調べる、アタリがない」…というときにどうする?
エサ釣りの感覚って、「魚がそのエリアに少ないから寄せていく。”エサを撒く」っていう感覚になる。
ルアーっていうのは「食わないから小さくしていく」という感覚になるんだけど、エサ釣りの場合は「食わないから大きくしていく」という感覚になる。
たとえば、川でミミズで釣りをしていたら、最初はエサを1匹掛けていたんだけど、ぜんぜんアタリがないから”フサ掛け”にしよう…と考える。
エサ釣りの場合は、エサを「どんどん大きくしていく」というアプローチになる。エサを増やしてアピールを大きくしていく。
ルアー釣りの場合は、釣れないときはルアーを小さくしようと考えがち。そうすると、逆に食わなくなってしまう。
そういうアプローチではなく、エサ釣りと同じように「ナチュラルでありながらも大きいもの」を使ったほうが、魚と出会える確率があがる。
なぜなら、アピールが上がるから。
再生すると上記コメント付近から観ることができます↓
バス釣りは、魚が釣れないときほどワームを小さくしてしまいがち。
「やる気がないから食わない」「(たぶん居ると思うんだけど)バイトがないからワームを小さくしよう」というふうに、釣りのアピール力を小さくしようという方向に持っていくアングラーは少なくない。
しかし、高橋洋一氏は「反応がないときほどワームを大きくしてアピール力をあげたほうがいい」と語っている。
上記動画は春の釣りの話ではあるが、オールシーズンを通して応用できるマインドだと思う。
ハイプレッシャーな釣り場だとしても、4インチ以上のワームを使ったほうがいいカモ
先日、「釣れないときほどワームをデカくしろ」というコンセプトのもと津久井湖で釣りをしてみたのだが、いい思いをすることができた。
ハイプレッシャーと呼ばれる津久井湖だが、デカいワーム(といっても4.2インチ)でもわりとバイトを得ることができる…ということを学んだ。
ダウンショットリグやネコリグなどの小さいリグを投げるのではなく、4.5インチ前後のホッグワームやフットボールジグなどの大きなルアーを投げたほうが、なぜかバイトが多い。
もちろん、豆バスのバイトは少ないが、アベレージくらいのバイトは結構ある。
逆に、フィネスリグを練習していたときは、意外とバイトが少なかった。
それもそのはず。僕自身が「ルアーに食うであろうバスと出会うための能力」が欠けているからである。
エリアの見極めや、それぞれのスポットに入るタイミング、立ち回りなど、”マインド面”がしっかりしていない僕のようなレンタルボート初級者の場合、「釣れないときほどワームを小さく…」というマインドはかならずしも正解とはいえない。
バスがどこにいるのかわからない、バスを探している…という段階では、フィネスリグを投入する必要はないのだと知った。
バスを探しているときや、バス釣りビギナーほど、ワームは4インチ以上を使ったほうが釣れる確率があがる。
ストレートワームなら最低でも5インチ以上、濁っているなら6.5インチはほしい。
ホッグワームなら4インチ以上が使いやすいと思う。
釣れないときほどデカいワームを使ったほうがいい。サーチベイト用ワームは4インチ以上が絶対的かも。|まとめ
まずはバスと出会うことが大事であり、そのためにはルアーパワーを落とさないほうが確率があがる。
釣れない(バイトがない、ヒントを得られない)ときほど、アピール力をあげたほうがいい。
フィネスリグで釣るアングラーは「上手い人たち(バスを探せる人、エリアの見極めができる人、ハイテク魚探で”目視”できる人)」なので、彼らのマネをしても釣れない。野池の場合はまた話が違うと思うけど。
ルアーは餌ではない。
ただ、餌と同じようなマインドで使ったほうが結果的にはサカナを探しやすくなるし、グッドコンディションのバスと出会える確率もあがる…ということを痛感中だ。