バス釣りにおける「万能なバスロッド(バーサタイルロッド)」に求められる要素とは

「何でも投げられるバスロッド」

「このロッドは万能なバーサタイル系バスロッドなのでおすすめ!」

上記のようなフレーズを聞いたことがある人もいるかと思います。

では実際に、『万能なバスロッド』とは一体どんな要素が含まれているものなのか。

僕の体験談や失敗体験に基づいた、バーサタイルロッドに求められる最低限の要素について書いてみたいと思います。

【関連記事】バーサタイルタックルの組み方

【初心者向け】「万能なバスロッド(バーサタイルロッド)」に求められる要素

万能なバスロッドに求められる要素は?

大雑把に書くと、「万能なバスロッド」とは以下の要素が含まれているものです。

●幅広いルアーを扱える物であること

●遠投性もピンポイントもやりやすいもの

●操作性に優れたものであること

●載せるリールを選ばないもの

●キャストが決まりやすいもの(万人に使いやすい、クセがない)

幅広いルアーを扱える物であること

万能なロッドの最低条件として挙げられる要素は、「幅広いルアーを扱える」というもの。

たとえば、オカッパリで使用頻度が高いとされる、7~25g程度のルアーを一通り扱えるものが万能(バーサタイル)なロッドと言えます。

●ワームは使いやすいけど、ハードルアーはダメダメ…

●ハードルアーは使いやすいけど、ワームはダメダメ…

これは万能ロッドとは言えない。

90~100点を目指すというよりかは、どちらかというと「60~70点」くらいの感じのロッドですね。

どのルアーもストレスなく、平均点(あるいはそれ以上)の使い心地を得られるロッドが、バーサタイル・万能ロッドに必須な要素。

以下の記事に、オカッパリで何でも投げられる便利なバスロッドをまとめましたので、よかったらコチラも参考にしてみてください↓

【関連記事】おかっぱりに1本だけ持っていくのに便利なベイトロッドまとめ

遠投性もピンポイントもやりやすいもの

万能・バーサタイル系ロッドに求められる要素に、「キャスト性能の良さ」が挙げられます。

規模が広いフィールドでも、野池のような狭いフィールドでもキャストがしやすいものが良いですね。

遠投性はいいんだけど、近距離がダメダメ…というのは万能・バーサタイルとは言えません。

遠投・中距離・近距離、どのような距離感においても平均点を叩き出せるロッドが、万能ロッドだと考えます。

操作性に優れたものであること

操作性が悪すぎるロッドは、万能ロッドとは言えません。

ロッドの長さと操作性の良さは直結します。

短いロッドは近距離のキャストに優れるが、遠投性能は低め。

しかし、細かな操作やキャスト精度に関してはロングロッドより優れます。

対して長いロッドは、遠投力に優れるものの、細かな操作は苦手です。

万能ロッドは、遠投性・操作性どちらも”ほどほどに”優れたものでないとNG。

近年は6.10フィートのやや長いロッドが人気で、バス釣り初心者の人はそこから入ってしまいがちですが、個人的にはあまりおすすめできません。

長いロッドはキャストを決めるのが難しいからです。

万能ロッドに求められる要素は、

●自分にとって、あるいは多くの人にとってキャストを決めやすい

●ルアー操作の妨げにならない長さ

これらの要素が含まれるもの。

遠投できりゃあ良いかというと、そうでもなかったりするので注意。

【関連記事】バスロッドの長さ

載せるリールを選ばないもの

載せるリールを選ぶロッドは、万能ロッドとは言えません。

たとえば、トップトーナメンターやエキスパートアングラーが使用するような、「超高感度・超軽量」なロッドは、合わせるリールを選びがちです。

近年のベイトリールは160~210gくらいのものが多く、それらのリールを合わせても違和感を感じにくいロッドであるのが万能ロッドの理想です。

万能ロッドに合わせるリールは、重すぎても軽すぎてもNG。

以下の記事でタックルバランス(ロッドとリールの重さのバランス)のことについて解説しているので、よかったらチェックしてみてください↓

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キャストが決まりやすいもの(クセがなく誰でも使いやすい)

前述しましたが、「誰でもキャストを決めやすい」という要素も、万能ロッドを選ぶときに見逃せないポイントです。

近年は、「硬くて長く、キャスト時に曲がりにくいロッド」が増えてきました。

しかし、感度に優れたロッドは、「硬い・曲げにくい・キャストが難しいという」デメリットもあります。

●キャスト時によく曲がる
●キャスト精度を保てる長さ
●多くのルアーをピンポイントに投げられる”しなやかさ”がある

これらの要素が含まれているのが万能ロッドとしての理想だと考えます。

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まとめ:【初心者向け】「万能なバスロッド(バーサタイルロッド)」に求められる要素

僕の体験談に基づいた、「万能なバスロッド(バーサタイルロッド)」について紹介してみました。

当記事に書かれていることをまとめると、以下のようなものになります。

【万能なバスロッドに求められる要素とは】

●近距離から遠投まで、様々なキャストに対応する「長さ・硬さ」であること。

●ルアー操作の妨げになりにくいスペック(長さ・硬さ・重さなど)であること。

●多くの人にとって、あるいは自分にとって、「正確なキャストを行えるロッド」であること。

キャストを決めて、しっかりルアーを扱えなければ魚は釣れません。

「自分にとって、キャスト・操作を確実に行えるものであること」が、万能ロッドに求められる要素だと僕は考えます。

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