【初心者向け】秋のバス釣りの基礎知識と攻略法。「秋は巻物」の理由と、おすすめルアー

「秋は巻物が効く」

「秋は”荒食い”の季節」

「秋はターンオーバーがあるから難しい」

このような言葉を耳にしたことがありませんか?

いきなりですが、僕は20年以上バス釣りをしていて、秋の時期に「これは荒食いだ!」という入れ食いモードに出会ったことはありません。

さらに言うと、『ターンオーバー』自体も秋特有のものではないと考えています(『ターンオーバー』については後述)。

しかし、「秋は巻物」というのは、当てはまると感じることも。

秋の釣り方については個人差がありますが、秋の釣りの基礎知識を学んでおかないと、「秋は〇〇!」という固定観念に縛られ、釣れる魚が減ってしまう可能性も出てきます。

この記事では、バス釣り初心者の方に向けて、「秋の釣りの基礎知識と、有効になるおすすめルアー」について解説していきます。

【初心者向け】秋のバス釣りの基礎知識。なぜ「秋は巻物」なのか?

秋は水質が変わりやすい時期

は、他の時期に比べて「水質の変化」が起こりやすい時期です。

台風、気温の変化、残暑などの存在もあって、水質の変化の幅が大きいのです。

天候の悪化、水質の変化がキッカケとなり、水中の状況も不安定になりやすい時期

なので、秋はバスの居場所や体調(コンディション)も変化しやすいため、狙いが絞りにくくてなかなか難しい時期なのです。

「秋は巻物!」と言われる理由は?

秋は、バスの捕食対象となる餌(ベイト、ベイトフィッシュ)が、色んな場所に散りやすい時期です。

9〜11月下旬頃は、魚類にとって水温が適温になる時期(20~25℃くらい)。

そのため、ベイトもバスも散る(活発に動く、行動範囲が広い)傾向が高まります。

しかも、台風やターンオーバーなど、水質を変動させる要因も相まって、「魚たちの生息域が日によってコロコロと変わりやすい」という厄介な時期でもあります。

一般的に、”秋の釣り”というと、『ワーム(フィネスリグ)を使って時間をかける釣りよりも、「巻物」を使って広く探っていくような釣りが有効』と言われています。

なので、

「確信が持てない場所でワームを使って時間をかけて釣るよりも、速いテンポで釣りが出来る”巻物”を使う方が、ヤル気のある魚と出会える確率が増える」

…というのが、「秋は巻物」と言われる所以。

【秋は巻物!】という言葉を、別の言い回しにすると、

「(バスもベイトも散っちゃって、イマイチ居場所が掴めない&リアクションでないと食わせにくいから)秋は巻物」

になると、僕は考えます。

補足:「秋=巻物」の罠

ただ、「バス(情報)を探すために巻物を使う」というのは、どの時期においても通ずることでもあります。

秋に釣りをするときは「秋は巻物!」ではなくて、「巻物を使って、バス探し(と情報を得ている)」という意識を持つことが大事になることも。

日によって、「リアクションの釣り(巻物含む)」が、必ずしも有効とも言い切れないのが、秋の難しいところです。

日によっては”食わせ(ワーム、フィネスリグ)”の釣りが有効になることもあるので、状況を見つつ、臨機応変に使い分けていくようにしましょう。

必ずしも、「秋は巻物」ではない

もし、ある程度バスの居場所や、その日の傾向がわかってきたのなら、他の季節と同じように「巻物の釣りからワームの釣りへ」と、意識を変えてアプローチするのも有効な手段です。

”巻物”は、あくまでもバスと出会うための「手段」。

くれぐれも、「秋は巻物ルアーを使えば釣れる!」と鵜呑みにしないように注意しましょう。

巻物を使って、ある程度バスの状態が掴めてきたのであれば、「ここの場所には絶対居る!」と思えるような、確信のあるスポットでフィネスリグを使うのも大いにアリです(これはどの季節にも言えることですが)。

「秋は巻物!」に囚われすぎていると、釣れないこともあります。

秋はバスの状態(コンディション)が変化しやすい時期。

その日、その瞬間に、臨機応変に対応していくのが理想的です。

秋は、”食性”よりも、”リアクション(反射)”要素を意識したい

秋はバスのコンディションの変動に加え、「水質」も変化しやすい時期です。

バスのコンディションが変わりやすいため、バスの体調にムラっ気が起こりやすく、食い気(食欲)が出ていない状況も多々あります。

なので、日によっては『食性』に頼った釣り(ワーム、フィネスの釣り)が効かないことも。

バスの食欲がないのにも関わらず、ずっと”食わせ”の釣りをするのは効率的とは言い難いですよね。

なので、食わせ系の釣りが効かないと感じたときは、スピナーベイトやクランクベイト、バイブレーションなどを使って、「”食性”以外のリアクションの釣り」を行う。

「巻物で拾っていきつつ、”リアクション”を狙って行く」というのが、『秋は巻物』の理由だったりします。

【バス釣り:秋の基礎知識まとめ】

●秋は水質の変化が激しい

●魚のコンディションが変動しやすい
→”食性”を狙った釣りが効きにくくなる

●魚の動き(行動範囲)が大きい時期

●バスの居場所の変化が大きい時期

●「巻物」にこだわる必要はないが、有効な手段ではある。

『ターンオーバー』について

ターンオーバーは年中起こっている

秋の時期になると、「ターンオーバーが起こる」という言葉を頻繁に見かけます。

『ターンオーバー』とは、表層の水と低層の水がかき回されて、水質が悪化する現象のことです。

実は「ターンオーバー」という現象は、年中起こっています。

元JBTOPプロの北大祐氏は、『ターンオーバー』について、以下のように語っています。

極端な言い方をすればターンオーバーは季節に関係なく常に起こり得る現象とも言えるのです。

シンプルに説明すると水温変化の幅が大きくなればなるほどターンオーバー現象は起こりやすくなります。

(引用:Basser 2017年11月号 7頁)

秋に頻発する台風などの影響で、良い水と悪い水がかき回されて、グッチャグチャになる(ターンオーバー)。

これが「ターンオーバー」。

『ターンオーバー』などと小難しい言葉を使うと混乱しやすいので、

「何か、良い水と悪い水がグッチャグチャにかき回されて、水質が悪くなる感じ」

くらいのシンプルな捉え方をしていきましょう。

ターンオーバーが起こる理由

「ターンオーバー」が起こるメカニズムの一般論としては、以下のようなものでだと言われています。

●冷たい水は比重が重いため、低層にたまる傾向があり、温かい水表層に止まりがちで、比重が軽い。
(風呂場で「上は暖かいのに、入ってみたら意外と冷たかった」という現象は、この原理)

●「表層の水と、低層の水」が台風などの影響でかき回されると、水質が一気に悪化する。

●水温変化が大きくなることでも、ターンオーバーは生まれやすい

バス釣り初心者の方はスルーしてしまっても構わない知識ですが、知らないよりは知っていた方が何かと便利かと思います。

フィールドのタイプによる差がある。その他の時期にもターンは起こる

琵琶湖や急深のダムのような水深が深いフィールドでは、水が掻き回されにくいため、ターンオーバーは起こりにくいと言われています。

がしかし、野池のような浅くて小規模の釣り場では、台風以外にも「強風」によってターンオーバーが起きたりすることも。

また、ターンオーバーは、気温と水温が変化しやすい「春」にも起こりやすかったりする現象です。

ターンオーバーは四季を通じて起こり得る現象なので、秋にバス釣りを行うときは、「秋だからターンオーバーで釣れない」の名言に引っ張られすぎないように注意しましょう。

【ターンオーバーまとめ】

●『ターンオーバー』とは、”異なる水(表層、低層。良い水と悪い水)”が混ざり合って、水質が悪化する現象。

●『ターンオーバー』は、季節問わず年中起こり得る現象。

●水深が浅いフィールドでは、ターンオーバーが起きやすい。

補足:「ターンオーバー」にまつわる小噺

とあるプロは「水深が浅い霞ヶ浦のようなフィールドでは、ターンは起きない(起きにくい)」と言っていましたが…

人によって解釈がまちまちなところも興味深いです。

個人的には、ターンはどのようなフィールドでも起きると思っています。

僕は学者ではないので詳しいことはわかりませんが、個人的な体験を通して、ターンは野池のような小規模のフィールドでも起こると感じていたり。

とりあえず、「これはターンオーバー!」と解釈せず、「何か、水がドッロドロで水質が悪い感じだから、微妙っぽいな」くらいの解釈で良いと思っています。

とりあえず小難しい話は放っておいて、シンプルに。

秋のバス釣り:狙うべき場所(エリア、スポット)は?

「良い水」「酸素が豊富」「ベイトが多い」がキーとなる

霞ヶ浦

秋は、魚にとって適水温となる時期でありながらも、「水が悪化しやすい」というピーキーな時期でもあるため、バスの居場所が絞りにくいのが特徴です。

なので、基本的な攻略法としては、例えば以下のようなポイントを狙っていくのが有効だと考えます。

●ベイトフィッシュが集まる場所(水質が良い)

●水質が良い場所
ドロドロではなく、サラサラ系。
→酸素量が多い。
→ロッドでかき回すと、泡が残らない場所。

●水通しが良い場所

●流れ込み周り(インレット)

全体的に、やや夏の釣りを引きずっているような印象ですが、そこに「水深(レンジ、タナ)と水質」が絡んでくるのがポイントです。

「良い水」を見極める方法は?

「水質が良いポイント」を見極める判断は、

●小魚などのベイトが集まる=水が良い

●ロッドで水をかき回してみると、泡が残るような場所は微妙。

●ドロドロした感じではなく、サラサラで”良い感じ”の水。

こんな感じで十分です。

レンタルボートなら、移動中にこまめに後ろを向いて、泡が残っているような場所は切り捨てたり。

オカッパリなら、綺麗でサラサラっとした水を目安にして、「水がドロドロ系な場所はバッサリと切り捨てる」くらいの思い切った行動を。

腐敗臭がするような場所もNGです。

写真のような、油が張っていてトロットロで酸素が薄そうな水も、あまりよろしくない。

秋は、とにかく「多くのエリアの水を見る」のが大事だと感じています。

釣れるルアーをアレコレ考えるのは、「良い水があるエリア」を見つけてから。

狙う水深(レンジ、タナ)も変わりやすい

秋は、「魚のポジション」が変わりやすい季節です。

特に、「水深(レンジ、タナ)」がコロコロと変わるため、水深は必ず意識したい要素です。

秋は、魚が快適に感じる水深(レンジ、タナ)が変わりやすい。

「とある日は中層の巻物が効いたと思ったら、その次の日はトップウォーター(表層)が良かったり、そのまた次の日はボトム(低層)の釣りが良かったり」

…というように、秋は日並で魚のレンジが大きく変わったりします。

秋は魚のポジションが変わりやすい時期。

なので、「どの水深を狙うのか?」は、常に意識したいところです。

とにかく「色々な水深」を探ってみることが大事。

秋のバス釣りに有効な、おすすめルアーは?

秋は、「バスの体調(コンディション)」も変動しやすい時期。

そのため、『食性に頼ったワーム(フィネスリグ)の釣りよりも、ハードルアーを使って「威嚇、反射、競争心、リアクション」の本能に訴えかけるアプローチが効果的』と言われています。

この項目では、僕個人が過去に体験したことを含めた、「秋におすすめのルアージャンル」を紹介していきます。

スピナーベイト

バスのリアクションを狙える有効なルアーの1つが、スピナーベイト

気持ち重めのウエイトを選んで、やや速めに巻いてリアクションで食わせたり。

「スローロール」と呼ばれる、超ゆっくりに巻いてくるテクニックを使ったり。

いずれにせよ、釣り人側の意図としては、「食性ではなく、”威嚇や競争心・リアクション”を狙っているんだ!」という意識が必要です。

この時期は、スピナーベイトを「魚の群れ、ベイトフィッシュ」などと思わず、「バスの本能に訴えかける”謎の物体”」だと思って使うと良いでしょう。

【関連記事】スピナベが苦手な人は、このルアーから入ることをお勧めします。

クランクベイト

クランクベイトも、秋に有効なルアーの1つ。

スピナーベイトと同じく、”食わせる”よりかは「反射的に口を使わせる」ようなイメージで使うと良いでしょう。

クランクはスピナベよりもアピール力が低くてスレにくいため、「何度もバスの目の前を通す」といった使い方をするのもおすすめです。

例えば、テキサスリグやジグで打ちたくなってしまうような複雑なカバーに、クランクベイトを通していったり。

地形変化に付いているバスを、「高速リトリーブ」を使って反射的に食わせたり。

【関連記事】

バイブレーション

バイブレーションプラグも、リアクションの釣りにおいては欠かせないルアーの1つ。

根がかりしやすいため、使用する場所は障害物が少ない場所が良い。

ウィードエリアや、皿池タイプの野池、広大な浅場(シャローフラット)などなど、「バスは居そうだけど、広すぎて探るのに時間がかかりそう」と感じるときに出す。

いずれにせよ、狙うのは”食性”ではなく、「威嚇、競争心」などの本能を利用した”リアクション”の方向性。

やや重いウエイトを利用した「超高速巻き」は、バイブレーションのリアクションの釣りの基本とも言える。

また、「リフト&フォール」もリアクションの釣りに有効なテクニック。

リップ付きビッグベイト

もし「水がドロドロで濁っている場所」でしか釣りができないなら、強力なアピール力を持つ『リップ付きビッグベイト』を使うのもアリ。

秋は水質が悪化しやすく、水の硬度も低くなりがち。

水の硬度が低くなると、いつもより強い波動を生み出してあげなければ、バスにルアーを気づかせることができない。

●濁り

●水がドロドロ

●でもなぜか魚はいる

といった”わけがわからないとき”は、リップ付きビッグベイトを使って、バスの「リアクション」本能を引き出してあげるのも有効。

S字系よりもリップ付き。

S字系は水を切るアクションのため、実は水を押す力が弱いのです。

●水質がクリアでも、リップ付きビッグベイトが有効になることも

これは僕個人の体験談ですが、相模湖のようなステイン〜クリアな水域のフィールドでも水がドロドロなら、秋のリップ付きビッグベイティングは有効になる感じたことも。

「水がドロドロで(水質が悪くて)、何をやっても食わない!」というときは、思い切ってデカいルアー(リップ付き)を投げてみるのもアリ。

ちなみに、「水の硬度に対する、ルアーアピール力の設定」については、巻物のスペシャリストでありながら、元JBTOP50選手の北大祐氏の著書が参考になります↓

【関連記事】

スピンテール

スピンテール系ルアーは、ブレードの存在もあって、「食わせなのにリアクション要素もそこそこある」というマルチなルアーです。

季節に関わらずよく釣れるルアーです。

バスの体調が変化しやすい秋の時期は、「食わせとリアクション要素」の2つの要素を兼ね備える『スピンテール』が効くことも。

釣れる魚は主に小型ですが、小バスが1匹でも釣れれば、その日の釣りの方向性も見えてきやすいですよね。

通う釣り場が野池のような小規模のフィールドだったり、ハイプレッシャーな釣り場なら、『スピンテール』のようなフィネス系巻物ルアーを使うのも有効な方法です。

ロングワーム

これは僕個人の体験談ですが…

秋の台風後、フィールドに「濁り」が入ったり、水質が悪化したときは、なぜか『ロングワーム』への反応が良いと感じています。

(画像は、レインズ「スワンプマグナム」キャスティング別注カラーのミミズ系カラー)

特にダム系のフィールドに「白濁り」が入ったときは、なぜか『ミミズ系カラーのロングワーム』が釣れます。

もしかしたら、雨風の影響でミミズが流れ込むのが理由かもしれませんが、一応、小ネタとしてここで紹介させてもらいました。

特によく釣れると感じるロングワームは、上記した写真の、レインズ「マグナムスワンプ」のミミズ系カラー(キャスティング特性カラー)。

ゲーリーヤマモト「4インチカットテール」と比べると、やや長め。

なぜかコレが秋に効くのです。

すみません、理由は全くわかりません。

野池のオカッパリでもなぜかよく釣れるので、行き詰まったときに「秋のロングワームテクニック」を試してみて欲しいです。

リグはネコリグ・スナッグレスネコリグ。

キャスティング別注カラーには、「リンタロウ」と「クマタロウ」の2種類があります。

どちらもミミズ系カラーなので、気になった方はチェックしてみてください。

 

 

まとめ:秋のバス釣りは、「巻物を使用しながら、水質が良いところを探りつつ、色んな水深とポイントを狙う」

秋は、台風や気温の変化などの影響で、状況変化が起きやすい季節。

そのため、狙うべきポイントや、選ぶべきルアーが絞りにくいといった難しい時期でもあります。

迷ったときは、

●リアクション要素が強い「巻物」ルアーを使う。

●常に「水質が良い場所」を探す。

●水深を意識する(表層、中層、ボトム..幅広く探ってみる)。

上記3点を意識してみましょう。

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