インプレ|シマノ「ゾディアス164L-BFS」、すげぇ使いやすいコスパ最強のベイトフィネス入門ロッド

「お金をかけずにベイトフィネスタックルを揃えたい」

「コスパのいいベイトフィネスロッドがほしい」

上記のようなことで悩んでいたときに出会った、シマノ「ゾディアス164L-BFS」

実際に1年ほど使いこんだので、インプレを紹介します。

シマノ「ゾディアス164L-BFS」は、コスパに優れたベイトフィネスロッド!

シマノ「ゾディアス164L-BFS」とは

「ゾディアス164l-bfs」は、”世界のシマノ”と名高いフィッシングメーカー大手であるシマノ社から発売されているベイトフィネスロッド。

長さは6.4フィート、パワーはL(ライト)…というベーシック構成で、ライトリグをメインにしたいベイトフィネスアングラー向けに作られているのが特徴です。

当ロッドはベイトフィネス用ロッドということで、ティップ周りもやや繊細につくられていながらも、そこはさすがのゾディアスシリーズ、剛性感もしっかりと備わっています。

テーパーは癖のない先調子(エキストラファースト)

表記はFFの先調子(エクストラファーストテーパー)。
ということもあり、シェイクなどの細かい操作をメインとするベイトフィネスの釣りにピッタリな仕様です。

一般的なエキストラファースト系ロッドはキャストしにくいことも多いですが、ゾディアスシリーズ特有の”もっちり”としたキャストフィールは当ロッドにも健在。
ベイトフィネス初心者でも使いやすいつくりです。

6.4フィートのやや短めなレングスも相まって、シングルハンドキャストで軽いルアーをビシバシとキャストを決めることができます。

また、自重も軽いため、細かいアクションも快適そのもの。
さらには、ゾディアスシリーズならではとも言える「手荒く扱ってもビクともしない剛性感」も見逃せないポイントです。

シマノ「ゾディアス164L-BFS」は、安くてタフ、それでいて繊細な釣りを可能にするライト級マルチベイトロッドとなっています。

ゾディアス164L-BFS(旧型)スペック

長さ:6.4フィート

テーパー:FF(エクストラファースト)

適合ルアーウエイト(g):4-12

適合ライン(ナイロン・フロロ/lb):6-12

自重(g):102

【1年使用インプレ】実際にゾディアス164L-BFSを使ってみた体験談

この項目では、実際にシマノ「ゾディアス 164L-BFS」を使ったインプレを紹介します。

1年以上かけて使い込んだ印象は、以下のとおりです。

「ゾディアス 164L-BFS」ざっくりインプレ

●キャストがビシバシ決まる!

●しなやかでよく曲がるブランクスが気持ちいい

●感度はそれほど高くはない

●FF(エキストラファースト)表記だが、使い心地はF(ファースト)~RF(レギュラーファースト)っぽい

●ライトリグから小型ハードルアーまで幅広く使いやすい

モチっと曲がるブランクス。キャスタビリティが高い

実際にこのロッドを1年以上使い込んでみて最初に感じたのは、キャストのしやすさです。

当ロッドは6.4フィートということで、短距離〜中距離へのピンポイントキャストをおこないやすいのがうれしいですね。
同シリーズの168l-bfsよりキャスト精度をあげやすく、ライトリグを使ってピッチングを多用するようなスタイルにベストマッチしてくれます。

エキストラファーストだけど、非常に気持ちよくキャストできる

表記上ではFF(エキストラファースト)となっていますが、体感的にファースト〜レギュラーファーストくらいまで曲がってくれる印象です。

一般的に、エキストラファーストテーパーのロッドは、キャスト時にブランクス先端部分のみが曲がるためキャストしにくいといわれています。

ゾディアス164L-BFSもエキストラファースト表記であるため、購入前はキャスト精度に難があるかなと思っていたのですが、どうやら僕の杞憂だったようです。

5g前後の軽量リグやハードルアーであっても、ブランクスがよく曲がってくれるつくりなので、キャストしやすくて助かっています(^^)

軽くて疲れにくく、細かい操作も楽チン

自重の軽さも見逃せないポイントです。

自重が102gと非常に軽量なので、シングルハンドキャスト&シェイクといった動作を繰り返していても疲れにくくてGOOD。

個人的に、ベイトフィネスロッドは6.2~6.3フィートくらいが好みだったのですが、6.4フィートとは感じさせない取りまわしやすさがあり、キャスト・操作ともに軽快そのもの。

ゾディアス164L-BFSは、「コストパフォーマンス、キャストのしやすさ、疲れにくさ」の三拍子がそろった便利なロッドだと感じます。

シマノ「ゾディアス164L-BFS」の守備範囲、使いやすいルアー

ゾディアス164L-BFSは、だいたい以下のようなルアーが使いやすいです。

●1.3~1.8gネイルシンカー+4~5.5インチストレートワームのネコリグ

●3.5~5gシンカーのヘビダン(ワームはレッグワーム2.5~2.9、HPシャッドテール3.1など)

●3.5~4.5gのスモラバ

●4~5インチワームのノーシンカー

●1.8g程度のジグヘッドワッキー

●5~7gの小型ハードルアー(シャッド、ポッパー、スモールクランク、小型スピナベなど)

ベイトフィネスタックルで扱われるであろうフィネス系リグや、シャッドなどの小型ハードルアー全般に対応してくれるロッドですね。

10g以上のルアーは不得意

シマノ「ゾディアス164L-BFS」は、適合ルアーウエイトが4~12gとなっています。
実際、10g以上のハードルアーの扱いは不得意だと感じます。

以前、O.S.P「ハイピッチャー3/8oz」を使っていたのですが、パワー不足なのか、フッキングし切れずにバラしてしまったことも。

10g以上のハードルアー(クランクベイトやバイブレーション、スピナベやトップなど)を使うのはあまりおすすめできません。

ここが微妙かも…気になるポイント

ここまで、ゾディアス164L-BFSの良い部分を取りあげましたが、残念ながら微妙なところもいくつかあります。

「ちょっと微妙かも…」と思ったところは、以下の部分です。

ゾディアス164L-BFSの微妙な部分

●カバーベイトフィネスには不向き

●感度はそれほど高くはない

カバーベイトフィネスには不向き

カバーの奥からバスを引きずり出す「カバーベイトフィネス」的な扱い方をすると、パワーに欠けるような印象があります。

ベイトフィネスではカバーの奥を打つことも少なくありませんが、ゾディアス164L-BFSで”カバーの奥の奥”を打つには気が引けてしまいます。

狙うなら、あくまでライト〜ミッドカバー程度でしょうか。
ライトカバーならど真ん中もOKで、ミッドカバーならせいぜい中間くらいまで。
ヘビーカバーの場合、カバー手前までが限界でした。それ以上はフッキングできたとしても魚を回収できません。

安易に「ベイトフィネス=カバーの奥にライトリグをブチ込めるぞ!」と考えると、ラインブレイクなどのトラブルがうまれやすいので注意したい。

●護岸、水門、消波ブロック、杭…などなら最高に◎

ゾディアス164L-BFSはヘビーカバー撃ちには向いていませんが、ライト〜ミッドカバー撃ちにはもってこいのロッドです。

たとえば、霞ヶ浦のおかっぱりで頻繁に見かける「岸、水門、消波ブロック、杭」といったマンメイドストラクチャーにはめっぽう強いです。

フロロ8~12ポンドをセットしておけば、上記したストラクチャー周りでのデカバスとのファイトもお手のものでした。

ライトカバーなどの手前にポンポンと落としていくような釣りには最高ですね。

感度はそれほど高くはない

これはゾディアスシリーズ全般に共通することでもありますが、感度はそれほど高くないと感じます。

といってもまったく”無”というわけでもなく、あくまで許容範囲のうち。
一般的な~¥20,000クラスのバスロッドと比較しても遜色ないレベルだと思います。

シマノの中級モデルであるエクスプライドと比較すると、さすがに見劣りしてしまいますが…。
僕のような一般アングラーが使うぶんには、ほとんど問題ない感度レベルかなと。

より感度をもとめたいと考えるなら、エクスプライドかポイズンアドレナのほうが満足できるでしょう。

シマノ「ゾディアス 164L-BFS」はどんな人におすすめ?

ベイトフィネス入門におすすめ!

ゾディアス164L-BFSは、ルアー総重量5~10gのライトリグやハードルアー全般に対応します。
また、ライト〜ミッドカバーでの使用がメインとなるため、ちいさな野池や霞ヶ浦、小・中規模河川、クリークなどベイトフィネスを楽しみたいアングラーにピッタリだといえるでしょう。

カバーの奥を打っていくような使い方をしなければ、かなり万能なベイトフィネスロッドだと感じます。

また、テーパーはFF(エキストラファースト)表記ではありますが、キャスト感がマイルドであるため、ベイトフィネス初心者さんにも◎

まとめ:シマノ「ゾディアス164l-bfs」は、超安いのに便利で使いやすい。ベイトフィネス初心者にピッタリなロッド

リーズナブルな価格でありながら、タフ、それでいて抜群のキャストフィールを堪能できるシマノ「ゾディアス164l-bfs」。

感度レベルは価格相応といったところですが、僕のようなベイトフィネス初心者にはありがたいロッドでした。

ベイトフィネスをはじめたいと考える人や、サブタックルを検討している人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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