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最近のバス釣りはこんなんばっかで疲れますわね。
僕が通うフィールドがライトリグ主体の釣りになりがちな場所ということもあり、気づいたら食わせメインの釣りになっていた…という経験があります。
気づいたらマンネリ化です。自分の釣りがクソつまらないものになっていました。
そこで色々と試した結果、バス釣りの面白さが戻ってきたという話をまとめます。
もくじ
バス釣りクソつまらなかったけど、コレやったら楽しくてメンタル回復した
合理性、効率、結果ばかりを追いもとめると、バス釣りは途端につまらないものになってしまいます。
誰かと競争しているときはそのことに気づかないけれど、メンタルを消耗しているなら釣りの方向性を考え直したほうがいいでしょう。
僕もメンタリティを消耗していましたが、以下のことを試すことで、精神性が回復に向かいましたのでシェアします。
●ハードルアーをしっかり使う
●ライトリグを使う頻度を減らす
●誰かと競争するのをやめる(SNS観覧を控える)
●釣果を気にするのをやめる
●「これで釣りたい」と感じるルアーをチョイスする
ハードルアーをしっかり使う
バスフィッシングにおいて「ハードルアーをしっかり使う」というマインドは忘れてはならないポイントだなと思いました。
昨今のバス釣りは釣れるルアーがワームになりがちですが、そんなときこそあえてハードルアーを主体に釣りをすると疲弊したメンタルが回復しやすい。
僕自身も、ちょっと前まではワーム主体のフィネスアングラーでした。
そこで、できるかぎりハードルアーを使って釣ろうという意識を持ってみたところ、いつの間にか消耗していたメンタリティが回復したという経験があります。
フィネスワームを使って口を使わない魚を狙うのではなく、ハードルアー主体で口を使う確率の高いカンタンな魚を狙う…というスタンスでしょうか。
自分のマインドの方向性を少し変えるだけで、途端にバスフィッシングが面白くなりました。精神的にグッと楽になった。
もちろん、トーナメントなどで勝たなければならない立場にいる人は、こんなこと言っていられません。
彼らは、目の前にいるサカナを1匹でも多く釣らなければ!という考え方なので。
僕たちのように”勝たなくてもいい一般アングラー”はマイペースにまったり楽しめばいい、と気づいたという体験談です。
ライトリグを使う頻度を減らす
「ライトリグを使う頻度を減らす」というのも僕にとっては有効な考え方でした。
ちょっと前まではワームの釣りが9割を占めていたのですが、目の前にいる魚をどうにかして釣らなきゃ!というスタンスになりがちで、精神的に苦しかったです。
いつの間にか、「ほかの人より1匹でも多く釣らなければ!1cmでも大きな魚を釣らなければ恥だ!」と考えるようになり、無意識のうちに誰かと競っていたのです。
正直いってこんな釣りは面白くはないが、釣れるから仕方なく使う…という外的なモチベーションをベースにした行動は長続きしません。
内心、つまんねーだとか、これで釣っても面白味がないと感じていたのですから、バス釣りがクソつまらないものになってしまうのも仕方ありません。
勝ちたいなら話は別。勝負の世界は甘いこと言っていられない。
誰かと競争したって仕方がないとわかってからは、「ライトリグを使わなくてもいいかもしれないな」というマインドに切り替わり、釣りがずっと楽になりました。
今まではワームが9割、ハードルアー1割でしたが、最近はハードルアー6割、ワーム4割くらい。
これだけでも精神が回復すると気付きました。
誰かと競争するのをやめる(SNS観覧を控える)
誰かと競争しているとメンタルを消耗しやすいです。
勝敗を競って元気になる人は別ですが、僕は競争でモチベーションがあがるタイプではありません。
競争すると、相手にたいして憎しみや怒り、嫉妬などのネガティブな感情が湧くため競争はニガテ…。
憎しみをベースにした行動は一時的には行動の動機につながるものの、長続きしにくいのがネックです。
さらに、人を憎み、妬んでばかりいると、他人の釣果を祝福することなどできなくなり、メンタルが歪みやすいし、脳内マウント取りにも陥りやすい。
SNSや動画サイトなどの観覧を控え、ポイントがバッティングしたときは快く譲り、イカれてる人にマウント取られてもスルーする…という清らかなメンタリティを維持したいですね。難しいですが。
要するに、誰とも競争せず、自分の課題にのみ集中するのが一番!
釣果を気にするのをやめる
最近、僕が思っているのは「釣果を気にしても仕方がない」というものです。
釣果というものは、自分のおこした行動の結果でしかありません。
釣果をコントロールしようとしても無理。絶対無理。結果はコントロールできない。
しかし、自分自身の行動や考え方、選択はコントロールすることができる要素です。
結果が伴わないときは、自分の行動や選択を変えることだけ意識すれば十分。
釣果・結果というものは追いもとめるのではなく、自然についてくる副次的な要素でしかないということに気付きました。
結果というものは、自分のおこした行動や選択のさきにある副次的なもの。
追いかけるものではなく、後からついてくるものだと僕は考えます。
(はじめてレンタルボートに乗ったときの写真。
みんな30匹くらい釣れているのに、僕は0匹でした)
たとえば、僕がバス釣りをはじめた1年間は1匹も釣れませんでしたが、経験を重ねるにつれて、ハイプレッシャーと呼ばれるフィールドでも釣れるようになりました。行動やマインドを変えたからだと思います。
釣果を気にしていては釣りを続けるのが辛くなってしまう。
気楽に釣りに行き、誰とも競争せず、マイペースに淡々と釣りをすればそれでいい。
ただ、延々と釣れないというのも苦行なので、楽しみながら自分の行動や選択を少しずつ変えたほうが学びがあるはずです。
エンジョイ的なPDCA(試行錯誤)を回すべし。
「これで釣りたい」と感じるルアーをチョイスする
「釣れるから使っているルアー」と、「これで釣りたいと感じるルアー」では、釣りに対するモチベーションがかなり変わるとも気付きました。
前者はごく合理的に結果のみをもとめた手段。
後者は、個人的な内的モチベーション(興味・関心・希望・夢など)をベースにしたもの。
バス釣りがクソつまらなくなっているときというのは、大抵は前者のみを追求しすぎているからだったりするんですよね。
バス釣りの楽しさやよろこびを思い出すためには、自分の内的モチベーションをベースに釣りをするとメンタルが回復するのだと学びました。
「つまらないな、本当はこんなの投げたくないんだよな、釣れるから使っているだけで本当は投げたくない」と感じるルアーは家に置いてみる。
「これで釣りたいな、これで釣れたら面白いだろうな、投げてストレス解消したいな、釣れなくてもいいからもっと追求したいな」と感じさせるルアーを持ち込むことで、傷ついたメンタリティが回復に向かうはずです。
バス釣りクソつまらなかったけど、コレやったら楽しくてメンタル回復した|まとめ
バス釣りがつまらないと感じるときは、大抵、自分自身にウソをついているときだったりします。
近年のバス釣りは、合理的に釣果のみをもとめたスタイルが広まっており、ハイプレッシャーなメジャーレイクほどその傾向が顕著です。
嫌々ながら、苦心しながら「ライトリグを投げなければ…!」と辛い思いをしている人は少なくないのではないでしょうか。
そんなときは、釣果・勝利・他人との比較・競争などを手放し、自分のやりたい釣りを思いっきり楽しむことで、メンタリティが回復する…という体験談でした。