バス釣りにおいて「カバー撃ち」は欠かすことのできないテクニック。
しかし、カバー撃ち用ロッドにはさまざまなものがあるため、どれを選んでいいのか迷ってしまいがち…。
そこで当記事では、オカッパリ用のカバー撃ちロッドを紹介します。
オカッパリで釣りをするときに「ヘビーカバーに積極的にぶち込んでいけるロッド」でおすすめなロッドをピックアップ!
もくじ
- 1 オカッパリのカバー撃ち用ベイトロッド選びのコツ
- 2 カバー撃ち用ロッドえらびで気をつけるべきポイント2つ
- 3 1:バーサタイル性(汎用性の高さ)
- 4 2:取り回しやすさ(シチュエーションから逆算する)
- 5 【バス釣り】おかっぱりのカバー撃ちにおすすめのベイトロッドまとめ
- 6 シマノ「ゾディアス1610H」
- 7 キスラー「ヘリウム3 He3-MH-69XF」
- 8 シマノ「エクスプライド 169H」
- 9 シマノ「スコーピオン1703R-2」
- 10 シマノ「ワールドシャウラ 1703」「1704」
- 11 ノリーズ「ロードランナー LTT6100H」
- 12 ノリーズ「ロードランナー LTT680H」
- 13 ダイワ「ブレイゾン 721HB」
- 14 ダイワ「7011H/MHFB-SV 【HARRIER(ハリアー)】」
- 15 ダイワ「SC 6111HSB【KING VIPER(キングバイパー) [Shore Competitionモデル]」
- 16 レイドジャパン「グラディエーターアンチGA-611HC Blaster(ブラスタ)」
- 17 ファルコン「ブークーSR BRC-7-1610」
- 18 オカッパリのカバー撃ちでおすすめのベイトロッド|まとめ
オカッパリのカバー撃ち用ベイトロッド選びのコツ
カバー撃ち用ロッドえらびで気をつけるべきポイント2つ
バス釣りおかっぱりでカバー打ちを快適におこなうときは、以下の2つのポイントをチェックしましょう。
2:取り回しのしやすさ(シチュエーションから逆算する)
おかっぱりでは持ち歩くことのできるタックル本数にかぎりがあるため、1本でさまざまなルアーを扱うことができるものを選ぶとストレスがありません。
また、オカッパリでは釣りをする環境がめまぐるしく変わるので、キャスティングの妨げになりにくい”長さ”のロッドを選ぶことも重要です。
1:バーサタイル性(汎用性の高さ)
おかっぱりの釣りはレンタルボートと違い、持ち運べるタックルの量にかぎりがあります。
そのため、ある程度の汎用性(バーサタイル性)があったほうがストレスも少ないです。
ただ、「今日は絶対テキサスリグで釣るぞ!」という強い目的があるときは、ワーミングに特化したロッドを選ぶのもいいでしょう。
たとえば、テキサスリグ・直リグ・フリーリグをやり込むなら、汎用性にすぐれた中弾性のレギュラーテーパーを選ぶより、高弾性のファースト〜エキストラファーストテーパーを選んだほうが快適です。
※「ロッドのテーパーの特徴・それぞれのメリット」はコチラで見ることができます↓
「カバー撃ちもやるけれど、ハードルアーにも使いまわしたい」というときは、中弾性のレギュラー〜ファーストテーパーを。
「カバー撃ちに特化したロッドがほしい!」というときは、高弾性のエキストラファーストテーパーを…というように、用途・目的から逆算することで失敗しにくくなるはずです。
カバー撃ちに使われるロッドパワーは、おもにMH~Hパワーです。
以下の記事でヘビーバーサタイルの組みかたを紹介しているので、よかったら参考にしてみてください↓
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2:取り回しやすさ(シチュエーションから逆算する)
バス釣りのおかっぱりにおいて、「取り回しやすさ」は見逃せないポイントです。
レンタルボートの釣りはアングラーの周囲に障害物がないシチュエーションで釣りをしますが、おかっぱりではそうもいきません。
たとえば、草木をかきわけヤブ漕ぎをし、アングラーの上下・左右にロッドを振ることができないポイントでピッチング…なんてことも珍しくはありません。
こういったシーンでは、長いロッドよりも短いロッドのほうが快適にキャストすることが可能です。
ロッド長えらびは、「釣りをするシチュエーション」から逆算することで失敗しにくくなります。
くわしくは、以下の記事にて紹介していますので、よかったらコチラもお役立てください↓
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【バス釣り】おかっぱりのカバー撃ちにおすすめのベイトロッドまとめ
この項目では、バス釣りのおかっぱりで”カバー撃ち”をするときにおすすめのロッドを紹介します。
シマノ「ゾディアス1610H」
●6.10フィートという絶妙な長さ
●タフな作り
●汎用性GOOD
シマノ「ゾディアス 1610H」は、ヘビーバーサタイルに使えるヘビーロッドです。
とくに、テキサスリグやラバージグなどをはじめとするワームの釣りを使った”カバー撃ち”のおこないやすさは特筆モノ。
ティップに適度な張りがあるためラバージグが快適ですが、ブランクス全体には適度なしなやかさが持たされているため、テキサスリグやフリーリグといったソフトワーミングまで対応してくれます。
撃ちモノの守備範囲としては、1/4~5/8ozのテキサスリグ・フリーリグ(ワームは3.5~6インチホッグワーム等)、1/4~1/2ozラバージグなど。
レングスが6.10フィートなので、長すぎず、短すぎずな取り回しやすさもGOOD。
また、カバー撃ちだけでなく、1~2ozのビッグベイトやデカ羽モノなどにも使いまわせるため、オカッパリで使いやすい作りです。
※2020年に廃盤になりました。在庫がなくなり次第終了になります。気になった人はお早めに※
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「ゾディアス1610Hのインプレ記事」はこちらで読むことができます↓
キスラー「ヘリウム3 He3-MH-69XF」
おかっぱりで本格的なカバー撃ち・ワーミングを楽しみたいアングラーには、キスラー「ヘリウム3 He3-MH-69XF」もおすすめです。
『エキストラファーストテーパー×高弾性×6.9フィート』というコンビネーションは、オカッパリのカバー撃ちを快適にします。
テキサスリグ・フリーリグなどの食い込みが重要となる釣りには、エキストラファーストテーパーが役立ちます。
また、エキストラファーストテーパーではあるものの、ピッチング・操作時にはややベリーまで入るため、しなやかで扱いやすさもあります。感度も◎
さらに、6.9フィートという取り回しやすいレングスは、キャスト環境がめまぐるしく変化するオカッパリにおいては大きなアドバンテージだといえるでしょう。
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「キスラーヘリウム3のインプレ記事」はこちらで読むことができます↓
シマノ「エクスプライド 169H」
●ルアマガ読者ランキングで毎年上位のシリーズ
●高感度&軽量
●コスパ◎
コルク素材が使われたセパレートグリップ、ci4+グリップ、高感度が魅力の「エクスプライド169H」。
ゾディアスに比べるとやや硬めな作りで、ヘビーカバー撃ちに使いやすいロッドです。
ティップがやや硬めなのでオープンエリアでのテキサスには不向きですが、ラバージグやカバー越しでのテキサスリグには◎
また、エクスプライドの特徴ともいえる高い感度は、カバー撃ち・底物スペシャリストを唸らせる仕様だといえるでしょう。
レングスも6.9フィートとなっており、取り回しの良さは特筆モノ。
周囲に木々が生い茂るポイントなどでピッチングを行うにはバッチリです。
汎用性はそこまで高くない作りですが、「ジグ・テキサスでカバー撃ちを楽しみたい!」というアングラーにピッタリ。
シマノ「スコーピオン1703R-2」
●伝統の”スコーピオン”ブランド
●携帯性◎
●汎用性のバケモノ
携帯性の高いワンアンドハーフ、コルクのストレートグリップ、番手の焼印が特徴のスコーピオン1703。
ブランクは過去に発売されていた青いワールドシャウラと同じ。青シャウラのブランクをこの価格で入手できるのはかなりお得だといえるでしょう。
しなやかさとパワーのある作りなので、カバー撃ち専用ロッドというよりも、汎用的なロッドとして使い勝手◎
ルアーフィッシングならではの”気持ちいいキャスティングゲーム”を楽しみたいなら、スコーピオンで決まり!
シマノ「ワールドシャウラ 1703」「1704」
●シマノのフラッグシップ
●携帯性◎
●トルク感が化け物並
ワンアンドハーフ、レインボー塗装されたブランク、特殊な素材が使われたセパレートグリップが特徴のワールドシャウラシリーズ。
レギュラーテーパーということで全体的にしなやかな作りになっており、さまざまなルアーフィッシングに対応します。
なかでも、「1703」と「1704」はヘビーバーサタイルな釣りに向いた作りで、多くのアングラーに支持されている番手。
どちらもレギュラーテーパーだったり、ガイドセッティングがバス専用ではない…という仕様もあって、テキサスリグ専用ロッドのような繊細なタッチはあまり期待できません。
その一方で、テキサスリグだけでなくラバージグやフリーリグ、羽根モノやビッグベイトといったルアーをバーサタイルに使っていきたいなら、これ以上のロッドはないといえるでしょう。
ワールドシャウラは、「最高級のルアーロッドでカバー撃ちからハードルアーまでなんでも使いたい!」というワガママな要望を叶えてくれる、マルチルアーロッドとしておすすめです。
●ワールドシャウラ1703R-2
●ワールドシャウラ1704R-2
ノリーズ「ロードランナー LTT6100H」
●バランサー搭載
●汎用性が高い
●トルクフルなブランク
よく曲がるしなやかなブランク、強いトルク感、ヘビーバーサタイルなロッドを求めているならコレ!
おかっぱりのヘビーカバー撃ちでも使いやすいレングスで、テキサスリグやラバージグ、3/4〜1オンスのスピナーベイト、ビッグベイトやマグナムクランク、羽モノまで器用にこなす。
感度は並だが、過不足ないレベル。
個人的には心地よい感度フィール。
汎用性が高いため、オカッパリの一本としてはかなりおすすめ。
ノリーズ「ロードランナー LTT680H」
●ソフトなティップ
●汎用性が高い
●野池でも使いやすい長さ
6100Hよりやや先調子で、レングスもやや短めのロードランナーLTT680H。
6100Hよりティップが入りやすくてしなやかなので、ラバージグよりかはテキサスリグに向いている。
でも10g程度のジグなら普通に使えるため、オカッパリ用のヘビーロッドとしてはバーサタイルな方。
2mくらいある足場の高い場所から、40アップくらいならゴボウ抜きできるパワーもある。
メーカーの説明文を読むとややライトなカバーのテキサスリグの扱いに向いていそうな感じだが、普通にヘビーカバーの奥に打ち込んで行ける。
レングス的に、自分の周囲に木々が生い茂っている野池などでも取り回しが良くて扱いやすい。
ビッグベイトやデカいトップも扱える汎用性の高さもあるので、オカッパリでも使い回しのきく1本になっている。
ダイワ「ブレイゾン 721HB」
●コスパに優れる
●ルアーが投げやすい
●汎用性が高い
ブランクがしなやかでキャストがしやすく、軽量なので取り回しが良い。
そして何より、高いコストパフォーマンスが魅力のロッド。
僕個人としてはデザイン性もけっこう好きで、コルクグリップが良い味を出していると感じる。
値段に見合わずブランクの作りも上質なので、剛性面の強さが大切になるカバーフィッシングでも安心して使える。
ダイワ「7011H/MHFB-SV 【HARRIER(ハリアー)】」
●ダイワのフラッグシップ
●底物のスペシャリスト
●軽量&高感度
高感度、軽量、EVAグリップ、高いブランド感が魅力のロッド。
かなり軽量だし感度も高い方だが、意外とそこまでキンキン・金属質な感じはしない。
ティップがMHパワー、バットがHパワーということで、カバーの奥を打つ釣りにはややパワー不足な印象があるが、オカッパリ用のロッドを選ぶときには汎用性(使い回しのきく)重視の場合も多々あるので、このモデルを紹介してみた。
ティップがしなやかなので、食い込みが重要なテキサスリグや軽量ラバージグなどに向いている。
オカッパリのカバー撃ちは木々にブランクが触れたり、根がかったときにシンカーがぶっ飛んできてロッドブランクに当たったりすることもあったりする。
剛性面から見ると、このロッドはカバー撃ちに慣れた中級〜上級者向けのロッドだと感じる。
ダイワ「SC 6111HSB【KING VIPER(キングバイパー) [Shore Competitionモデル]」
●ダイワのフラッグシップ
●汎用性が高い
●しなやかで投げやすい作り
先述したスティーズ「ハリアー」よりも、よりバーサタイルに仕上げてあるロッド。
マイルドな作りになっているためクセがなく、どんな人にでも扱いやすい印象。
ライトテキサスリグやラバージグから、ビッグベイトまで難なくこなす器用さが魅力。
6.11フィートという取り回しのしやすい長さも、オカッパリでは助かる。
川村光大郎氏のファン、ブランド感、汎用性の高さ…などなど、おかっぱりのカバー撃ちを楽しむための要素がたくさんつまったロッド。
レイドジャパン「グラディエーターアンチGA-611HC Blaster(ブラスタ)」
●軽量
●しなやかな作り
●汎用性が高い
何かのルアーに特化されたヘビーロッドではなく、おかっぱりでオールマイティに使っていけるヘビーロッドを探しているならコレもおすすめ。
全体的にややマイルドに仕上げてあり、どんな人でも扱いやすい印象。
同社のバルトロ(MHパワー)はやや先調子で硬い印象があったが、ブラスタは全体的にしなやかでマイルドというか、曲げやすいブランクのように感じる。
しなやかなのでカバー撃ちはもちろんのこと、デカダッジなどの羽モノやビッグベイトなどにも使い回せる器用さを感じる。
軽量だが、そのぶん薄巻きカーボンの作りになっているため、剛性面はやや不安があるが、カバー撃ちに慣れた人や、レイドジャパンファンにはおすすめのロッド。
ファルコン「ブークーSR BRC-7-1610」
●コスパに優れる
●しなやかなブランク
●アメリカンロッド
人とは違うロッドを使いたい、見た目が個性的なものが好き、キャストが気持ち良いのが好き!
…という人におすすめなのが、アメリカの老舗メーカー”ファルコン”が発売しているヘビーロッド「ブークーSR 1610H」だ。
メーカーの解説には「プラスチックワームのピッチングロッドに向いてるロッド」とあるが、普通にラバージグのカバー撃ちにも使える強さを持つ。
やや先調子だが、〜14gまでのラバージグもイケる芯の強さがあるため、汎用性の高さからみてもオカッパリのカバー撃ちの釣りにもおすすめできる。
ブランクに弾力があるので、しなやかで投げやすいため、カバー撃ち初心者の人でも扱いやすいと思う。
アメリカのロッドということでやや人を選ぶロッドだが、6.10フィートというオカッパリでも扱いやすいレングス、汎用性の高いしなやかなブランク、そして何より1万円代で変えるコスパの良さが魅力。
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オカッパリのカバー撃ちでおすすめのベイトロッド|まとめ
今回は、オカッパリのカバー撃ちでおすすめのベイトロッドをいくつか紹介してみた。
「カバー撃ち」というと、ガチガチの超パワーのヘビーロッドというイメージがあるかもしれないが、アイテムによってはしなやかで誰にでもキャストしやすい作りになっていたりする。
説明項目の中で「しなやか」という言葉を使っているのはそういった要素が含まれているロッドなので、「ガチガチのロッドはおかっぱりじゃ使いにくいよなぁ」と敬遠している人は参考にしてみてほしい。
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