【社外秘テク】ルアーメーカーを敵に回すかも…カバー撃ち・底物用ワームのカラーセレクト術【初心者向け記事】

テキサスリグやリーダーレスダウンショットリグなどをはじめとする「カバー撃ち・底物系リグ」。

ワームの種類とカラーえらび、さらにリグのウエイト…などなど、ひと口に”カバー撃ち・底物リグ”といえども、その選択肢は多岐にわたります。

なかでも『カラー選び』で迷ってしまう人は少なくないはず。

そこで当記事では、「ネットメディアではあまりいいたくない、カバー撃ち用ワームのカラーセレクト術」をシェアします。

この記事をアップすることで多くのルアーメーカーを敵にまわすかもしれませんが、カバー撃ちや底物系ルアーで釣ってみたい!という人のお役に立つとうれしいです。

筆者のカバー撃ちの釣果(釣行記)はコチラで見ることができます

自分だけの秘密にしておきたかった、カバー撃ち・底物用ワームのカラーセレクト術

大まかにわけると、3つになります。

●ブラック系

●チャート

●その他、汎用系カラー(グリパン、ウォーターメロン、プロブルーなど)

本当はあまり言いたくないのですが、「ブラック、チャート(膨張色)、グリパンorウォーターメロン」の3つがあれば釣りは成立する…というのが個人的な考えです。

場合によってはブラックとその他の計2色あればいいかもしれない。ブラックだけでもいいかも。

カラー選びにおいての最低限の条件にあげられるのは、「バスから視認されやすいカラーであること」というもの。

その条件さえ満たしていれば、あとは「いつ、どこで釣りをするか」のみを考えていく。

あと人対策やらシーズナルな動きとかも重要ですが、いずれにせよワームカラーについてはそれほど厳密に考えなくていいと僕は考えます。

ルアーを紹介する身としては本当はこんなことを言うべきではないんですけどね…(笑)、カラー自体はそれほど重要ではないと思っています。バスから見えればいい。

そういえば、ニシネルアーワークスさんのルアーはカラーラインナップが少ないことで有名です。

ニシネナマズなんて2つのカラーしかラインナップされておらず、ブラックとグリパンのみという潔さ。

また、アメリカのトーナメントで活躍中の大森貴洋氏は、グリパンしか使わないという噂もあります。

ということは…あとは言うまい。

大まかな概要

底物系リグであるテキサスやリーダーレスダウンショットリグは、カラーセレクトが非常にシンプルです。

深場ならブラック。薄濁り・白濁り・ローライトならチャート。その他はグリパン。これくらいシンプル。

カバー撃ちは、カバーの濃さと水深を考慮しながら考えるものの、上記3つのカラーが基本となります。

ブラック系は意外と汎用性があり、濁ったときもいいしクリアなときにも有効です。

チャートはステインウォーターや薄濁りのとき、ローライトの(太陽光が弱い)ときや雨のときに。

その他の汎用系カラーは、ぶっちゃけ好みでいいと思います。

自分が「このカラー釣れる気がする!」という趣味・嗜好で構わないと思います。なんでもいい。好きなのを使ったほうがいい。

そういえば、某プロが陸王で「僕は薄いカラーが好きなのでスモーク使います」といっていましたが、つまりはそういうことでございます。

超濁ったときやローライトのとき、ディープ狙いのとき以外は、好きなカラーを使ったほうが釣れやすい。

楽しいと感じられるカラーを選べばいいだけやんけ…。

3つ買うなら、ブラック、チャート、グリパン。

2つしか買えないならブラックとグリパン。

1つしか買えないならブラックかグリパンのどちらか。僕ならブラックを選びます。マイブームなんで。

濁ったらブラック一択

濁っているとき(マッディウォーター)なら、ブラック系が有効です。

たとえば、ブラック×レッドフレーク(アメザリカラー)、ブラック×ブルーフレークなどですね。

濁っているときはバスがルアーを発見しにくくなりますが、ブラックを使うことでルアーのシルエットがはっきりするので、バスからの発見率があがります。

ブラックはお世辞にも売れるカラーではありません。しかし、実はめっちゃ釣れるし汎用性も高いです。

「濁ったらブラック」は基本中の基本!

底物系ワームのカラーえらびで迷ったら、アメザリやブラック系が鉄板です。

ブラックカラーの汎用性

ブラックカラーというと「濁ったとき用」のイメージを持つ人もいるかと思いますが、実はカバー撃ち・底物系リグにおいては汎用性がたかいカラーです。

ブラックカラーはクリアレイクでも使えます。

とくに底物系ルアーの場合、ボトムカラーに馴染むものが望ましいので、バスがボトムを見下げたときにルアーが悪目立ちさせないほうがバイト率があがります。

多くのボトムカラーと馴染む色こそが”ブラックカラー”というワケです。

これはグリパンやウォーターメロンにも同じことがいえます。

たとえば、落ち葉などが溜まっている野池ではブラウンやグリパンなどがよく釣れます。ワームとボトムカラーがマッチしているからです。たぶん。

【関連記事】

ただ、クリアウォーターのサンドバーなど、ボトムカラーが白系の場所ではブラックは微妙…?

僕はサンドバーやシャローリバーの経験値がないので、サンドバーにおいてのカラーセレクトはよくわかりません。

底物ルアーは太陽光が弱いポイントで使うことがおおいです。

水深が3m以上のボトムを攻めるなら、ブラックカラーを使ったほうがルアーをしっかり見てもらいやすい。

ステイン、薄濁りならチャート(膨張色)

濁りすぎず、かといって澄みすぎず…というような、いわゆる「ステインウォーター」のときは、膨張色が有効です。

たとえば、チャートやピンク、ミミズ系ピンク、オレンジなど。

薄濁り・白濁りのときはブラックだとシルエットが強すぎてしまうし、スモーク系だとアピール力が足りない。

なぜかわかりませんが、薄濁りのときは膨張色を使うとイイカンジに釣れます。

白濁りしたときはミミズ系カラーを使うとスゲー釣れるので、ぜひ試してみてください。

太陽光が弱いシーン(ローライト時)にもチャート

マズメどきや太陽光があたりにくい深場などにいるバスを狙うときも、チャート系が有効になります。

とくにマズメどき雨のときはチャートが大活躍します。水色とわず、です。

ただ、「濁り+深場」というシチュエーションならブラックのほうがよく釣れるカンジ。あくまで体感レベルですが…。

その他のカラーの使いわけ

濁っていたらブラックでいいし、薄濁り・ローライトならチャートでOKです。

そのほかのシチュエーションなら「その他の好きなカラー」を使うべし。

たとえば僕の場合は、グリパン、ウォーターメロン、プロブルーが好きです。

底物ルアーの場合、クリアウォーターであってもブラックカラーで釣ることができます(太陽光が弱いシチュエーションなら)。ボトムで使うからです。

【関連記事】ちょいクリアな津久井湖で、ブラックカラーで釣ったときの釣行記↓

その他のシチュエーションなら、グリパンやウォーターメロン一択でも構わないと僕は思っています。

釣りの経験値があるアングラーなら、カラーはさほど重要ではないということに気がついているはず…。僕、そろそろルアーメーカーに消されない?

激スレ&シャローレイクならカラーローテーションは大切

ただ、シャローの激スレフィールドの場合は、多少なりともカラーが釣果に関係することはあるでしょう。

シャローは太陽光が強く当たるので、バスがワームカラーを見切りやすいんですよね。

たとえば、水深が浅い野池のオカッパリでは、スモーク系などの薄いカラーが釣れるときもあります。

とはいえ、スモークで釣れるときはブラックでも釣れる。釣れる気がするカラーを使ったほうが釣れる気がします。

カバー撃ちや底物系リグの場合、必然的にローライトなシーンで使うことになるので、カラーはそこまで気をつかわなくてもいい…というのが個人的な考えです。

カバーのなかは暗い(ローライト)

カバーのなかは太陽光があたりにくいです。

そのため、ワームカラーははっきりするもののほうがいいでしょう。

たとえば、ブラック系やグリパン系、ジューンバグなどです。

イメージ的にはマズメ時に釣りをしているような感じに近く、水深があるほどその傾向は強くなります。

3~5mくらいのカバーのボトムを攻略するなら、スモークなどの薄い色よりもグリパンやブラック系などのシルエットがくっきりするものを選ぶほうがいいです。

深場のボトムカバーのなかは太陽光があたりにくいので、薄いカラーよりもシルエットがはっきりするカラーのほうがいい。

いずれにせよ、カバーフィッシングでのワームカラー選びは「水深、水の色、カバーの濃さ(どれくらい太陽光を遮るカバーなのか)」の3つを意識するのがポイントです。

が、あまり細かいことは気にしなくてもいいかと思います。

濁ったらブラック、薄濁りならチャート、その他はグリパン…くらいのシンプルな選択で。

初心者のうちはカラーセレクトには意識をさかず、「場所とタイミング」をしっかり捉えたい。ルアーの選択肢が多すぎると迷いやすいので、できるかぎりシンプルな釣りを心がけましょう。

同じスポットで連発を狙うならカラーローテーションは必要

同じスポットでバスを連続ヒットさせる!という目的なら、カラーセレクトはぜひ行いたいところです。カラーローテーションは魚にとっての”変化”になりますので。

たとえば、グリパンからウォーターメロンに変えたり、ブラックからグリパンに変えたり、チャートからミミズ系カラーに変える…など。

同じカラーを使い続けているとスレてしまいやすいです。食いが悪くなったなと思ったら、カラーを少し変えてみるのもオモシロイ。

ただ、基本的には「ブラック、チャート(膨張色)、その他汎用系カラー」の3つの要素は変わりません。

ブラックで食わなくなったら、グリパンへ。

グリパンで食わなくなったらブラックへ。

ブラックで反応がないならグリパンか膨張色へ。

シンプルに。

【水の色別】自分だけの秘密にしておきたい…カバー撃ち・底物用ワームのカラーセレクト術|まとめ

バス釣り初心者さんに向けて、底物・撃ちモノ用ワームカラーは「ブラック、膨張色、グリパン」の3つがあればOKだよ!ということについて紹介してみました。

メーカーはさまざまなワームカラーをラインナップしていますが、それはあくまで”ビジネス”であるということを忘れてはなりません。

たくさん買ってもらうためには(買ってもらう確率をあげるためには)カラーラインナップが多いほうがいい。人気ワームほどその傾向が顕著です。

”人”を釣るためのカラーと、実際に自分が釣果をだせるカラーは違います。まずは信頼できるカラー(コンフィデンスカラー)を持つことが大切。

バス釣り初心者のうちは騙されてしまいやすいので、まずは『ブラック、膨張色、好きな色』の3つだけを使いこんでみてほしいです。

僕はこの記事でたくさんのルアーメーカーを敵に回しました。ひぃ。

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