今、ユーチューブ上で「村田基氏の切り抜き動画ブーム」が起きている。
切り抜き動画コンテンツの波に乗って金を稼ごうとするクリエイターが多いのか、村田基氏関連の動画がユーチューブで乱立されまくっているのだ。
近年、村田基氏はバス釣り業界では姿をあらわさなくなり残念に思っていたが、ある意味で村田基ブームが到来しているようで、ちょっとうれしい。
また、動画そのものがアングラーのコミュニティの場として機能している、という点も興味深い。
もくじ
炎上上等?村田基(ミラクルジム)氏の切り抜き動画がユーチューブで乱立されまくっている件
(画像:爆釣チャンネル公式「切り抜き動画を作るみなさんへ:これからは、公認ルールで安心して切り抜き!」より)
最近、ユーチューブで流行りの「切り抜き動画」。
その内容は、著名人のネット配信動画をクリエイターがカット編集し、過激なタイトルとサムネイルで視聴者を惹きつける…というもので、最近のユーチューブ上で人気があるコンテンツになっている。
ここ最近は村田基(通称:ミラクルジム、ジム)氏のネット配信も切り抜きされており、多くのユーザーを楽しませているようだ。
YouTubeで村田基の切り抜き動画ばっかり観てしまっている。
— にしお (@hayao_1028) August 2, 2021
村田基さんの切り抜き動画がいっぱい出てきて気分サイアクです😱
どうにかしてください😭
— 福西 桃 (@dVDUXZlPkDLJi9Y) July 28, 2021
やっぱり村田基ってすごいわ。
今でこそ擬音語が派手なおじさんみたいな切り抜き方されてるけどやっぱりすごいよ。
— 537mm Parabellumグリップ (@SHAULA_WORLD) July 27, 2021
切り抜き動画には賛否両論あるものの、個人的には、これがキッカケでバス釣り業界がすこしでも盛りあがってくれれば…と思っている。
切り抜き動画は「村田基公認」扱いになる
(画像:爆釣チャンネル公式「切り抜き動画を作るみなさんへ:これからは、公認ルールで安心して切り抜き!」より)
ちなみに、切り抜き動画のつくりかた次第では「ジム公認」となるようだ。
動画コンテンツの最後にジムのオンラインサロンの告知動画を入れることで公認扱いになるらしい。
この辺は、さすが潮来釣具センターの店長といったところである。
良くも悪くも話題となれば、自身を知ってもらえるキッカケになるし、自身のコンテンツ(オンラインサロン)への動線にもつながる。商売上手やね。
●私は元オンラインサロン生
そういえば、実は僕、村田基氏のオンラインサロンに入っていたことがある。期間的には2ヶ月くらいで、たしか第2期の生徒だったと記憶している。
入会してみた感想としては、「真面目にバス釣りをやる人にはちょっと微妙かな」と思った。
さすがに、最近のレンタルボートレイクでデカバスを釣る方法をジムに聞くのは間違っていたかもしれない。
質問をはぐらかされたりしたのがショッキングだったので、残念ながら退会させてもらった…というエピソードがある。
ただ、ソルトやマス系の釣りはめちゃくちゃ参考になったので、バス以外の釣りもやる人なら楽しめるコンテンツだと思う。
村田氏は、タックルの選び方、ルアーフィッシングに対する基本的な考えかたなどを懇切丁寧に教えてくれる、よきアドバイザーだった。まさに「プロフィッシングデモンストレーター」である。
村田基氏の切り抜き動画をみて思った個人的な感想
ここ最近は、さまざまな「村田基公認 切り抜きチャンネル」が乱立されている。
簡単にカネと注目を稼ごうとしているクリエイターが多いのかな…というのが第一印象だ。
切抜き動画はたくさん再生数(とお金)が稼げるようでうらやましい限りである。
僕もまとめ記事とか作成するので、ネットで稼ぐ人を全否定することはできましぇん。
なかには「ラクして稼ぎやがって!」と思われる人も少なくないはず。
僕自身も動画コンテンツを作ることもあるが、字幕の編集はマジで大変。
一度動画コンテンツを作ってみると、1本動画作るのはけっこうシンドイということに気づくハズ。
ただ、個人的には一時的な利益のみに惑わされずにいたいと思う。
切り抜きコンテンツ自体は面白いので、今後も面白そうなネタは観覧したい。
村田基氏の動画は「コメント欄」が興味深い
「コメント欄が荒れている」という点もなかなか興味深い。
ただ、若年層が書いているのか、逆張りしてマウント取りたいだけの人が多いのかはわからないが、なんにせよこのご時世にバス釣り関連コンテンツが盛りあがるのはうれしく思う。
批判的な動画コンテンツには批判的なコメントがやってくる…という「類は友を呼ぶ現象」も興味深いところだ。
「バスプロは〇〇!」「バス釣りはオワコン!」みたいな目を引くような批判的な内容は、やはりコメントも荒れる。
さまざまな価値観が右往左往するようなコンテンツは伸びるっちゅーワケですな。
クリエイターや村田基氏は意識してやっているのかもしれないが、こういう系のタイトルには惑わされないように注意したいなと思った。
アングラー同士の意見交換の場にもなっている
村田基氏の切り抜き動画は、ものによっては「アングラーのコミュニティの場」として機能している、というところも興味深い。
個人的にこれは意外だなと思ったのは、6~8割くらいのコメンターは善良な人で、釣りを愛しているアングラーが多いというもの。
お互いの意見を汲み合っていたり、バス業界の現実に向き合っていたり、あるいはソルトへ転向した経緯だとかがコメントに書かれている。
「本当はバス釣りをしたいけど、ソルトに転向した」という人も少なくないのだと知り、僕と同じような悩みを抱えているアングラーもいるのだな、と。
村田基氏の切り抜き動画は、それぞれのフィッシング事情をマジメに語り合うユーザーのコミュニティの場になっているようだ。
バス業界を否定するミラクルジムに対し、悲しみの声も…
ここ最近の村田氏は、バス業界にたいしてちょっと否定的。
バスプロにたいしてマウントをとるような発言をしていたりするなど、そういう発言を切り取った動画のコメント欄はやや炎上気味…。
ミラクルジム世代の人たちは、以下のようなコメントをしていた。
などなど、残念な気持ちをあらわにしている人も少なくない。
僕自身もまったく同じ気持ち。
元ミラクルジムファンとしては残念に思わざるを得ない。
「盛り上げていこう!俺がバス業界を立て直してやる!」くらいの意気込みを見たいが、政治や立場もあるだろうし、シマノからもバス釣りは止められているという噂もあるし、いろいろと難しいのかもしれない。
そういえば、以前村田さんと直接お話させてもらったとき、「動画のコメントひどいですね。大変じゃないですか?」と聞いたことがある。
村田氏は
あぁ、あれは若年層が書いているんで。無視するのが一番ですね。気にしないことです。
さすが有名人はアンチへの耐性がある。
ちなみに、村田氏はネット上ではややキツめの口調だが、リアルだと超やさしい店主である。
これ神対応やんけ!と思わざる得なかった…という体験談。
メディアでの顔と接客時の顔を使いわけるあたり、さすがプロフェッショナルである。
まとめ:【第二次ミラクルジムブーム?】村田基氏の切り抜き動画ブーム。思ったこと・感想
最近はユーチューブで「村田基氏の切り抜き動画」が流行っている。
動画の内容がどうのよりも、村田基氏の影響のおおきさを垣間見ることができた気がする。
”ミラクルジム”の力はいまもなお健在のようで、なんか少し安心した。
また、さまざまなアングラーが意見交換をしている光景をみると、村田基氏の切り抜き動画はコミュニティの場にもなっているのかもしれない。
そういう意味では、一概にも「切り抜き動画=金目的のコンテンツ」とも言いきれないのかも?まぁ大抵は金目的だろうが…。
そういう僕も、話題をもとにした記事を書いたりなんかしちゃっているので、人のことはまったく言えないのだった。