「週末にバス釣りをするのが楽しみ。でも、最近のバスって釣るのが難しい…」
「週末はどこも人が多いし、ハイプレッシャーだからバスが釣れない…」
上記のようなことで悩んだことってありませんか?
僕自身もおなじようなことで悩んでいたことがあるのですが、当記事で書いていることを実践してみることで、少しずつ結果を出せるようになってきました。
今回は「【バス釣り】週末アングラーが、ハイプレッシャーの中で結果を出すために意識したい7つのマインド」を書いていきます。
「スレたバスを釣りたい」という人や、「ハイプレッシャーの中でも絶対に釣りたい!」という人のお役に立つとうれしいです。
もくじ
【スレバス・ハイプレッシャー対策】週末アングラーが結果を出すために意識するべき7つのポイント
近年は「超ハイプレッシャー&バスはスレまくり」といったカンジで、1匹釣るのですら大変ですよね。
僕は20年以上ほどバス釣りをやっていますが、バスを釣るのは年々難しくなってきていると感じます。
たとえば、20年前の霞ヶ浦は「ハードルアー巻いてれば釣れちゃう!なんとなくソレっぽいところでライトリグやっていれば40アップがバンバン釣れる!」みたいなイージーな状況でした。
たいして、2021年現在は、そんな甘くはない。
「適当にマキモノ投げていたら運よく釣れちゃった」などというラッキーフィッシュは、ほぼなくなったと言えます。
釣れなくなった理由は、バスの個体数の減少や、あらたなテクニックの開発、情報のシェアなどさまざまな要因が考えられますが、令和を生きる「週末アングラー・サラリーマンアングラー」の方々にとっては、【ハイプレッシャー対策、スレバス対策】は必須課題ともいえます。
では、僕のような一般人アングラー・週末アングラーがそれなりの結果を出すためには、一体どうすればいいのか。
超ハイプレッシャー、超スレまくりのバスを相手にするには、これから挙げる7つのマインドが大切になるのだと僕は感じています。
週末アングラーが結果を出すために必要な7つのマインド
週末アングラーや、サラリーマンアングラーが厳しい状況のなかで結果を出すためには、以下の7つの要素をチェックしておきたいところです。
※クリックすると項目にジャンプします※
「釣ること」ではなく「バイトを得ること」を最初の目標にする
バス釣りの最終目的は「ブラックバスを釣ること」。
しかし、まずはそのプロセス内にある「バイトを得る」という目的を達成しなければなりません。
「まずは1本釣るぞ!」という意識よりも、「まずは1バイトを得よう」というマインドが重要だったりするんですよね。いきなり釣ろうとしないこと。
そして、バイトを得るためには、さらにその前段階にある「状況を把握すること」からスタートしたほうがスムーズだとも感じます。
イラストレーターがいきなりペン入れせず、まずは「ラフ」を描くことから始めるのと同じように。
作曲家がいきなり本番レコーディングを行わず、まずは「アイデアと大まかなコード進行」から始めるのと同じように。
バスアングラーも、いきなり釣ろうとはせず、まずは「小さなバイトを得る(状況を把握)」という部分から入りたい。
まずはアバウトに。まるで一軒家でも建てるかのように、まずは”土台固め”から入っていく。
「全エリアを回ってサーチ」をやめる
上記のマインドは多くのアングラーが実践していることだと思います。
しかし、場合によっては「全エリアを回ってサーチ(全エリアの状況を見て回る)」ことが裏目にでることも…。
以前、某有名バスプロのように「とりあえず全エリアを一通りまわって、状況を把握します」みたいなことをマネしていました。
午前中は全エリアをまわって状況を把握…みたいなヤツです。
これ、結構ビミョーでした。
他のアングラーもだいたい同じようなことを考えているんですよね。
「いいカンジのエリアを発見し、午後はそこでやり込むぞと決めたものの、多くのアングラーとバッティング」なんてことはよくあるパターン。
人の多さ、プレッシャーのかかり具合などによっては、必ずしも「フィールド全域をチェックし、やることを絞る」といったアプローチが有効になるともいえない。
むしろ逆に、ある程度釣りをするエリアを絞って、じっくりコツコツと丁寧に釣りをするほうが結果を得られやすいと感じます。
●ハイプレッシャーな状況ほど「少ないエリアを、丁寧に釣る」
「10個のエリアでクオリティ50%の釣り」をやるよりは、「5個のエリアでクオリティ80%の釣り」をする…みたいな意識のほうが結果を得られやすい。
場合によっては、「今日は3つのエリアだけしっかりやるぞ!」と決め込んで、3つのエリアで100%の釣りをするほうが良いこともあります。
僕のような素人アングラーは、動きすぎるのもよろしくないのだ…と痛感中。バスプロの考えかたや立ち回りを上っ面だけマネしても意味がなかった。
●バスプロの考えかたは、参考にしつつ鵜呑みにしない
バスプロは状況判断をするチカラに優れていたり、適材適所のルアーセレクトを瞬時におこなえる…などの並外れた能力があります。
たいして、一般人の僕の場合は、その瞬間のもっとも正しい行動や、エリアセレクトなどもイマイチわからなかったりする。
バスプロと僕では、「経験値・判断能力・エリアとルアーえらび」などの能力が違いすぎるため、正直、うますぎて参考にならない。
自分にあった情報と、役立たない情報の取捨選択がめっちゃ大切。
使うルアーを絞る
以前の僕は、「このルアーがダメなら、こっちのルアーがいい」とか「こっちのルアーもダメだった。ならコレはどうだ…」みたいに、釣れないときほど「釣れるルアー探し」をやっていました。
これはNG。これは手段であって目的ではない。あくまで「立ち回り、状況把握、バスの状態」に重きを置きたいところです。
そのためには、思いきって「今日はどんなルアーが釣れるのか?」という意識を捨てることも大事だったりします。
釣れるルアー探しをしてしまうと、バスにたいしての意識が薄れてしまうんですよね。意識分配がめっちゃムズカシイ…。
「スピナーベイトがいいのか、クランクがいいのか、ネコリグか、ダウンショットか」…みたいな判断よりも『バスのレンジ、行動、水温、水質、エリア毎の状況、天候、他のアングラーの動き、シーズナルなバスの動き』など、ほかにも意識するべきことは山ほどあります。
そのため、釣れるルアー探しをしてしまうと、なにをするべきで、なにをしないべきなのかがボンヤリとしてしまう。
個人的には、ルアーセレクトは、実はそれほど優先順位が高くないんじゃないか…と思うこともあります。
釣れるルアー探しをしないためには、絶対的に信頼できる「コンフィデンスルアー」を持っておくことが重要だと考えます。
【関連記事】
●「これなら釣れる!」と信頼できるルアーを持っておくべし
現場での迷いを減らす、という意味でも、コンフィデンスルアー(信用できるルアー)はかならず用意しておきたいところです。
「このルアーなら信用できる!これで釣れないならココにバスは居ない」と思えるレベルのルアーを、自分の中で持っておくことがマジで大切。
たとえば僕の場合、
クランクベイト:ラッキークラフト「L.C 1.5」
ストレートワーム:ゲーリーヤマモト「カットテール」
ホッグワーム:ノリーズ「エスケープツイン」
…など、「このルアー1つだけ持って1日やり切れる」みたいなアイテムをいくつか持っています。
とりあえずコレだけあれば、全国どこのフィールドでもやり切れる自信がある(釣れるとは言ってない)。
ただ、自分の中で信頼できる”コンフィデンスルアー”を見つけるためには、それなりの時間と労力をかけなければならないため、すぐに結果を出したいという人はインプレ記事などを参考にするのが効率的といえます。
ということで、僕が書いた「オススメルアーまとめ記事」をチェックしてもらえると嬉しいです(笑)
【関連記事】コンフィデンスルアー開発にお役立てください↓
「とくにコレといって好きなルアーがない」
「バス釣りをはじめたばかり。どのルアーを使えばいいかすらわからない」
こんな人は、上記の記事でピックアップしたルアーを目安に選んでもらうと、コンフィデンスルアーを得られるハズ…!
【関連記事】
使うタックルを絞る
これはレンタルボートに乗るようになってわかったことですが、ボート上にタックルがたくさんあると意識分配がごっちゃごちゃになるため、釣りが安定しにくくなると感じました。
エキスパートアングラーやバスプロたちのように、ボートに8~10本もタックルを積んでいてもかえって迷いやすいだけだったりします。
むしろ3~4本くらいのシンプルな構成のほうが迷いにくい。
バス釣りは「どんなルアーで攻めるのか」以外にも考えるべきことがたくさんあるので、タックル選びにたいする意識も減らしたい。釣り場ではなるべく考えること(選択肢)をシンプルにしたい。
そのため、初級〜中級者くらいのうちは、「なるべく選択肢を少なくする」というマインドがあったほうがいいと思います。
少なくとも僕の場合、6タックルが限界です。
これ以上積んでしまうと、なにがなんだかわからなくなる(笑)
気づいたら「釣れるルアー探し」とか「このタックルでやり切る」みたいに、目的と手段をはきちがえてしまう。
「巻物でサーチ」をやめる
「できるだけ多くのエリアをチェックするために、巻物でサーチ」
これにこだわるのをやめたら、釣りが安定しはじめた気がします。
マキモノ使わなくても結構イケちゃう…ということに気がつきました。
そもそも近年のバスはスレまくっているので、巻物ルアーだけではバスがそこにいるのかどうかすらわからないことも多々あります。
もちろん、「釣れた・釣れなかった」だけがサーチの役割ではないのですが、たくさんの情報を得たいだけだったら、ライトリグをテンポよく数刻んで撃っていくのでも十分。
ライトリグならバイトを得られる率も高いので、実はマキモノよりも効率よく情報を得られるんじゃないか…と思ったり。
「巻物でサーチ」はアメリカなどの広大なフィールドで機能するマインドであって、もしかしたら日本では応用しにくいのかもしれませんね。とくに昨今のフィールドにおいては…。
「まずは巻物でサーチ!」は、時と場合、フィールドの状況、プレッシャーのかかり具合などによっては裏目に出てしまうマインドだと感じます。
ワームは必須。フィネスリグは絶対的なウエポン
週末アングラーがたまの釣行でかならず結果を出したいのなら、ライトリグは必須です。
以前の僕は、ライトリグにたいして「甘え」だとか「軟弱な釣りスタイル」だとか「釣果主義でつまらないスタイル」みたいな偏見がありました、
しかし、関東のメジャーフィールドで釣りをしていると、そうも言えなくなってしまった…という失敗談があります。
【関連記事】
少なくとも僕のような一般アングラーには、ハイプレッシャー下においてはライトリグは必須。
ファイナルウエポンというよりかは、ごく当たり前の武器として”ライトリグ”が存在しているかのようなカンジ。
少なくとも「セコ釣りww」などと小馬鹿にするようなこともなくなりました。心強い味方ですわ。
そういえば、キムケン(木村建太)氏が、
ライトリグをバカにしている人は、真面目にライトリグと向き合ったことがない人です。
真面目にライトリグやり込んだことがあるなら、そんな言葉は出てこなくなる。
こんなことを言っていましたが、まさにその通り。
ライトリグをナメ腐った目でみている人は、超シビアな状況で釣りをしたことがない人なのでは…?
たまの週末、とにかく結果だけ出したいなら、「俺はストロングだから」みたいなこだわりは捨てたほうがいい。
…まるで自分に言っているかのようだ。というか経験済みです(泣)
すみません、もうライトリグは馬鹿にできません。超心強いミカタです。
他のアングラーと競わないこと
他のアングラーと競っていても、究極的には意味がないと僕は考えます。
自分がやるべき行動が見えなくなってしまうからです。
たとえば、レンタルボートでは「朝イチの上流へのスタートダッシュ」という競争が繰り広げられます。
エキスパートたちは超高級なエレキと魚探を駆使して、猛スピードでポイントを占領していきます。
当然、僕のようなエントリーモデルのエレキを使っているアングラーでは太刀打ちできるはずもなく、「すみません、空いているところを打たせてもらいますよ…」みたいなカンジになってしまう。
「先に入ったモン勝ち、の魚」や「朝一しか釣れない魚」は、とりあえず放っておいて、まずは自分がやれることをコツコツとやっていくしかないワケです。いかに金と時間をかけたヤツが有利か…みたいな世界なので、疲れる。
【関連記事】
まずは、できる範囲の中で、できるだけのことをすること。
空いているスポットを、ほかのアングラーよりも高精度に撃ち、丁寧に誘うこと。
小さい情報をチマチマと積みあげつつ、「確実に1本釣る」というミッションをクリアーすることに尽力すべし。
高級な道具も、フィールドに通う時間も、ウデもないのなら、競争すること自体をやめ、やれることをより確実にやっていくしかありません。
1キャスト1キャスト、より高精度に丁寧におこなうこと。そうすれば、たとえ超ハイプレッシャーな状況だとしても、「自分自身のサカナ」とかならず出会うことができる。僕はそう信じています。いい感じで締めることができたぞ。
まとめ:週末アングラーが結果を出すためには「小さなことをコツコツと。競争せずに、丁寧&一般論を捨てよう」というマインドが大切
昨今はどこに行っても人だらけで、バスもルアーに慣れてしまっているため、釣ることが難しくなってきました。
僕のような一般アングラーがそれなりの結果を出すためには、以下のマインドを持つことが大切だと感じています。
※クリックすると項目にジャンプします※
【こちらもお役に立つかもしれません】