【バス釣り野池攻略】釣果がアップする!秋のため池攻略3つのコツ

バス釣りを楽しむためのフィールドジャンルのひとつに、「ため池(野池)」があります。

カジュアルにバスフィッシングを楽しみたい人にとって大切なフィールドですが、昨今はネットメディアの発達により、以前に増してハイプレッシャーに悩みがち…。

ということで当記事では、「釣果がアップする、秋のため池攻略3つのコツ」について書いていきます。

【バス釣り】釣果がアップする、秋のため池攻略3つのコツ

秋はフィールドの状況が変わりやすい。
そのため、ブラックバスのコンディションも変わりやすく、釣果が不安定になるシーズンです。

釣果を伸ばすためのコツは、基本を知ることと、安定行動の積み重ね。
それらを知るためには、まず以下の3つを知っておきたいところ。

秋の野池攻略:3つのコツ

1:「秋は巻物!」と決めつけるべからず

2:水質変化を意識すべし

3:バスの食性の変化をキャッチすべし

1:「秋は巻物!」と決めつけるべからず

バス釣りのパターンのひとつに、「秋は巻物」というものがあります。

秋は魚たちにとって快適な水温になるため、魚が広範囲に散らばりやすい。

そのため、ワームでネチネチと時間をかけるよりも、ハードルアーを使ってテンポ良く探ったほうが効率もよく、バスと出会える確率がアップする…というのが「秋は巻物」の内訳です。

上記のパターンはあくまで一般論ではありますが、事実としてベイトフィッシュの豊富なメジャーフィールドにおいては当てはまるし、巻物系ルアーが効きやすくなります。

しかし、小・中規模のため池においては、かならずしも「秋は巻物」が当てはまるかというと、個人的には疑問です。過信しすぎないほうがいいかなと。

ため池の場合、「秋は巻物」を過信しすぎないほうがいい

個人的な経験において、秋のため池において、スピナーベイトやクランクベイトなどをはじめとする”巻物ルアー”で良い思いをしたことは案外少ない。

ため池にいるバスは表層を意識していることも多く、秋といえども晩秋くらいまでは夏パターンを引きずりやすいからでしょう。

たとえば、虫系ワームをちょうちん釣りで使うだとか、やや小型のラバージグ・テキサスリグ、ノーシンカーリグ、ジグヘッドワッキーなどが安定行動になり得ます。

ハードルアーなら、羽根モノ、小型ポッパーやペンシルベイト、スピンテール、小型シャッドやマイクロスピナーベイトなどが定番ですね。

秋だからといって、むやみにスピナベやクランク、バイブレーションをブン投げていると、場を荒らしかねないので注意したい。

●強波動系の巻物が活躍するタイミングは「変化」がキーポイント

ただ、タイミング次第ではスピナベやクランクなどにもチャンスが訪れます。
もっともわかりやすいタイミングの変化の例に、「秋の台風」の存在があげられます。

野池は止水されていることが多く、普段は水の動かないフィールド。
しかし、台風の影響でフレッシュな水が入ってくると、ため池の状況が台風によって好転することが多いのです。
酸素量が増え、ドロドロに悪化した水が排出され、良い水に入れかわりやすいからだと思われます。

さらに、フィールドの水が濁ることも相まって、スピナーベイトやクランクなどの強波動系ルアーが活躍しやすくなるというわけです。

「秋は巻物」というフレーズは、ため池の環境や天候などによっては当てはまらないこともあるので注意しましょう。

ただ、天候や水質次第によっては、強波動系の巻物にチャンスが巡ってくることもある…ということも知っておくと、柔軟にルアーチェンジをおこなえるようになるかと思います。

秋は巻物!に惑わされすぎると、状況に柔軟に対応できなくなるので気を付けたいところです。

【関連記事】

秋は巻物!の理由」はこちらで読むことができます↓

2:水質変化を意識すべし

秋のため池でバス釣りをするときは、「水質変化」も意識しておきたい。
秋はため池の水質が変わりやすいシーズンですから、水質・水色には敏感になりたいところです。

このシーズンは表層と低層の水が入れかわることで起きるターンオーバーや、台風による濁りの発生などなど、フィールドの水が変化しやすい時期です。

水の状況が頻繁に変わるため、「先週はよく釣れたのに、今週はまったくダメ…」なんていうことも珍しくありません。

秋の野池で釣りをするときは、「水がいい場所・水色・使うべきルアー」をしっかり見極めたい。

ターンオーバーについては以下の記事でもくわしく書いていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

【関連記事】

ターンオーバーとは?」はこちらで読むことができます↓

3:バスの食性の変化をキャッチすべし

秋のため池は、バスが好んで捕食するベイトフィッシュ(メインベイト)の種類が変わっていくシーズンです。
そのため、使うべきルアーの形も気にしたい。

バスの餌となる「ベイトフィッシュ」は、水温が下がっていくにつれて、活動力や活動領域(エリア・水深)も変わります。

たとえば、梅雨から晩夏まではザリガニや虫などを好んでいたバスは、秋になると小バスや小ギルなどの魚類を追いかけるようになる…など、ベイトに合わせてバスも行動パターンを変えていく。
これが「秋は巻物」といわれる理由のひとつです。

水温が下がるとエビやザリなどの甲殻類系ベイトは低活性になる。
そのため、バスのメインベイトも切り替わるというワケです。

ザリ系ルアーだと絶対に釣れない?そうでもない。状況次第

秋に釣った魚。ホッグワームにて。

とはいえ、ザリガニを模したクロー・ホッグワームでまったく釣れないかというと、そのかぎりでもありません。

バスの求めるルアーサイズやカラーなどを合わせてあげれば、ホッグだろうがギル系ワームだろうが、食うときは食ってくるようです。

バスの活性次第ともいえますが、兎にも角にも「ベイト・水質・エリア・タイミング」が大切です。

いずれにせよ、巻き・撃ち両方を試し、反応のあるアプローチを探したいところ。

秋のため池でバス釣りをするときは、「秋は巻物!」という言葉に惑わされすぎず、柔軟なアプローチをしていくと◎

【バス釣り】釣果がアップする、秋のため池攻略3つのコツ|まとめ

バス釣りにおける、秋のため池攻略のコツを書きました。

秋は魚とフィールドの状況が変わりやすいため、釣果も変動しやすいシーズンといえます。

しかし、秋のため池の基本戦略をしっかりと頭に入れておけば、大外しはしないはず…!

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