ハイシーズンになると、ワームを障害物の周りに落としてフォールさせるだけで釣れます。
最初のうちはそれだけで満足しちゃう。
しかし、それ一辺倒になると飽きやすいしマンネリ化しやすい。作業と化してしまうんですよね。
ワンパターンの釣りに飽きたとき、どうやって引き出しを増やすか…というお話。
もくじ
【バス釣り】「ワームを落として食わせる」のワンパターンに飽きたら
「釣れたパターン」を忘れる、封印する
ハイシーズンになると、「ワームをフォールさせて食わせる」というのが鉄板パターンになります。
具体的なシーズンでいうと、6~10月のハイシーズンでしょうか。
おもにバスが表層から中層にサスペンドしているときや、上からの落下物にたいして反応するようなときのアプローチです。
どれだけスレているメジャーフィールドであっても、ワームをフォールさせるとバスを釣れる確率が高い釣りですね。
しかし、「投げて落とすだけの簡単なお仕事」だけをやっていてもつまらないものです。
はじめのうちは釣れること自体が楽しいけれど、何匹も釣っていると、次第に飽きてしまう。
そんなときは、フォールさせて食うサカナ以外の個体と出会う、という意識をもちたいところです。
「フォールで釣れた!今日はフォールで食う日だ!」→本当にそうか?
ブラックバスという魚は、さまざまなパターンでルアーに口を使う生き物です。
バス釣りビギナーほど、「ワームのフォールで釣れたから、”今日”はこのパターンでいこう!」と考えがちです。
しかし、よく考えなければならないことがあります。
それは、「たまたまそこに居た個体が口を使っただけかもしれない」「たまたま運よく釣れただけかもしれない」ということです。
そのパターン以外で釣れる個体も存在する、ということを忘れてはなりません。
おそらく、そのパターン(ノーシンカーを落とすだけのお仕事)を続けていても、釣れるのは豆バス・アベレージサイズの連続でしょう。
金太郎飴状態のループからは抜け出すことができないはず。
さまざまな”手札”を切れ。ほかの可能性も試そう
トーナメントでのウイニングパターンのお披露目がわかりやすい例です。
選手たちは自分の持っているさまざまな勝ちパターンで釣ってきます。
ある選手がサイコロラバーのサイトで釣っていても、ほかの選手はハードルアーで釣っていたり、カバー撃ちで釣っていることもある。
というように、ワームのフォールで釣れたからといって、そのパターンがデカバスを連発するものではないこともあるわけです。
ノーシンカーの落とし込みで、とりあえず魚は釣れる。
しかし、それ以外のパターンを試さないかぎり、ノーシンカーのフォールで釣れる魚とは一生出会うことができません。
もし将来的に「いろんなルアーで釣ってみたい!」「このルアーで釣りたい!」と考えるなら、ワームのフォール以外で反応する魚を探したい。
ワームのフォール禁止令を出す
ワームのフォールに飽きているのなら、そのパターンを封印したほうがいいでしょう。
フォールで食うなら、もしかしたらトップウォーターやジャークベイトに反応する可能性もあります。
中層をスピナーベイトやクランクベイトなどで狙ってみるのもいい。
スティックベイトのノーシンカーリグをジャーク・トゥイッチしてもいいですね。
シャッドテールワームやジグヘッドリグをスイミングさせても良さげ。
どうしてもボトムで操作して食わせたいのなら、ボトムに意識の行っている個体を探すと◎
…というように、バスの状態がある程度見えているなら、そこから逆算してアプローチを考えるというのも面白いですね。
【バス釣り】「ワームを落として食わせる」のワンパターンに飽きたら|まとめ
バスフィッシングの魅力は、「たった1つのパターンだけで釣れるわけではない」というところにあると僕は思っています。
「ワームのフォールで釣れたから、そのままずっと同じパターンで釣ろう!」と考え続けると、そのうち飽きてしまうでしょう。
釣れている魚からどんな情報を得るか。そして、自分のアプローチをさらに変えてさまざまなパターンを試す。
バスフィッシングはこの繰り返し。だから飽きないし、面白いのです。
あるパターンの結果がわかっているのなら、もう”その手札”を使う必要はありません。
遊びながらほかのパターンを試し続けると、バスフィッシングはもっと楽しくなるはずです。