【バス釣りに興味を持てなくなったときに読む用】情熱・モチベーションを取り戻すための方法・マインド

僕は一時期、バス釣りがつまらなくなって引退したことがある。
そしてまた、つい最近も「バス釣りすげぇつまらないな」とだとか「釣りメディア・新製品見ても心が動かない…」なんて思っていたのだが、とあることを試みたところ、釣りに対する情熱が戻ってきた。

ということで、当記事では「釣りの情熱が消えかけたときに取り組みたいこと」をシェアしたい。

釣りをつまらなくさせているのは自分自身。行動の決定権は自らに在り。

【釣りがつまらなくなったときに読む記事】情熱・モチベーションを取り戻すための方法

バス釣りの情熱やモチベーションが落ちたときは、以下のことを考えなおしてみたい。

釣りに飽きたときに試したいこと

●「自分の価値観」をベースに行動する

●「つまらない釣り」を切り捨てる

●好きなルアーだけ持っていく

●「やりたいこと」と「やらないこと」を明確にする

●他人と競争・比較するのをやめる

「自分の価値観」をベースに行動する

釣りにたいする思いや価値観は人それぞれ。

トーナメントで勝利したいという人もいれば、個人的にのんびりと息抜き程度に遊びたい人もいる。

しかし、最近はSNSや動画サイト等のメディアの影響もあって、たとえエンジョイ派アングラーであっても釣果を出すことに囚われてしまいやすい世の中になったといえる。
つい他人の釣果に振りまわされてしまい、メンタル的に苦しむアングラーは少なくないだろう。

だからこそ、自分自身の価値観を見失わずに楽しみたい

そのためにも、「自分は釣りを通してなにを得たいのか。なに価値を感じるか」という価値観をクリアにすることが大切だと僕は思う。
さらに、自分なりのゴール・目的を設けることで、自分の釣りを見失わずにすむはずだ。

自分は「なにに価値を感じるか?」を問い続けること

「ゴール設定」が変わると、自分のとるべき行動や考えかたも変わる。

たとえば、誰かに勝ちたい・トーナメントで勝利したい!という人と、個人的にのんびりと楽しみたいアングラーでは、設けるべきゴールがまったく違う。

前者は、最終目的に「トーナメントでNo.1になる」というゴールがあり、それを達成するためにはどんなことでもやらなければならない。手段を選んでいては勝てるものも勝てない。

しかし、後者においては、あくまで個人の気持ちがベースとなる。
ゴール設定は人によって変わりはするものの、基本的には「勝負ではなく、自分をよろこばせるために行う」というマインドが考えかたの基本になるはずだ。

自分をよろこばせるための取り組みをするアングラーは、「今日は〇〇を使って楽しみたい!」だとか「自分の釣りスタイルで1本釣りたいんだよね」とか「上達したい!」というふうに、あくまで内的なモチベーションをベースとした取り組みかたをする。

多くの釣り人にとって、釣りとは後者(個人で”遊ぶ”ためのもの)になると思われる。
だとしたら、なぜ僕たちエンジョイアングラーは、他人に勝とう(負けまい)としてしまうのか。そんなことをする必要はないのにもかかわらず。そこには”生存本能”が関係している。くわしくは後述にて。

自分をよろこばせる釣りをしよう。
そのためには、「つまらない釣り」や「自分のメンタルを消耗させる釣り」をざっくりと切り捨てることも大切だと僕は思う。

「つまらない釣り」を切り捨てる

やりたいことをやり、つまらないと思う釣りはすべて捨てる。
釣りは遊びであり趣味なのだから、これくらいワガママに取り組んだほうがちょうどいい。

真面目なアングラーほど、熱心に学び、実践し、より効率的に釣りをしようとする。
しかし、もしその取り組みが自身のメンタリティを消耗しているのなら、取り組みかたが間違っていると思ったほうがいい。
自分の価値観に沿った行動をしているなら、心身を崩すことはない。しかし、自分の意思や価値観に反している行動をしていると、精神疾患になったり、心身・メンタリティをを崩してしまいかねない(体験済み)。

しかし、ネット上にいる見知らぬ誰かに勝とうとしたり、誰かと比較しているうちは釣果に惑わされてしまいやすい。
勝利(負けたくないという気持ち)は、ときとして自分自身を見失わせることもあるので注意したいところ。

そこで、思い切って、「本当はつまんねーんだよな、この釣り…釣れるからやっているだけであってさ…」と感じさせる釣りスタイルを自分のなかから滅殺してしまおう。

そのためには、投げていてアガらないルアーは家に置いておき、”アガる”ルアーだけフィールドに持っていこう。

好きなタックル(テンションを”アゲ”させるもの)だけ持っていく

「最近、釣りがつまらないんだよな。なんかメディアを見ていても以前のように情熱が湧かない…」と感じたときは、思い切って『好きなルアー(タックル)だけを持っていく』という強硬手段に出てみたい。
そうすることで、自分のなかにある価値観がクリアになるはずだ。

ここでいう”価値観”とは、なにが楽しくて、なにが好きで、なにが嫌いで、なにに価値を感じるか…という内的な衝動・感情・キモチなどのメンタリティのことをいう。

近年はさまざまな情報が出回っているため、「本当の自分はどんなことに興味があるのか、どんな釣りをしたいのか」という自分のキモチを見失いやすい世の中になった。
他人に振り回されやすい世の中になった、ともいえる。

ネット上にいる、本当は会ったこともなく面識もない人の釣果やライフスタイルに振り回されるのは終わりにしよう。
自分の釣りは、あくまで自分自身に決定権がある!という強い気持ちを失わないようにしたい。

そのためには、本当は投げたくもないルアーは家に置いておき、好きなルアーだけ持ち込むべし。
「私はコレで釣りたいんだ!」という情熱をバスにぶつけていこう。

誰かに釣果でマウントをとられようが、バカにされようが、自分の価値観に従うことがなによりも大切だと僕は思う。
自分自身を信じて好きなルアーを投げ続けよう。
そうすれば、いつの間にか釣りへの情熱が戻っているということに気づくはず。

【関連記事】

「好きなルアーだけ持っていけばOK論」はこちらで読むことができます↓

「やりたいこと」と「やらないこと」を明確にする

自分の価値観をクリアにするためには、自分の人生のなかから「やること」と「やらないこと」を明確にすることが大事だ。

たとえば、バス釣りなら、「オレはフィネスの釣りはやらない」だとか「ストロングはやらない。テクニカルなフィネスが私のスタイルだ」というふうに、自分のおおまかな釣行スタイルを枠組みしてしまう…というのも一つの手段だといえる。

僕自身はというと、基本的にはオールドスクールで王道な釣りを好むため、ジャイアントベイトやホバスト・ミドストなどの飛び道具っぽい極端な釣りはあまり行わない。

僕は一時期、目先の釣果を追いもとめ、フィネスばかりを手にしたこともあった。
しかし、バス釣りがつまらなくなり、「結局小さいワームでしか釣れないんか…飽きたわ…」というようにモチベーションが下がってしまったという経験があるからだ。

よっぽど魚に触りたいときは別だが、基本的には好きなルアーだけ投げていたいし、それで釣るために上達していきたいとも考える。
こう考えることで、結果的に釣りへの興味やモチベーションが回復し、釣りが楽しくなった。

他人と競争・比較するのをやめる

釣りという趣味を楽しむうえにおいて、「競争・比較」という要素は見逃してはならないポイントだ。

近年は、SNSや動画サイトなどを利用することで、いつでも一般アングラーの釣果を見ることができるようになった。
いや、「なってしまった」といっても過言ではないほどに、ページを開くと怒涛の釣果報告がモニターに表示される世の中になってしまった。

人によっては、自分と他人を比較してしまい、自己嫌悪に陥るアングラーも少なくないだろう。
僕自身もそのうちの一人である。

しかし、意識してツイッターや動画サイトの観覧を制限することで、自分のやるべきことや課題を見失わずに済むようになった。

 

「競争・比較・勝負」は生き物の本能。コントロールすべし

とある研究によると、人間という生き物は本能的に誰かと競争してしまったり、比較してコンプレックスを感じやすいようにできている、とのことだ。
そうしなければ生存競争で生き残ることができないからだと思われる。

たとえば、原子時代では競争心・向上心・環境適応力が高いほど、生存できる確率が高かった。
その名残は、今もなお僕たち現代人に本能的に受け継がれている…というワケだろう。

競争心が悪いとはいわない。
人間同士の競争で世の中が発達してきたし、便利なものは企業間の競争・ナワバリ争いからうまれるから。

しかし、もし”その本能”が自分を苦しめているのなら、そのマインドは自分自身の価値観に合っていないと考えたほうが建設的だといえるだろう。

●「ありのままの自分」で釣りをしよう

「競争心・比較・勝負」の世界に居ることでモチベーションが上がるタイプもいる。
しかし、そうでないタイプもいるということを理解しておくことで、自分がどんな釣りをするべきかの指針も見えてくるはずだ。

あなたはあなたのままでいい。”ほかの誰か”みたいになる必要はない。ありのままの自分自身で釣りをしよう。
ありのままの自分で釣りをしたとき、あなたはどんなルアーを投げていて、どんな釣りをしているのか想像しよう。
今のあなたは、ありのままの自分で居たときと、どれくらいのギャップがあるだろうか。

●自分と他人の釣果を比較してしまうのが辛い…
●ほかの人が釣っていると、つい流されてしまう。自分の釣りができなくなってしまう…

上記のようなことで辛い気持ちになっているときは、自分自身の価値観をベースに行動することからはじめたい。

【釣りがつまらなくなったときに読む記事】情熱・モチベーションを取り戻すための方法|まとめ

釣りメディアや話題、流行などを追いかけすぎると、「自分自身の釣り」を見失いやすい。

「最近、バス釣り飽きてきた」と思っているアングラーは、当記事を参考に、釣りへの情熱を取り戻してみてはいかがだろうか。

当記事のまとめ

●自分の価値観をクリアにしよう
●好きなタックルだけ持ち込むべし
●つまんないルアーは置いていこう
●好きなルアーで釣るための”ウデ・技術”をつければOK!
●「誰かに勝つ・わからせるための釣り」ではなく、『自分をよろこばせるための釣り』をしよう
●釣果・タックルマウントを取られても放っておくべし。自分のために釣りをしよう

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