雨が降るとフィールドの水が濁りやすい。
いわゆる「マッディウォーター化」と呼ばれる現象がおこりやすくなるため、いつもとは違ったアプローチをもとめられがち。
そこで当記事では、濁り対策と題して「濁ったらカバーとバンクを撃て」について書いていきます。
もくじ
バス釣り|濁ったらカバーとバンクを撃て
濁ったらどうなる?
水が濁ると、ブラックバスは避難モードに突入。
普段から水がマッディなフィールドではそれほどでもないが、とくに普段クリア〜ステインのフィールドにいるバスは水が濁ると怯えるし警戒心も強くなります。
また、急な水質変化もおこりやすくなる。
水が回復するのはバンク側や上流側、インレット側。
バスたちは酸素量が多く、それでいてもっとも早く水が回復する場所である「バンク・カバー」に寄りやすくなります。
「濁ったらカバー撃ち」は絶対的なセオリー
フィールドの水がクリアからマッディになると、バスはショア沿いにあるカバーに付きやすくなります。
人間にたとえるなら、今までは視界良好だった道がいきなり真っ暗になるようなイメージです。
そのため、マッディウォーターになるとバスたちは障害物へ執着しやすくなるのです。
たとえば、バンク側のカバー、浮きゴミ、ボトムカバーなどの逃げ場に寄り添うようになるため、それにともなったアプローチが必要。
濁りが抜けはじめると動く
水の濁りが回復していくにつれて、フィールドのバスたちはカバーやバンクへ執着しなくなっていく。
回遊性が高くなったり、カバーの外へと飛び出してバイトするようなことも増えます。
水深のあるフィールドの場合、沖へ出始めたりすることも。
今立っているフィールドの水は、はたして水が濁って間もないのか、それともずいぶん回復している状況なのか、濁りの度合いをチェックしながら釣りをすることが大切です。
マッディ時のおすすめルアー
この項目では、マッディになったときの鉄板アプローチ・ルアーを紹介します。
おすすめルアー
マッディウォーター時は、アピール力のあるルアーを選ぶのが基本。
たとえば、スピナーベイトやラバージグ、ボリュームのあるワームをセットしたテキサスリグなど。
ハードベイト
●ノリーズ「クリスタルS 1/2oz」
濁っているシチュエーションでは、ハイアピールなスピナーベイトは心強い味方になってくれる。
朝イチのサーチベイトとしても使いやすいし、急な濁りで活性化したバスを拾っていくような使い方にもピッタリ。
3/8ozより1/2ozのほうがハイアピール。
●ラッキークラフト「L.C 1.5」
マッディ水域で使いやすいアピール力のクランクベイト。巻いてくるとブリブリとやや強めの波動をうみだし、視界のボヤけたマッディウォーター時でもバスを引きつけてくれる。
障害物回避力にすぐれるため、中層リトリーブだけでなくカバークランキングにも◎
●エバーグリーン「ゼルク」
巻きモノの達人、清水盛三氏が監修したクランクベイト。
パワフルなフルサイズクランクベイトとなっており、リトリーブすると激しくボディを振りながら強い波動をうむ。L.C1.5よりもアピール力は強い。
ややボリュームのあるクランクベイトなので、一般的なミディアムパワータックルでも遠投可能。キャスト性能GOOD。
スローダウン(ワーム系)
●O.S.P「ゼロワンジグ」
どスタンダードなラバージグ。濁ったときはこのラバージグに同社の「ドライブビーバー」をセットして使うのが鉄板。
●O.S.P「ドライブビーバー3.5インチ」
単体で使ってもよし、ジグのトレーラーにしてもよし…というスグレモノ。
アメリカで藤田京弥氏が使っていることでも知られる。ホンモノのルアーはスポンサー契約の垣根を超えて使われるということがわかる。
●ノリーズ「ガンタージグライト」
ややコンパクト&控えめボリュームなラバージグ。
アベレージも釣れるので、ラバージグが苦手な人にも使いやすい。
ゼロワンジグは濁ったとき用、ガンタージグはクリア〜ステインの汎用ジグ…というように使い分ける。
●ノリーズ「エスケープツイン」
4.5インチの名作ホッグワーム。
濁ったときはエスケープツインの強いアピール力が役に立つ。
曇っているときや雨のときなど、ローライトなシチュエーションでザリガニっぽく使う。
●ダイワ「マルチジグ SS」
バスがバンクやバンク側カバーなどについていないときは、ボトムカバーを狙い打つ。
そんなときは、フットボールジグは欠かせない。
当ルアーは根がかりしにくいつくりになっているので、濁りにビビってボトムカバーの奥の奥に入っているバスへとアプローチしやすい。コスパ最強。
まとめ:バス釣り|濁ったらカバーとバンクを撃て / マッディ時のおすすめルアー
フィールドの水に濁りが入ったら、「カバー、バンク、ハイアピール」の3つを意識して釣りをしたい。
また、濁りはじめのタイミングなのか、それとも抜けはじめなのかによってもバスの動きが変わるため、それらもチェックしながら釣りをすると◎