【バス釣りメンタル管理】1年間ずっとボウズだった僕が釣れるようになったキッカケ&上達するためのステップ

僕がバス釣りをはじめたばかりのころ、ほとんど毎日のように野池に通い、1本も釣れなかったという経験があります。

しかし、とあることをキッカケに魚が釣れるようになった…というお話。

当記事が「ずっと釣れなくて辛い…」という人の参考になるとうれしいです。

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バス釣り|1年間ずっとボウズだった僕が釣れるようになったキッカケ。

僕はバス釣りをはじめて数年間、ノーフィッシュ(デコ・ボウズ)の日々が続きました。
今でもデコりまくりますが、はじめの1年間は本当に釣れなかったです。

誰がなにを投げても釣れる地方の秘境野池ならまだしも、ハイプレッシャーなフィールドではそうもいかず、とにかく釣れなかった。

「バス釣りなんて簡単だよ」という人の多くは、超ハイプレッシャーなフィールドで釣りをしたことのないアングラーでしょう。

バス釣りをはじめたばかりのころは、釣れないのが普通です。

まだ1本も釣れてないという理由でこの記事を読んでくれたアングラーは、きわめて正常だといえます。「自分だけどうして…」などと卑屈になる必要はありません。

初心者のころはあまりの釣れなさにバス釣り引退を考えたり、泣きそうになったり、まわりの人と自分を比べて落ち込むこともありますよね。その気持ちは痛いほどわかります。

僕自身、ビギナーだったころは上記のようなことで悩んでいましたから…。

しかし、”とあること”がキッカケとなり、釣れる魚が増えていったのです。

1年間300日ノーフィッシュだった僕が釣れるようになったキッカケ

僕がバス釣り初心者だったころ、学校終わりにフィールドに通いこみ、ほとんどノーフィッシュだったという経験をした…と前述しました。

日数にすると300日くらいでしょうか。まったく釣れなかったのです。

しかし、”とあること”をキッカケに、なぜか釣れる魚が増えていきました。

釣れるようになった理由は、「ブラックバスの管理釣り場ではじめての1匹を釣ったから」というものです。

あぁ懐かしき、吉羽園…

管理釣り場で「ブラックバスのアタリ(バイト)」の感覚を掴んだ

当時、あまりにも釣れなかった僕は、さすがに1匹くらいは釣ってみたいと考え、雑誌で紹介されていたブラックバスの管理釣り場に足を運ぶことにしました。

当時はバス釣りブームの最中。
管理釣り場の桟橋にはズラリとアングラーが立ちならび、となりのアングラーとの感覚は60cmくらいしかありません。

しかし、管理釣り場はとにかくバスが多く、それでいてバイト数が多かった。
そのため、手っとり早く「ブラックバスのアタリってこんな感じなんだ!」と理解することができ、たった1日で急速に上達するような感覚を得ることができたのです。

僕の友達は何本も釣っていましたが、僕だけなかなか釣れず、閉園前になってギリギリ1本。そのときの記憶はいまでも鮮明に覚えています。
この魚を皮切りに、なぜかいきなりバスが釣れるようになったんですよね。

管釣り場で学んだことをいつものフィールドで試してみると、なぜか急にバイトが増えはじめた。

急にバスのアタリをキャッチできるようになった理由は、「バスのアタリの出方・出し方がなんとなくわかったから」だと思います。

バス釣り初心者は「アタリ」「適切な動作」がわからない

バス釣り初心者のうちは、ブラックバスの”アタリ”がどんなものなのかわかりません。

一般的に、ブラックバスのアタリ(バイト)というものは、「ゴンゴン」だとか「ガツン!」なんていうふうに明確にアングラーに伝わるものだと考えられています。

しかし、ブラックバスのアタリというものは、かならずしも手に伝わるものがすべてではないんですよね。

ラインがフッと軽くなるだけの微妙なアタリや、超ショートバイトなど、初心者では感じとれない難しいものもある。

バス釣り初心者さんは、ラインやロッド捌き、ルアーの動かし方、タックル選びなどがぎこちないため、バイトをキャッチできずに「なんかゴミが引っかかった?根がかりかな?(ロッドをプンプンと煽る)」なんていうふうになりがち。

ブラックバスの管理釣り場は、ちょっとした違和感を感じとったり、バスのアタリの感覚を得るためのトレーニングに最適だった…と気づいたのはここ最近のことです。

昨今のハイプレッシャー化したフィールドでは、そもそもバイト数が少ないため、ビギナーにとっては大変な状況です。

そんなときは、管理釣り場が役に立ってくれるはずです。

「はじめての1本」を釣るだけでメンタリティが大きく変わる

また、初心者のうちは脳のメンタリティが「ブラックバスは釣れない魚だ…」と思い込みがち。
しかし、1本だけでも釣り上げることで、「ブラックバスは私でも釣れるんだ!」というように、脳のリミッターが外れる印象があります。

1本釣ることで、自分の頭のなかにあった「ブラックバス=釣れない魚」という方程式が崩れ去るというわけです。あくまで感覚ですが…。

はじめての1本を釣って以降、僕はなぜかほかのフィールドでも釣れるようになりました。

管理釣り場で釣りをすることによって、アタリをキャッチするためのコツや、「ブラックバスってこういうふうにやると釣れる」という基礎技術が身についたのでしょう。

1本釣ることで、「なるほど、ブラックバスってルアーを動かしすぎては釣れないんだな」とか「バイトってこんな感じで伝わるんだな」ということを理解できた。

いくら高価なロッドを使っていようが、感度としてつたわらない「違和感バイト」をキャッチすることができなければ、豚に真珠というわけです。耳が痛いですね\(^o^;)/。

●「釣りを上達させたいなら”アタリ”が多い釣りをしろ」

そういえば、某有名プロが「釣りを上達させたいなら”アタリ”が多い釣りをしろ」といっていましたが、まさしくソレです。

昨今はブラックバスのアタリそのものの数が減ってしまったので、なかなか難しいところではありますが(^ ^;)

まずは、とにかく1本を目指したい。
理想はブラックバスの管理釣り場ですが、地方の釣れまくり野池をめぐるのもいいですね。
うまいアングラーに釣りを教えてもらうのもいいかと思います。

まず1本釣ろう。引退を考えるのはその後でもいい

いずれにせよ、バス釣り初心者はまず1本釣りあげることを目標にしたいです。

「それができないから困っているんだよ」という人のために、釣るための基礎知識を後述しておいたので、よかったらそちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。

この先ずっと釣れないままで、バス釣りの面白さや楽しさを知ることなく「どうせ私はダメなんだ…」と落ち込んだまま引退するか。

それとも、「手段は選ばない。とにかく1本釣りたい!」という情熱を持って取り組むか。あなたならどちらを選ぶでしょうか。

まずは1本釣りましょう。あなたのペースで構いません。ほかの人の釣果はとりあえず放っておいて、楽しみながらマイペースに。
引退はそのあと考えても遅くはないですし、やれることはたくさんあるはず。

この記事を読んでくれたということは、あなたの答えはすでに出ているはず…!応援しています。

 

バス釣りを上達させるためのステップ

この項目では、「バス釣りを上達させるためのステップ」を紹介します。
あくまで僕の個人的な体験談ではありますが、釣れないときの参考になるとうれしいです。

本や動画などでバス釣りを勉強しても釣れない、という人は少なくないでしょう。

僕自身も実にさまざまな有名プロなり著名アングラーに振りまわされてきたましたが、上達するためのステップは案外シンプルなものでした。

バス釣りを上達させるためのステップは、以下のとおり。

バス釣りを上達させるためのステップ

1:キャスティングで遊ぼう

2:「釣れるルアーやテクニック」ではなく『ブラックバスの行動』を学ぼう

3:小難しいテクニックや理論に手を出すべからず

4:釣れるポイントを徹底的にリサーチすべし

5:洗脳(固定観念)から逃れるべし

1:キャスティングで遊ぼう!

まずは、キャスティングという行為をまったりと楽しみながら、狙ったポイントの近くにルアーを投げられるように遊んでみましょう。

ルアーフィッシングでは、ルアーを投げる行為のことを「キャスティング(キャスト)」と呼びます。

ルアー釣り初心者の場合、キャスティングがぎこちないことがほとんど。
そのため、狙ったポイントにルアーを送りとどけることができません。

結果、釣れる魚が増えないというわけです。

●ブラックバスは釣り人から狙われにくいポイントが大好き

ブラックバスという魚は、釣り人の狙いにくいポイントの近くについていることが多いです。

水質(水の色)や状況によってはそのかぎりではないけれど、ブラックバスは障害物が大好きな魚。

キャスティングの技術があったほうが、当然ながら釣れるチャンスはグンと増えます。

バス釣りはキャスティングという動作を何百、何千とくり返すスポーツ。
そのため、キャスティングを楽しめたほうが釣りのモチベーションを保つことができるのです。

「精度の高いキャスティング」の目安

バス釣りを上達させるために、まっさきに取り組むべきは「キャスティングの精度をあげる」というもの。

ここでいう「精度の高いキャスト」とは、以下のことを指します。

キャスティング精度の目安

●狙ったポイントにルアーを着水させることができる
→10投中、8投くらいはポイントの近くに落とすことができる(半径60cm以内)

●着水音のコントロールをすることができる

●さまざまなルアーの重さで高精度なキャストをおこなえる

☆キャスティングを楽しむことができるとGOOD!

補足:キャスト練習におすすめの必見DVD

キャスティングの参考として、キャスティングデモンストレーションでも有名な村田基氏のDVDには目を通しておきたいところです。

ユーチューバーなどのキャスティングは癖があるものも多いため、余計な癖がつきやすいのがネック。

村田氏は万人に共通するキャスティング技術を身につけている類い稀なアングラー。キャスティングレクチャーにおいては右に出る者はいません。

2:「釣れるルアーやテクニック」ではなく『ブラックバスの行動』を学ぶべし

バス釣り初心者ほど、釣れるルアーやテクニックに走りがちです。
なにを隠そう、僕自身もそうだったので痛いほどわかります(^ ^;)

しかし、まず先に考えるべきなのは、釣れるルアーやテクニックなどではなく、「ブラックバスの行動」です。

バスの行動を知っていないと、バスが潜んでいるエリア・ポイントで釣りをすることができないというわけです。

釣れるルアーや〇〇メソッド、〇〇テクニックなどの情報は、少なくとも最優先で考えるべきことではありません。

使うルアーを減らそう

「どんなルアーなら釣れるのか」「釣るための〇〇テクニック!」などの小手先なアプローチは後回し、と前述しました。

個人的には、バス釣りをはじめたばかりなら、スピナーベイト・テキサスリグ・ノーシンカーリグの3つで問題ないと思っています。
(クリア〜ステインレイクならチャターベイト、マッディならスピナベ)

最近はネットメディアなどで「これさえあれば絶対に釣れる!」「〇〇ルアーで爆釣!」なんていうものが流れていますが、そういった甘美的な情報はバッサリと捨て去ることが上達するためのコツ。

ムダな情報やテクニックを一旦おいておき、まずは必要最低限のルアーを持ちましょう。

釣りをすときに、思考のスペースを増やしてあげるようなイメージ。

3:小難しいテクニックや理論に手を出すべからず

釣れないときほど、釣りをシンプルに。
不要な情報をふり払い、シンプルな思考とシンプルな釣りを心がけたい。

近年はネットメディアの発達により、さまざまなテクニックを簡単に学べるようになりました。

あまりの釣れなさに、釣れるテクニック探しに振り回されるアングラーも少なくないでしょう。

動画サイトなどを覗いてみると、「〇〇ルアーで爆釣!」や「〇〇すればかならず釣れる!」などの甘いフレーズがヒットし、それらに惑わされる人もいるのでは。

なかには本当のことをいっている人もいるでしょうけれど、著名人のいっていることが絶対的な正解ではないということは、あなた自身が身をもって体感しているはず…。

テクニカルなことは後回しでOK

ブラックバスを釣るためには、かならずしも小難しい理論やテクニックは必要ではありません。

ネットで検索すると「ワームを使うにはラインテインションを張らず緩めずの状態にせよ」だとか、「ボトムをとってシェイク」「ルアー選択、アプローチがうんぬん」…などのムズカシイ言葉がずらりとヒットしますよね。

上記はあくまでも、目の前のポイントにブラックバスがいることを前提とした考えかたです。

そもそも目の前のポイントに魚がいないのなら、一流のバスプロであっても魚を釣ることができないのです。

釣れるルアーや最新のテクニックを身につけるよりも、「ポイント選び」「タイミング」を気にしたほうが釣れる魚はグンと増えるはずです。

タイミングと場所さえバッチリなら、どんなルアーにも可能性はある。

4:釣れるポイントを徹底的にリサーチすべし

バス釣りでは”釣れる場所”で釣りをすることがなによりも大切です。

僕が初心者だったころは、釣れるルアーやテクニックを追い求めてしまい、なによりも大事な【ポイント選び・タイミング】を蔑ろにしていたんですよね。

6~8割は場所とタイミングで決まるといっても過言ではありません。

まずは、それぞれのシーズンで実績のあるポイントをリストアップしたい。
一級ポイントというのは、そうコロコロと変わるものではないので。

エキスパートは「ポイント選定、タイミング、アプローチ」が神がかっている

上手いアングラーは、季節ごとのポイントの見極めや、フィールドの状況などを判断する能力に長けています。

いわゆる「読み」というやつですが、彼らは釣りをする前から釣行をはじめているんですよね。

たとえば、「今のこの状況なら、あのエリアはダメだろうな」とか「先週の雰囲気から予想すると、つぎの釣行では〇〇のエリアが生きそうだ」「バスの状態が〇〇っぽいから、こういう場所に居そうだ」というふうに、釣れるであろうポイントを想定しながら釣りをしている。

それぞれの季節ごとに釣れる確率の高いポイントというのがあるので、まずはそこを徹底的に調べると◎

それぞれの時期で有効になりやすいポイントを知るには、結局はフィールドに通いこむしかない…。

しかし、一度自分の季節ごとのエリアを持っておけば、大外しすることはガクンと減るはずです。

5:洗脳(固定観念)から逃れるべし

近年はSNSや動画サイトがブームです。

地方の野池で釣りをしてデカバスを釣って派手なアピールをする方々も増えています。人のこといえないけど。

正直なところ、あなたが通うフィールドによっては、彼らの釣り方やマインドはまるで参考にならない場合もあるので注意したい。

キャストや動かし方、タックルの選びかたなどは参考になるものの、地方の秘境野池のオカッパリで「ほら!こうやって釣るんだよ!」などと解説されても、正直コッチ(関東のハイプレフィールド)では使い物になるはずもなく…。

ましてや、関東のレンタルボートレイクで釣りをしたいと考えるなら、地方の秘境ポイントで釣りをするアングラーのマインドは参考になりにくい。
「どこで釣りをしている人なのか」も目安にしたいですね。

自分の通うフィールドで実績をあげている人に習うのが、もっともシンプルで手堅いといえます。

人と接するのが苦手だという人は、基本中の基本・シンプルな釣りを徹底しながら経験を積むしかない。

【バス釣りメンタル管理】1年間ずっとボウズだった僕が釣れるようになったキッカケ&上達するためのステップ|まとめ

「ノーフィッシュばかりだった僕が釣れるようになったキッカケ&上達するためのステップ」を紹介しました。

初心者さんの場合、まずは最初の1本を釣ることを目標にしたいところ。

「すでに数本釣ったことがあるけど、それ以降まるでダメ…」という場合は、以下のことを気をつけるといいでしょう。

当記事のまとめ

●「釣れるルアー探し」「爆釣テクニック」を一旦はおいておく
→良さげなポイントで『投げて巻く・撃つ』のシンプルな釣りでGO

●魚のいる場所で釣りをする
→そのためには、ブラックバスの行動を知ろう

●ルアー三種の神器「スピナーベイト(チャターベイト)、テキサスリグ、ノーシンカーリグ」だけで釣りをしてみる
→フィールドの状況に意識を向けるための脳内スペースをつくろう

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