インプレ|メガバス「ビジョン ワンテン」。日米でロングセラーの”カッ飛び”系ストロングジャークベイト

冬から春にかけて、「ジャークベイト」はなくてはならないルアーのひとつ。

ジャークベイトにはさまざまなものがありますが、なかでもメガバス『ビジョン ワンテン』は日米とわず多くのアングラーに支持されている人気ルアー。

個人的にも長年愛用しており、1軍ルアーボックスに常備してあるほどです。

そこで当記事では、ビジョンワンテンのインプレを紹介します。

インプレ|メガバス「ビジョン ワンテン」。日米でロングセラーの名作ジャークベイト

メガバス「ビジョン ワンテン」

いまさら多くを語るまでもない、超ベストセラージャークベイトでございます。

実際に使ってみたインプレは、以下のとおりです。

「ワンテン」を使った感想

●遠投性にすぐれる

●ただ巻きでもナチュラルに泳ぐ

●キレのある横っ飛びダート

●ややアピール過多になりがち?

●美しいビジュアルにウットリ…

遠投性にすぐれる

ML~Mパワーのベイトタックルで投げると、遥か彼方までカッ飛んでいきます

ワンテンなら遠くにあるポイントへも楽々です。

冬・低水温期は水がクリアアップしやすく、ポイントまで距離をとってキャストしたほうが魚に警戒心を与えません。

しかし、一般的なジャークベイトは軽いものが多く、遠投性に悩まされがち。

飛距離の伸び悩みに役立ってくれるルアーです。

●重心移動システムが搭載

高比重タングステン小径バランサーウエイト。

高比重タングステン小径バランサーウエイトの搭載により、スリムなボディフォルムでありながら、超ロングなウエイトレーンを確保。

キャスト時にボディ最後尾まで移動する2つの高比重小径バランサーにより、従来のバスミノーの飛距離をはるかに上回る新次元の「飛び」を実現。

(引用元:メガバス公式サイト「VISION ONETEN」より

ウエイトボール2個の重心移動システムが搭載されています。

そのため、細長いボディでありながらもかなり飛ぶ!

ML~Mパワーのショートロッドでもよく飛ぶので、キャストアキュラシーも◎

たとえば、亀山ダムなどの房総リザーバーは高いキャスト精度がもとめられますが、ピンポイントキャストがビシバシ決まるのでストレスが少ないです。

キレのある横っ飛びダート+安定感◎

ワンテンはジャークアクションが安定しやすい印象です。

ワンテンには、「重心移動システム」にくわえて『ヘッドバランサー』も搭載されているのがキモ。

一般的な重心移動システムのみを搭載しているジャークベイトは、ジャークしたときにバランスを崩しやすいのがデメリットとしてあげられます。

しかし、ワンテンにはヘッド下部に固定バランサーが搭載されているため、安定感◎。

●やや強めの水押し

ジャークすると、キレのある横っ飛びダートを演出。

ジャーク幅はやや大きく、強い水押しが特徴です。

やや強めのジャークをしたほうが生きるかな、といった感じでしょうか。

弱めジャークを多用する場合は、メガバス「X-80」O.S.P「阿修羅」のほうがレスポンスが良い。

ハイプレッシャーな釣り場なら、X-80や日本製ジャークベイトを。

広くサーチしたり、ルアーの大きさでアピールさせたいならワンテンを…というような使い分けができそうです。

ただ巻きでもナチュラルに泳ぐ

ワンテンは、”ただ巻き”でもナチュラルに泳いでくれるのがお気に入り。

メーカーによると「SR-Xグリフォン系な泳ぎ」となっていて、使い勝手のよさもうれしいポイントです。

ファーストリトリーブにより、SR-X系フラツキ蛇行軌道。

ONETENは、ファーストリトリーブや単純なストップ&ゴーで、右へ左へ「フラフラ」と軌道をハズして泳ぎます。

直線的な泳ぎに変化を生み出し、アクティブな魚を効率的に拾っていくことが可能です。

(引用元:メガバス公式サイト「VISION ONETEN」より

なるほど、たしかにクランクベイトっぽくも使えました。

「水がクリア、巻物だとアピール過多でバイトがない」なんていうときにも使いやすかったです。

相模湖や津久井湖など、クリア〜ステイン系レイクで使いやすい作りだといえるでしょう。

ややアピール過多になりがち?

写真上から、メガバス「X-80 トリックダーター」、「ビジョン ワンテン」。

メガバス「ビジョン ワンテン」は、その名のとおりボディサイズが110mmあります。

そのため、ハイプレッシャーな釣り場ではややアピール過多になるかも…と感じることがありました。

たとえば、人が密集しやすいスレた野池などではコンパクトなルアーが活躍しやすいため、11cmクラスのジャークベイトは出番を選びがち。

小さい野池においては、ビジョンワンテンよりも「X-80」のほうが使い勝手が良さげです。

正直、「野池のスレバスを釣りたい!」というアングラーにはおすすめできません。

とはいえ、大きなワカサギやハヤ、オイカワなどがいるフィールド(霞ヶ浦やダムなど)なら、マッチ・ザ・ベイトといった感じで使いやすいかなと。

レンタルボートアングラーや、霞ヶ浦、琵琶湖、中・大型河川などで釣りをする人にはピッタリ。

美しいビジュアルにウットリ…

メガバスならではの魅力といって過言ではない、”ビジュアルの美しさ”は特筆モノ。

ここ最近は、匠のペインティング「ファインアートフィニッシュ」も発表され、メガバス社のアート性には留まることがありません。

なんか買っちゃうんすよね(笑)(^ ^;)

【関連記事】

メガバス「ファインアートフィニッシュ」はこちらで紹介しています↓

ビジョン ワンテンのおすすめカラーは「ナチュラル系」

メガバス「ワンテン」は、日米で人気のあるジャークベイト。

アメリカのトーナメントで活躍中の深江真一選手がメインルアーとして使っていることでも知られます。

深江選手は、ジャークベイトのカラー選びについて、以下のように語っています。

クリアウォーター寄りの国なのに、派手なチャートのラインナップとか「それ要る?」ってものが多い(笑)。

ジャークベイトの基本イメージは細長い小魚(=Minnow)だから、カラーもナチュラルなものに寄せたほうがいいと思うよ」

(引用元:2020年02月号 Basser「深江真一のキレッキレのジャークベイティング指南」35頁より)

ジャークベイトを使うシチュエーションは、水がクリアなときが多い。

水が濁っていているときはそもそもジャークベイトの出番ではないため、必然的にナチュラル系カラーになる…とのこと。

【インプレ】メガバス「ビジョン ワンテン」。日米でロングセラーの名作ジャークベイト|まとめ

メガバス「ビジョン ワンテン」のインプレを紹介しました。

ワンテンは、日米とわず多くのアングラーに愛される名作ジャークベイト。

気になった人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

■参考資料・見出し引用元:2020年02月号 Basser「深江真一のキレッキレのジャークベイティング指南」

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